Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

第3回 その6「ボスザルの正体見たり!」

遺跡の最深部に進入するところから。

セミマル:この部屋はもう諦め~の、この両開きのドアは閉じているの?
GM:これはまだ、奥まで地図を描いていないだけです…(リアルタイムで地図を描いています)見えてる範囲はもっと奥の方で。
セミマル:暗視ィィーっ!
アスコルビン:奥は暗いままなの。
セミマル:ライト付けてないの。
ベネラ:私の顔面が光っているの。
セミマル:ほれ、歩く魔晶石。照らして、照らして。
ベネラ:ピカァ!!
アスコルビン:ピカァァ!
GM:奥の方はちょっと見えづらく、扉が半開きになって開いています。
セミマル:じりじりと近づいてみるけど。
GM:奥の方には、広い空間がありそうです。
ベネラクトゥルフだったら、絶対ここに神格がいるパターンだな。
セミマル:…このへんで、中覗いてみるけど、どう?
GM:中を覗いてみる?彫刻やレリーフで飾られている部屋のようです。部屋の中には、柱もいくつか見えます。
ベネラ:ライトつけるか…
セミマル:暗視あるのは、ウチとアスコだけかぁ。ライト付けたほうがいいのかなぁ。
アスコルビン:攻撃に遭ったら、なんか…ふと思ったんだけど、フローライトって、死んだら明かり消えるん?
ベネラ:おい!
セミマル:アハハハ!(笑)死ぬの前提!!
GM:そりゃ、そうなんじゃない?
セミマル:あー、分かりやすいな、生きてるのか死んでるのか!
ベネラ:たぶんね、使い終わった魔晶石みたいになるんだよ。死んだら。…じゃ、よし、ライト~!(ころころ)
セミマル:ライト~!
GM:今何をしたの?
ベネラ:魔法でライトつけた。スタッフの先端を光らせるってことで。
GM:了解です。そのまま奥に行くの?
アスコルビン:とりあえず、セミマルだけでちょっと入って。
マキシム:うん、そやな。暗視持ってる。
セミマル:罠感知判定!(ころころ)
GM:見える範囲では何もなさそうです。
セミマル:ここまで入ってみたよ!
GM:描写は先ほどと変わらないです。
セミマル:奥の方には、扉とか無いのかな?
GM:この部屋で終わりです。奥の方には台座が見えますが。
マキシム:台座?
ベネラ:間違いない。あそこにニャル様が…(クトゥルフネタを引きずるベネラ)
GM:なにも居ません。
セミマル:空気の読めない邪神じゃのう…
GM:奥に祭壇が見えます。祭壇は一段上がったところにあります。
セミマル:金目の物は。
GM:台座の上に何かが見えるけど、宝物かどうかはわかりません。
セミマル:この距離じゃまだわからないんだ。じゃ、段の手前くらいで、とりあえず罠感知判定を。いや、足跡判定かな?まず足跡判定しますわ。ほれっ(ころころ)
ベネラ:私もやる!やるからには部屋に入る!(ころころ)
GM:じゃあ、そこなら。君らがドタバタやってることもあり、特になにも分からない。
アスコルビン:なん…だと…
セミマル:え、足跡判定して、分からん。…じゃあ、聞き耳判定で…(ころころ)どうよ!6ゾロやんけ!
GM:奥には何も聞こえません。何も聞こえませんでした。
セミマル:聞こえないなら…セミマルの前方の罠感知判定はまだしてないよね?
GM:してないけど、罠はないものとしておいていいです。
セミマル:じゃあ、台の手前までひたひたと進んで、具合を見るけど、どうよ。
GM:部屋自体は、彫刻やレリーフで飾られた美しい部屋です。あまり、人や猿が踏み入った気配はありません。その彫刻やレリーフは全てが動物を象ったものです。部屋の奥に美しい彫像で彩られた台座があり、とてもきれいな、銀で作られた「?」が見えます。もうちょっと寄らないと、ここから先は分からないです。
セミマル:銀で作られたサムシングがあると。金になるってことだね。
ベネラ:分かったから…。
セミマル:罠ないよ~!きらきらしてるよー!って俺がベネちゃん呼んだ感じ。
ベネラ:そっち行く!
GM:では、セミマルが持ってる情報は渡ったことにします。
アスコルビン:ちなみに、この部屋の広さは10メートルくらい?
GM:もうちょっと広い。普通の四角い部屋は10メートルくらいだから、その4倍くらい?
セミマル:このキラキラを見識判定してほしいなあ。
ベネラ:するよー。サムシングを見識判定したいです!
GM:そこからだと遠いです。台はちょっと高いですっていうのは、ちょっとだから、その上に上がってください。
セミマル:うーんと…その、ちょっと高いところを罠判定します。
GM:罠は無いです。
セミマル:はい。ではわたくし、そろりそろりと台の上に行きます。何もない?
GM:台の上に乗ってるものがハッキリわかります。銀で作られた、3つの動物の彫像が並んでいます。動物は、ワニ、ヘビ、クマです。
ベネラ:あ、さっき私、ヘビのメダルもらった。
GM:その彫像は猫ほどの大きさで、とてもきれいな銀色であることを除けば、どれも本物そっくりで、今にも動き出しそうです。しかし不思議なことに、ヘビとクマの間に、彫像1体分の隙間が空いています。ホコリの状態を見ても、つい最近までここに何かが置かれていたことがわかります。
アスコルビン:なん…だと…
セミマル:これはつまり、他の彫像が他の場所にあるってことよね?それとも、ずらす?
アスコルビン:ちょっと待って。確認したいんだけど、ベネラから離れているから今、入り口の辺は暗いってことね。
GM:そうだね。
ベネラ:みんなー、早くきてー。
セミマル:ここまで罠は無かったという前提で、マキシムとアスコを呼びます。声が届く範囲で。
ベネラ:いや、こっちはライトがあるから、手招きをします。
セミマル:声を出そうとしたらベネちゃんに制止された感じです。
アスコルビン:アスコルビンは相変わらず、扉の陰で警戒してます。
マキシム:柱の陰に隠れつつ。
セミマル:うちらから隠れてどうする!
マキシム:何かが見てるかも知れないんで…
アスコルビン:家政婦的な。
マキシム:それやな。(だから何なの)
セミマル:え、本当にこれなの!?柱の陰にマキシムが隠れてるのね!?
マキシム:2本目の柱な!
GM:じゃあ、彫像に関われるのはその2人ということにします。
セミマル:その彫像は、動かした跡みたいなのはある?
GM:いや、無い。
セミマル:これは…あと1個見つけてこないといけないってことかな…
ベネラ:だからどうなんって感じもするけど。何に使うのかな、このメダル…
セミマル:ヘビの彫像に、メダルを設置できそうな場所、ある?
GM:これらの動物は、本当に生身の動物に近いものなので、そういった窪みとか、メダルをはめられそうな場所は無いです。
セミマル:…GM、他になんかヒントないの…?
GM:今の状況が、それを呼んでるんですよねぇ。
セミマル:状況が、それを呼んでる…え、マキシムが柱の陰に隠れてること…?
GM:そういうことですねぇ。
セミマル:え!?間に何かを置けってこと?
GM:そういうことですねぇ。ヒントなんか出しませんよ。
セミマル:…ヘビのメダルしか貰ってないし、ヘビのメダル置いてみる?
ベネラ:そうだねぇ。
セミマル:じゃあ、間にポチッと置いてみるよ。
GM:サイズは全然合わないけど良いのね。何かが置いてあったであろうサイズは、猫くらいの大きさです。
セミマル:え!?俺に化けろってこと?!
GM:いえ、違います。
マキシム:小さいサイズなんやて!(笑)
ベネラ:良いよ別に。置いてみようよ。
GM:じゃあ置いてみました。ぱちっ。(置いた音)…何も起こりませんでした。
セミマル:じゃあ、しょうがねぇなあ…この部屋、もうちょっと探索してみる?
ベネラ:台の裏に回ってみたい。
GM:他の人は手前にいて、ベネラだけが裏に回るんだな。さきほどは、台座の陰に隠れて見えなかったけど、皮鎧と弓矢が落ちています。
アスコルビン:なんだそれ。
マキシム:誰の?
ベネラ:アスコ、これ装備したら?弓。
アスコルビン:シューターだから使えるのか。
GM:ちらっと見た感じでは、そんなものが落ちています。
セミマル:鎧に罠とか問題ないか、判定したら。生粋のスカウトだし。
ベネラ:(ころころ)低い!!
セミマル:ここでかよ!!
GM:鎧に罠はありません。
ベネラ:じゃ、拾ってみる。ひょい。で、台の前まで来て、「こんなんあった」
セミマル:ワーオ。装備できねえ。
GM:そのあたりで調べていたということでしたら、そのほかにも、革袋、よく見ると下着類も落ちています。
ベネラ:下着?
GM:弓矢をもって前に行ったってことね。
アスコルビン:セミマルの仲間とか。
ベネラ:なんで?セミマルの仲間?
アスコルビンミアキス的な意味で。
ベネラ:変身した後みたいな。
セミマル:やっぱり俺、変身するか!!?
ベネラ:いや、しなくてもいいから…
アスコルビン:でも、何が起こるかわからんからなぁ…
セミマル:じゃあ俺、ばびゅん!ってにゃんこになって。間に行ってみるよ。
ベネラ:行くのか…
セミマル:うん、まあまあ!男は度胸!行っとく!ほれっ。
GM:どんな感じで?
セミマル:どんな感じでって?彫像になった気分で。
GM:じゃあ、ガッチリ固まった感じで、置いてもらうみたいな?
セミマル:おうよ!!
アスコルビン魔女の宅急便的な?
GM:あんな感じね…えー、そこまで丁寧にやったんだったら、特に何も起きません。
アスコルビンショボーン
セミマル:どういうこと!?雑にやったら良かったの!?
ベネラ:とりあえず服着よう…
セミマル:えー?ちょっとこの解放感を…(笑)
GM:処理を一つづつやります。弓矢は、ただの狩り用なので、戦闘用ではありません。それは、手に取ってみている段階でわかります。
セミマル:ここまで大きい罠は無かったから、普通の人がここまで来れちゃうからねぇ。鍵閉まってたの、横の扉だけだし。
アスコルビン:ちょっと待って。それは古い?
GM:アスコがなぜ言う…
アスコルビン:そこらへんに、白骨化した何かがあったりしないかな~とか…思ってみたりとか…
セミマル:さすがに白骨は、裏に行ったときにわかるよね。
GM:さすがにそんなものは無かったです。
セミマル:無かった。人サイズも、にゃんこサイズも!
GM:にゃんこサイズはわかんないな。そこまで落ちてるものを調べてないんで。
セミマル:分かった!にゃんこ行く!よっこらせって戻って、ばびゅ~んって戻ったら、はい全裸の猫男が居ますけど。いそいそと服を着ます。まあ誰得だって話だけど。その描写を求められてたから頑張ってみたよ!
ベネラ:(笑)
セミマル:服を着て、こっち行った。OK?
GM:じゃあ、裏に回りました。描写は先ほどと一緒です。
セミマル:より詳しく調べてみます。よいしょ。どない?
GM:服のそばに、四角柱の形をした小さな金属柱が落ちています。そんなに大きくは無い。指くらいと思ってください。
セミマル:ほうほう。俺から見て、鉄?それともオリハルコン的な?
GM:そんなものは知らないと思うけど、材質はよくわかりませんでした。
ベネラ:そっち行く。
GM:途中でベネラが来てしまったのですが、銀で出来たサルの彫像も見つかります。
ベネラ:これ…!
セミマル:持って台の前に戻りました。
ベネラ:いま置いてあるヘビのメダルは取って、サルの置物を置く!
セミマルアタックチャンス!!
GM:ホコリの跡からしてこれがあったのだと思いますが、置いたところで何もおきません。
セミマル:なんだよぉぉ!!

その後、四角柱をどうにかしようと頑張りますが、どうしようもない試行錯誤が続きます…。で、台に何か書いてないかと調べ始めたと。

GM:最初メインで調べてたのがセミマルだったので気が付かなかったのですが、ベネラが見ているんだったら、魔法文明語で台座に何か書いてあるのを見つけます。知らない人が見たら、レリーフにしか見えなかったんじゃないの?
セミマル:ベネちゃん読んで!
GM:それでは、このように書いています。「無限を表すものに幸いあれ。それは真実の姿を守る」と刻まれています。
セミマル:ビールがなくなっちゃう…いえ、見得張りました。金麦です。
GM:あんまり変わんないから良いよ…
セミマル:違うよ!!リキュールだもん!!できればプレモル…
アスコルビンプレミアムモルツ
セミマル:いいですよなあれは。
アスコルビン:あれはいいビール。

どうでもいい酒の話が済むまでお待ちください。

セミマル:えっと…「無限を表すものに幸いあれ。それは真実の姿を守る」無限を表せるのって、ヘビくらいよねぇ?
アスコルビン:真実の姿っていうのは、それはやっぱり、何かをやったら何かが出てくるみたいな…だからヘビだけは動かさないみたいなことなのかな。…と、遠距離からアスコルビンが話します
セミマル:(笑)
ベネラ:私思ったんですけど、ヘビ以外一旦全部台から降ろしません?
セミマル:全部。とりあえずやってみようか。話が進まん!じゃあ、ヘビを置いたままで、ワニとクマを降ろしてみます!
GM:えーと、君たちがそうやってわちゃわちゃやっていると、アスコルビンの横をダッシュで駆け抜けるモノがいます。
ベネラ:え!?
GM:アスコルビン何かする?
アスコルビン:足をかける。
GM:やるんだ!足をかけるって言ったな!
マキシム:(笑)
セミマルドワーフ足短いんだから、できるわけねーべし!!(笑)
ベネラ:いやいや、やってみようよ!!(笑)
GM:わかった。じゃあ、その辺を加味して近接戦闘モード。
アスコルビン:えっ!?戦闘になるの!?
ベネラ:だから、みんなこっちに来ようって言ったじゃんかよぉぉ!
セミマル:いやいや、アスコ警戒してくれてたんだよ!
GM:じゃあ、命中判定から。
アスコルビン:何かよくわからないモノを撃つわけにはいかない…近接の戦闘技能が無いんですけど…
GM:だから平目って言ってるのよ。
セミマル:平目(笑)
GM:さすがに、手とか体でブロックだったら、敏捷ボーナスとかつけようかと思ったけど、足くらいじゃね…
アスコルビン:(ころころ)ヨッシャァ!
ベネラ:けっこう良い。
GM:脇をすり抜けてそのまま行きました。
アスコルビン:ゲェ!!
GM:マキシム何かする?
マキシム:じゃ、しない。
ベネラ:―――!!(笑)
セミマル:やけにキリッと言われたけど!
GM:じゃあ、君たちが台座のところに居るけど、割って入ってボスザルが突っ込んできます。
ベネラ:なんで?
セミマル:ボスザルちゃん、うちらに攻撃せんと、ウキャーって間に入ってきた感じ?
GM:大きな声をあげて飛びかかってきます。君ら後ろ向いてて見てないでしょ。
セミマル:え、だって1匹来たんよね?近接範囲攻撃持ってるの!?
GM:そんな厳密な、殺そうとしてきたような一撃ではないです。
セミマル:両手広げてピャー!!みたいな感じ?
GM:そうそう。
セミマル:どうリアクションすればいいの!?キャー!
ベネラ:ヒャー!!
GM:これで別にダメージが入るわけでは無いので、何でもない。
ベネラ:あ、そうなん…
セミマル:反射的に手をピャッ!てしちゃうけど。
GM:それをかわして、部屋の隅に行ってしまいます。
セミマル:この子何がしたいん!?
ベネラ:まさか、サルに化けたライカンスロープみたいな…
セミマル:強くなってるのか弱くなってるのか分かんないライカンスロープだなおい!?もうちょっと頑張ろうぜ…。サルちゃんは、こっちを見てキャーキャー言ってるだけ?
GM:そうだね。彫像の方を見て何か…ギャーギャー言っている。
アスコルビン:伝えたいことがある。
セミマル:今の状況としては、ワニとクマを降ろした状態?
GM:いや、まだ何もしてない。
セミマル:じゃ、やろうとするとサルの反応は?
GM:じゃ、どうしようとするか教えて。
セミマル:ワニとクマを降ろそうとする。
GM:誰から?
セミマル:ベネちゃんとセミが同時に。
GM:じゃあ、飛んだり跳ねたりして、止めようとする。
セミマル:どうしよう。一旦二人で手を放して、セミがクマを触ろうとする。
GM:必死に止めようとするような感じが見えます。
セミマル:どうせーっちゅーねん!!二人とも、わけわかんないからこっちさ来て!
アスコルビン:ちょっと待った。逆に考えよう。二人が台座から離れたら、サルは何をするじゃろうか?
マキシム:(笑)
セミマル:ははは!!オッケー!離れてみるよ!
GM:警戒しつつ二人は後ろに下がると。サルは注意深くそちらを見守っています。
セミマル:じゃあ俺がまたピュッって行くと?
GM:台座の前に行ったんだね。いや別に。
ベネラ:多分な…現状維持をしたいと思うんだよ。
アスコルビン:動かしたら、サル的に困るのか、全員が困るのか。
セミマル:そこの判断ができない。
マキシム:何か意味があって来たんじゃないん?このサル
セミマル:サルの彫像を降ろしてみようよ。
ベネラ:サル降ろしてみるか。めんどくさいからサル取ろうよ。はい、せーの。
マキシム:サルを近づけさせないように俺が。(サルの方に近づく)
セミマル:ガードで。
GM:そこまでやるんだったら、サルは奥に逃げます。君たちは、サルの彫像を持つことができました。
セミマル:はい。
マキシム:なんで逃げる?
GM:マキシムが脅してるからじゃないの!?明らかに脅されたから奥に逃げたんだよ!

サルの彫像とか金属棒を持ってサルを追いかけたりするんだけど、なんか迷走してる感じがぬぐえない…

セミマル:もうこいつ殺していい!?なんかだんだんハラ立ってきたんだけど!?
ベネラ:もーあのさあ!!そんなヤツに構うなよ!って私は言いたいわけ!!
マキシム:絶対意味があるわ!
アスコルビン:そもそもがサル退治が目的なので…ボスザルに逃げられたから遺跡に入ったので…むしろここでボスザルは倒しておくべきな気がしなくもない。ここまでやってきて、別に台座がどうこうとかは、本来の目的とは関係がない。
ベネラ:像を1個だけ残して、他は降ろすとか、そういうの試してみようよ。
マキシム:「無限を表すものに幸いあれ。それは真実の姿を守る」。サルは仮の姿?
セミマル:そうか。こやつ、実はもと狩人とか?
ベネラ:はは!面白いね!
セミマル:アスコを入り口の門番にしつつ、じりじり台座のほうに戻るよ!いい?GM
GM:サルも、いままでの状況をかんがみると、部屋の隅からは動きません。
ベネラ:じゃあ、ヘビだけを残して、全部降ろす。私がワニを降ろします。
GM:ストップ。サルは一声悲しそうな鳴き声を上げます。ベネラはワニの姿に変身しました。
ベネラ:ウオワァァァ!!!
マキシム:え!?あー…
セミマル:なーるほーどね~!
GM:ベネラは喋らないでくださいね!
ベネラ:ファァッ!!
セミマル:ワニに触ったら、ワニになっちゃった!
アスコルビン:ということは、ボスサルは、サルになった人か!?
セミマル:ということは、ベネちゃん全裸じゃね!!
ベネラ:どうにかしてぇ!
GM:はいはいー。ビークワィエ!
セミマル:ちょっと待って!ベネちゃんがワニになったってことは分かってるから、このワニに対する危機感は無いよね?
GM:さあー…
セミマル:噛みつかないよね!って感じでそろそろ近づいて、頭なででみます。
アスコルビン:よーしゃよしゃよしゃよしゃ!
セミマル:あーっしゃっしゃしゃっしゃっしゃっ!ワニ?
ベネラ:何もしません!(嫌そう)
セミマル:頭だよ頭!体の方は触らんよ!さすがに!なんかかじられそう…
ベネラ:目線でアピールします!
セミマル:ワニは前足短いだろうから、ワニの前足を持って、ワニの彫像を持たせて、戻してみます。
GM:(笑)なんか絵面すごいけど…じゃあ、ワニの彫像は戻りました。変化はありません。
セミマル:えー!!!
アスコルビン:じゃあ、これからはHP44、打撃点2d+1の…前衛として!!
セミマル:なんか強力になったぞおい!
GM:まあ、そうですね!
ベネラ:なんとかしてよぉ!
セミマル:うーん…これさあ、賭けなんだけど、サルの方を伺いながら、ヘビに触ろうとするけど、どう?
ベネラ:やめて、やめて…
GM:警戒。警戒以上の反応は示しません。かなり脅されているので。だいたい、サルは距離が遠すぎます。
アスコルビン:あー、「それは真実の姿を守る」。戻るってことか?
セミマル:そうそう。ベネちゃんにヘビ触ってもらってみる?
ベネラ:あ、それいい。
アスコルビン:ベネラを持ち上げて、ヘビにタッチさせてみてください。
セミマル:じゃあ、小脇に抱えて、よいしょ!
GM:ベネラは元の姿に戻りました。
ベネラ:フワァァァァ!!ヨカッタァァ!!
セミマル:おー!あー、でも…
GM:鉱石だし…それは良いとして。
ベネラ:テンパりながら、すごい勢いで服を着ます!!(ラッキースケベ感はほぼ無し)
セミマル:サルはどういう反応を示してる?
GM:えっ?ていう反応です。
アスコルビン:じゃあ、ボスザルのほうに。道を開けて、様子を見る。
セミマル:そうそう。お前ちょっと戻ってみね?みたいな感じで。どうよどうよ。という声をかける。
GM:じゃあ、そろそろ寄ってみるかな。
セミマル:サルにアタックチャンスをあげるよ。
GM:しばらく悩んでいたようですが、そのままヘビの彫像に触れます。
セミマル:そこには全裸のエルフが。
GM:そんな感じです。サルは20歳くらいの若い狩人に戻ります。彼は元に戻れたことをとても喜び、素っ裸であることを忘れてはしゃぎまわります。
ベネラ:汚ねぇモン晒してんじゃねーよ!!
セミマル:ベネちゃんがあっち向いてるんで、さっきの皮鎧を与えます!着ろ!って!
ベネラ:下着もあるやん!
GM:「これは失礼しました」と言って、わが身を恥じて、着替えます。さくさく。
セミマル:落ち着いたところでお話タイムかな!何したん!?聞いてみます。
GM:ざっくり話をすると、先ほど見つけた四角柱でここの扉を開けて、サルの彫像に触ると、サルに変身してしまったと。
セミマル:そのあと、なんでサルけしかけてたん?お前ボスだったよな。
GM:結局、人間社会に戻ることは諦めて、人恋しくて、荷物を襲って、酒でも飲んでると、周りのサルも酒の味を覚えたと。ということです。最初の方は、歩く旅人から革袋を拝借…くらいだったんだけど、みんながやる気になっちゃったんで。馬車を襲うようになってしまったと。それは本当に申し訳なく思っているということです。
セミマル:不可抗力の部分もあるけど…犯罪者じゃね?
マキシム:ふふ(笑)
セミマル:お前何してんの!?
GM:人間に戻れるってことは期待してなかったそうです。
セミマル:諦めんの早えーよ!!(笑)順応力高けえなー…うちらが受けた依頼を説明します。
GM:「そうだったんですか…」と、がっくり来ています。
セミマル:じゃあ、出頭しようね!って腰にロープを巻いて、逃げれないようにして連行しようか。
GM:そんなことをしようとするんだったら、特に抵抗はしません。
セミマル:これ、連れて帰るでいいよね。
アスコルビン:えっ…この遺跡に何で来たんだっけ。
GM:特に何も。迷い込んで来ただけです。
アスコルビン:人が住んでいるような形跡が…カーペットひいた部屋が…
ベネラ:あれは何だったんだろう。じゃ、このメダルは。
GM:鍵が開いてなかったので、それについては何も知らないと言っています。
セミマル:この兄ちゃんは、何も知らないってことだね。
GM:そうだね。扉を開けるのに使った四角柱は、遺跡の入り口に落ちていたそうです。
マキシム:これで終わるんか?
セミマル:すごく、締まらないけど…解決でいいのかなぁ!?
アスコルビン:ちょっと待った。試しに、ヘビと他の何かを同時に持ったらどうなるかっていう、好奇心が…
マキシム:(笑)
セミマル:アスコがやれ!!(笑)俺はやらんぞ!
マキシム:どうぞっ!
アスコルビン:後は頼んだ!!せっかくなので、クマとヘビを両方がしっと。
GM:特に何も起きません。
アスコルビン:そうなん…

この彫像は1回きりしか使えないという設定なので、もうどの動物にも変身できないとのことでした。

セミマル:解決したのかなぁ…何だこの、モヤモヤした感じ…帰ろっか…元ボスザルを、「お前のせいでなぁ…!」と蹴り蹴り帰ります。
ベネラ:お前が襲ってきたあの馬車なぁ、あの後大変なことになったんだよぉ…!
GM:じゃあ、帰り道そんなことを話しながら帰るってことで。
アスコルビン:メタ的に言えば、もう収拾方法が無い気がする…。

…その後、冒険者の店にて。

GM:では、ペレインさんは冒険者の店で待ってます。かくかくしかじかで良い?
セミマル:うん。かくかくしかじか。
ベネラ:まるまるうまうま。
GM:では、ペレインさんは全員で1000ガメルを払ってくれます。
アスコルビン:みんなで1000かよ!!
ベネラ:250づつか…
セミマル:ちょっと待って!戦利品!!
マキシム:20ガメルで売れるメダルは?
セミマル:そういや、あれ何だったんだろうね!?
ベネラ:このメダルは、記念に取っておきます。売らない売らない。
セミマル:そうだ!門番の人に言われた盗賊のアジト!あの遺跡が実はアジトだったんだとか言って、情報料を…!
アスコルビン:実はあの盗賊は、サルが化けたものだったんだ!とか。
GM:いやいやいや!サルだった人ここに居るから!さすがに「えっ!?」って顔してるよ!!
セミマル:こいつ元盗賊のサルなんですけど!とか!!
ベネラ:適当なことを言いなさんな!!といって私が止めてあげる!
GM:冒険者の風上にも置けないと思う。
ベネラ:風上にも置けんわ!!真面目にやれお前ら!!
セミマル:だ~って猫だもん!
GM:最初の義憤はどこに行ったんだ…。
セミマル:最初から無いよ!酒が飲めればそれでOKなんで!!ていうか俺このボスザルをボコるべきじゃん!お前のせいで!!お前のせいで酒が!酒が!酒が!!(笑)
ベネラ:これはクリリンのぶん!みたいな感じで。
セミマルヤムチャー!!みたいな感じじゃん!!
GM:じゃあ殴っておく?
セミマル:まあとりあえず頭ペーン!ってやっとく。俺の酒俺の酒俺の酒ってずっと耳元でささやいてやる!…このボスザルを連行したら、お金もらえたりせんの?
GM:うーん…事情を説明したら、責めるに責められないって感じだよね。
アスコルビン:えー…
GM:君らが現地法で裁いたりしなかったように、みんな同情的だね。特に賠償とかもないそうです。
セミマル:甘い!優しいな商人!!じゃあ、「一生懸命働いて、償っていきます…」と言わしめて、終わりな感じ?
GM:「僕らはこうやって、借りを作って生きていくんだよ。」とペレイン氏も言っています。
セミマル:ペレイン氏って誰だっけ…?あの、渋ちん?
ベネラ:違うよ。渋ちんはバーミヤン氏だよ…違う!!バーミヤンは中華料理屋だ!!バーニヤン氏です!!
セミマル:じゃあさあ、俺バーニヤン氏に「頑張ったんだからさぁ。高い酒おごって…?」って言います。
GM:ここには居ませんよ。
セミマル:居ねぇのかよ!!
GM:では、君たちの後ろから冒険者の店の店主が話しかけてきます。
冒険者の店の店主:ご苦労だったね。今回は、ありがとう。
セミマル:何か補てん効かねえの。
GM:…そんなものは無いです!!あと、最初はかなり同情的だった冒険者の店のマスターもその話を聞いて、顔をしかめています。
セミマル:えーだってさあ、あんまり酷いときは、冒険者の店がある程度お金出してくれるやん…
マキシム:最初のときのセミマルと全然違うやん(笑)
セミマル:だってさあ!!おかねがないと、お酒飲めないんだもん!!
マキシム:そんなお金に汚いキャラじゃなかった!!(笑)
GM:こんな人じゃなかったような…という目で見られています。
ベネラ:えー…まあ、素面のセミマルさんはこんな感じで…かくかくしかじかでした。死ぬかと思いました!!と報告します。
GM:「ありがとうね。」と、もうベネラの方しか見ずに話しています。
セミマル:1杯おごれぇぇぇ!と足元にすがりついています。
ベネラ:チョップしとくよこいつ!!
GM:それには応じずに、グラスを磨いています。
ベネラ:一件落着って感じですね。
GM:そんな訳で夜は更けていく。ありがとうございました。

第3話完!!総セッション時間は3日9時間程度でしょうか。第4話のセッションも先日開催されましたんで、またうpします~。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)