まずは敵の情報を知るところから。キャラクターは知っているんだろうけど、PCは知らない情報なんだよ。仕方ない。
GM：今回のシナリオはとても簡単です。まずですね、敵の戦力、どういう能力を持っているのかを調べることができます。そういう情報収集シーンになります。で、情報項目はですね、4人分ありまして。こんな感じになります。（伏せられたハンドアウトを並べる）1回づつ情報収集を行うことができます。基本的には、情報FHで抜けるんですが、それぞれのキャラクターごとに、変わっていきます。たとえば、石頭 想重の場合は、噂話で抜けることができます。
雲母：灯は社交界か…。
GM：もちろん！上流貴族ですからね！でですね、情報8と15の情報がありまして、15の情報ですと、敵のデータがわかると思って構いません。
雲母：やばい設定が分かるかもしれない。実は男です、みたいな。
GM：そういう設定もあるかもしれません。でも、実は男です、みたいなのはリバースハンドアウトに書いてあると思います。じゃあ、誰からやりますか？誰からでも問題ありません。自分に関わりがあるキャラクターを抜きにかかると思いますけど。
時雨：これって１周だけですか。
GM：１周だけです。
雲母：コネ「裏社会」があるので、＋２になるのがある。
GM：じゃあ、“影の怪物”ですね。
雲母：他の人が抜けそうなやつを聞いてからやりたいけど。
GM：時雨は社会が高いから、どれでもいけそうだけど。
時雨：社会っていうか。生き字引でやったほうが。
梅宮：社会２しかない。コネも何も持ってない。
零：何も持ってないな。
GM：どうしようかな。時雨からにしようかな。時雨、どれから調べたいですか。想重でいい。
時雨：うん。特に他の人が15狙えそうになければ。
GM：はーい。じゃあ生き字引で判定ですね。コンセントレイトはノイマンですね。そのぶん侵食率が上がります。精神で判定になりますので、5個振ります。
時雨：はい。（ころころ）あれぇ？（初心者）
雲母：意外と低いな？ああ、９あるから回ってるよ。
GM：じゃあ振り足してください。
時雨：はーい。（ころころ）
雲母：28！抜いた！何が出たかな。
GM：オープンしますよ。読み上げます。
時雨：なんかどっかで聞いたような…。
GM：まあね、似てるね。そのぶんやりやすいんじゃないでしょうか。そんなキャラクターです。じゃ、時雨は行動終了です。次の方。
雲母：財産ポイントどれ位持ってる？みんな。
梅宮：1点。
GM：達成値が１上がります。
雲母：妖怪1足りないを退治できますね！
GM：どうしますか？梅宮行くんだったら、乃花を調べますか？
梅宮：えー…そりゃもう、仕方ないでしょう。そのー、まあ。調べますよ。
GM：では、侵食率が1d上がります。
梅宮：（ころころ）
雲母：１！よっしゃ！
GM：よっしゃなの？上がった方がいいんじゃない？
梅宮：いや、そうでもないっす！え、で、どうなんですかね。（初心者）
GM：社会が２なので2d振れます。侵食率ボーナスはありませんね。
梅宮：ないです。よし…（ころころ）！？ファンブっちゃった！？
GM：ファンブっちゃった？珍しいですね！確率1％（笑）
梅宮：信じられん！（笑）
GM：これはどうしようもないですねえ。誰か妖精の手をお持ちの方～！
雲母：妖精の手をお持ちの方ー！
零：…？
時雨：…。
GM：居ませんね！オルクスが2人もいるのに（笑）
梅宮：ハハハハ！（笑）
GM：じゃあ、何も分からない！しょんぼり。
梅宮：しょんぼり。
GM：じゃあ、次は雲母行きますか。
雲母：よし。社会１しかないけど。灯を調べたいんだけど…1dかあ。まあ財産ポイントを突っ込む手もあるし。灯を調べてみるわ。
GM：はーい。
雲母：まず登場させて～（ころころ）7。じゃあ1dで。（ころころ）3か。財産ポイント全部使って、ゼロ！
GM：はい。では灯の8の情報が抜けます。
雲母：「馬走家が支配する美しい日本を取り戻す」か！
GM：はい。君に絡んでくるのは、いつも媚びているからです。なんでいつも媚びているのかは謎です。
雲母：なんで！？まあ、こっちはピンポイントレザーがあるから、装甲無視なんだよな。ニヤニヤ（笑）
GM：はーい。最後に残ったのは零だよ。
零：はいはーい。
GM：“影の怪物”はFHか裏社会で、8か15の情報がございます。
零：えーと、じゃあ財産ポイントは4のままか。何も買ってないから。
GM：では登場で1d上がります。
零：はーい。（ころころ）5上がった。ボーナス修正等はなし。領域の声を使用。
雲母：あるんだ！珍しいもん持ってるな！
GM：おお！そんなもん持ってたんだ！情報収集エフェクトだっけ。
零：そうそうそう。情報収集あるって言ってたからな。追加の1個で取った。
GM：了解。それでもかまわない。それは君たちの選択なので、俺は何も言わないよ。
雲母：（乃花のハンドアウトを見ながら）コードネームが気になるんだけどな。ムルムルっていうの。
GM：ああ、花のささやき？
雲母：ムルムルって確かソロモン72柱のひとつだった。
GM：それは関係ない。呟きっていう英語がね、"whisper"っていうのがあるんだけどね、もう一個"murmur"っていうのがあるの。正確に言うと「マーマー」なんだけど。
雲母：その"murmur"っていうのはラテン語ですね。（ラテン語に詳しいことに定評がある雲母）
零：（ころころ）あっ！回った。（ころころ）19！
GM：おおっと！“影の怪物”は全部抜かれました。残念無念。まさか抜かれるとはな～。
零：そのために取ったんだから！
梅宮：何で私はファンブっちゃったんだよぉ。
GM：基本的な攻撃手段としては、プラズマカノンなんだけど。
雲母：挑発に乗りやすい。（笑）
GM：次のターンに、奇襲で敵の戦力を削る行動が行えるんですが。これによって誰を狙うかって所が決まってくると思います。
時雨：じゃあここで皆さんに提案します。先生を狙いましょう。
一同：なんで！？
時雨：誰も殺させないぞぉ！！
零：試験官が変わるだけで！
GM：いや、いいですが。学園自体を破壊するぞっていうことも言えますが、そうしたら君たちはFHに居られなくなって、願いも叶わなくなりますけど。
梅宮：（笑）
GM：それでも構いませんよ～。
零：そんなこと言い出したら、殺しにかかるよ。（笑）
GM：まあねえ、しょうがないんですよ、そこは。
雲母：そうだねえ。先にアタッカーを潰すのが一番良いような気がするんだけど。
零：プラズマカノン厄介そう。
GM：想重も一応アタッカーなんですけど。ディフェンダーは実は灯です。
雲母：灯だよね。間違いなく。
梅宮：でも、私も防御力無視で殴りまくれるので。私の敵ではありません。
雲母：敵ではありません。防御力無視なんだもん！（笑）
GM：しょんぼり。灯はしょんぼりした。
梅宮：だったら今のうちにもう、KOさせてしまいたい。
GM：能力が全くわからない乃花が存在する訳ですが（笑）
梅宮：そうなんですよぉ！！2d10でファンブったのなんて何か月ぶりだか…！
雲母：花のささやきってのは、恐らくオルクス系。オルクス、ノイマンあたりじゃないかな。言葉の刃で攻撃するとか。そっち系じゃないかなって気がする。
梅宮：どうしようかなー…ポケットディメンションがあるんで、乃花がいる辺りに、行って、存在しない隣の部屋とかを作って、聞き耳を立てながら観察したりしたいんですよね。何かヒントを貰えんと困るんですよ。
時雨：ちなみにこの人たちのカバーは分からなかったんですか。
GM：カバーはみんなと同じ高校生ですよ。想重だけクラス委員かな。
時雨：ワークスは。どういう役割をセル内でしてるのかなって。
GM：ワークスはオープンにしてないですね。今言った情報としてはですね、乃花はFHチルドレン。このセルは教育のためのセルなので。特に仕事はしてるわけじゃないです。想重はセルリーダー。灯はエージェント。外部の協力者ではありませんが、馬走の人間ということで。“影の怪物”はレネゲイドビーイングです。
雲母：だよね。
早速、不可解な行動をするキャラクターが出てきていますが、次の奇襲シーンに行ってみましょう。"murmur"については、話題に出てきた意味が全部載ってるページがあったので、リンク張っておきます。
