Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

ガンダムセンチネルRPGで遊んだ時のこととか

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戦後処理をしている頃の写真

 先日の例会で、念願叶ってついにガンダムセンチネルRPGのプレイヤーをさせていただくことができました。というわけで、セッションの様子を詳細レポートさせて頂きます!

 今回は写真をいっぱい撮ってTwitterにアップしていたので都度ここに引用しているのですが、セッション中にスマホばっかりいじるのは正直良くないと思った!でもリアタイで今の気持ちをどこかにメモしておきたかったんだ!!申し訳ない!

センチネルRPGとは!

 なんかこうガンダムセンチネルは模型雑誌に掲載された小説とかなんですって話はご存知だと思うのですが、製作者サイドにこっち側…RPGの関係者の方が実はおられまして、その方こそ小説パートの作者の高橋先生なのです。

 「MASAYAの部屋」で、勘違い読者から届いたハガキを読みながら怒り心頭といった様子のあの写真*1の姿ばかりが目に焼き付いていたのですが、よく見たらモデルグラフィックスの姉妹雑誌・ゲームグラフィックスの編集長だったそうなのです。

ja.wikipedia.org

 そこで、必然的に「センチネルもTRPGにしようぜ」ってなっていったんでしょうね。(よく調べられなかったので経緯は分からない)というわけで、センチネルRPGは公式サイドもがっつり関わっているオフィシャルなゲームなのです!すごい!かとき先生の書き下ろしイラストが多数掲載されておったりして資料価値がスゴイ!!Wikipediaにも全くと言っていいほど情報が載っていないんだけど、連載当時のMGを集めているため、広告を見て以来内容がずっと気になっていたんですよ!!

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今回のブログのために実家で広告の写真を撮ってきてみたら、ヌーベルジムⅢにエラッタが入っていたんですけど…

 *2TRPGを知らなかった頃は、気分に浸るって、どういう意味?と思っていました。そんなわけで、今回は念願叶って初プレイヤーなのです!

ゲーム開始!

序盤

 まずは自分のキャラクターシートを作るところから始めます。

 今回は連邦軍下士官になり、ヌーベルジムⅢに乗りますと聞いていたので、ビームライフルとかビームサーベルの技能を取るプレイヤーたち。生まれ年や出身地はランダムで決めることができたので、とりあえず「ポケットの中の戦争のアルフレッド・イズルハ君よりちょっと年下」くらいのPC達が生まれました。私のPCは月面都市生まれと出たので、エアーズを出身地にしました。ガンダムが市民を殺しに来るという地獄を見た、あのエアーズさ!

 小説版のキャラクター達のデータもNPCか何かとして掲載されているので、「自分らは1レベルから始めるけど、α任務部隊の主力どもは3~4レベルだったんですね!なるほど、他の連中より若干キャリアが長めということで、テックスだけ4レベルなんですね。それでも1レベル差!ていうかキャラクターの誕生日が書いてあるのが画期的すぎる!!こんなんわし以外の人はなかなか喜ばないデータなんじゃないでしょうか!!!!」とか思いながらゲーム開始。こういうところで、わしだけセンチネルに対する感情がデカすぎるのを思い知ってしまう。

 しかし、最初のシーン。わしらはなぜかザクⅡやゲルググリックドムに乗せられ、ガンダムと戦っているのでした。なんでー!!!

 ザクが持っているのはザクマシンガンとヒートホーク!今持っている技能と全く合わないぞー!技能が無いときは、判定に固定値がつかないだけで、使えないことはないんだけど、相手がガンダムだけあって全然効かねぇー!もう装甲が全然違う!

 センチネルRPGはD&Dのアーマークラスみたいな感じで避ける判定が無いのですが、ようするに攻撃が当たらないんですね!そうこうしているうちに、一人やられ、また一人…という具合にノリノリで死ぬPC達。私は「おかあさーん!!」と言いながら撃墜されてみたのですが、なんか違くない?とツッこまれました。

 なんだこれェ…!?と思ったら、訓練のシミュレーターでした。ああそうだったのか…薄々気がついてはいた。というわけで、PCたちはこの後カミーユたちが降下してきて核爆発することが確定しているジャブローで、訓練を受けていた下士官だったのです。

 このシミュレーションのすぐ後に、エゥーゴが攻めてきたので急いで宇宙に行くことに。ここらへんで、GMがちょこちょこZガンダムネタを入れてくれました。憲兵に連れて行かれるカイ・シデン氏とレコアさん、ガルダ級輸送機から搬出される何か…などなど。そこにいちいち反応して喜ぶPC達を見て、GMは「伝わらなかったらどうしようかと思った」と言って安心されていました。

中盤

 PCたちはジュピトリスが運んできた物資を受け取り、ペズンに運ぶミッションに参加。そこでエゥーゴに襲われたりなんかしつつ先を急ぎます(ここの写真を撮り忘れたので省略)。PC達は敵を撃墜した数とかで功績ポイントを貰い、これを使って装備を強化するのですが、私のPCは射程ギリギリの遠距離から撃つだけで敵が減ってきたら降伏勧告しに行くという超チキンにも関わらず「降伏勧告が成功した」で功績ポイントを貰っていました。有難かった…。これはちゃんとルールに書いてある処理なのか、それともGMの慈悲だったのか、ルルブが無いので今は分かりません。

 それから半年後。ペズンの反乱が始まり、色々あってエアーズでの戦いが一段落してニューディサイズの残党が月を脱出した辺りでシナリオは再開します。GMが「ニューディサイズの首領はエアーズ近郊で戦死した」と言った瞬間に安心するPC達でした。

 PCたちは救難信号が出されている宙域へ向かい、味方の戦艦の残骸を発見!そして、その残骸の前に現れたのは、PCたちが見たこともない形のでかいMS、ゼク・ツヴァイだった!ちなみに私は出てきた代理のゼク・アインのフィギュアの後頭部を見て、本気でマラサイと勘違いしました。それは願望だったのかもしれない。相手は1体!しかし強キャラ感がすごいのでビビる!

 ビームサーベル技能のレベルをやたら上げてきたPCが、果敢に同じヘクスに入っていって切り込む!フィギュアはジムⅢじゃなくてブルーディスティニーだけど性能的にはヌーベルジムⅢなので大して強くないです!そこそこのダメージ!しかし敵さんもビームサーベルで斬る!ちなみにこのゲーム、ビームサーベル技能にも斬りと突きがあり、フェンシング経験者のオフショーのデータはちゃんと(?)突きのレベルが高めになっていました。という話はともかく、ここでPCに大ダメージ!MSだけでなく、中のパイロットまでダメージを受けてしまう!

 やばい!次のキャラシーの出番か!と思ったら、功績ポイントをためて新しく搭載した小型ミサイルを連射したPCがクリティカル!ソドワなら、乱戦エリアに範囲魔法撃ったみたいな状態です。これは2体とも巻き込まれてしまうのでは…?と思いつつもルール的には1体だけ狙うことができるので、ゼク・ツヴァイだけ爆発四散したのでした。小型ミサイルのダメージは1d3で、これを15発いっぺんに当ててクリティカルだったので、ダメージは(1d3✕15)✕2とかだったと思う。わしの頭では処理しきれない計算が必要なダメージだったので、暗算できる人スゲー!とか思いながら見てました…。

 というかこのゲーム、判定が2d6なんだけど出目はd66というか6進法的な何かなので、達成値の計算が非常に面倒でした。6面ダイス2つが取りうる値しか達成値にならないので、出目が26だったとしたら、+1して算出される達成値は27じゃなくて31なんですよね。これで正しかったのかも分からないんですが、とりあえずそんな感じで達成値の計算は面倒だったんですよねー。

 大切なヌーベルジムⅢが半壊した!次どうすんの!?と思ったPC達!しかし、GMはここで乗り換えイベントを用意していた!半壊した戦艦は、α任務部隊に補給をするための部隊で、ここにはZプラス3機とFAZZ1機が搭載されていたのです!これを貰ってしまうPC達!ヤッター!

 原作的には、補給が無さすぎてSガンダムを分離して3つにしたり、丸腰になった母艦を守るためにほぼ非武装の高機動型ネロがゾディアックの前に出てきて撃墜されて、敵も味方も呆然…みたいなエモい展開になっていた頃である。これじゃあ、わしらのせいでマニングスが死んだみたいじゃん。と思いつつ、まさか乗るとは思わなかったZプラスとFAZZを与えられ喜ぶPC達!だがザクの時と同じように、ZプラスC1が持っているのはスマートガンと腰部ビームキャノン!ビームライフル技能しか持っていないPC達は「持ってる技能がほぼ使えん!」と言ってちょっと悲しむのでした!特にFAZZはビームサーベルなんか持ってない辺りが残念だよね!GMが用意したフィギュアのうち2つはA型のZプラスだったので、こっちならビームライフルを持っているんだけどな…!

終盤

 このままの勢いで、次に現れたネオ・ジオンガザCの大群と戦うPC達!先方が気が付かない状態で接近できたので、いい位置に陣取りに行く。

 ヌーベルジムⅢのビームライフルのダメージは4d6+3だけど、Zプラスのスマートガンのダメージは6d6+6。ガザCはさすがに雑魚だった!すごい勢いで倒してしまうPC達。そしてFAZZのミサイルが強い!

 最近話題になったけど、FAZZ3機のミサイル弾幕を気合で全部避けたあとでまとめて撃墜したMk.Vとコッド大尉はマジですごいと思わされました。このゲーム、発射したミサイルの数が命中判定の+補正にそのまま使われるので、ミサイルは異常に当たりやすいからです。鬼強いパイロットだから能力値と気合い(ルール的には、精神力で出目を上げるとか)で避けます的な強キャラ演出までしてしまうんだから、PCと比べたらスゲー!!って必然的になるわ!!!ルールがほぼ同じで一年戦争を扱った「0079」のデータによると、キャラクターレベルはランバ・ラルと同じだそうなので、多分オールドタイプ最強クラスの能力だとGMが言っていました。成長ルール的にも能力値のヤバさがわかるので、MSの性能もあって鬼に金棒の強さ…!

 一方Sガンダムのあいつ…R&Rのデータは、PC達よりよわよわで笑ってしまいました。これは多分あれですね、データを作ったあとで高橋先生に見せた際に、「こんなに強いわけがないからこの辺の能力値は1桁にしなさい」的なダメ出しをされたんじゃないかと思ってしまいましたね…。原作者に嫌われるとこうなるんですね(私の妄想です)。

なんかそんなわけで、わりと楽勝でネオ・ジオンを宙域から追い出したPC達。1週間後くらいにニューディサイズが全滅してALICEは菩薩になり、とりあえずPCたちの戦争は終わった…。

考えたこと

「これは俺の戦争だ」

 これはRPGのほうと全く関係ない話なんじゃが、ニューディサイズとα任務部隊の最後の攻防では「これは俺の戦争」という会話や描写が数カ所あったのが印象に残っておった。それが先日、BSテレ東の『ランボー』一挙放送を見て、気が付いてしもうた。「大佐、俺の戦争は終わっちゃいませんよ!」から「俺の戦争は終わったんですよ」に至る展開が、あの会話の出処になっているような気持ちになってしもうたんじゃ…。ランボーみたいに戦争でひどい目にあって、帰ってきたら犯罪者扱いされて怒り爆発!的な酌量の余地がある状態でもないんだから、教導団はさっさと気持ちを切り替えろ!!という説教をされたような気持ちじゃった。

 そういえばクレイ大尉はジオンの捕虜になって云々という設定が連載の最終回で追加された*3ので、これ『ランボー』っぽくない?と思った!大した動機もないくせに俺の戦争とか言ってんじゃねー!的な言いあいをしていた辺り、オフショーはランボー3に出てきた少年兵くらいのポジションということか?とか思った!途中までは、ちゃんと「ティターンズのコスプレをしたトム・クルーズ*4っぽかったんだけど…。という気がしていたんだけど!!『ランボー』さあ、単行本の巻末の対談で、続編が期待外れだった作品として『ロッキー』と一緒に制作サイドから名指しされとるやんけーーー!!!*5色々考えたけど、これを見てわしは今までの興奮から一気に醒めました。

 本当にクソどうでもいいんですけど、私の脳内ではこういう関連付けが行われていたけど、実際に資料にあたったらランボーがマイルドにディスられていたのでどうしよう…って話も、一応残しておきます。

 関係ないとは言い切れない…。でも実際どうでもいいですね。

 
 
 
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発掘されたお宝

コボラー@ろーどないつ宣伝相(@zisonsin)がシェアした投稿 -

 関係ないついでに、上の写真は最終回が掲載されているMGを見つけたときのわしのインスタです。

TPRG目線で見たセンチネル

 センチネルの小説は「真の主人公は時代」*6的なスタンスで書かれているためか、単行本ではFEARゲーのオープニングフェイズの如く、登場人物ごとに個別のオープニングで始まります。そういう感じでセンチネルのストーリーを思い出してみると、Sガンダムが合体してゾディアックと戦うクライマックスフェイズまで生き残るキャラクターが、PCのような感じがするんですよね。

 そういうTRPG目線で考えたとき、一番PC1っぽいのはALICEだと私は思いました。R&Rの、アライメントでいうと"混沌にして中立"っぽいイミフさは、NPCのような感じがするんですよね…。高橋先生もR&Rのことは、理解不能な他人として書いていたようですし。*7GMが雑魚のデータを使ってダイスを振ってて、判定に失敗した時だけPCのALICEがバフを使って成功させていた、そんな感じがしてきます。

 PC2以降はまあ諸説ありということで書かないでおくのですが…オフショーは何となく、ダイスの事故が発生して新しいキャラシを作るか否か考えるレベルだったけど、無理して最後まで付いていったら逆にエモかった的な成行き感がすごいします。すごいな。TRPG目線だと、必然的な展開だったはずなのに偶然のように見えてくる…。

 すごくどうでもいいですね。

デカい感情

 筆者自身がセンチネル限界オタクなので、限界すぎるキモいことも書きたくなります。バカも休み休みイェ〜イ!!*8…我ながらキモすぎて、読み返していたら注意書きをせずにはいられなかった。というわけで何でも許せる方だけここから先を読んでください。

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センチネルファン歴1年目くらいの頃の写真。2003年頃

 はぁ〜〜〜もうセンチネルのことをここ数年忘れて生きてきたんだけど、わしも大概な限界オタクだったと気が付かされました。自分で自分のこと、今すごいハイテンションだな!!ってハッとしたもん。Gジェネに例えるなら、超強気がなかなか終わらないような感じ。そのテンションでtwitterでも熱く語っていたら、フォロワーが二人減りました!!ウケる!確かにキモかっただろう!

 ていうか多分、センチネルのことでここまでエキサイトできるオタクがいるとは思えない人が多いんじゃないかと思う。だってさあ…教導団の人たちが内輪の会話で相手を貴様って呼んでるの見たらハァ………ってなるじゃんかよ。同期の桜か!!とか思うじゃん!表記揺れなのか、「お前」呼びの方が多い気もするけど!(キモいですね、すみません)

 センチネルのゲームというだけでもアガるのに…ルールもいい感じで最高に気分アガるので…すごい楽しかった…。GMに向かって「貴様はなんて良い奴なんだァァァーッ!!!」*9とか言いたい気持ちになれる!しかし、要らんことばっかり喋りすぎてGMの迷惑になってないか今思うととても不安なんですよね!!!本当にすみませんでした!

 あと、ブログのフォーマット的には、記事のタイトルは「コンベンション参加レポート ろーどないつ 2019年10月例会」にするべきだと思ったんだけど、関係ない内容が多すぎるのでやめました。以上!!

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)