Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

ハートレスメモリー「Yesterday Once More イエスタデイ・ワンス・モア」 その2

映画の話

GM:情報収集シーンに入りますが、その前に集まって話したり、色々したいかな。
宵ヶ崎:じゃあ、支部に集合?
GM:喫茶店に集合しましたよ。じゃあ、源田君がお茶を持ってきますよ。龍子さんにはコーヒーで。「龍子さん用に豆を色々用意してみたんですけど。」
梅宮:おお、有難い…でもデカフェだと一番有難いかな…。
源田:え?
梅宮デカフェ。カフェインが入ってないやつ…。
源田:そうなんですか…。しくしく!(笑)
梅宮:実はカフェイン自体が好きじゃないんだ。トイレが近くなるからさあ…。
源田:それなら、カフェインレスのフレーバーティーがあります。
梅宮:あ、そっちの方が良いかも。
嶋岡:そうだ、一応彼に話を。「いやーいつもわりぃなー。タダで飲ませてもらって。」的なことを。
GM:まあ、支部のお金だし。接待費みたいなもんでしょうし。仕入れ場所は君のウチだろうけどね!あそこすごいよね!なんで納屋で普通にロケランとか売ってるの?
嶋岡:いや、まあ、それは、分からんけど…売ってるの!?それは別の次元の話では!?(笑)
GM:気のせいだったかな。スーパーで手に入らないようなもの…ていうかね、武器武装は栄田商店のような気がするんだよ…。(笑)
一同:ハハハ!(笑)
GM:一応、免許のある人にだけだけど!何か間違った商品が置いてあるって書いてあるから、多分。
梅宮:わ、分かった!猟友会の人たちが弾買いに来るんだ!(笑)
GM:そういう感じであります。
嶋岡:そう言えば聞いたことなかったけど、源田さんってオーヴァードなの。
GM:オルクスのオーヴァードかな。
嶋岡:いつもありがとうございます。いつもお世話になっております。
源田:大したことは、してないよ?(棒)
嶋岡:いや、深々と頭を下げますよ。
宵ヶ崎:頭を下げておいた方が良い気がした…。
源田:人に感謝されると、尻の座りが悪くなるような気がするんだけどね…。いや、座ってないけどね…。
深森:いえいえ、いつも助かっております。
嶋岡:こないだも、ギリギリだったんで…。
源田:こないだって?(棒)
嶋岡:いえ、そういう事にしておきましょう。
源田:まあ、そういう事にしておいてくれると助かる。こっちにも立場ってもんがあってさ。
嶋岡:まあ別に良いですよ。あなたが俺たちの味方ならね。
宵ヶ崎:うん。じゃあ、ナイチンゲールが黄泉還りしてきた件について…。
嶋岡:そうそう!話がうっかり途切れちゃった。梅宮さーん。
梅宮:はい?
嶋岡:蘇った冬日さんと遭遇しましたよ…。
梅宮:やっぱりか…。
嶋岡:すっかり忘れてました。
梅宮:じゃあ、手紙で冬日から教えてもらった話をしましょうか。
嶋岡:ちなみに、俺がもらった手紙ってどういう意味があるんですか?
GM:はい?合わせるとトリガーイベントが発生するんだよ。
嶋岡:おぅ。じゃ、合体!
GM:した?発生させる?
嶋岡:ちょ、まままま!
深森:話してから!話してからですよ!(笑)
宵ヶ崎:今、ナイチンゲール冬日が黄泉還っているのか。
嶋岡:じゃあ、聞いてみようかな。やあ、やっぱり、面影妹も。小鳥遊も。本人じゃないんですかね。
宵ヶ崎:本人に見えるか?
梅宮:んー…。そりゃあ、わかんねえ…。ところで、私、今メタ的に気が付いたことがあって。時雨の奥さん。
嶋岡:時雨の奥さん。俺も会ったことありますよ。
梅宮冬日が殺されたとき、ソラリスのエフェクトの毒のような気がしたっていう話、あっただろ。
宵ヶ崎:はい。
梅宮:で、思い出したんだけどさ…。ソラリスシンドロームの名前の元ネタになったやつ。「ソラリスの陽のもとに」。
嶋岡:ああ。
梅宮ジョージ・クルーニーが出てる方の映画。あれのオチの話になるんだけどさ…。(この後ネタバレ注意)惑星ソラリスに行くと、その人の心の中にある、一番心を揺さぶるような人に会えるんだよ。これはその星が何を意図しているのかは分からないけど、主人公は、亡くなった奥さんと再会するんだ。原作には無いんだけど、こっちのラストの方がジーンとくる話になってたから、印象に残ってたんだけどさ…時雨の奥さん、もう死んでるんじゃないのか。
宵ヶ崎:まあ、確かにそんな気はする…。
嶋岡:その辺は、どうなんでしょうか。具体的に言うと、ここら辺で情報収集判定をしても良いでしょうか?(笑)
GM:どうぞ!情報:UGNです。
嶋岡:(ころころ)すごいな。10出た。
GM:「UGN所属の研究員。荒事は好まないが、"ブラック・レイン"のコードネームを持つエージェントでもあり、戦闘能力も高い。」
梅宮:なんだその、また映画みたいなコードネームは!あれじゃろ、ガッツ石松がグレーターヤクザ役で出てたやつ!(笑)(←高倉健松田優作も出てるよ!)
GM:そんなんだっけ?(笑)「ソラリス/オルクスのクロスブリード。妻の病はかなりの重病だったようだ。」時雨の妻について情報収集が可能になりますが、バラします。2か月ほど前に死んでます。
宵ヶ崎:やっぱそうですよねー。しかもわりと最近。
GM:その時期は、時雨がUGNと連絡を取らなくなった時期と一致します。
梅宮:そうなんじゃないかと思ってたよ。
GM:ちなみに、シナリオには書いてないけど、UGNでも5本の指に入るほどの実力者ですよ!(笑)
梅宮:ナニソレ!(笑)
嶋岡:またマスターが盛った!
深森:嶋岡さんが会った、奥さんって、死にそうな重病人には見えなかったんですか?
嶋岡:まあ、何か線が細い人に見えたけど、重病人には見えなかったよ。ただ、亡くなる前には会ったことないので。彼女がおかしかったかどうかは、分かってない。と言っておく。
宵ヶ崎:うーん。話を進めるために、他の情報を開けてみよう。ナイチンゲールについて、良いですか。
GM:うーん。誰も開けそうにないけど、みんな不審に思ってないから開けちゃおう。(源田と書かれたカードを置く)
深森:源田!?
嶋岡:いや、良いのよ。これは気づいた人だけに通るネタだったので。
GM:調べようと思ったら調べられるよ。
梅宮:(ころころ)ハイ駄目でしたー!!財産ポイントも潔くない!
宵ヶ崎:(ころころ)まわった。17。
GM:「面影神社の娘。ただし神事については姉の小春が取り仕切っており、冬日は関わっていない。同級生が、オモイデ様に逆らって行方不明になった事があるという。それ以来、面影の島と家に反発している。島の秘密について、具体的なことを知っているわけではない。ネットで知り合った相手に調査を依頼したりしていた。」(なんか違うけどGMはこう回答した)
嶋岡:その相手って分からないの?
GM:んーとねー。この島で行方不明になった記者さんっぽいです。
梅宮:あーやっぱり。
嶋岡:調べるよ。面影神社について。(ころころ)1個回ってるぜ。13。
GM:「島に古くからある神社。由来は江戸時代にまで遡るという。現在の神主は面影小春。また巫女として、六白神無が通っている。時雨京一郎が、二ヶ月ほど前からよく出入りしている。」
宵ヶ崎:ンー。
嶋岡:この後2周目になるけど、良いですか?
GM:じゃあ、シーン変えましょう。あと、今回の件について色々意見を出し合う、ディスカッション的なものを持ても良いんじゃないかな。黄泉還り、どう思う?もし自分の目の前に現れたらどうする?的な。
嶋岡:ああ、それは良いと思う。まあ、それは後でやろう。情報収集を済ませてから。

オモイデ様のたたり

梅宮:じゃあ、やってみます。源田について。(ころころ)ダメでしたー!(笑)
宵ヶ崎:じゃあ、ナイチンゲールについて(ころころ)11。
GM:源田については、そんなに調べる必要はないよ。「状況からして。生き返ったとしか思えない。ソングバードの姿はないことはない!黄泉還った、という事実の記憶も消えていない。ジャーム化前後の記憶はない。ソングバードへの執着もなく、ただ平穏に島での生活を送っている。寡黙でそっけないが、クラスではそこそこ人望を集めており、日常生活にすっかり溶け込んでいるように見える。」
宵ヶ崎:溶け込んでるのか…。
GM:じゃあ、後は無くなったので。キャラ同士で交流を深めると良いよ。
梅宮:社会が2しか無いから、何にも分からないよ。でもこれ多分、今まで捜査とかしたことが無いからだよ…。
GM:白バイだったもんなー。(笑)
宵ヶ崎:結論から言うと、3人以上身近に黄泉還りが発生しているということですね。
嶋岡:まあそうだな。
梅宮:黄泉還って来た人間を殺すと、消える。で、死体は消える。シャレにならんな。
宵ヶ崎:シャレにならんな。
深森:シャレにならないですね…。
嶋岡:伝奇ホラーだな。
深森:リアルに発生してほしくないことが、次々起こってますよね…。

ここら辺で話の流れが混乱してきたので、話をまとめにテコ入れが入った。迷走していた辺りは省略します。

嶋岡:まず、冬日を殺した犯人を捜すこと。あと、面影島の秘密と、黄泉還りのこと。これに関してはどうだろうな。
梅宮:正直、オモイデ様の祟りっていうのは、誰か人間がやっている。
深森:やってそうですね。
梅宮:祟りっていう名目で、オモイデ様を守っている立場の人たちが、その権威づけのために秘密を探ろうとしていたやつに手を下しているんだ。
宵ヶ崎:うん、うん。
梅宮:間違いなく、人間が何か悪さをしていることは分かる。
嶋岡:でもそれってさあ。嫌な想像なんだけどさ、島に住んでるだれかがやってるってことになるよな。
宵ヶ崎:そうだな。
梅宮:「たたりじゃー!」ってやつだな。(八つ墓村
源田:ぶっちゃけ、怪しいのは面影神社ですかね。
宵ヶ崎:面影神社。面影島の秘密、黄泉還り。
嶋岡:あ、そうだ。面影神社ってオモイデ様を奉っているですよね。
宵ヶ崎:オモイデ様って、そもそもどういう神様なんだろう。
源田:土地神って感じですね。この島に来ると、オモイデ様が死者と会わせてくれる。
嶋岡:今は調べられることは調べつくしたって感じだけど、あとは面影神社くらいしかないのかな。冬日が残してくれたやつと。
GM:んーとね、冬日の手紙を調べるしかないな。
宵ヶ崎:とりあえず、冬日殺しの犯人を探すか…。
源田:自分、まだ居た方が良いです?何か役に立つことがあったり。話が進んだりしますか?
嶋岡:いや、まあ…
源田:無ければちょっと、用事があるので、出て来ます。買い出しなんですけど。
深森:はい。

冬日の手紙

GM:では、冬日の手紙。一緒に行く人。まあ、でも学校の中なので。
梅宮:PC1、2で良いんじゃないですか?支部長は残ってた方が良い気がする。
嶋岡:まあ、残っといた方が良いかな。
宵ヶ崎:じゃあ、PC1、2で。
GM:はーい。ではシーンプレイヤーPC1で始めます。学校の中、使用されていない教室の、使用されていないロッカーのに、その手紙は有った。封筒にはデータが入ったディスクと、冬日が書いたらしい手紙が入っている。
嶋岡:それは、その場で読むぞ。
GM:はい。

これは、ボクが島の外の人と協力して調べたことです。

  • 黄泉還りやオモイデ様について調べた人が行方不明や、人が変わったようになるということ。
  • また、"縁切りの祭"後に行方不明になる人々がいる、しかも、それらの行方不明者の事を綺麗さっぱり忘れているということ。
  • ひょっとして、これは島の住人による、何らかの陰謀や犯罪ではないかということ。しかもソレがボクの実家の面影神社が主体で行われているのではないかという事。

まだ証拠も何にもなくて、ただ怪しいっていう話ですけど…。でもこれを読んでくれてるって人がいるって事は、ボクがいなくなったり、記憶がなくなったりしているんだと思います

多分、記憶がなくなった人っていうのも、死んでるんじゃないかと思います。死んで、黄泉還ってる…冗談みたいな話だけど
これを見つけた人は、お願いですから、島の秘密を解き明かしてください。あと…できれば、ボクがなぜ死んだのかを調べてください。それだけがボクの望みです

寧人さんへ、急にこんなこと頼んでゴメン。なんとなく高杉さんなら信用できるかなって思ったんだ。島の駐在所にいる龍子さんは、信用できる、いい人です。龍子さんにこの手紙を届けてください、お願いします

龍子さんへ。ゴメン!危ないことしない、って言ったけど、やっぱりボク、死んじゃったみたいです。あとよろしく、頑張って!なんて…でも龍子さんが危ないことになったらイヤだからやっぱり頑張らなくていいです

って書いてある。
宵ヶ崎:「良い子だったんだな。」って、寧人に。
嶋岡:いや、まあ…それなら。「いや、宵ヶ崎。まだ過去形にするのは早いだろう。どんな形であれ、まだ、彼女たちは生きているんだから。…俺はそう思いたいよ」
宵ヶ崎:「そうか。」何となく、別人な気がしてるからなー。
嶋岡:それは分かってるんだけど、納得できないんだよな。
宵ヶ崎:まあ、プレイヤー視点で思ったことですから。じゃあ、ディスク持って帰りますか。
嶋岡:そうだねー。そこで、霧人が出てくるかな。
GM:霧人がやって来るよ!シーン切って、新しいシーン。

霧人の接触

宵ヶ崎:帰ってる途中みたいな感じなんですかね?霧人の接触って。
GM:帰ったら。
深森:お帰りなさいー。
宵ヶ崎:ただいま戻りましたー。
深森:大丈夫でした!?
宵ヶ崎:危ないことは何も。
深森:良かったぁ…!
嶋岡:帰ってきたよー。こっちの手紙は梅宮さん。
宵ヶ崎:梅宮さんは今?
嶋岡:駐在所に帰ってるらしい。
宵ヶ崎:あー…。
深森:ファイルの中身は見れますか?
GM:じゃあ、開けて、調べて、確認したよってところで、来客があります。
宵ヶ崎:ほう。
GM:あなたを見て、「やはり、島の事を調べているのかい。」
嶋岡:久しぶりー。
宵ヶ崎:どなたですか?
嶋岡:えーっと、まあ事情があってね。(面影神社についての情報は、霧人に教えてもらったという設定になっているため。そういう会話を前にしていたんだけど、はしょっていた。)
GM:少し考えて。「黄泉還りについて、知りたいの。本当に知りたいんだね。」と。
嶋岡:一応、回りを見回すよ。これは、「俺は黄泉還りを見たことがある」っていう風に、言ってもいいのかなっていう風に。アイコンタクトで。言ってもいいのね?
深森:小さく頷きます。
嶋岡:じゃあ、分かりました。「黄泉還った人、実際に知ってるんだ。無関係とは言えないよ」
霧人:座っても良いかな。
嶋岡:あ、どうぞ…。(笑)
霧人:じゃあ、黄泉還りについて少し教えよう。この島には、黄泉還りという死者が復活する現象が実在する。これは、オモイデ様という土地神の力だと信じられている。黄泉還りが発生するのは、「死者に対する想い」を持ち続けている人間が居た時だ。黄泉還った死者は、徐々に理性を失い、夜間に面影山で暴れるようになる。黄泉還った死者が暴走するケースが他に二つ存在する。ひとつは黄泉還りを望んだ人間から死者への想いが薄れている、ないしは消えている場合。もうひとつは、黄泉還りを望んだ人物が死んだ場合だ。しかし、その現象は「縁切りの祭」が過ぎると沈静化する。縁切りの祭は、死者の暴走を止めるための儀式だ。これらの、黄泉還りの発生と消失の際、周囲の人間の記憶も捜査されるが、それが利かない体質の人間がいるらしい。
嶋岡:ゲーム的に言うと、ロイスってことか。
GM:そうですね。
宵ヶ崎:ロイス持ってると、復活する。
嶋岡:だから、小鳥遊のきょうだいは、宵ヶ崎がロイスをまだ持ってたから生きていたと。
宵ヶ崎:こりゃあ、父親にロイス取っておかないとなー。
GM:父親と会いたい?
宵ヶ崎:いや、その…
霧人:小鳥遊小夜さんだっけ。彼女は一度死んで、黄泉還ったんだろう。俺はこの島の風習や歴史について知るうちに、黄泉還りの実在を信じるようになった。それで、色々と調べたのさ。これ以上知ることは難しい。…君たちは、何かの組織の人間なのかい?
嶋岡:それは…深森を黙って見るかな。俺は自分を組織の人間だとは思ってないんで!(笑)
深森:どう誤魔化すかなー…。
宵ヶ崎:「逆に、どう思われます?」逆に問いかけてみます。
GM:「まあ、そこについてはあまり興味は無い。」教えてくれるんなら、それも良し。くらいで。
梅宮:そこにピンと来るような人が、逆にすごいけど。
宵ヶ崎:確かに、言われてみればここ、15歳から17歳しか居ないな。「支部長、支部長」とか言ってたせいで、逆に忘れてしまうが。
霧人:しかし、生きていたんだね。寧人君。さっきはそっけなく扱ったけど…傷無は、君が死んだと思って、ずいぶん悲しんでいたよ。
嶋岡:ああ、そうなんだ。そりゃあ、知らなかったなーと、「アチャー」という顔をします。何も言いません。
霧人:だから、だからじゃないけど、神無には優しくしてあげてくれないか。色々不安定だけど。
嶋岡:いや、傷無に姉妹がいるなんて、知りませんでした…。言ってくれれば、お見舞いくらいはしたんですけど。
霧人:…そうだね、少し遠いところに療養に行ってたから。
嶋岡:もう、神無の病状は良いんですか?
霧人:ああ。この島に来て、すっかり良くなったよ。
嶋岡:そういえば、変な話を聞くようですけど、…神無が、自分は傷無だって言ってるんですけど。それは、病気と何か関係があるんですか?
霧人:…双子だからね。何か感じるものが会ったのかもしれない。
嶋岡:一応聞いてみるよ。「その、昔、傷無が負った傷が、神無の体にもあったんです。」さすがに双子でも同じ場所に傷を負うことは無いでしょう?
GM:「あれはね…神無が…」そういう感じの話をしようとして、やや思いとどまる感じで。
嶋岡:あー、それはちょっと察するかなー。しょうがない。これ以上は追及できない。「すみません。変なことを訊いて。俺も、昔の話ができることはうれしいですし、これからも彼女と仲良くしていきます。」
霧人:ありがとう。もし何かが分かったら、教えてくれると助かる。
嶋岡:それは、はい。こんな感じかな。
GM:「じゃあ、これで失礼するよ。」と言って出て行く。
嶋岡:しまった。今のところ、誰も時雨に触れていない…!(笑)
梅宮:オオー!確かに!(笑)
嶋岡:これじゃあ、正直誰が冬日を殺したのか分かってない状態だ!どうしよう!(笑)
梅宮:間違いなく時雨がやっただろ!っていうことは、皆うっすら分かるよね!
GM:一旦シーン切って良い?
宵ヶ崎:はい。

消えた死体と源田

GM:本当に大きな病院は郊外にあるんですけど、小さな診療所があるんだと思ってくだせえ。一人の男の子が入ってきます。まあ源田君なんですけどね。
梅宮:ほう。
嶋岡:怪しい。
GM:で、地下の方に歩いて行きまして。
宵ヶ崎:地下があるんだ!?
嶋岡:地下って何?病院の地下って、霊安室くらいしか思い当たらないんだが。
GM:ぶっちゃけ、霊安室っぽいところがありまして。
宵ヶ崎:ウワァ…。
GM霊安室の、布がかかった遺体を確認して行って。開けると冬日の顔があったりするわけなんですけど。
梅宮:エェー!?
GM:とりあえず他の死体の所まで行って開けてみて、戻して、ひとつ頷いて、全部確認して、頷いて、上に上がって行きます。
宵ヶ崎:じゃあ、死体は消えてないのか。
GM:さぁー、どうでしょう。
梅宮:しかもなぜ、源田なんだ。
深森:死んだ人が、一旦集まってる?
宵ヶ崎:怖い怖い怖い!!
GM:元のシナリオには無いシーンです!
梅宮:クソォー!誰か源田の秘密を暴いてくれ!
嶋岡:どうなの?シナリオで重要なところなの?バラして良いのかなと思って。これは、プレイヤー向けに「源田が怪しいよー」っていうネタ振りなの?それとも、何か伏線が張られているの?
GM:源田のことは、どっちでも良い。
宵ヶ崎:おおー!?
GM:もう1個見せてやるよ。小夜もいる。
嶋岡:どういう意味のシーンなの?源田の正体は明かすシーンなの?それとも、死体があるっていうシーンなの?
GM:死体があるっていうのを、プレイヤーに見せるシーン。
深森:ああ…。
嶋岡:そういう意味なのね。
GM:ただ、これは、元のシナリオには無いし、ホニャララがホゲでホゲホゲなので、まあアレです。
宵ヶ崎:さっぱり分からん!!
GM:つまり、気にしなくても良い。
梅宮:モヤモヤするー!誰か源田のことを調べてみて下さいよー!
嶋岡:でも源田には疑われるような要素が無いよ。俺的にも、借りができてるなーってことくらい。
深森:源田さん…。
嶋岡:具体的になぜかって言うと、源田ってオルクスじゃないですか。1話のクライマックスに出てきた猫は源田なので。アニマルテイマーなんです。
梅宮:あの猫!?そうだったんですか!?(気づくのが遅い)
嶋岡:あと、動物を自分の代わりにシーンに登場させるエフェクト。
梅宮:あれかー!
GM:意外とみんな気づかないのね。
嶋岡:猫がどうのこうの言われて、ああ、猫と言えば第0話で出てきたアイツしか思い浮かばなかったので。
宵ヶ崎:アイツしか思い浮かばなかった。
梅宮:ですよね!?
深森:(笑)
嶋岡:勝手にみんなでミスリードしちゃったんだけど、よく考えたら、源田が猫にエサやってるシーンもあったし。
梅宮:あれが伏線だったのか!
深森:確かに、ちょくちょく源田さん外出してますよね。
嶋岡:それで、疑うのであれば俺は止めないよ。
深森:まあ、でも実際に死体が消えてるし。支部から2体は消えたんですよ。
梅宮:ウワァー確かに怪しいわ!!(笑)
深森:源田さん車運転できるし、死体運べるし。みたいな。
嶋岡:そこまで前提条件がついてるなら、どうぞ判定をお願いします!(笑)
深森:(ころころ)15です!
GM:源田さんの正体を探るのね。はい。

ここでPC1が取り出したのは、「Slaughter School」のセッションログシートでした。つまり、GMはPC1の卓であのシナリオに参加し、そこで使ったPCが源田君だったのです。
 

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嶋岡:2回目に立てたときのやつ。実はPC2さんも会ったことがある。あの時のPCです!
宵ヶ崎:ああー!そうだったんだ!
嶋岡:ファルスハーツの人間なので、どういう意図があって動いているのかは気になるところなんだけど。
梅宮:後輩じゃねーかよ!龍子の!(笑)
GM:ファルスハーツの人間というか。どうしよう。この辺の話、しちゃおうかな。
梅宮:しちゃって下さいよ!(笑)
宵ヶ崎:エージェントになったんでしたっけ、あの後。
GM:そもそもおかしいんですよ。「Slaughter School」がふたつ立ってることになるから。
嶋岡:あれは、ゲームマスターの中では平行世界の話だったんだけど。
GM:でしょ?だから、平行世界の話なんだけど、じゃあこれどうなってるの。と考えたネタばらしてきな話を。実はですね。NPCだけ入れ替えてるんですけど、シャドウジャック。あいつが同じことを繰り返してるっていう風に考えたんですよ。
宵ヶ崎:ほう。
GM:なので。馬走枠に、あの馬走の姪っ子とかそんなのが入ってたりするんです。
嶋岡:名前似てるけど、実は別人、みたいな。
梅宮:なるほど。
GM:そんな感じでPCに入ってて、彼もまたあなたの後輩として、似たような話をやったことがあるという状況。
嶋岡:実は、先生の名前が違っているとか、細かい違いがあったんですけどね。
GM:あ、そうなんだ。やるな。なので、この世界では、ジャック君、2回か3回かけっこうな数似たような事件を起こしているというか。レネゲイドビーイングっていうのは、多分、滅ぼさない限り死なないハズなので。
宵ヶ崎:滅ぼすっていうのが難しい。
GM:多分似たような想念が凝り固まって、また似たようなジャックが生まれたんだろうという設定でございます。
嶋岡:今敵なのか、味方なのか、何か意図があるのかは、プレイヤー的には分からん。
梅宮:アニマルテイマー、被ったな…。
GM:もう1個わかる情報は、マスターエージェントで、プランナーの指示に従って動いているようです。マスターエージェントというか、マスターレイスです。
深森:えー!?
梅宮:マジで!?その時期には居るんですか?
宵ヶ崎:でも、この時期はまだ…
嶋岡:居る居る。代替わりしたり、
GM:並行して存在したりもするので。で、オールドレイスっていうデータをそのまま使っているので、ラストマスターレイスでございます。
嶋岡:博士が増やした廉価版じゃないので。
深森:ちょっと、どうしよう…。
GM:みやこちゃんが、「混乱させるだけなので、言わない方が良いのでは?今味方をしてくれているのなら、それで良いのでは?」
嶋岡:まあ、俺もそう思っている。
深森:だけど、…せめて、正式なチルドレンの紅さんには言っておいた方が…
GM:紅に助け舟を求めるのね。
深森:いや、ちょっと…。ど、どうしよう…。すごくうろたえてます。
宵ヶ崎:年下上司に抱えさせることになっちゃったか…。
嶋岡:これがあるから、あまり源田のことに触れてほしくなかったんだが…。
GM:面白いので、触れておきたかったの!
深森:一旦黙っておきます。
嶋岡:嶋岡的には全然気にしないんだけどね。
宵ヶ崎:こっちは気にするわー!
嶋岡:ていうか、死体を動かしたのは彼なの?
GM:それは分からない。やろうと思ったらやれるけど。なんかね、エフェクト的な何かを使ってもらったら、分かっても良いよ。天性のひらめきとか。
深森:無いー!
GM:はい終了。(笑)
嶋岡:まあ、今は味方だと思っておきましょう。
GM:彼には彼の目的がある。

ここら辺で、休憩に入ったっぽい。ところで、2003年の「ソラリス」は予告編がかなり微妙なので、サントラを紹介しておく。全体的にこんな感じの曲ばっかりなので、この曲良いな~と思われた方はぜひ、サントラアルバムをどうぞ。iTunesで売ってます。

"Solaris" Soundtrack - First Sleep by Cliff Martinez


嶋岡:正確に言うと、第0話に出てきた秋透というもう一人の女の子は、黄泉還りでした。
GM:そう。黄泉還りが、自立した意思を持つまでの話だったと。
梅宮:そのために必要だったのが、αトランス…(笑)
宵ヶ崎:そのために、春日をボコボコにしました…。
梅宮:ボコボコにして、1本だけ奪って逃げるて!!中途半端な。(笑)
宵ヶ崎:そして春日の転落が始まる!かわいそうに!(笑)
深森:あの、マスターレイスっていうのは?
嶋岡:超強いファルスハーツ幹部だと思っててください。
梅宮:だから、牧島とタイマン張れるってことですか?
GM:いえ、張れません。あれねー、実は純支援キャラなんですよ。それで本当にマスターレイスなのかって話なんですけど。(今回の源田君は、経験点を600点くらい突っ込んで作成されているとのことなので、十分その資格はあるっぽいと思います。個人的には。)
梅宮:そういうこと!?どうりで、レベル最大の支援が飛んできたわけだ!
GM:うん。で、UGNにこっそり手を貸してるっぽいです。じゃあ次、キズナが出てくるシーンがあるので。PC1。

キズナの助言

嶋岡:はーい。じゃあ出るよ。
GM:夜、闇の中。家にやって参ります。ホタルのような光が舞う。現れた、透き通った人影は、君にじっと思いのこもった視線を向けている。キズナ。幼馴染の姿をした少女。
嶋岡:じゃあ、聞いてみよう。「なあ、傷無。傷無には神無っていう妹がいたのか?」
GM:それをここで訊くかー。「それは、妹みたいなものだよ。」
嶋岡:そっか。じゃあしょうがないな!(笑)
宵ヶ崎:みたいな?
嶋岡:そこは突っ込まないで!(笑)
キズナ:神無はかわいそうな子だから、優しくしてくれると嬉しいな。
嶋岡:ああ、それは…傷無も神無も大事にしたいんだが、残りロイス枠が2個しか無いんだ…!(笑)
宵ヶ崎:どんどん、切れないロイス枠が増えていく。
GM:「寧人君。危ない目に遭ったんでしょう。」結局、帰れとしか言わないんですけどね。「寧人君と会えたのはうれしい。すごく嬉しい。あの時寧人君は死んじゃったと思ってた。警察の人もそう言ってたし。だから、また会えて本当に嬉しい。」
嶋岡:色々事情があって、傷無とは会えなくなったんだ。ところで、幽霊みたいな姿なんだけど、傷無も黄泉還りなのか?
キズナ:多分違う。おおもとは同じなのかも知れないけど。多分違う。
嶋岡:そうか。そうだよな。
GM:「もし本当に黄泉還れたら、ちゃんと寧人君と触れ合えるもの」と言って、右手に触る。
嶋岡:そうか。黄泉還った人も、こうして生きているんだよな。
キズナ:この島ではオモイデ様の力で死者が黄泉還るの。今は特に、縁切りの前だから、暴走しやすくなってる。オモイデ様はこの島の神様。あの子。ナイチンゲール、小夜さんって子も、冬日さんも、黄泉還った死者。小夜さんの弟、声君も黄泉還った。黄泉還りは、生きている人の想いで起きるものだから。一度黄泉還った人は、もう誰かを黄泉還らせることはできないの。
嶋岡:黄泉還り自身は、本当はロイスを持てないにで、さらに黄泉還りを生み出すことはできないんですね。
キズナ:時雨さんも奥さんを黄泉還らせてる。黄泉還りに魅入られた人は、島やオモイデ様を守るためなら、どんなことでもするんだよ。だから、逃げて。
嶋岡:逃げてしまえば、忘れてしまえば、楽なのかもしれない。でも、それはできないんだ。俺のまわりでも何人も黄泉還ってる。あの人たちを見捨てるわけにはいかない。
GM:「でも、黄泉還りで生き返ったひとは、本当は…」ここで途切れる。
嶋岡:じゃあ、自分の賢者の石に触れながら、「まあ、俺も黄泉還りみたいなもんだから。だからもう2度と…。俺の手の届く範囲で、誰も悲しませたくないんだ」
GM:じゃあ、「うん」と頷く。「ごめん、そろそろ限界みたい。」
嶋岡:また会えるんだよな。
GM:「うん、きっと。」と悲し気にうつむいたまま、消え去っていきます。闇にほどけるホタルのような光。
嶋岡:消えてしまった。わりと悩まないタイプのPCだけど、これは悩むな。
GM:じゃないと、つまらん!「じゃあ、さよならじゃなくて、またね」と言います。
嶋岡:じゃあ、またな。
GM:手を振る彼女の肩には、痛々しい傷跡が残されていた。はい。あとは「お前が犯人だ」でクライマックスフェイズに入ります!
宵ヶ崎:はーい(笑)
GM:なので、やりたいことがあれば、ガシガシ入れていけばいいと思うよ。
嶋岡:まあ、話題にはあがりつつ、やっていない「みんな黄泉還りってどう思う?」という件ですね。
深森:何か、勘がするどいっていう設定が入っちゃったんですけど。「ファイルを見た時に、みんなぎょっとした顔をされてたので…何か、黄泉還らせたい人が居るんですか?」
嶋岡:良いですね。そこで支部長にそんなムーブをしてもらえると、非常にありがたいので!そういう話に持って行こう。

続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)