Cobolerの実験場

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天羅万象・零「空が落ちる」プレイレポート

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注・あんまり読まなくてもいい日記みたいなもんです。

要するにコンベンション参加報告みたいなもの

 天羅零のサプリ「天上天下」のサンプルシナリオ「空が落ちる」を体験する機会があったので、ぜひプレイレポートをば…と思った次第であります。
 天羅といえば、前回大惨事になったあのリプレイが思い出されるのですが、懲りずに挑戦した次第であります。いえ、私がリクエストしました。ていうか天羅好きです。版上げも楽しみであります。
 今回は何かまあ「普段使っていない天羅筋を鍛える」ということで、サンプルシナリオでした。ルルブのシナリオは私がもう読んでたので、サプリのシナリオであります。
 今回のシナリオは、サプリメントに載ってるサンプルキャラクターで遊びました。PC1シノビ、PC2人形使い、PC3サムライ、PC4オニ。私はもちろんPC2です。要するに金剛機だ!ヒャッハァァー!

 人形使いの良い所は、素のRPで金剛機のPCになれることでしょう。この機体、生前はどういう人だったん?という事が100%シナリオの伏線に使われるキャラゆえに、前回のような大事故が起こるわけで。一方人形使いの場合、魂の入っていない「空」の機面金剛機に接合して、遠隔操作するスタイルになります。つまり、散華で自爆しても本体は五体満足で生きてます、という訳でございます。ハンパねえ。しかもこのキャラ、共感が7点あるので、幕間でもらえる気合が多くなるというのがおいしい。体力とかは紙みたいな状態だけど、戦闘するのは金剛機さんの方ですから!
 さらに。今回のシナリオは間空仁道の乱の最前線に立つというわけで、時代的には零じゃなくて初代の方。初代の時代には、機面鏡なんてありませんから!いくら巫女でも、ヒラ社員じゃそんなもん持てないから!というわけで、キャラクター作成時にGMに機面鏡を返納し(業コスト-15)、明鏡を装備(業コスト+25)させることに成功。こうして本体は業が100点溜まった状態でスタートしたのでした…。

 サンプルキャラクターの因縁は<感情:依存心>という、共依存的なロールプレイが必要な状態を想定したものでしたが、「要は金剛機に依存してるんじゃね」というように解釈。明鏡修正で更にパワーアップした金剛機さんと一緒に働けるなら、喜んで神宮家に魂売ります。そんな修羅道に片足を突っ込んだようなPCが生まれました。残り9点で、身も心も金剛機さんになれるよこれ。馬鹿ですね、はい。

個人的に楽しかったこと

 それはもう、素のキャラで煮えたぎったRPをできたこと。そして、他のPCに合気チット(GMは公式の合気チットを持ってきてくれていました。)を投げるのが楽しい。合気チット、貰ってうれしい。投げて楽しい。これが「零式」の良い所でしょう。いや本当に楽しかった。
 というか今回、ロールプレイに熱が入りすぎていたらしく、後でGMから「どうしたのかと思った」と言われた。いや、何か知らんけど気合入ってしまった。

体験してみて思ったこと

 ヨロイ乗りあがって、気が付いたら神宮家に拾われていたような巫女ならば、さぞメンタルが幼かろう…そんな感じのロールプレイを求められていたシナリオだった気がした。だがわしのキャラは、そんなんではなかった。でも事故は辛うじて防いだ。
 いや、最初に間空仁道(マグニートーと読む)に取り入って軍師をやっていた神官崩れの男というのが出てきまして。この人、PC2の元上司なんですけど、神宮家を裏切って出奔したという設定。それを追ってきたPC2は、もともとこの人に、依存的な感情を持っていた風な感じに、想定されていたのかなと。途中で「旅芸人一座の白拍子に扮したPC2が元上司のところに潜入する」なんていうシーンがあったんですが、あんまりにも私のキャラが強烈すぎて「こんなキャラじゃないよね」ということになったため、「金剛機さんの整備をしているPC2のところに、元上司のメッセンジャー式がやってきて口論になる」なんていうシーンに変更されました(と記憶している)。私のキャラは零幕で元上司に、金剛機さんのことを「木偶」と呼ばれたことに対して「絶対許さん」という思いを持っており(ひどい)。元上司絶対殺す!という思いだけで、不器用ながら潜入工作をしていくわけなのでありました。

 当然、間空仁道の軍勢に参加していた、他のPCとの交流も難しく。邂逅ロールで「腐れ縁」と出たPC1さんとは「おやおや、また会いましたねえ」的な流れで協力を求めたりも出来たんですが、他の面子とはどう絡めばいいのか分からなかった…!いやこれ、サンプルキャラクターを正確にトレースしたRPをしたとしても、ここら辺との交流はかなり難しかったと思われるんですが。いきなり「明鏡通信が入りました。現地の協力者と一緒にタケミカヅチに潜入して云々」なんて言われても困るんですよ!協力者を作れるようなシーン無かったし!というか、シーンをPCが作ってくれということだったのか!

 そして、式の強制停止が発生。サムライ、シノビなどはショック死する者もいるし、ヨロイや金剛機は機能停止に陥る。なんていうのが間空仁道の乱のハイライトなんですが、人形使いにとってもこれ、大変な事態じゃないですか。大事な金剛機さんとの接合ができなくなって、身一つで放り出されるわけですよ。金剛機さんが居なければ何もできないのに、こんな事件に遭遇したら、すっごく怖いはずですよね。でも特に…印象に残るようなシーンは無かったんだよなあ。
 で、感想としては、こんな感じ。「初代から零への版上げのきっかけになった事件を体験出来るシナリオというわけで、感慨深いものはあった。でも、何かグダグダだったよー!」

ラスボス戦からの自キャラ

 今回GMは、ラスボス戦でPC2が無双しちゃうと面白くないので、ラスボスをバンプアップさせていたのですが…結果、強くなりすぎてしまいました。ラスボスは神宮家の金剛機だったんですが、イニシアチブ1番、高速機動に入りました。飛び道具だ!26点で避けてみろ!なんてことになりまして、ビビるPC達。私も高速機動で回避をしてみるものの、15点しか出ない。気合で避けて様子を伺います。イニシアチブはラスボスの次の2番目だったんだけど、他のPCの出方をうかがってみる。PC1は、避けきれずに活力0で倒れました。PC4は、正念場宣言。ダメージを出します。敵のHPが半分くらい削れました。PC3も、正念場宣言。しかし敵さんのHPがちょっと残ってしまった。敵さんは負傷ゲージも死亡ゲージも持っているため、次で私が何かしても、勝てるか分からん…っていうか無理!

 と言う訳で、PC4がPC1を連れて逃げ、私は大事な金剛機さんを散華させることに…。半径15メートルに30点のダメージを与えた爆心地には、死にきれないラスボスと、PC3の雄姿。PC3は、ラスボスの足止めをしつつ名誉の戦死となりました。PC2は普通に逃げた。そして、のこのこと社に戻って来た。

「何だ、生きていたのか」
「まあ、大事な金剛機さんを失ってしまいましたが。今回のことについて、私は何も見ていなかったことにします。生き残った他のものも、何が起こったかは口外しないでしょう。また金剛機さんと仕事をさせて頂けるのであれば、私は喜んで神宮家のために働きましょう。」
「よろしい、では次の任務だ」

 『天羅WAR』のルルブにも書いてあるように、神宮家の分裂もヤオロズの役員たちが考えたストーリーに沿って進んでいたわけで。上層部の仕組んだストーリーの最前線で翻弄されるヒラ社員の私、なんだか口止め的な感じで消されかかってたみたい。でも、別に今の仕事嫌いじゃないし。転職するアテも無いし。死んでも辞める気は無いけんね!金剛機さんと一緒に仕事ができるならね!(っていうか、生身の体が邪魔やねんとか考えてそうだ。)そんなわけで、修羅のごとき馬鹿さで仕事に復帰したPC2でなのであった。今後も天羅零のセッションがあれば、強引にこのキャラをねじ込んでいきたい。ロールプレイしてて楽しいので(笑)。
 このPCを突き動かす因縁は<感情:金剛機への依存心(上級)>。ヨロイ乗りのアーキタイプが持っている「ヨロイがあったら誰にも負けない!」という自信の変化形のようなもの、のはず。現状、このPCは空の金剛機と接合して戦うという特技を持っているから巫女としてバリバリ働けているわけで、金剛機が無ければただの人です。ただの人になった自分には何の価値もない、そんなふうに考えてしまうようです。そんな因縁を昇華できることがあるとすれば多分、大恋愛して旦那様をゲットするとかじゃないと無理だと思う。金剛機に接合して戦った時の強さじゃなくて、あんた自身に価値があるんだよ、ということに気が付かされればOKなのでは。その時はきっと、ヤオロズを寿退社するんだろう。それまでは、因縁を作っては消しながら、明鏡修正的にギリギリな業を維持しながら、修羅化ギリギリで戦うんだろーなと思った。というか、修羅になりたいのか。

 とりあえず、高速機動してダイスを振り足すのが楽しいので、金剛機好きです。

 

写真:GMから頂いた、合気チットを買った時について来たおまけのサンプルキャラクター。のコピー

 

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)