Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「地獄のセト・ロード」 その2

リサーチフェイズ

関門渓谷

RL:では、みなさんは今、スタートの位置にいます。

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エイジ:はい。
RL:セト・ロードの玄関口、関門渓谷。「この渓谷を抜ければ、いよいよセト・ロードです。皆さん、気を引き締めていきましょう」
新藤:ここの幅って、100メートルくらいだよね。両サイド。
エイジ:まさか、地獄の入り口が、こんなに近くにあるとは思ってなかった。
RL:まあな。だってうちら、ここだもんね。(上図参照)
ヒジリ:そういや、そうだった。
エイジ:物理的にも、経済的にも、こんなに近くにあるとは。
白子:そうですねー。ここ渡れば、すぐですね。
ヒジリ:うどん食べたい。
エイジ:うどん?
白子死国に行ったら、うどんが食べれたりするんでしょうか。
RL:そこらへんは…超デッドリーな、ヒルコ空間になってると思うんだけど。(笑)
エイジ:多分、ものすごいジャングルをかき分けていけば、災厄前のうどんプラントがあるかもしれない。(一同笑)
新藤:うどんプラント!!(笑)
ヒジリ:すっかり邪魔してしまった。スミマセン。
RL:というわけで、皆さんはこうやって周りを見上げているわけですよ。君たちを歓迎したのは、無数の砲撃用ドローンだ!後方にはドローンのホスト機であろうウォーカーの姿を確認する。いずれも所属不明、一体何者なのか?
新藤:妨害が…速攻で入りよったか。
RL:「攻撃!? そんな、まさか。あれは……」所属不明のドローン部隊が、「ターゲット補足、攻撃開始」。
エイジ:マジかよ。
白子:まじで!?
RL:まずは達成値15の射撃による攻撃を行ってきます。カット進行ではないので、回避してください。ヴィークルを操縦している方は、〈操縦〉で。今回は宣言するだけでドローンを撃退できるので、まずは避けてね。
ヒジリ:〈操縦:ドローン〉〈電脳〉〈01フィーリング〉で15。
RL:分かりました。
エイジ:しょうがない。この札を使うか。〈操縦:地上車両〉のみで18。これ以降は15以上出ません。手札が腐った。
新藤:〈操縦:地上車両〉で17。
RL:OKでーす。「ドローンのお守りなど、つまらん仕事よ」所属不明のウォーカーのパイロットが言う。
白子:おおー。
RL:「おお?そこにおるのはあの時の。なかなか面白そうな敵よ。これは本隊に合流してかからねばな。」と言って、ドローンはどこかに行きます。
エイジ:何だ、ちくしょう。
ヒジリ:ん?相手がだれかはまだ分からない。「なんだ?あいつの声、どこかで。」とつぶやいて行きます。
白子:しかし、一体何のために。
新藤:なんだ?お前の知り合いか?
エイジ:やってやろうじゃねえか。
新藤:知っているのか雷電!あれ?(笑)
ヒジリ雷電じゃねーよ!佐条だ!とりあえず、リサーチフェイズで調べるぞ!(笑)
エイジ:ところで、〈製作〉の達成値って、報酬点で上がるの?
RL:〈製作〉とか〈電脳〉とかは、報酬点で達成値上げられますよ。このタイミングなら、さっきホンコンで買い物をしてきたってことで。
ヒジリ:じゃあ、報酬点あげても良いですか?どのくらい要ります?
エイジ:えーっと、戦車は28点なんだよね?報酬点15点入れて、改造しよう!
新藤:なに!?(笑)
RL:おおーっ!
エイジ:大丈夫だ。今、16点持ってる。
RL:いいの!?つまり、ホンコンでパーツを買い集めて、スカンピンだぜ!ってことでしょ!?どんだけ!?(笑)
エイジ:ここで!ここで生き残って!今期の決算さえ生き残れば!名前が売れて仕事が来るようになるはずなんだ!!
白子:なるべくしてこうなった感じじゃないですか!?(笑)
新藤:その時はうちにも声をかけてくれ!格安で下請けしてやる!(笑)
エイジ:でも、ちょっと…改造するなら手数料くらいは欲しいな!サービス料はナシで良い!実費だけくれ!
RL:ハハハ!!(笑)
白子:じゃ、じゃあ私が…
エイジ:君はヴィークル持ってないだろ!?
新藤:い、いやここは私が!10点出すから!
エイジ:そんなには要らないぞ?
新藤:半分くらいは出すから!じゃあ5点あげよう!
白子:私も乗せてもらってるんですから。5点くらいは…
新藤:いやいや。こっちは守るのが仕事だ!仕事はきっちりさせてもらう。
ヒジリ:こっちからもいくらか、カンパしておきたいんだが。
新藤:いやいや。ここは払わせてくれ。
ヒジリ:〈改造〉って、1シナリオ1回なんですよね?
エイジ:〈改造Ⅱ〉は1回だけなんだ。〈改造〉は何回でもできるけど。
新藤:〈改造〉したらどうなったの?
エイジ:どう〈改造〉するかは、俺が指定させてもらうよ。俺に有利な方に!まず、判定をしますね!スペードの5!
RL:そんな手札で判定するの!?(笑)
エイジ:これしかねーんだよ!一番高い手札がこれなの!
RL:いやまあ、そうかもしれんけど…!?
エイジ:理性7で12!報酬点を16点積んで、28!〈製作:ヴィークル〉〈改造〉〈改造Ⅱ〉〈魔改造〉〈タイムマジック〉で、戦車、ドローン、トレーラーを全部改造する!
RL:うええええ!?
ヒジリ:わーい!やったー!
新藤:で、どうなるの!?
エイジ:〈改造〉の効果で、防御力が全部+3になって、〈改造Ⅱ〉の効果で防御力がさらに+3になる!
白子:すげー!やべー!でも大丈夫ですか、本当に!?
RL:本当に組み合ってる!
エイジ:だから、防御力が合計で+6されるんです!
新藤:おい!
エイジ:さらに、SFが1増える!
RL:豪快すぎるよぉ!
新藤:おい待て!!機動性がすげー!!(笑)
エイジ:これで俺の仕事は全部終わった!!
ヒジリ:「あー、すまんねー。」と言って、ゴールドを1枚渡すぞ。
エイジ:毎度あり!また何か仕事があったらよろしく!
RL:ハンパねー!(笑)
白子:これが職人の仕事!!
新藤:おい!Iの数値が18になったぞ!?どうすんだこれ!(笑)
ヒジリ:こっちは7/6/8になった。
白子:やっばい。これ、かばう必要なくないですか!?(笑)
RL:そんな気がしてきた!敵が神業を使ってきた時とかに、使えばいいと思うよ!
白子:戦車をかばう女の子ってものおかしくないですか!?
エイジ:いや、良いと思いますよ?(笑)
RL:男前すぎてミストレスって感じがするよ!!
新藤:やばい、腕利きじゃないか、エイジ。
ヒジリ:こんなにすごいのに、なんで会社が倒産寸前なんだよ?
エイジ:ヒルコがなぁ…。(笑)
白子:いやぁー…。ぶくぶくぶく…
新藤:M○●Nでヒルコは災害みたいなもんだからなぁ…。
ヒジリ:すごい泡吹いてるんだけど、白子の肩をポンと叩いておく!
エイジ:ちょうど、クルマの前に飛び出してきてなぁ。ヒルコ自体は轢き殺したんだが…(笑)その衝撃で、中のものが…。
ヒジリ:あんた…。(笑)ヒルコに悪縁があるんだなぁ。
白子:やっぱり報酬点、お礼としてお渡ししましょうか?
エイジ:いやいやいや、いいよ。
白子:なんか、悲しくなってきたんで。(一同笑)
エイジ:それは、全部解決してからにしようぜ。
ヒジリ:なんか、なんかそれ…
RL死亡フラグだよ!!!(笑)
エイジ:なあに、俺は生き方だけは譲らないぜ。
新藤:なぁ、生き方がロックすぎるんだが。(笑)
エイジ:この仕事さえ生き残れば!!
RL:わかった。わかったよ!!ロックすぎるよー!(笑)
新藤:これは、色んな意味で、こいつを守ったらんといかんな!(笑)

ランダムイベント:死の谷

RL:はい!ここからはランダムシーンが始まります。今はスタートの位置に居るので、次のシーンは自動的に『R』の位置になります。『R』はランダムイベントシーン。
ヒジリ:わー!
白子:わー!(ぱちぱち)
新藤:うわぁー!RLの楽しそうな笑顔が目に浮かぶぜ!!(笑)
RL:本当はランダムアクセスカードを使うんだけど、とりあえず1d8で代用するよ。8面体をコロッとやった結果の数字と、シーンカードの正位置、逆位置で色んな事が起こるよ。
エイジ:ほう。
RL:『H』では固定イベントが起こります。『C』にはジプシーがいます。
白子:ジプシーって?ジプシー・デンジャー?
RL:待て待て!(笑)
新藤:待て待て待て!!パイロットが二人要るじゃねーか!あれ?(笑)
RL:ジプシーっていうのは、ここらへんを放浪しているヒルコのことです。ジプシー・デンジャー確かにヒルコっぽい生物兵器と戦ってるけどさあ!その発想はなかった!(笑)で、ここでしか情報収集や購入判定とかができません。
白子:黒と白の『R』の違いは?
RL:これねぇ…見たんだけど、書いてなかった…。(言っちゃった)黒の方がヤバそうだけど、特に書いてなかったの。
新藤:どっちのルートを選んでも良いって事かな?
ヒジリ:まあ、適当にこっちのほうが安全そうとか、速そうとか言って進んでいこう。
白子:分かりましたー。
RL:で、イベントシーンを終えたら、コマをゴール方向に1マス進めて、終了条件は、コマがゴールマスに進んだとき。クライマックスフェイズに移行し、リサーチフェイズは終了します。もしリサーチフェイズ中に終了条件を満たすことなく13シーンが経過した場合、M○●N壊滅に間に合わず輸送は失敗する。
新藤:うわー。
RL:まあ、さすがに13シーンもいかないと思うけど。
新藤:RL、それはフラグだ。(笑)
RL:はい!で、神業について。《脱出》《突破》などの神業を使用することで、次の『R』以外のマスまでシーンを増やすことなく一気に移動できる。
白子:おおー。
ヒジリ:つまり、今ここから《脱出》を使ったら、
RL:『C』に行く。
ヒジリ:それ、かなり速いね。
RL:でも、よく考えてみてくださいよ!使わなきゃいけない場面がこれから、いくつ発生すると思います!?(笑)
白子:だからこその《突然変異》と《ファイト!》!なるほどー。
ヒジリ:とりあえず、やってみよう。
RL:では、お楽しみランダムイベントシーン!誰が振る?(笑)
エイジ:振ろう!せーの。(ころころ)3!
RL:シーンカードはクロガネの逆位置。3で逆位置なので、死の谷
白子:あ、なんかヤバそう。
RL:無念のうちに死んだ者の魂がさまようという、死の谷を通過する。にわかに沸き起こる恐怖心を抑え、鎮魂の祈りを捧げて通過する以外にない。全員、【感情】の制御判定を行なう。
白子:なんまんだぶ!
新藤:ちょっと!感情は、できんぞ!?
RL:[プレイヤー人数÷2(端数切り上げ)]人以上が成功することで、恐怖に耐えて通過できる。
ヒジリ:クラブ持ってます?
エイジ:持ってるんだけど…ヴィークルの制御値修正が痛い。
RL:そんな感じなので、半分以上のキャストが成功できないと、やばいよ!成功させるんだ!ほら!!
ヒジリ:とりあえずこっちは成功!
新藤:クラブが無い。ジョーカーはあるんだけど。
RL:山引きのほうがマシだな。
白子:良かった。なんとかなった。成功です!
エイジ:こっちもギリギリで成功した。
新藤:こっちは山引きするしかない。…アウトー!うぇー。
ヒジリ:アラシが怖がってどうする!
RL:半分以上が成功したので、クリア。制御判定に失敗した人は、「キャー!」って言っちゃう。
新藤:「キャー!」はねえよ!!ハンドル持ちながら、ガタガタしてます!
RL:おっ、1体付いて来る。
新藤:アクセル全開!(笑)逃げるよね!
白子:過去の亡霊に追いかけられているのか!
エイジ:あいつ、大丈夫か?事故らないよな!?
ヒジリ:追いかけて加速して揺れたので、トレーラーの中で他の人に頭をぶつけます。
白子:うにゃー!
ヒジリ:あたー!
白子:あ、トゲトゲはひっこめてるんで大丈夫です!
RL:トゲトゲ!(笑)
エイジ:馬鹿野郎!シートベルトくらいしとけ!(笑)
新藤:生きてる奴は大丈夫だけど、死んでるヤツはだめなんだよー!(笑)
ヒジリ:普段クルマとか乗らないからおろろろろろ!!
RL:おろろろ!?
エイジ:エチケット袋はそこじゃねえええ!(笑)
RL:とりあえず、成功したのでこのエリアからは出られます!
白子:よかったー。

ランダムイベント:計器異常

RL:シーンカードは、クグツの正位置。さっきの3以外が出るように振ってくれ。
白子:(ころころ)3!もう1回。(ころころ)5です。
RL:計器異常。磁気嵐が激しくなり、ヴィークルの計器が狂う。計器を再調整しなければ、迷子になってしまうだろう。キャスト全員、目標値15の〈製作:トロン〉判定を行なう。〈製作:トロン〉がなければ、〈電脳〉判定で代用できる。その場合は達成値-5!
ヒジリ:〈電脳〉で20出せばいいわけ?
RL:そう。誰か1人でも成功すれば、遅れることなく再調整できる。
エイジ:〈製作:トロン〉は無いな。
ヒジリ:〈電脳〉20は出せるんで、皆さん心置きなく失敗してください。
新藤:なら2を出して失敗!
白子:はーい!ダイヤ要らないんでこれで失敗させます。
エイジ:失敗…ってクラブ要らないんだよ!一番要らないんだよ!
ヒジリ:これ以降は手札が腐ってるんで、仕事ができなくなるかもしれない。その時は皆さん、お願いします。みんなが叩いたりしてるんで、「ちょっと見せてくれ。」と言って、機器をいじり始める。〈電脳〉〈01フィーリング〉スペードの7で、20!
RL:おー、良かったー。これで、ナビゲーションシステムが復活しました。
ヒジリ:修理できたぞ!あっちだ!ドローンを先導させるぞ。
エイジ:ホントだろうな、合ってるんだろうな!
新藤:ドローンで道案内か。なるほど。

ジプシーのキャンプ①

RL:というわけで。次のシーン。
ヒジリ:これ、Cのところに進めて良いのか。進めまーす。
RL:シーンカードはミストレスの正位置。ですが関係ありません。みなさん、登場判定で失敗しといたりとか、大丈夫ですか?
ヒジリ:そうか。全員チームだから忘れてた。登場判定に失敗しておきます。…ハート要らんわ!!
エイジ:こっちも失敗しておきまーす。…いらねー!!
RL:セト・ロードを放浪するジプシーたちのキャンプに遭遇した。ここで補給と休息を取ることができそうだ。「よく来た、客人よ。歓迎しよう」と言って、いかにも流浪の民のようなヒルコが出迎えてくれる。「こんな時期にセト・ロードを通るとは、勇敢なのか無謀なのか」
エイジ:両方だ!!(一同笑)
新藤:ま、仕事だからな。
エイジ:アンタらもよくこんなところに居るなぁ。
RL:もともと、ここら辺で暮らしているんですよ。「助かりました。少し休ませてもらいましょう」ということで、何ができるかっていうと、装備の修理とか、消耗チャートによるバッドステータスの治癒、購入判定とか。今はあまり恩恵がなさそうですね。ここではリサーチも可能なので、初期の情報項目は【セト・ロード】【王玲華】【所属不明機】です。(机の上に情報項目のカードを並べる)
エイジ:武器を買うか。うーむ。
ヒジリ:じゃあ、情報収集するか。
白子:〈社会:ストリート〉で調べられると思うので…
新藤:私も〈社会:ストリート〉は持ってるぞ。
ヒジリ:〈社会:テクノロジー〉って誰か持ってますか?
新藤:あるぞ。
エイジ:〈社会:ストリート〉と〈社会:M○●N〉、〈コネ:王玲華〉は持ってる。でもちょっと手札が。
ヒジリ:個人的な好みで、【所属不明機】について調べたいな。
新藤:【王玲華】については調べられるぞ。ダイヤだから、9で16まで抜けるな。
RL:はーい。ヘイロン本社のタタラ。新薬開発部門所属。オーサカM○●Nへの治療薬輸送計画を立案、実行した。ウィルス危機が伝えられてすぐに、輸送計画を始動させている。あまりに準備がよく、事件の前から準備を進めていたようにも見える。所属は偽装。本当の所属は、生物兵器研究開発部門。ウィルス兵器と、その対抗薬の開発が専門だ。
白子生物兵器!?
エイジ:なるほど。
新藤:この情報は嫌だなぁ…これ。
ヒジリ:何となく分かってたことではあるけど。
白子:なかなか黒いですねぇ。
ヒジリ:まあ、ヘイロンだからそんなもん。
新藤:ただ、感染症が広がったのは事故なのかも。
ヒジリ:じゃあ、〈ストリームマップ〉〈社会:ストリート〉で、報酬点3点使って16。【所属不明機】について!
RL:所属は周到に隠されているが、ヘイロンのグループ企業【ブラックドラゴン社】のドローンと思われる。ドローンのホスト機である黒いウォーカーは、傭兵【ジェットストリーム遼】の機体だ。
ヒジリ:「やっぱりそうか!」と言って、手を握りしめる。
白子ブラックドラゴン社。
エイジ:なに…?ジェットストリームって、あいつかよ?俺たちの間じゃ有名だぜ。

このセリフは多分、FGN名物1/144ガンダムRPG的な、3人組のドム的な何かのことを言っているのだと思う。ちなみにPC3さんは、この記事↓のセッションのGMだったんじゃなかったかなと思う。 

daitokaiokayama.hatenablog.com 

白子:私もけっこう手札が良いので、【セト・ロード】で。ハートは全然要らないので。
ヒジリ:ハート、けっこう埋まってない?
白子:どっちかっていうと、〈ボディウォール〉用にクラブが欲しいんですよー。なのでハートで。
RL:全部抜けてますね。セト・ロード。もともと死国からのヒルコの活動が活発になる季節だが、磁気嵐の影響でか凶暴化しており、非常に危険。また周辺国から流れて来た軍閥くずれの山賊グループが、進路上に居座っているという。重火器で武装した、極めて厄介な存在だ。
白子:むっちゃ危険!
ヒジリ:山賊なんて本当に居るんだなぁ。
RL:山賊の中でも特に、ムクロ大王率いるムクロ団が悪名高い。死を恐れず襲ってくる狂気の武装集団だ。
白子:ムクロ大王!?
RL:また滅多に姿を見せない幻の巨大ヒルコ、セトロードデスワームの目撃情報がある。
新藤:セトロードデスワーム!?何だそのパワーワード!!(笑)
白子:めっちゃ遭ってみたいんですけど!?(笑)
ヒジリ:めっちゃ遭いたい!
RL:今後もイベントが盛りだくさんだよ!
ヒジリ:セトロードデスワームについて調べられたりしない?
RL:しない。
ヒジリ:うそー!気になる!
RL:まあ、噂レベルだからねえ。
新藤:まあ、山賊が歩いて来るんなら、踏みつぶしてやるまでだ。
エイジ:せ、せやな…!
白子:なんだろう。今、絵札ばっかり来てるんですけど。
新藤:偏ってるなぁ。
RL:そのうち反動が来るかもしれませんんよー。
エイジ:【ジェットストリーム遼】について抜くぞ。〈社会:ストリート〉で16。
RL:漆黒のウォーカーを駆る凄腕の傭兵。現在の雇い主はブラックドラゴン社。その武名は大陸方面で広く知られている。戦場で「遼来々(遼が来た)!」と聞くだけで、敵兵が恐怖のあまり逃亡するほど。スタイルはアラシ◎。
新藤:遼来々!どこの三国志だよ。
ヒジリ:漆黒のウォーカーを操る。
新藤:大陸では有名人なのか。
RL:ここらへんでも名前を売ろうとしているのかも。
王玲華:さっきの黒いウォーカー、ご存じなのですか?
ヒジリ:そうだな。1年ほど前に、ぶっ潰されたことがある。
エイジ:そんなことがあったのか。
ヒジリ:まさか、こんなところでまた会うとはな…。

正しいことを成す

RL:では、他にすることがないなら、さっき王玲華の情報を抜いたので、そういうシーンに入ります。
新藤:はーい。
RL:一体この人は何を隠しているのでしょうか。
新藤:じゃあ、さっきの情報は全員に共有しようか。データで渡そう。「という事なんだが。」
ヒジリ:じゃあ、さっきの所属不明機についても。
RL:情報共有をしたと。
ヒジリ:かくかくしかじか、まるまるうまうま。
新藤:便利だなー、その言葉。
RL:オーサカM○●Nを目指す道すがら、玲華が重要な話を切り出す。「私に不信感を抱いているのは解ります。なぜ、ヘイロンが私たちを攻撃したのか……話せば、納得して頂けるでしょうか」みんなの、さっきの情報共有があってから、ちょっと空気感が変わったなーと思っていたみたいです。
白子:こいつが犯人なんじゃねーか、みたいな…。
新藤:まあ、報酬はもらった後だしなぁ。ここまで来てるし。
ヒジリ:別に、公開する気はないぜ。
王玲華:まず、この輸送計画自体が、社の認めるところではありません。
ヒジリ:え?
王玲華:薬も、私が無許可で持ち出したものです。
白子:えー?
王玲華:そもそもM○●Nを苦しめているウィルス――”小災厄”ウィルス変異体は、私がヘイロンで開発した生物兵器です。社はM○●Nでの発言力を高めるために、意図的に今の事態を引き起こしました。十分な被害が出たところで治療薬を空輸し、恩を売ることで発言力を高める。そういう計画なのです。
ヒジリ:え、空輸?今、地上を走っているのは…あー。
エイジ:空輸ができるようになるのは、テンペランスが壊滅する頃になるなぁ。ある程度被害が出てからって事かな?
王玲華:ニアサイドの住民だけ助かればいい、そんな発想だったのではないかと私は思っています。
新藤:そっちの方が発言力もあるし、コネも作れると。
エイジ:被害の数字が大きいほど、評価が上がると考えたのか。
白子:悪賢い!
王玲華:社の行為は人道に反するものです。私は開発者として、それに加担した事実に耐えられなかった。被害を少しでも減らしたい一心で、社を裏切って今回の輸送計画を実行しました。ただの感傷、個人的な贖罪行動だと考えてください。被害が想定より少なくなれば、ヘイロンの計画は狂うでしょう。妨害をかけてくることは予想できました。
ヒジリ:だから、ヘイロンが邪魔してくるのか。
王玲華ブラックドラゴン社はヘイロン傘下ですから。
新藤:M○●Nから来た組としてはなぁ…。聞き捨てならないなぁ。
エイジ:だいたい分かった。
ヒジリ:ヘイロンは無茶苦茶なことをしてたんだなぁ。
エイジ:どっちにしろ、俺たちの仕事は変わらないわけだ。俺は、報酬にしか興味がないからな!!
RL:それはどうなんだ!!(笑)
白子:頼もしいんだか!(笑)
エイジ:色々と火の車ですから!!
新藤:あんた、この後はどうするつもりだ。俺たちがM○●Nにたどり着いたら、あんたの立場は明らかに悪くなるんじゃないのか?
王玲華:それは…M○●Nに着いてから考えます。最初にすべてを語らなかったのは……ただでさえ危険な旅に、妨害まで加われば、誰も依頼を受けてくれないと考えたからです。すみませんでした。
ヒジリ:なるほど。
RL:「これ以上私を信じられないなら、降りてもらっても構いません。報酬も支払います。でも、もし……皆さんさえよければ、もう少しだけつきあってください。」改めてお願いします。
エイジ:今更降りるわけないだろ。
新藤:降りる理由もない。
白子:これしか、助ける方法がないなら、絶対、一緒に行きます!
ヒジリ:最後までやり遂げるのが、プロってもんだ!
エイジ:そうだ。
王玲華:ありがとうございます。皆さん、最後までよろしくお願い致します。
エイジ:任せておけ!
ヒジリ:こちらこそ。
RL:では、【SPS:M○●Nを救う】を差し上げます。
白子:M○●Nを救う!

ランダムイベント:1回休み

RL:というわけでー!次のシーンカードは!クロマク、正位置!
ヒジリ:『C』の次だから、黒い『R』と白い『R』、上か下かだな。どっち行きたい?
新藤:何があるかっていうのが、分からんからなー。
エイジ:何か、差があるのか?
RL:差は…たぶんない。
新藤:さっきのジプシーから、ルートが二つあることだけは教わってたのかもな。
エイジ:じゃあ、黒い方行ってみようぜ。
ヒジリ:うん。(駒を進める)
新藤:振るぞ。(ころころ)8!
RL:うーん。1回休み。
ヒジリ:え!?
RL:移動すら困難なほどの猛烈な嵐が吹き荒れる。
新藤:ゴメン…!(笑)
白子:えー!?やばい!
RL:進むこともできず、その場で治まるのを待つ以外にない。このシーンでは何も起きないが、移動することもできない。ただじっと耐えるのだ。キャストは1回、手札を1枚入れ替えることができる。
ヒジリ:それは、入れ替えておきたいな。3を1枚出してー。うん。
エイジ:…うわー!いらねー!!
新藤:6を出してー。ほい!先生、エース2枚とジョーカー2枚になりました。(笑)
白子:早く戦闘したいですねー、これだったら。
RL:そうだねー。
ヒジリ:あれだ。じゃあ、トレーラーの中で大人しくしときます。ドローンは砂嵐に弱いんだ。
エイジ:しょうがねえよ、それは。
RL:ホバーだから、そういうのに強そうなイメージがある。超適当に言ってる。
新藤:んー、でも効率悪いのよ。風船部分の消耗が激しくて、メンテに手間がかかるの。
RLジャッキー・チェンの『レッド・ブロンクス』っていう映画があって、最後にホバークラフトが町の中を暴走するの。
新藤:あー、あったあった!(笑)
RL:あれを思い出してしまった。そんな感じで!

ランダムイベント:エルフの子供

ヒジリ:というわけで、次のシーン。
RL:移動できないけど、もう1回振って。シーンカードは、チャクラ、逆位置。
エイジ:登場判定に失敗しておこう。
新藤:(ころころ)1!
RL:穏和で友好的なヒルコ・エルフっぽい耳の子供が、別のミュータントに襲われている。(裏声で)「助けてー!」
新藤:あれか。砂嵐がおさまったから、出てきたのかな。
RL:そうそう。助けるなら、〈射撃〉〈白兵〉の目標値20の判定を行なう。誰か1人が成功すればよい。
ヒジリ:20か。
新藤:私がやろう。
エイジ:なにー。
新藤:エース持ってるんで!というわけで、ルシファーズハンマーに弾薬をセット。
RL:ふぁいやー!ドゴーン!!
新藤:制圧射撃。
RL:じゃあ、ヒャッハーしていた連中が、逃げていく。(笑)
ヒジリ:ハハハ!手を叩いて喜ぶ。
エイジ:すっげー。派手だなー。(笑)
白子:戦車の力って、すごい。
新藤:これができなかったら、戦車乗ってる意味がねーよ。(笑)
RL:だめだ。そういうヤツだった!(笑)では、エルフの親御さんが出て来て、「ありがとうございます!」と言って、お礼としてお守りを配ってくれる。お守りの効果により、アクト終了時まで受けるダメージに-1される。
白子:わっ!すごく良いじゃないですか!
新藤:ダメージ-1か!
エイジ:すごい。どんどん固くなっていく!
RL:確かに!(笑)
白子:もう絶対ダメージ通らなくないですか?
ヒジリ:いや、そんなことは無いと思う。
RL:こっちが固いってことは、向こうも固いし、搭載武器もえげつない強さだったりするわけですから。
新藤:色んな種類のダメージがあったりするしねぇ。
ヒジリ:人助けは、するもんだなー。
新藤:ま、柄じゃないんだがな。
RL:うん!撃ちたかっただけだよな!(笑)「さっきの白塗りの連中…ムクロ団でしょうか?」
白子:白塗り?
RL:いや、何でもない。
ヒジリ:し、白塗りだったんだ。
白子死国ならではのファッションなんですね!
RL:いや、マッドマックスならでは。(一同笑)
エイジ:次出てきたら写真撮っておこうぜ!パシャっと。
RL:こういう辺境に来ると、珍しいヒルコ以上に、珍しいファッションの連中も色々居そうなイメージがある。
白子:観光には良いですね!
エイジ:いやいやいや!死ぬぞ!(笑)
新藤:これで6シーン目かぁ。

ランダムイベント:視界ゼロ

RL:で、次に進んだ。次の場面は、カゼの正位置。
エイジ:次は俺だ。せーの。よいしょ。(ころころ)4。
RL:正位置なので、視界ゼロ。
新藤:お?
濃霧により無視界走行を強いられる。進路を見失うと大きく遅れてしまうだろう。キャスト全員、目標値15の〈知覚〉判定を行なう。[プレイヤー人数÷2(端数切り上げ)]人以上が成功することで、遅れることなく濃霧を抜けられる。抜けられなかった場合、このシーンでは移動できず、次のシーンでは再度このイベントを行なう。
白子:うーん。
ヒジリ:とりあえず、こっちで成功させられます。
新藤:私はジョーカーを使えばいけるな。
白子:私もジョーカーを使えば行けるんですけど、ちょっと勿体ないんで…。
エイジ:んー、今の手札じゃ11にしか行かないな。
新藤:あと一人成功させられればいいから、でもエイジは無理なんだよな?
エイジ:ちょっと無理だな。届かない。
RL:山引いてみたら?それから考えてみよう。
エイジ:じゃ、〈知覚〉山引き。…ダメ。失敗。
RL:しかも絵札だからファンブルですわ。
ヒジリ:違う違う!アンタそっちじゃないぞ!
エイジ:え、マジで?
新藤:危ない危ない!エイジそっちへ行くな!崖だそっちは!(笑)
エイジ:で、でも道が、道が。
ヒジリ:なんか幻を見てるー!(笑)とっとと成功させよう!「あっちだ!」と言ってドローンを先導させます!
新藤:私が成功させよう。スペードのエースで、21点成功。
白子:山引き。…だめでした。
ヒジリ:むぅ、ヒルコの目でもムリか。
RL:ま、二人は成功したので、OKか。あー良かった。
ヒジリ:アブねー。
新藤:さっきから、濃霧に砂嵐に、何だこの環境は!(笑)
ヒジリ:濃霧と砂嵐って、おなじ地域で発生していいものなのか?という素朴な疑問。
新藤:まあまあ。
ヒジリ:ニューロエイジだしね。(ランダムイベントだからともいう)
エイジ:砂嵐が巻き上がって、それが雲になって、雨になった?
白子:それっぽい!じゃあ、1マス進めます。
RL:危なかったですねー。ということで、次のシーンカードは…エグゼク。でも固定イベントです。
ヒジリ:お?

続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)