Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「氷原の魔法少女」 その1

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*1

連休中に参加させて頂いたセッションのリプレイを、今回私が書かせて頂けることになりました!このセッションはダブルハンドアウトを使用しております。最初は相手のキャストの表向きの設定だけ分かる状態で、キーハンドアウトを公開してもキャラシーの公開はPLの任意でやっていくため、「どんな設定のキャストが出てくるんだ…!?」というワクワク感が最後まで続く感じになっております。ただ、皆趣味全開でキャストを作っており、色々、すごいです。そんなセッションです。

自己紹介

イリヤ:いや、でもミドル戦闘とかあったら、スタイルがバレる可能性がある。
オリバー:でも、そこが楽しみ!(笑)
イリヤ:お前、そんなのを持っていたのか!
セキュア:びっくり人間ショーになるのでは。(笑)
オリバー:いいな!びっくり人間ショー!
JB:びっくり人間で済めばいいけどな!
セキュア:人間で済めばいいけどな!(笑)
RL:じゃあ、まず自己紹介とコネの取得をやっていきましょう。ここで「俺、クラブしかダメなんだ」とか言い出したら天使だってのがバレるけど。(一同爆笑)
イリヤ:はやい!(笑)
JB:今回そういう人はいないはず!では、キャスト①、魔法少女の方からお願いします。

PC1 "紅に染まる月"イリヤ

◎ペルソナハンドアウト PC1:指定なし(魔法少女
推奨QS:なし
コネ:“リンデンの女神”マーテル(信頼:理性)
 キミは、ゴエルロ「リペツク」を統治する女神マーテルより力を授かり、都市の平和と人々の幸せのために日夜戦う魔法少女である。
ある日、突然女神との連絡が途絶え、姿を現さなくなってしまった。このままでは、街が大変なことになってしまう。キミは状況を打破するために行動を開始した。
PS:女神を助け出す。

イリヤ:はい。魔法少女"紅に染まる月"と書いて「スカーレット」イリヤです。ごく普通の小学生です。親の姓が違ったり、メイドが二人くらいいたり、血のつながっていない兄ちゃんがいたりしますが、ただの小学生です。至って普通の生活を送っていたんですけど、ある日空から謎の魔法のステッキが降って来て、その魔法のステッキに丸め込まれ、あれよあれよという間に魔法少女にされてしまいました。
セキュア:大変ですね。(笑)
イリヤ:大変です。最近は、日々悪をやっつける魔法少女として、夜の町で暗躍しています。
オリバー:RL、この街にはどの程度悪者がいるんですか?
RL:そうですね。毎週アニメで退治される程度には。(笑)
イリヤ:週に一人くらいの確率で出てくるんですね!
RL:ざっと言っておきますと、平和なドーム都市です。ただこう、そうは言っても悪者は湧いてくるので、魔法少女がやっつけてるという感じだと思います。そういうイメージです。
オリバー:なるほど。
JB:あのさあ、魔法少女のさ、下二つ、三つくらいがさ、全然平和そうに見えないんだよね。(笑)

このアクトには登場する味方側のNPCとして、以下のような名前のアイコンが既に置かれていた。リペツクの魔法少女は、PC1一人ではないのだ。

  • 魔法少女”プリメラ
  • “白銀の”エカチェリーナ
  • “金の雪の”イズミ
  • “幻想の”アカリン
  • “鉄腕の”アリーサ
  • “鏡の”ミク

そして、皆の注目の的は、“鉄腕の”アリーサだった。その絵はどう見ても黄色いウォーカーだったからだ。

RL魔法少女(物理)にしても、接近戦で殴るのと、ビルの上から狙撃するのとがいます。あとは、がれきの下敷きになった人を助けるのが得意な魔法少女もいますから。
オリバー:ああ、このウォーカー…。(笑)
セキュア:そりゃあそうですよ。平和を魔法少女が守ってるんですもん。そういうことで良いんですよね?
JB:まあ、せやな!(笑)
RL:そうですね。はい。
セキュア:良いんですね!?(爆笑)
イリヤ:そこに付いていくために、日々頑張っていると思うんです。
オリバー:この人たちで戦隊を組んでいて、その一人がイリヤなんですか?
イリヤ:各個人で動いているんじゃないかな?魔法少女っていう肩書の人は何人かいるけど、いろいろ各個人で動いている感じのを想像したんですけど。
RL:そうですね。どちらかというと、情報にも出てくるんですけど、全体で「見つけたぞ!悪者め!」ってビルの上に並ぶというよりは、個別に事件に対応するというイメージです。あとは、皆それぞれ得意分野があるので。
オリバー:なるほど。
イリヤ:得意分野は、杖で殴ることです。SSSに載ってるアウトフィットの「爆裂お祓い棒」で殴ることです!(笑)
JB:どういうことだってばよ!
イリヤ:本体を使って攻撃します!杖で殴るか、杖から謎の光線が出るかで殴ります。あとウェットではないです。という感じでよろしくお願いしますー。
全員:よろしくお願いしますー。

PC2 オリバー・ローズ

◎ペルソナハンドアウト PC2:カブトワリ(フリーの荒事屋)
推奨QS:災厄のカゼ
コネ:『PC1』
 数年前、キミはゴエルロ「リペツク」を訪れた事がある。その際、ちょっとしたトラブルに巻き込まれたキミを助けてくれたのが“魔法少女”を名乗る『PC1』だった。
他のゴエルロとは雰囲気の異なるこの都市を気に入ったキミは、数年ぶりに再びそこを訪れた。だが、街は大変なことが起こり始めていた。
PS:リペツクの平和のために協力する。
※リペツクを以前訪れた際のトラブルについての詳細は決めていないので、適宜PC1と相談すること。

RL:では、キャスト②、オリバーさん。
オリバー:オリバー・ローズと申します。M○●N傭兵団で働いてます。1年半くらい居るんですが、大変キツいです。リペツクには、昔、自分探しの旅で行ったことがあります。その時に財布をスリに盗られたとき、助けて頂いたのが魔法少女でした。という位の縁があります。その時に、イリヤと知り合ったのかなと思っています。
RL:基本的に、そのトラブルを助けてくれたのがイリヤだと仮定してますが、もしかするとまだイリヤは居なかったかもしれない。
イリヤ:まあ大丈夫ですよ。助けたんですよ。
オリバー:なので、こんなに魔法少女たくさんいるの?というところまでは知らない。そこで、多分ここは他のゴエルロとは違って、女神様とかおって、スゲーなってところだけ覚えて帰りました。そんな感じです。あとは、仕事に疲れています。そんな感じです。以上です。
セキュア:すごい疲れてる。(笑)
RL:疲れたお兄さん。(笑)
オリバー:今回は旅行で来ました!以上です!

PC3 セキュア・ストリーム

◎ペルソナハンドアウト PC3:タタラorニューロ(フリーのプログラマ
推奨QS:ニューロキッズ
コネ:“ディアボルス”キョウ=カスガ(感情:友人)
 カスガは、君の友人の荒事屋であり、何度かキミと共に仕事をしたこともある。
今回彼から持ち掛けられた仕事は、ゴエルロ「リペツク」を統治する女神「マーテル」の誘拐だ。
彼が前線に立ち、君が万全のバックアップをする。まあ、いつも通りのビズというわけだ。
PS:マーテルの身柄を確保する。

セキュア:どうも、セキュア・ストリームです。姿は見えない。今まで人前に姿を出したことがない。というニューロです。ですが、現地の事情をわりと知ってたり、どこかから見てるんじゃね、みたいな疑惑が持ち上がったりする、疑惑のニューロです。このペルソナが正しければ、少なくとも私もウェットではないですね。(一同爆笑)Xではウェットのニューロって、駄目ですよね。
RL:ウェットのニューロを作ってしまうと、神業しか使えないですね。
セキュア:どっかにウェットは取得できないって書いてあった気がするんですけど。それはさておいて、この時代のテクノロジーとかサイバーウェアとかトロンとかの収集家でもあり、報酬の代わりにそういうものを要求してくることが多いです。そういう感じで、わりとフレンドリーな男だと思っておいて頂ければと思います。上から目線で、何かと仕切りたがり屋で、スケールのでかい男だと思って頂ければ。
オリバー:男なんですね。分かりました。
RL:ふふふふ!(笑)
セキュア:なんで笑ってるんですか!?(笑)
RL:なんでもないです!(笑)なんでもないです!

この時、全てのキャストのキャラクターシートを見ているのはRLだけなので、そういう笑いである。

セキュア:よろしくお願いしまーす。
JB:これは、商売敵が出てきたかな?
セキュア:え?

PC4 ジューダス備前

◎ペルソナハンドアウト PC4:バサラ(聖母殿あるいはフリーの退魔師)
推奨QS:炎の退魔師
コネ:アメリア・アインスブルグ(感情:友人)
キミにお願いしたことがある。とコンタクトを取ってきたのは、アメリア・アインスブルグと名乗るシスターだった。
彼女からの依頼は、ゴエルロ「リペツク」の調査。詳細は不明だが、この都市で何か重大な事件が起きる予兆があるのだという。
気になることはあるが、報酬は悪くない。キミは調査のために現地に向かう事にした。
PS:リペツクの調査を行う。

RL:では、ジューダス備前さん。
JB:やあやあ諸君。初めての人がほとんどかな?ジューダス備前(JB)という者だ。そうだね、僕のことに関して簡単に言うなら、アドバイザーかな?なんて適当なことを言ってるんだけど、イワサキとか、ヒラサカとかそういう感じの企業の手伝いをちょこちょこしているような、謎の傭兵と言っておいた方がいいかな。ここ最近は、そうだねえ。セキュア・ストリームの中の人さん。君には迷惑をかけたね。
セキュア:ふふふ…(笑)
JB:あと、RLにもかな。
RL:ふふふ!(笑)
JB:まあとりあえず、前の事件でいろいろやって、挙句の果てにクビを飛ばされたっていう話なんだけど、なぜか僕はここに居る。なぜだろうねえ。ふふふ。他に悪行を言うとするなら、新星帝都大学に突如現れたロボットの上でお茶をしたとか。(笑)木更津湖に現れた幽霊船の幽霊船長を捕まえて売り払ったとか。(笑)
イリヤ:売り払った?
オリバー:どんな悪党だ。
JB:まあ何だ、クロガネ、アヤカシ、バサラ関係、そういう超常現象的なアイテムを集めては他の方に譲渡したり。情報として調べたりするような、正体不明のフリーランスさ。そういったところだね。
セキュア:相変わらずの備前節で安心しました。安心?(笑)
JB:まあほら。今回は報酬が良いってことだし。ついでに何か面白いものでも見つけたら、それはそれで…おっと。口が滑った。そういったところだよ。
RL:はーい。怪しいやつです。では次、我胴さん。

PC5 "有象無尽蔵の"我胴影助

◎ペルソナハンドアウト PC5:クグツ(イワサキor千早のエージェント)
推奨QS:企業戦士
コネ:服部半蔵or早川美沙(外界:仕事)
日系企業が出資して建造されたゴエルロのひとつ「リペツク」が連絡を絶った。
このゴエルロは、現在直接企業が統治しているものではないが、他と比較してもたらされる利益が大きく、このまま放置するのは得策ではない。
状況を確認し、必要な手段を講じるため、キミは急遽現地に向かうこととなった。
PS:リペツクで発生した問題を解決する。

影助:はーい。イワサキ御庭番衆の我胴影助さんです。見た目が完全に忍者です。
イリヤアイエエエ!
影助:完全に忍者です。むしろ魔法少女が活躍しているときに現れちゃっても良いのかとか考えてしまいました。(笑)
セキュア:カゲ◎って何やねん!
影助:見た目は完全に忍者ですが、イワサキのためにその身を粉にしても頑張る御庭番衆の人です。あとは、忍者なので、高いところが好きです。(笑)
イリヤ:低いところに行きたくないだけじゃなくて!?(笑)
影助:屋根の上とかを移動するのが好きです。
イリヤ:忍者だ。
影助:あとは、色々分かると思います!(笑)
RL:はい!

オリバー:だめだ。本当にみんなのことが何も分からない。(笑)
RL:そのペルソナもどこまでが本当かっていうのがね。
影助:私の子はイワサキに誇りを持っているので、あまり隠さないかもしれません。
RL:それはそれで良いと思うんです。それで実は「ハッハッハ、私は実は千早のスパイだったのだ」とか言われると私もびっくりです。(笑)
オリバー:もうこれ分かんねえな!(笑)
影助:そんな感じです!
セキュア:そういうことをやりかねないプレイヤーだけど!(笑)

PC間コネ

RL:では、キャスト間のコネを取っていきたいと思います。オリバーさんからイリヤさん。
オリバー:クラブです。良く思う以外の発想がないです。
RL:では、セキュア・ストリームさんからオリバーさんに。
セキュア:傭兵かー。じゃあ、情報を売ってやるから、現地のジャンクでも送ってくれや、って感じで、外界ですかね。
オリバー:なるほど。オーサカはジャンクなもの多そう。
RL:けっこう面白いもの多そうですよね。
オリバー:最後のフロンティアって感じがします、オーサカM○●N。
RL:では、ジューダスさんからセキュアさん。
JB:そうだねー。色々と興味が尽きないから、感情かな?
セキュア:ふふふ!(笑)
RL:はい。では、我胴さんからジューダスさん。
影助:うーん。協力することもあるんだろうけど、怪しいヤツという気持ちも強いので、外界かな。(笑)
RL:はーい。では、イリヤさんから我胴さん。
イリヤ:忍者!すごいですね!!クラブ。
影助:やったー。
イリヤ:実在していたんですね!初めて見ました!(笑)
RL魔法少女がそれ言う?っていう感じはする。(笑)
イリヤ:自分の身に起こっていることに実感がわいてないけど、忍者を見たら「居たの!?」って思う。
RL:確かに分かる。
イリヤ魔法少女は珍しいもの、という意識が完全になくなっている。(笑)
オリバー:あなたの方がよっぽど珍しいですよ!
イリヤ:えっ!?冷静に考えてみれば本当にそうかも!そんなことないですって!いやだって、そうじゃん!周りに少ししか居ないよ、魔法少女!(笑)
RL:というわけで、では、手札を引いて行ってくださいー。
全員:はーい。
JB:すみません、ポケットロンを7つほどプレアクト購入します。(一同爆笑)
イリヤ:7つ!!??(笑)
オリバー:多いな!
影助:それが使えるほどの…?
RL:7つのポケットロンを持つ男。
JB:全部使うかどうかは分からないけどねー。
オリバー:そ、そうだ。こっちもプレアクト購入するものがあります。
RL:カード引きながら、プレアクト購入するものがあれば教えてください。
イリヤ:プレアクト購入するものはないです。
オリバー:キャラシーに書いてある2つを購入します!
RL:えーっと、はいはい。
セキュア:特にないです。
影助:購入はないです。
RL:では、アクトトレーラーを読んでから、始めて行きたいと思います!
全員:はーい。
RL
氷に閉ざされた大地に存在するドーム都市ゴエルロ
その中の一つは、魔法を使う女神さまの加護を受け、
人々は幸せに暮していました。

しかしある日、女神さまが悪者たちに囚われ、
たちまち街は大混乱になってしまいます。

そんな中、女神さまから力を授かった魔法少女が、
悪者たちの闇の鎖を打ち砕くため、
仲間とともに立ち上がりました。

これはそんな、ニューロエイジの機械仕掛けの英雄譚。

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
『氷原の魔法少女(プリンセス)』

かくて運命の扉はひらかれた

オープニングフェイズ

剣十字修道会からの依頼

RL:というわけで、オープニング最初のシーンは、ジューダスさんですね。シーンカードはタタラ。
JB:あ、マジ。はいはーい。
RL:あなたは、アメリア・アインスブルクさんに呼び出されますというところですね。
JB:はーい。「さてさて。アメリア嬢、呼んだかい。」
アメリ:はい。ぜひあなたにお願いしたいことがあります。
JB:俺のような男に。
アメリ:はい。ロシアにあるゴエルロ。リペツクというところがあります。詳細は不明ですが、このリペツクという都市で、何か重大な事件が起きる予兆があります。あなたにこの件を調査して頂きたいんです。
JB:んー。調査だけでいいのかな。
RL:「そうですね…」と言ったところで、シーンが切れます。
JB:りょうかーい。
RL:さて、今回は報酬点を多めに渡しておきますね。というわけで、プラチナムをあげる。
JB:マジでー!
RL:情報収集の難易度が高いんでね。そのぶんね。というわけで、シーン変わって、あなたは吹雪の中、飛行機に乗っています。いや、車だね。そして、あなたは目的のドーム都市、リペツクに到達します。
JB:えっと、税関とか、そういうのはあるの。
RL:そうですね。そこまではたどり着いていませんですが、守衛とかがいるゲートはあるようです。
JB:うん。
RL:ただ、衛兵が外に立っていられるような土地ではないですから。
JB:衛兵の代わりに、魔法少女がいる感じなの?
RL:いや、最外郭のゲートに関しては、普通に自動化されたシステムになっています。魔法少女は外に置いておくわけにはいかないでしょ?
JB:なるほど。(笑)ではまあ、そこはそのまま通る感じかな。
RL:では、一番外のゲートは、ノーチェックであなたを迎え入れてくれます。話が通っていたのかな?という感じです。
JB:うん。
RL:あなたの後ろで、最外郭のゲートが閉じたところで、シーン終了です。
JB:はーい。

決して姿を現さない男

RL:次は、セキュア・ストリームさんのシーンですね。シーンカードはバサラ。
セキュア:はーい。
RL:では。あなたに、キョウ・カスガさんが依頼を持ってくる場面なんですが、どこに行けば良いですか?

そこには、どう見ても「パブリック・エネミー」の表紙の春日恭二的な絵があった。ハンドアウトにも書いてあった通り、このNPCの名前はディアボロスではなく、"ディアボルス"キョウ・カスガなのである。

dic.pixiv.net

セキュア:そうですね。いつでもオンラインですから。コールして頂ければ。ただし、カメラはそちら側に。
RL:はい。カメラはN◎VAしないのどこかにある、公衆DAK。そこで、眼鏡をかけた神経質そうな男があなたにコールします。
セキュア:相変わらず用心深いな、あんたは。
カスガ:こうでもしなきゃ、この業界じゃ生き残れねえ。で、あんたにちょっとばかし、頼みがある。リペツクっていうゴエルロがあるんだが、そこを統治しているのが、マーテルとかいう「女神」だ。
セキュア:ほうほう。
カスガ:で、今回は、そいつを誘拐したい。
セキュア:なるほどねえ。リペツクって、あれだろ?女の子が街を守ってるっていう、噂があるとこだろ。聞いたことあるぜ。
カスガ:そうだ。魔法少女が居るとかいう、噂がある。ただのロシアの田舎だったら、俺が一人で突っ込んでも何の問題も無いんだがな。魔法少女が居るとなると話は別だ。あんたに力を貸してほしい。
セキュア:ほう。良いとも良いとも。ちょうど近くに寄ってたんだ。早速こっちの方でも調査を始めさせてもらうぜ。
カスガ:助かる。俺は別途、飛行機で現地へ向かう。バックアップを頼むぜ。
セキュア:おう。俺を誰だと思ってるんだよ。まあ、大船に乗ったつもりで任せとけって。
カスガ:ああ。あんたとなら、上手く行く。なんとなく今回は、そういう予感がしてる。
セキュア:お互い、上手くやろうぜ。
カスガ:報酬は、例のところにいつも通り送っておく。受け取ってくれ。
セキュア:よろしく頼むぜ!
RL:というと、カスガは通話を終え、N◎VAの路地に消えて行きます。さて、というわけで、カメラはあなたの方に向きます。
セキュア:そうですねー。私のほうだとすると、吹雪の中の、ロシアの荒野の廃墟あたりが写るんじゃないですかね。
RL:じゃあ、それがチラッと映ってエンドですかね。
セキュア:「うん。俺も久しぶりに動くとしますか。」と言って、シーン終了って感じでよろしくお願いします。
RL:では、カスガさんから前金の報酬としてプラチナムを受け取ってください。
セキュア:デカいですね。こんなに貰っちゃっていいんですか…。(笑)
RL:いや、手札が悪いと全部使うことになりそうなんで。
セキュア:一瞬で溶けることを想定しているんですね。
RL:と言ったところで、シーン終了です。

始まり

RL:次のシーンはルーラーシーンです!シーンカードはマヤカシ。ロシアにあるゴエルロ、リペツク。その中心部に建つ宮殿。その周囲の壁を、何人かの人物が歩いています。その中の一人の、指揮官風の男が、ローブを着た人物に話しかけます。「準備は整ったか」「ええ、いつでも。こちらの準備は整っております」「よし。表の連中に伝達しろ。今からきっちり1分後に突入。その後、こちらも裏から侵入し、ここを封鎖する。アレクセイ。」「へいよ!任せといてくれ」「よし。では行くとする。」ローブの人物はここで《神罰》を使用します。先ほどの会話から1分後、兵士たちの集団が突入し、その直後に城門は固く閉ざされ、再び開くことは無かった。ということでシーン終了します。
オリバー:もう始まっている。
RL:事件はもう始まっています。

断絶

RL:では、次のシーンです。イリヤさんのオープニングです。シーンカードはカブトワリ。
イリヤ:はーい。
RL:では、あなたはいつも通り、魔法少女として、街に出ています。
イリヤ:今回も悪者退治ですか?
RL:そうですね。悪者といっても、小物のチンピラとかが多いんですけど。
イリヤ:「イリヤさん!今日はこっちです!」「ええ~…今日もやるの~!?」とか杖の「ルビー」と話しながら、てくてく歩いています。
ルビー:もちろんです!魔法少女の活動は、継続が力ですから!
イリヤ:「ええー…」と言いながら、変身したまま杖に連れられて、現場に連れていかれます。そして、チンピラをやっつけます。
RL:はい。それで、数分後。「くそーっ!」と言って、チンピラは去っていきますが。「大変だよイリヤちゃん!マーテル様…女神様と連絡が付かない。」
イリヤ:「ええー…?ルビーの不調じゃないの?」と言いながら、杖をぶんぶん振ります。
ルビー:分かんない!分かんないけど、リンクが切れちゃった。他の魔法少女の子に連絡を取ろう。
イリヤ:ええー…じゃあ、ルビー、よろしく…。そのあたりの通信ができるのって、あなたでしょ?
ルビー:どうしよう!?イリヤちゃん!他の子たちとも連絡が付かないよ!
イリヤ:「もうダメじゃーん!?このポンコツ!」とか言いながら、ぶんぶん振ります。「でも、どうにかしなくちゃいけないよね…?連絡が付かないってことは、きっと女神様に何かが起こっちゃったんだと思うし…。ひとまず、女神様が居たのは宮殿の方だったと思うから、そっちに行ってみよう」
RL:では、宮殿の方にあなたが向かうと、宮殿は女神様が姿を見せなくなったということで、人が集まって、ざわついている感じです。で、あなたの同僚の魔法少女、“幻想の”アカリンが話しかけてきます。
イリヤ:アカリン…。
アカリンイリヤ、大変。
イリヤ:どうしたの?アカリン…
アカリン:宮殿に入れないわ。
イリヤ:入れない?入れないって、どういう事ですかぁ…?
アカリン:分からない。何者かが、結界を張っているみたい。
イリヤ:結界?魔法少女って、そういうのを破壊できるものじゃないんですかぁ…?
アカリン:さっきから何回かやってみたけど、相手はなかなかの手練れのようね。
イリヤ:ってことは、女神様とは、今は、会えないってこと?じゃあ、どうするんですか…?ふええ…。
アカリン:ええ。外に居る私たちだけで、何とかする方法を考えましょう。中の子たちもきっと、対策を練っているはずよ。
イリヤ:宮殿の中に捕らえられているのは、女神様たちだけじゃないってことですね…
アカリン:ええ。プリメラは宮殿にずっといるから、中に居るはず。
イリヤ:じゃあ、なんとかに連絡を取れるようにやってみましょう。
アカリン:もしかしたら、私たちだけでは解決できないかもしれないわ。外部の人たちに手伝ってもらう必要があるかも。
イリヤ:外部の人たち…?でも、今まで私が聞いてた話だと、私たちみたいな魔法少女がここを統治しているって、聞いてましたけど…外部の人たちは、そんな簡単に手伝ってくれるんですか?
アカリン:正直、無理ね。
イリヤ:「ダメじゃないですかぁ!これ、どうするんですかぁ…?」肩を掴んで、ブンブンします。
RL:アカリンは、されるままにブンブンされていますが。
イリヤ:どうするのぉ~!?
アカリン:まずは、情報を集めましょう。あの結界を破る方法を見つけなければ、どうにもならないわ。
イリヤ:ええ…はい…。頑張ります…。
RL:「期待しているわよ、"紅に染まる月"。」と言うと、アカリンはふわりと飛んでいきます。
イリヤ:「本当にどうにかなるのぉ~!?」と言いながら、膝から崩れ落ちて、シーン終了します。
RL:膝から崩れ落ちたところでシーン終了です!
イリヤ:世界はコモンに厳しい。(笑)

頼りない大人

RL:では、そこで頼れる味方?の登場かな。というわけで、オリバーさんのシーンです。
オリバー:はい。
RL:シーンカードは、エグゼク。
オリバー:エグゼクの逆位置か…。
あなたは、久しぶりにロシアの辺境にあるゴエルロ、リペツクにやって参りました。なんだか、怪しげな人物も一緒に居た気がするんですけども、はっきりしない。
オリバー:ああ、さっきの人!…じゃあ、一人でやたらでかいトランクをゴロゴロしながら行きます。
RL:以前ですと、ここで最外郭のゲートの次に入国審査のゲートがあったはずなのですが、開けっ放しになってます。
オリバー:なんという…。じゃあ、黙ってこっそり入ります。
RL:どうやら、ここのゲートを統括しているシステムが止まっちゃっているみたいですね。
オリバー:うーん。もっと良いものを持ち込めたかもしれないけど…と思うけど先を急ぎます。
RL:さて、街の中に入ると、肌で感じる雰囲気がちょっと違う感じ。なんだか、空気がピリピリしています。
オリバー:なんだって。やっぱり事件がもう始まっているのかな!?と思いますけど、何かが起こっている感じではないんですか?
RL:そうですね。以前はすごく平和な空気感だったのですが、今は重い空気が漂っています。道を行く人たちの中にちらほらと、顔つきが心なしか焦っていたり、暗かったりする人がいます。
オリバー:あー…やばい。これは始まってしまったに違いない。と確信します…。でも、誰を頼ればいいのか分からない…!
RL:では、そこであなたがあてもなく歩いていると、そこに崩れ落ちている、見たことのある女の子がいます。
イリヤ:あ…。(笑)
オリバー:え!?ここで出会うの!?そっかぁ~!(笑)
イリヤ:うう~!
オリバー:「あっ…!あなたは、魔法少女ですか!?あの時の!」と声をかけます。
イリヤ:誰、あなた…?なんかどっかで見たことがある気がします…
オリバー:はい!1年半くらい前にここに来た時に、盗まれたおさいふを取り返してもらったことがあります!オリバーって呼んでください!
イリヤ:オリバーさん…助けてください~!私じゃあもう何もできません~!
オリバー:ひゃー!?うそだー!こんな返事が返ってくるとは思っていなかったァーッ!!と思いつつ「わ、分かった!状況は何となく察しているからもちろん協力するよ!」
ルビーイリヤちゃん泣いちゃだめだよ!魔法少女なんだから!ほら、笑顔笑顔!
オリバー:うわぁ…。(笑)
イリヤ:だってこんな状況ぉー!私何もできるわけじゃない!!
オリバー:ハァーッ!危機的状況!!「と、と、とにかく、協力してもらえる人をもっと集めて、なんとかしないと…もっと、こう、僕一人では火力が足りないんだ…前よりは強くなったはずなんだけど!!」(笑)あと、ダイヤの手札が欲しい!(笑)
JBメメタァ!(笑)
オリバー:ということで、アワアワしながら。「とりあえず何が起こっているか、察しがついたから…仲間を探したり情報収集をしよう!!」と言います。
イリヤ:はい…。
オリバー:どうしよう…。
RL:二人が出会ったところで、シーン終了です。
イリヤ:ところで、私は報酬点は貰えたりするんですか?
RL:そうですね。イリヤちゃんはゴールド。オリバーさんはキーハンドアウトのあれこれで、プラチナム
オリバー:えっ?そうなんですか?
RL:はい。
オリバー:てっきりボランティアで…んーまあありがとうございます!「大丈夫。カネならある。」といって励ましておく!
RL:ハッハッハ。(笑) 
イリヤ:いたいけな小学生に何てことを!(笑)
オリバー:カネで解決できることは何とかしていこう。
イリヤ:大人ってすごいですね…。

イワサキの思惑 

RL:では、オープニング最後は我胴さんのシーンです。シーンカードはカゲムシャ。
影助:はーい。
RL:あなたは、服部半蔵に呼び出されます。
影助:はーい。あれですね。やっぱり、忍者風に、上からシュバッって、感じで現れて、かしずきます。
RL:では、振り向きもせずに。「来たな、我胴。」
影助:は、此度の要件は。
服部半蔵:ロシアにあるゴエルロのひとつ、リペツクが連絡を絶った。
影助:ロシア、ですか。それは、ずいぶん遠い…。
服部半蔵:これらのゴエルロは我らがイワサキと日系企業の出資によって作られたものだ。その多くは我らの支配下にある。しかしこのゴエルロに関しては、我らが直接統治をしているわけではない。とはいえ、ここからもたらされる利益は非常に大きい。
影助:なるほど。現地で何が起こっているのかを把握してくるというのが、今回の使命ですか。
服部半蔵:そうだ。できるだけ、早急に事情を知りたい。
影助:早急に現地へ向かいます。
服部半蔵:屋上に高速ヘリを用意してある。それを使ってくれ。
影助:それは、かたじけない。では早速向かってまいります。
服部半蔵:頼んだぞ。
影助:ということで、また上の方にシュバッと飛んで、その場からいなくなります。
RL:では、現地へ着くとリサーチフェイズになりますので。ヘリの中に支度金として、プラチナムが入っていたってことで。
影助:わーい。
RL:こんだけ渡しておきゃいいだろ!報酬点が足らんってことはないだろう。(笑)
イリヤ:合計45報酬点。
影助:すごい。
RL:まあ、全体で10あれば足りるから。では、ヘリからあなたが眼下に広がるドーム都市を見たところで、シーン終了となります。
影助:はい。

次の記事へ続く。

*1:写真素材はこちらを使わせていただきました

札幌の街並み(夜景)|無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)