Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

※BL注意「good-bye long long friend」 その8

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今日は大量にアップしますぞー。前記事もちょっと、加筆修正しておりますー。

落とし神の功罪

荒也:じゃあ、明日香ちゃんと個別に面談したいです。
GM:じゃあ、二人っきりになった、どこかのシーン。どこのシーンかは特に決めない。
時那:片付け中かな。
明日香:雅也を私にちょうだい。
荒也:ちょうだい!?ちょうだい、とはどういうことだ。
明日香:他に言葉が、思いつかなかったの。
水無川:何か、独占欲みたいな…。
雅也:キャッ☆(笑)
荒也:ああ、言ってたなあ…。明日香ちゃん本人に話してないのか…。「あー、うー…」
明日香:荒也は、嚆矢のことが好きなんでしょ?
荒也:荒也は、嚆矢が…。さっきのことを思い出して、ぼーっとしながら。「ああ、そうだな。」大げさに頭を振って。
明日香:優歌に負けていいの?
荒也:負けたくないよ。
時那:オホー。認めよった!(笑)
荒也:何か、胸がぎゅっとする感じで。「俺が、嚆矢を好きなように、お前も、雅也を好きなのか?」
明日香:たぶん、きっと、そう。
荒也:多分きっとメイビーか。「あー、うー…俺はさあ、何だ。支部長みたいに頭が良くないし、隠瀬院さんみたいに色々できるわけでもないし、しかも雅也みたいに、人との関わりが上手いわけじゃないからさあー。」
明日香:自分の感情なら、分かるでしょう?
荒也:「それが分かってないから、俺はいままで苦労してたんだよう!」頭を抱えながら。
明日香:でも、理解はしたの。
荒也:理解したというか、理解してしまったというか…。"orz"な感じで。「それでそもそも、お前は分かってるのかよ!?」
GM:それには返事せず。「嚆矢は荒也のことが好きだよ。」
荒也:へ!?はぁ!?それはどういう意味だ!?…言い方が悪かった。えっと、嚆矢は?俺が嚆矢を好きなように、隙なのか?
GM:じゃあ、そこで首をかしげる。
荒也:「んー、それは難しいことを聞いたなあ。んー…UGNチルドレンの俺に分かってるのか、そんなことが、そもそも!?んー…。」どういう風に攻めるかな?「あのさあ、俺さ、嚆矢を誰にも取られたくないって思ってるわけよ。お前はさ、雅也を誰かに取られたくないのか?」
GM:それは頷く。「私が一番、そばに居てあげたい。」
荒也:俺さあ、雅也みたいに口が上手くないからハッキリ言うぞ。何だ、そういうことを思ってるよ、雅也に。俺はあいつの兄貴なんだぞ。ずっと離れてたけど、ずっと心配してて、やっと1年前に会えて!でも、正直何だ、…
時那:どもってる、どもってる…。
荒也:「あー、うー!」ため息をひとつついて、「お前が嫉妬してるっていう話を聞いたよ。」
GM:何だろう。面白いこと言って良い?「兄弟は結婚できないんでしょ?」
荒也:知っとるわ!!
GM:男同士もだよ!(笑)
荒也:ていうかそれ、ブーメラン!
雅也:ブーメラン!
荒也:別に俺は、結婚とか恋愛とか、そういう話じゃないんだよ!雅也に対しては。
明日香:どんな話なの?
荒也:お前さあ。一番、雅也に守られてるのって、誰だと思う?少なくとも、俺視点からだと、お前に見えるよ。明日香。
明日香:私から見たら、あなたに見えるの。
荒也:マジか!それは驚きだなあ。だって、お前は一番、守られてるよ。一番に思われて、一番大事にされて、一番庇護されてる。何だろうな、それが、俺はあいつの兄貴だから、あいつを守らなくちゃいけないんだけど、それが、恐ろしく羨ましい。俺もUGNチルドレンだから、あんまり他所の事は言えないけど。多分、お前に嫉妬してるんだと思う。お前が、俺に嫉妬するように。
明日香:じゃあ、そう。
荒也:俺も、雅也を取られたくないって思ってるけど、別に、雅也は俺の物でも無いんだよな。
GM:じゃあ、雅也にドン引きされるようなセリフを。
雅也:雅也は別の所に居るてことで!(笑)
荒也:ドンと来い!
明日香:嚆矢の気持ちを、教えてあげようか。
時那:お、おお~う!
明日香:教えたら、雅也を私にくれる?
荒也:「まず、ひとつ言おう。絶対に言うな。俺は、嚆矢が俺をどう思ってるかは、俺が直接嚆矢に訊く。それから2つ目だ。雅也はあげられん。というか、何度も言うが、雅也は俺の物じゃない。自分でも大変不本意だがな!」ガリガリっと頭を掻いて。
GM:ちなみに、明日香ちゃんは、この時点では知らないです。嚆矢の気持ち。サイコメトリーで、見ようとしてる。
荒也:「要らん!」キッパリ言う。んー、独占、嚆矢。独占。他に伝えるべきことって、あるかな?荒也君としては、男同士とかは別にどうでも良い。雅也が明日香ちゃんとくっついても別に構わない。ただ、その独占欲がこっちに向けられても困るっていうか。こっちは兄貴なんだから。弟を守るのは当然だ。みたいな態度だしなー。
明日香:とりあえず、分かった。
荒也:何が分かったんだ。
GM:「雅也は、荒也の物ではない。」だから、遠慮する必要はないんだなと言う話。
荒也:ま、遠慮する必要はないわな。「ああ、そうだそうだ。おーい、明日香。仮に、雅也の相手をするんなら、恐ろしく大変だぞ。分かってると思うが。」
明日香:何となく分かる。
時那:落とし神だからなー。
荒也:「あいつの兄貴として言っておこうか。」ちょっとすごんで、「あいつを泣かせたら許さんぞ。双子の絆ってもんを、なめるな。」
雅也:悲しませたら、って位にとどめておいてください!(笑)
明日香:じゃあ、気を付ける。
荒也:何でこんな、私は明日香ちゃんとバチバチしてるんだー!(笑)
GM:知らない!(笑)
荒也:良かったのかな、今の動きで!
時那:わ、分からん。これが、TRPGの凄い所というか、PLが結果を自分で導き出しているのに、PCの気が乗って行かないというか…。
荒也:とりあえず、RPとしては間違っていないと思うんですけど、明日香ちゃんと敵対する気は無いんです。
GMゲームマスターとしては、子供の純粋さと酷薄さみたいなものを、表現できて満足です。
荒也:こっちもとりあえず、何だ。ブラコンロールが出来た!(笑)
雅也:多分、こっちからは評価が出来ない。傍から見ていて、「いたたまれねぇ!」と、ずっと思ってました!(笑)「雅也、お前…!」みたいな感じで…!
水無川:落とし神の功罪というか…。
荒也:まあ、明日香ちゃんとの会話だけですから。

奪っちゃった!

雅也:じゃあ、明日香ちゃんと話しましょうか。
GM:はいはい。じゃあ、何を話しましょうか。
雅也:じゃあ、さっきのお話しの後。見た感じ、明日香ちゃんに変わったところは有りますか?
GM:えーっと。あなたのことを真剣に見つめております。で、どういう思考回路なのかGMにも分からないんですけど、黙って目を瞑ります。
荒也:ウウーン!(笑)
時那:何の構えだ!?
GM:で、ちょっと首をかしげて…
荒也:アハハ!(笑)
時那:オォーウ!
雅也:明日香ちゃんって身長どのくらいでしたっけ?
GM:じゃあ、140センチ+1d20。(ころころ)154。
荒也:女の子にしても小さいな。
雅也:じゃあ、右手をあげます。はい!キツネの形を作ります。唇にチュッとやって、「奪っちゃった!」って言います!
荒也:くっ!この!!(笑)
GM:じゃあ、あなたを抱きしめて、「奪われちゃった!」と言います!
雅也:はははははー。
荒也:このー!!
水無川:そういう冗談も通じるようになったんだ…。
雅也:じゃあ、こっちも思いっきり笑い転げて。抱きしめ返して、グルグル回ります。ははは。
荒也:なんだこのバカップル。
時那:ええモン見させてもらったわ。合気チットを投げたい勢いだ。最後の幕間で気合にしたまえ!(笑)
荒也:こいつは、このー!!
GM:何だろう。NPCばっかりが無双してる気がする。(笑)
時那:そうですね!
雅也:じゃあ、バカップルのような感じでクルクル回っておりますが…。
GM:じゃあ、「いつか、ちゃんとしてね。」と言う。
雅也:いつか、ちゃんとかー。うん分かった!
荒也:スゲー軽いノリで了承しおった!
雅也:じゃあ、立ち止まって、「ん?」みたいに首をかしげてます。「お、おう。分かった。」
荒也:気を付けろ…そいつ、意外と根深いっつーか…。
GM:違いますよ!ただのヤンデレですよ!(笑)
荒也:根深いんだよそれは。純粋なヤンデレってやつ!ぷしゅー。
GMヤンデレより病んでる方が得意です!(笑)
雅也:んー…。(笑)
荒也:では、一旦シーンを切りましょう~。

俺の傍を離れるなよ

GM:じゃあ、嚆矢が酔っぱらった状態でやって来ます。
水無川:酔うんかい!
荒也:「飲むな!」と、叩いておきます!
GM:「牧島さんがー、えらく旨い菓子を持って来るんだよー。」えらいお酒が入ったやつ。
荒也:「チョコレートボンボンか!あーもう、お前、こんなんなってー!」うにゅーっと、ほっぺか耳か、耳にしよう。うにゅー。
GM:じゃあ、そのままあなたのそばに寄って来て、あなたを抱きしめて。
荒也:あー、ったくー。
GM:「あんまり俺の傍を離れるなよ。」と囁きます。
時那:お、おおーぅ!!
荒也:最初に離れたのはお前のくせして!と思いながら、ぎゅっと。このまま部屋に連れて行きます!「あー、もー!」とか言いながら。
GM:ベッドに連れて行く?
荒也:こうなったら、連れて行きましょう!え、聞き耳?
時那:(聞き耳を立てるジェスチャーをしながら)デバガメだ。
GM:はい!じゃあ連れて行った。あなたの腕を掴みます。
荒也:おう。
GM:一緒にベッドになだれ込みます。
荒也:ありゃー!べしょっ!
GM:そのままあなたにキスします。唇ですよ。
荒也:エェェエ!?
時那:ウォホーイ!!!進んでるぅ!
GM:その後に、寝ます!
水無川:…(笑)
荒也:声にならない悲鳴をあげる!
GM:はい!
雅也:ちゃんちゃん?
荒也:そうですね!やりたいことはやってしまった!
時那GMが、やりたいことをやっただけな気もするが。
GM:ハハハ!(笑)
荒也:下敷きにさせてください!もう、やり場のない手とやり場のない悲鳴!ベッドで呻いて。あー、面白かったー!よし、次のセッションで告白しよう!(すごく良い笑顔で)
水無川:あ、次回予告になっちゃった!(笑)
荒也:いやー、やれることがないな!
GM:何かやれよ!(笑)
荒也:だって!だって!やり場のない悲鳴を上げるしかないし!このままベッドから蹴り出すわけにもいかないし!
GM:蹴り出せばいいじゃない!
荒也:べしょ。床に叩きつけてみました。起きます?
GM:いや、起きない。完全に寝ています。
荒也:やっぱり、声にならない悲鳴。しょうがないので、お姫様抱っこして、ちゃんとベッドに寝かしますよ!起きない?
GM:起きない。シーン変わるか、セッション終わるまでは。
荒也:ですよねー。これはこのままで良いと思うので。起きないなら。
GM:キスし返せますよ!
荒也:そうなんですよねー!
雅也:ダイス振って決めましょう!
荒也:①おでこ、②ほっぺ、③唇か!④しないか!
時那:そこなんだ!(笑)それは、1d4だ!
荒也:(ころころ)3!空気読んだ!!!
雅也:ダイスの女神さまは、BLがお好き!(笑)
GM:最悪だな、その女神さま!(笑)ありがとうございます!!
時那SANチェックくらいにしか使ったことが無いd4が、いい仕事をした!(笑)
荒也:で、自分で真っ赤になって、支部をダッと飛び出す!ワーワー叫びながら、部屋を飛び出して走って行って!
GM:いやー、嚆矢、攻めやすくて良いキャラだな。やっぱり。
荒也:荒也は翻弄されまくりですよ…。
GM:逆に、誘い受けっぽくて、逆に攻めやすいのかもしれん…。
時那:ハハハハハ!!(笑)
荒也:私は襲い受けしかしないつもりです!嚆矢君相手では受けにしか回らないつもりですよ!
GM:そうですか~。
荒也:嚆矢君相手に攻めるとか、無理無理!せいぜい襲い受け!(笑)いやー、出来ることは全部やった気がする!後は、牧島に恋愛相談する位か。
GM:するのか!

雅也の進路相談

雅也:じゃあ、ちょっと良いですか?「支部長、ちょっと良いですか?」
水無川:何ですか…。
雅也:テレーズに回線繋いで!
水無川:あ、はい。
雅也:ついでに支部長も一緒に来て!あれだよ。進路相談!
水無川:ああー。
GM:どんな進路相談するの…。じゃあ、回線が繋がりました。
雅也:わーい!テレビ電話だ!久しぶりテレーズ!いえーい!
テレーズ:あの話は、あの後どうなったの?
雅也:「とりあえず、次の運動会の閉会式に!俺たち皆で行動することになった!」ちなみに、電話してるけど、テレビ電話だからテンションが上がってるって感じです!で、その後に。「ちょっと時間があるんだったら、相談に乗ってほしいんだけど。」
テレーズ:何かしら?
雅也:進路でさぁ。世界中を回れて、UGNの仕事に関われる職業って何がある?
テレーズ:えーっと、一番いいのが有るけど。危ないわよ。
雅也:んー、参考までに聞かせてくれる?
テレーズ:私の直轄部隊で、ナイトフォールというのがあるんだけど。
荒也:ナイトフォール?
GM:ナイトフォールというのはね、かくかくしかじかうまうまで、端的に言うと、遺跡対策部門というか、そんな感じで。今度リプレイ的な何かを投げてみる構えで…。(笑)だからまあ、世界の変事に対処するような部門がある。この時系列だと、まだリプレイのお話が終わってない気がする。ナイツっていうリプレイシリーズがあってね。こっちから、発掘できたら渡すわ。
時那:ああ…。(笑)
水無川:UGNの仕事に関わりたいの?
雅也:んー、オーヴァードになった以上、切っても切れないような気がするんだよね。だったら、UGNに関わりつつ、自分の好きなことを譲りたくない。
テレーズ:世界を見るっていう事が?
雅也:「俺、世界の絶景とかを見るのが好きなんだ。だから、冒険しながらでも良いし、色んな町にいってみたいし、色んな人に会ってみたい。」後、支部長にも質問。「高卒で就職するって、どんな感じだった?」
水無川:「えっとね、家からすぐに離れたくて…」というか兄ですけど。「僕の場合、理由が不純で不純で。先生に、勧められちゃったのと、もう自分の日常に嫌気がさして、しょうがなかったんだよね。4人の兄とどこに行っても比べられそうで…。大学に行っても、兄の名前を聞くだろうし。」
雅也:じゃあ、聞かなかったら、大学行きたかったんすか?
水無川:いや、あんまり行きたいとは思わなかったな。

色々話をした後…。

テレーズ:私の休みも一体いつの話だったかしら…。
雅也:テレーズ、あのさあ。今度、俺とお昼寝デートしような。
テレーズ:そうね。出来たらいいわね。スケジュールを見る限りでは、あと半年は無理よね。
雅也:そんなハードスケジュール!
テレーズ:でもまあ、誰かがしなきゃいけない仕事だから。
雅也:「UGNなぁー。聞きたいことはそれだけだから。ありがとう!」と言って手を振ります。
GM:じゃあ、またねと言って手を振る。で、フクロウ隊長も軽く鳴いて。喋れるけど。手を振っている。
雅也:「あ、フクロウ隊長!元気になったんだな!今度は日本に来いよ!」と言って通信は終了です。「おしまいでしたよー!ありがとうございます!」
水無川:僕、そんなに大したこと、喋れてないよ?
雅也:いやー、いやー。周りに訊ける人が少ないんで!言っただけでも俺の気は晴れるし!(笑)
水無川:そうなの?
雅也:そうそう!あざっす!
GM:で、ヅラはどうするの?
時那:ヅラは今度で良いでしょう。取るって話になったし。
雅也:次回で。
GM:次回っていうか、いつになるか分からんけど。まあ、そういうことでよろしいですかね。
荒也:はーい。
GM:では、長々とお疲れ様でございました。ダブルクロスThe 3rd Edition、 【校長先生のヅラ疑惑払拭同好会活動記録】 “good-bye longlong friend”これにて終了させて頂きます。お疲れさまでした。
一同:お疲れさまでしたー。(拍手)
雅也:活動は続く!

感想

けっこう省略しているんだけど…どうなんでしょう。あれから皆で「ここはこうすれば良かった」という話をしているのですが、「編集されたところを見たら、まあ読める感じになってて良かった」という声が聞けたので、私としては良かったかなと思ってます。ちなみに、次回のセッションは、《ハートレスメモリー》が全部終わってからにしようということになりました。ちょっと先になると思うがまあ楽しみにしてつかあさい。

総セッション時間:8:08:36 書き起こしに要した日数:25日

おまけ

GMが持って来てくれたロイズの箱を見ていたら、とんでもないことに気が付いてしまった。

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時那:ちょっと待て!!「新鮮な生クリームを使用しております。16年2月20日」に賞味期限切れてるぞ!(セッション日の1か月前)
荒也:いや、美味しかったですよ?
雅也:やっべ!
時那:やべぇな!まあ良いや!
GM:どうする?もう止めとく!?
荒也:まだ食べよう。やっちまったぜとか言いながら、まだ食べてるよね!(笑)
雅也:いやー!ロイズにテンション上がってたから、賞味期限見るの忘れてたー!
GM:俺やっちまったぜ!チョコだから賞味期限けっこう長いんだろうなーと思ったら、そんなことはなかったぜ!(笑)せめて冷蔵庫に入れておけばよかった!
時那:常温…かよ…。

だが結局、セッションが終わった頃には全部食べつくされていたという。そして腹を下した者は、一人も居なかったことを追記しておく。めでたしめでたし。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)