Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「すしちクトゥルフ」 その3

前記事がきっかけになって、ちょっとした論争が発生していました。

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ACT-4-2 洋館(夜)

斑鳩:まず、館の前に集合ー!
凛子:暗いよー。
斑鳩:暗いっすね!
植田:暗いっす。懐中電灯あります?
斑鳩:あります。
毛留:ちゃんとヘルメットのヘッドライトをカチッっとつけるよ。
凛子:そっちを持ってきているのか。(笑)
毛留:いやまあ、ヘルメットはさすがに持ってないだろうから、とりあえずバンドか何かで固定しているよ。
斑鳩:デジカメを念のため、首から下げてますよ。
KP:はい、分かりました。
斑鳩:「入ります?」って皆さんに声を掛けますよ。
凛子:いやもう、入るしかないでしょ。
斑鳩:じゃあ、小麦粉があるところをできるだけ避けて。
凛子:小麦粉に変化は?
KP:小麦粉は、扉を開ける前に撒いてるんですよね。
毛留:うん。
斑鳩:玄関回りに撒いてる。
KP:何という事でしょう。小麦粉は一切残っていません。
一同:(口々に)こえーよ!!
斑鳩:しまった!言うんじゃなかった!
毛留:これはSANチェック案件だぜ!?
植田:食べられたんじゃないか?
凛子:誰かが舐めていってみたいにぃぃ~!ウワァーン!
斑鳩:人間が掃除したっていうのは、どうでしょう。SANチェックを受けないために。
毛留:えーっとねー。これは…地面は、乾いてるかどうかくらいは、わかりますよね。
KP:乾いてますね。
凛子:そういえばこの洋館、どういう由来があるものなのか、調べてくればよかったぁ!
斑鳩:いやでも、何だかんだでわかんなかったと思うぞ。でもそうだったッスねー!下手こいたー!
毛留:ていうか、普通、こんなん想定してないって!
斑鳩:先生!これ、民俗学だったッスよね!?
植田:…ああ。民俗学
凛子:もういい!わーん!行きましょうとりあえずー!
斑鳩:ここがあの女のハウスねー!(?)
KP:扉を開けようとしたって事で、良いですね?誰が開けます?
植田:じゃあ、自分が開けようか。入ろう入ろう。
KP:では、開けようとすると、「キャァ!」と。
斑鳩:エエー!?どこから!?
KP:中からです。
凛子:中!?
KP:若い女性の声がします。
斑鳩:そういえば神奈子さんはどこに居ますか?
KP:神奈子さんは、皆さんと一緒に居ますよ。
植田:居るんだ!?
斑鳩:良かった良かった。
凛子:中に人がいるの怖い!!
斑鳩:先生!早く開けよう!
植田:バーン!
KP:開けると、玄関の前に、力なく座っている少女が。そして目の前の階段を、駆け上って行く黒い影。
毛留:オォゥ。
KP:黒い影は階段を駆け上り、目の前の扉に、スッと消えていきました。
植田:消えた!?
毛留:階段があって、その上の階の扉に消えていった?
KP:階段を上がったところにある、正面の扉に消えていきました。
斑鳩:「何か居たぞ!?」階段を見上げながら。
凛子:ちょっ!?大丈夫ですか!?
KP:黒い影は扉の中に、溶けるように消えていきました。で、SANチェックですね!!
斑鳩:溶け込んで!?待って待って。なんで扉開けてねんだよー!
凛子:(ころころ)成功した!
植田:(ころころ)成功したー。
毛留:今、我々は…(ころころ)失敗した。
斑鳩:(ころころ)失敗したーっ!!
KP:成功したら、1です。
凛子:1!?
KP:失敗したら、1d3です。
毛留:(ころころ)3だった。
斑鳩:(ころころ)3。
植田:うわー。
凛子:今、ドアの中に溶けて行ったよ!?
斑鳩:溶けて行ったよぉ!!
毛留:先輩。そんなこと、あるはずないじゃないっすかー…ハハハ…。
斑鳩:「何言ってんだおまえはー!」両肩を持って、ゆっさゆっさ。
毛留:ハハハハァ…。
植田:影送りかな…?
毛留:とりあえず、外出ましょうよ!?女の子を連れて。
KP:連れて行きますね。はい。
斑鳩:何歳くらいの女の子ですか?
KP:女の子に近寄るってことですね。15~6歳くらいです。高校生くらいの女の子です。
斑鳩:JKか。「大丈夫ですか!?」
KP:声をかけますと、「助けてください!あいつ、あの子が!あの子が!あんなに頑張ったのに!ああ!ああああ!お願いします!!」
毛留:はい?
凛子:はいぃ?何が起こったんですか!?
KP:〈精神分析〉あたりをどうぞ。
毛留:俺は持ってない。誰かどうぞ。
植田:〈精神分析〉。えーい。(ころころ)4。
斑鳩:すげーっ。クリティカルしたー!(拍手)
植田:どうやったんだろう。「どうどう」とか言いながら。「とりあえず落ち着け。そんな事言っても、あいつは帰って来ない!」(笑)
凛子:帰ってくる前提かよ!?まあ、とにかく!
KP:じゃあ、落ち着いたので。女の子が喋りだします。「みっともない姿を見せてしまって、ごめんなさい。私は、真紀子(まきこ)っていいます。」
斑鳩:まきこ…?苗字は?
KP:羽暮(はぐれ)。
凛子:はぐれまきこ!!!(笑)
斑鳩:うん!!
植田:なんか、すげーのが出てきた!(笑)
斑鳩:羽暮真紀子さん!
真紀子:私、友達と例の巻き寿司を見に来たんです。だって、巻き寿司はそんなことをするわけが無いじゃないですか。
斑鳩:うんうん。
真紀子:けど、さっき、友達がさらわれちゃったんです。
凛子:はいー!?
植田:な、なに!?
真紀子:だから、私、頑張って、抵抗して、友達を取り返そうとしたんです。でも、私だけの力じゃあ、どうにもならなくなったんです。
凛子:そ、その、攫われたっていうのは、あの黒い影に!?
真紀子:そうです。
植田:うわぁぁー!
真紀子:これ、きっと警察に行っても信じてもらえないと思うんです。
毛留:そりゃそうだろう。(笑)
真紀子:だから、お願いします。私と一緒に、友達を助けてください。
凛子:ちょっ。神奈子。カナちゃん。羽暮さんに見覚えは?
神奈子:さすがに、街の人間一人一人は覚えてないわねー。
凛子:それもそうだな…
斑鳩:「ちなみにあの黒い影だけどさ。あれって…?」と、羽暮さんに。
真紀子:巻き寿司のフリをしている何かじゃないのかしら。
斑鳩:巻き寿司っぽい、何か!?
凛子:巻き寿司ぃ…!(笑)
毛留:っていうか、この町の人間って、巻き寿司が動いているところを見たことがある人って、けっこういるの?
KP:それはどうなんでしょうね。
凛子:こうやって、肝試しに来る人も多いのかなぁ。
斑鳩:肝試しじゃなくて、「巻き寿司はこんなことをするはずがない」って調べに来た探索者的な何かじゃないの!?
凛子:う、うん。
斑鳩:とりあえず、俺は助けに行きたいけど…。
凛子:2階に上がるっきゃない。
植田:行くしかないでしょう…。
毛留:うん。
植田:とりあえず、真紀子さんも付いて来るの?
KP:そうですね。だって、友達が誰か分からないじゃないですか。
凛子:あのー、友達の名前とか、背格好とか、教えてもらってもいいですか?
真紀子:友達の名前は、さだおって言います。
毛留:男なんだ。
斑鳩:下の名前だよね。上の名前は?
KP:武和(たけかず)です。ちくわから、だんだん変化していった感じですね。(笑)
凛子:あ、ハィィ!!(笑)アアーッ!!こわいよぉぉ!
斑鳩:助けに行く!?
凛子:行きましょう!
毛留:行かなきゃいけんだろう。
KP:ということで、他に彼女から聞きたいことは?
斑鳩:二人で来たの?
KP:そうですね。
斑鳩:ここでうっかり、3人で来たとか言われたらトンでもねえなと思って!(笑)
真紀子:二人で来ました。さすがに、私一人だと怖かったので…。
毛留:夜道をひとりで歩くのは怖いから、二人で来たと。
KP:そうですね。変な噂もいっぱいあるし。
凛子:あのー、入り口の前に小麦粉が撒いてあったのには、気がつきました?
真紀子:小麦粉?よく見えなかったけど、多分無かったと思います。
凛子:ホォォォー…。
植田:その頃には無かったのか。
斑鳩:誰が片付けたんだよぉ。
植田:管理人さんかな。
斑鳩:かなぁ。この洋館の由来についてとか、何か知ってますか?
真紀子:何か、昔のすごい魔術師の人が、住んでたって聞いたことがあります。
植田:えー!?
毛留:ファー!!(笑)
斑鳩:そっかぁ~!…先生、キナ臭いですねぇ。
植田:キナ臭いなぁ。
凛子:普通に怖いよー!
斑鳩:どうしようアレ!!あの黒いヤツ!「あのう、誰か巻き寿司的な黒いヤツの倒し方、知ってます?」
神奈子:なんで巻き寿司を倒さないといけないのよ。
斑鳩:っぽいもの!巻き寿司に見えるけど、巻き寿司じゃないってみんなが言ってるんですよね。巻き寿司っぽいけど、そうじゃないもののことを聞いておこうと思って。
真紀子:変な大人が、巻き寿司の格好をしているとかだったら、普通に殴ったりとか…
斑鳩:ハハハ!!(笑)
凛子:アグレッシブだのぉ~。
毛留:巻き寿司じゃなければ、少々なにやっても構わんと!!
KP:はい。
植田:巻き寿司が好きなものとかは?
凛子:醤油じゃないですか?
植田:例えば、暴れている時に、落ち着かせるためのアイテムとか。そういうのって、伝説にないのかな。
真紀子:巻き寿司は温厚な存在だから。暴れるなんてことは、ないですよ。
植田:じゃあ、単純に好きなものは?こういう捧げものをしたら良いよ、とかは?
真紀子:好きなもの?ちくわ大明神様じゃないのかな?
凛子:ウワァー!!(笑)
斑鳩:ちくわ大明神様はどうやって呼ぶんだよー!(笑)しょうがないから、殴るってことで良いんじゃないですかね?
凛子:すみません。角材とか、落ちてますか?手で持てそうなやつ。
KP:角材は、分かりませんねー。えっとね。地図を出しておこう。

ACT-5 探索

斑鳩:なにこれ!?
KP:私が手で作っているので!(笑)これ、1階です。みんなは階段の手前にいて、ここに入って来たら、巻き寿司的なものがガッと上に登ってくのが見えました。f:id:Coboler:20170426205412p:plain

なんていうか、撮った位置が悪かったので、正面から見た図を作ったらこんなふうになった…。ちなみに下にちょっと見えているのは、ファミマのロールケーキです。

斑鳩:真紀子さんに、他の部屋は探索したか訊いてみましょう。
KP:他の部屋に入ってみるまえに、あの黒いやつに襲われたので、部屋は全然見てないって言ってます。
斑鳩:黒い影をとっとと見つけた方が良いと思いますけど。
凛子:しかし、ドアが沢山あるなぁ。
毛留:恐ろしいのは、敵が1体じゃないかもしれないってことです。2体以上いる可能性が高いってことですよ。
植田:ああ、群れでいるから…。
KP:群れるけど、どうなんでしょうね。
毛留:はぐれたのが1体とは限らんわけですから。
凛子:ほんとだー!
斑鳩:どうする?影が消えた部屋から探索する?それとも、他の部屋から見ていく?
凛子:他の部屋から行ってみようか。ウォーミングアップ的に。
斑鳩:真紀子さんは何か言ってきますか?
真紀子:準備も必要だと思いますし、何かしら武器もあったほうが良いと思うんです。私は、頼む側の人間だから、指図できるほどの立場じゃないから…。
毛留:とっとと行った方が良い気がするんだ。ただ、角材か何か、武器は要ると思う。なんで角材かっていうと…そうだ、すり抜けるんだった…。(笑)
斑鳩:物理攻撃が効かない可能性があるのか!
凛子:(ウルフルズバンザイ」の節で)はんざーい。キミを~武器で殴った~。
植田:このままず~っとー
毛留:死ぬまでハッピー…(笑)
斑鳩:巻き寿司の対抗策が何かないか、他の部屋を見て調べようか!
植田:何か、あるかもしれない。
KP:巻き寿司のHPが100あるかもしれないですからねー。(笑)
凛子:ウワァー…私HP14しかないよ。(笑)
斑鳩:9しかねーよ!!
凛子:一桁!?
植田:9。
毛留:9、9、9、14。
凛子:ウッソォ!?私が一番高いんかい!(笑)
毛留:とりあえず、行ってみよう…。
斑鳩:とりあえず、1階のふたつの部屋を、分散して調べる?
凛子:ダメ!別れたくない!(笑)
斑鳩:ふたつに分かれた方が、ペース早いかなと思って!(笑)
毛留:そう思ったんだけど、今までのSANチェックのペースを考えると、ヤバイんじゃないかなーっと…。なんか、SANチェックの成功率が妙に低いんで。半々で成功するくらいのはずなんだけど、どうも失敗率の方が高いんで。
植田サーセン
凛子:ハハハハァ…。
斑鳩:これさ、2階に行ったと思ったら、1階にいたっていうのが超怖いよね。
毛留:こえーな…。
凛子:とりあえず、みんなで行ってみましょうよ。誰かが発狂しても、引っ張って後ろに連れて行ってくれる人が居たら安心!

ACT-5-1 探索(部屋2)

斑鳩:じゃあ、1階の部屋2の方に行ってみましょう。
KP:じゃあ、図の赤色の部屋の方ですね。
斑鳩:扉を開けまーす。ガチャ。
KP:書斎のようですね。机とか椅子がある、小さな部屋です。
斑鳩:机に引き出しは。
KP:机の引き出しは、〈目星〉で。
凛子:本棚に〈目星〉しても良いですか?
KP:本棚は、本がぐちゃぐちゃのボロボロになっています。
毛留:本としての資料は、もう無いと。
KP:そうですね。
凛子:はい。わかりました。
斑鳩:誰か机に〈目星〉をお願いします。25しかないんだ。
凛子:じゃあ、75あるから私がやろう。とう。(ころころ)76か。
毛留:妖怪イチタリナイが!
凛子:はい!誰か振って!
毛留:じゃあ私が。(ころころ)21成功!
KP:では、机の上に、手帳があるのが分かります。赤色の手帳です。読むには〈図書館〉が必要です。
斑鳩:赤色の手帳。じゃあそれは振ろう。〈図書館〉85あるから。「読んでみますね。」と言って。(ころころ)5。
凛子:すごい。クリティカルやん。
KP:では。すしちく教徒の、魔術師の日記です。「3月なんとか日。最近、人間に憑りつき、悪行を行う悪しきものが居る。あまり大それたことはしていないが、用心しなければならない。」
斑鳩:人間に憑りつくなにか?
KP:「4月。以前に書いた、人に憑りつき、悪行を行っていた悪しきものが、ついに人を殺してしまった。」
凛子:ファーッ!!
毛留:ウワァーッ!
斑鳩:まだ俺が読んでるだけだから!(笑)人を殺した!?
KP:「これは、どうにかせねばならない。名前がないと、不便なので、以後"ダークファルスシ"と呼ぶことにした。」(一同爆笑)
斑鳩:待って!?ダーク…!?
KP:ダークファルスシです!
凛子:なんかそれ、すしちく十連で昨日引いたヤツの中に出てきたよ!(笑)
KP:なんかよくわかんないけど、強そうだから!(笑)
斑鳩:ここでブッと噴き出しておこう!(笑)
植田:待って。すしちく…いや、すしち…!?(混乱)
毛留:すしちくがどんなものかもまだ、分かっていないっていうのに…。(笑)
KP:まだ続きがあります!「7月。ようやくダークファルスシを倒した。これで皆が、恐怖から解放される。静子、慎太郎、仇は取ったぞ。」読めるのはこの辺だけです。
植田:…しずこ。
凛子:一体、どうやって!
斑鳩:静子、慎太郎、この名前に聞き覚えは?
真紀子:この人たちはアレじゃないですか?やられた人たちじゃないんですか?
毛留:その日付が何年前か、っていうのは分かりますか?
KP:特には、分からないです。
毛留:古そうだなぁ。
斑鳩:館自体も古そうだし、ということで、日記の内容を共有しましょう。「なんか、魔術師が、ダークファルスシ…(笑)を倒したらしいです!大名さん、ダークファルスシって知ってます?」
神奈子:ダークファルスシね。ずっと昔に、人々を襲った悪いもので、魔術師様が倒したから安心って聞いたわ。
斑鳩:「ここに住んでたのが、その魔術師?」日記を見せて訊こう。
神奈子:多分そうね。魔術師様が住んでるところだから。
植田:これで倒した?封印したって感じなのかな。
斑鳩:大名さん、静子と慎太郎って知ってます?
神奈子:さあ、分からないけど、知り合いかなんかだったんじゃない?倒された人とか、家族とか。
凛子:怖いよー。
植田:ダークファルスシちく。
斑鳩:先生。
毛留:「ちく」まで入れたらだめだよ。
植田:ダークファルスシ。
斑鳩:こんなレポート、書けませんよ。
毛留:こんなレポート書いたら、またボツになるよ!また×ファイルの仲間入りだよ!!
凛子:まって。ダークファルスシの事をカナちゃんが知ってるってことは、民俗学的にも、まあまあ有名ってことじゃないんですかー!?
斑鳩:そうなのかな!?
KP:すしちく的に有名な話ではあるけど、多分…。
凛子:教義の中には入っているんですね!?アークエネミーとして!!(笑)
KP:昔N市を、恐怖のどん底に陥れた悪しきものということで。ただ、封印だか倒したか、されているから大丈夫ってことは教義に入ってます。すしちく教徒の必修科目として教えられてます。
凛子:なんて恐ろしいんだ。ダークファルスシ!!
斑鳩:じゃあ、真紀子さんも知ってるのか。
KP:小学校の時に習ったそうです。
毛留:小学校でも習うんだ。(笑)
凛子:これは、道徳の授業とか、総合科目とかで教えてるんじゃないですかね…。
毛留:それはつまり、パン屋を和菓子屋に変えるように、N市民はすしちくに…
凛子:いや、Y県民が吉田松陰先生の生涯について学ぶように、N市民はすしちくのことを学んでいるんだよ!!(笑)
KP:そういう感じです。
植田:むかしむかし。偉い魔術師様が居たのじゃ。
KP:地元出身の偉い人みたいな感じで。
凛子:よし!続けましょう!では、この部屋にはそれ以上のものは、無さそうですよね。
KP:無さそうですね。
斑鳩:次の部屋に行きましょう。

ACT-5-2 探索(部屋1)

凛子:次は私が扉を開けましょう。
KP:部屋1ですね。開けると、足の踏み場もないくらいに散らかった、怪しい魔術的な道具や本が、うずたかく積まれています。
斑鳩:汚っ!
毛留:道具を〈目星〉したい。
KP:どうぞ。本にも〈目星〉できます。
毛留:道具。(ころころ)7!
凛子:本で。(ころころ)95だから失敗です。
斑鳩:本にします。〈図書館〉でも良いですか?
KP:じゃあ良いですよ。
斑鳩:〈図書館〉で振ります。20!
植田:生徒が優秀すぎてやることがないぞ…。
KP:じゃあ、道具のほうから。ちくわ型の、魔術的な道具です。
斑鳩:うん!(笑)
植田:何だろうこれ…。
KP:効果は、MPを消費する時に、MPを1d6肩代わりしてくれます。
斑鳩:便利じゃん。
毛留:便利だ。
凛子:だが我々は魔法を知らない。
斑鳩:魔法を学ぶかも。
毛留ソードワールドでいうところの、魔晶石みたいなものか。
KP:魔術師いるので、魔法が使えるかもしれないですね。としか言いようがないです。本のほうは、"すしちくノミコン"という本が見つかりました。
凛子:すしちくノミコン!!(笑)
斑鳩:あー…。何語?
毛留:そりゃあもう…あれでしょう!!
凛子:駄目ダメ!禍々しい気が出てる!!
斑鳩:いや、ここは聞いておかなければならない!さあ言えキーパー!!
KP:何語かっていうと、表紙を見る限り、自分の読める言語に変換されますね。
植田:どうなってるんだ!?
KP:頭の中に、文字が流れ込んできます。
斑鳩:この字!見たこと無いのに、なんか読めるんですけど!明らかにおかしくないですか!?
凛子:キャー!!(笑)
毛留:それはもう、この本の存在自体が…。
斑鳩SANチェックですか?
KP:まあ、まあ、まあ!そこら辺は、とりあえず読めたっていうことで。
斑鳩:本開いてみます?先生。
植田:読んでみよう。
凛子:私は怖いので、外を警戒しておきます!
KP:読んだんですね。読もうと思って本を開けると、文字が頭の中に勝手に入って来ます。
斑鳩:こえー!
凛子:あなたの頭の中に、直接流れ込んでいます!!(笑)
KP:そして、あなたは巻き寿司になった気分に!
植田:巻き寿司!!
KP:巻き寿司にされるような感覚を覚えます!
植田:巻き寿司に!?
KPSANチェックをお願いします!
毛留:まあ、そうだろうなぁ。(笑)
斑鳩:なんかゴメン!
植田:まあ…SANチェックは覚悟してたけど…(ころころ)20で成功!
KP:1d3振って下さい。
凛子:1d3!?
KP:そりゃあ、あんな本読んだらSANチェックは必要でしょう!
植田:(ころころ)1!「あ、俺、巻き寿司になったんだった。」
斑鳩:先生!巻き寿司だったんですか!?
凛子:過去形で言ったよ!?(笑)
植田:俺は巻き寿司になったんだ!!
毛留前前前世は巻き寿司!!(笑)
凛子ハーブティー噴き出すかと思ったわ!!(笑)やばい!
KP:あとはまあ、この部屋を掃除したい、とかがなければ…。
凛子:大丈夫です!
植田:とりあえず、この本を持って行って。相手に見せてたりしたら、何かリアクション変わるかも。
凛子:神奈子さんに、すしちくノミコンを見せてみたら、何かリアクションありますか?
KP:「えっ!?これ、あの伝説のすしちくノミコンじゃない!!」と言って、目をキラキラさせています。
斑鳩:何か、貴重なものなの?
凛子:じゃあ、このちくわ型の何かは!?
KP:とりあえず、どちらもすしちく教徒的には有名なアイテムみたいです。
斑鳩:あのすしちく教本部に持って行ったら、
KP:多分、本部で宝物として扱われるはずです。
凛子:ワーオ。これはちゃんと後で寄贈しよう。
斑鳩:この本もあとで寄贈しましょうか。この本、誰が持っておく?「この本持っておく?鈍器代わりに。」
凛子:うん。わかった。
神奈子:ちょっとあなた!貴重な本を鈍器代わりに!?
凛子:ア゛ーン!!(笑)
毛留:と言っても、我々にとっては、鈍器以上の使い道は無いんだが…。(笑)
斑鳩:「俺たちは、まずここから生きて帰らないといけないんだ!寄贈する前に!」力説する!
植田:他に何かないの?
凛子:窓の外に変なものが見えるとか、ないですよね!?
KP:掃除すれば何かあるかもね、としか言いようがないです。
毛留:時間が押してるから、とりあえず、そういう部屋があったってことだけ押さえておいて。
斑鳩:時間があったら掃除しよう。よし、2階へレッツゴー。
KP:2階ですね。
斑鳩:階段上がるときに、何かイベントがあったりは?
KP:特にないです。
斑鳩:まず、影が消えた部屋に〈聞き耳〉しておく?
KP:はい。〈聞き耳〉しておく?はい。
凛子:〈聞き耳〉はな…25しかないのじゃ。ファンブルが怖いのでやりません。
毛留:〈聞き耳〉やる。
植田:全員でやるか。
斑鳩:いや、3人くらいで!(ころころ)83。失敗!
植田:(ころころ)87。失敗。
毛留:(ころころ)40成功。
KP:成功した人は、犬が「ハッハッハッ」みたいな感じの、荒ぶった声が聞こえてきます。
毛留:それは伝えるよ。「犬みたいな声がする!」
凛子:犬?
植田:やっぱり野犬かなぁ。
KP:それは分かんないですけど。そんな感じの、生き物がいそうな音がします。
毛留:でも!みんな忘れちゃだめだよ。野犬は壁をすり抜けません。(笑)
凛子:ティンダロスの猟犬という可能性もある!(笑)
斑鳩:1匹でした?
毛留:それは…何匹いるっていうのは?
KP:そこまでは分からないですね。
毛留:我々は、他の部屋を調べるときも、大きな音をさせちゃだめ。大きな音を立てたら、あいつらは壁をすり抜けてやってくるわけですから!
凛子:でもさぁ、友達がそいつに連れ去られたんだったら今、何かされてるんじゃないの。(;゚∀゚)=3ハァハァいってるんだよ。こわいよ!!
毛留:(*´Д`)ハァハァされてるって嫌だな!?(笑)
凛子:犬にハァハァされるなんて、私は絶対ヤダー!(笑)
植田:なんか、一刻も早く入った方が良い気もする。
斑鳩:入ります?
毛留:一気に全員で入った方が良いよね。
凛子:鈍器になるようなものを探してから来たいんですけど。さっきの部屋で、なんかありませんでしたっけ。
KP:鈍器っぽいもの?
植田:燭台とか。
斑鳩:金槌とか。
KP:金槌とかは無いですね。ほとんどは、よく分からないアイテムだったと思います。本で殴るしかないですね。
凛子:これしかないよー。
KP:でも、この部屋の扉には、鍵が掛かってます。
斑鳩:え!?「ここ、鍵がかかってます。」
植田:あれ。結局だめだったじゃん。
毛留:そのガチャガチャ音に気が付いてないことを祈ろう。それなら、この部屋は離れましょう。
KP:壁をぶち破るか、〈鍵開け〉を使うか、鍵を探すかですね。
斑鳩:鍵を探すかー。ますます、アレ見間違いじゃなかったんだー!って思います!壁すり抜けてたんだな~って。

ACT-5-3 探索(部屋3)

凛子:じゃあ、一番左の部屋から見ていくか。
KP:一番左だと、部屋3ですね。
斑鳩:よっしゃー。誰が開ける?
植田:開けましょう。開ける!「ガチャ!」…〈聞き耳〉した方が良かった?
KP:まあ、いいです。開けたら、使用人の部屋っぽいです。本棚つきの机とベッドがあります。
凛子:本棚に〈目星〉をしても良いでしょうか。
KP:良いですよ。
凛子:成功させたいなー。(ころころ)ん、なんだこれ。000になった。
毛留:それって、ファンブル
斑鳩ファンブル!!(笑)
凛子:これが100ファンブルというやつか!
毛留:じゃあ、かわりに本棚に〈目星〉します。(ころころ)成功です。
KP:じゃあ、幻想生物図鑑という本を見つけます。
斑鳩:じゃあ、それは〈図書館〉で読みます。(ころころ)
植田:机の方に〈目星〉します。98!ファンブル
KP:はい!ファンブル二人目。
斑鳩:図鑑の方、13で成功しました。
KP:では、ちくわについての方が読めました。ちくわは、幻想生物、空想上の生物の一種として、有名な生物です。白地の筒に、茶色いまだら模様があるとされています。
斑鳩:うん、いわゆるちくわだな。
KP:O県の一部地域では、ちくわ大明神として、信仰されています。
凛子:ちくわとちくわ大明神は、別のものなんですか!?
KP:普通の人は、ちくわを神として崇めないので、ちくわに大明神という神格をつけて、神として扱っているのはN市の人だけっていう意味です。
斑鳩:なるほどー。その辺は、何となく知識として知ってたけど、他の事は?
凛子:巻き寿司のことは載っていないの?
KP:巻き寿司の事は載ってないです。
斑鳩:「あんまり新しいことは、載ってないなあ。」と言って閉じておこう。
凛子:机の方をファンブルしてしまったので、どうなるんだ?
KP:じゃあ、机はぶっ壊れます。
凛子:あちゃー!
植田:あっ!バラバラ。
KP:二人で机をバキバキに壊したって感じですかね。
毛留:隠し扉があるに違いない!バンバンバン!みたいな。
斑鳩:ってことは、こっちが本を読み終わってみたら、先生と先輩が机をぶっ壊していたという。
凛子:ゴメーン。
斑鳩:大丈夫!?二人とも正気ですか!?
凛子:大丈夫っす!
植田:大丈夫っす。
斑鳩:大丈夫じゃねえっす!
凛子:じゃ、じゃあまあこの部屋は終わりかな。
斑鳩:いや、ベッドはまだ見てないよ。
KP:ベッドは特には無いです。
斑鳩:じゃあ、幻想生物図鑑を、「これ何かあったら使って。」と言って真紀子さんに武器?防具として渡しておこう。
KP:はい。「ありがとうございます。」と言って受け取ります。
斑鳩:腹ん中にしまっとけ!
凛子:そっか。その手があったー。でも…
毛留:神奈子たちはこれを武器として使うことは考えないだろうな。
斑鳩:いやでも、幻想生物図鑑は一般の書籍でしょう。
KP:すしちく教徒の本ではないですね。
斑鳩:じゃあ、隣の部屋を見てみるか。

ACT-5-4 探索(部屋4)

KP:部屋4ですね。
斑鳩:はい。開けまーす。
KP:子ども部屋のようですね。巻き寿司とかちくわの形をしたぬいぐるみと、あとは絵本があります。
斑鳩:オゥ!絵本か。絵本はみたいな。ちくわとか、巻き寿司に関する昔話っぽい本とかない?
KP:昔話っぽい?とりあえず〈目星〉で。
毛留:ぬいぐるみとか、おもちゃに〈目星〉しても良いですか?
KP:しても良いですけど、多分「かわいい」としか分からないですよ。
凛子:じゃあ、絵本に〈目星〉をしてみますね。成功。
KP:ではですね。可愛い巻き寿司の絵が描いてある絵本があるんですけど、これは、すしちく語で書いてあるので。〈言語:すしちく〉に成功しないと読めないです。
斑鳩:ゴメン!これ、読めねー…!
凛子:せ、先生。これ…
KP:巻き寿司の絵本としか分からないです。
毛留:あ!最悪、神奈子さんに読んでもらえるな。
植田:ちょっと貸せ。(ころころ)29。惜しい!(笑)
毛留:書いてあることは読めるけど、意味がわからない的な。
凛子:神奈子さん、これ、わかる?
KP:神奈子さんが振りますね。(ころころ)32ですね。
毛留:なんかヤベーなぁ。(笑)
KP:「巻き寿司は、ちくわ大名氏様の眷属だよ。巻き寿司は、争いを好まないよ。集団で、家族みたいに生活しているよ。ちくわ大明神様は、僕たちの前に現れるときは、巻き寿司に乗ってやってくるよ。ロールケーキから進化して、巻き寿司になったんだよ。」(一同爆笑)
植田:ちょっと待って!!(笑)
毛留:最後!!!(笑)
凛子:ロールケーキから!?あれ、おかしいな!?なんか違う気がする!(笑)
毛留:ちくわの眷属なんじゃないの!?(笑)
斑鳩:待って。整理しよう。まず、ちくわ大明神がいます。神様です。ちくわ大明神様の眷属が巻き寿司です。巻き寿司は元々、ロールケーキでした。ロールケーキが進化すると、巻き寿司になります。これでいいよね!?
KP:はい。
斑鳩:アハハハハハハ!!(笑)
植田:はいじゃねぇ…(笑)
毛留:だから最初、ロールケーキの持ち込みはダメだったんだ!(笑)
凛子:この話は、概ね、本部で訊いた話と一緒ですよね。
KP:そうですね。
斑鳩:ただ、ロールケーキのことは今初めて知ったぞ!
KP:そうです。(笑)
斑鳩:ロールケーキの事を、大名さんに訊きます!「ロールケーキって何!?」ていうか、我々はロールケーキの事を知っているんですか!?
KP:ロールケーキは、絶滅した存在です。(笑)
斑鳩アンモナイト的な何かなんだね!
KP:そうです。
凛子:ていうか、ダークファルスシの外見的な特徴って、みんな知ってるんですかね。
KP:ダークファルスシは、恐ろしい存在としか知られていないですね。
凛子:ウーン。
斑鳩:で、ロールケーキについて訊こう!「絶滅したはずなんですけど、ロールケーキ!?」みたいな感じで。
KP:ロールケーキだと暮らしにくいから、ロールケーキから巻き寿司に進化して、残ったロールケーキは全部絶滅したっていう感じです。
斑鳩:うん!!
毛留:日本の生活に慣れるために、巻き寿司に進化したと。(笑)
植田:進化…。(笑)
KP:生きづらかったから、進化して、種を残したんです。
毛留:そもそも何でロールケーキだと不都合だったんだ!(笑)
凛子:ファー…N市、魔境すぎる!!(笑)
毛留:(机の上のロールケーキを見ながら)そうか、お前、絶滅した存在だったのか…。(笑)
凛子:じゃ、この部屋は、こんな感じですかね。
KP:はい。
凛子:じゃあ、このかわいいちくわのぬいぐるみでも、貰って行こうか…。(笑)
KP:いつのか知らないですけど。(笑)
凛子:はい!そ、それでは次の部屋に。

次の記事に続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)