Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「Voodoo In My Blood」 その2

オープニングフェイズがけっこう長かった。コンベンション向きではない長さのシナリオになってしまった。

アンタッチャブルな話

RL:というわけで、次のシーンカードは、タタラ…PC3のオープニングです。
ランスロット:私だ。
RL:ここはマリーズエンチャント。タタラ街のゾンビばあさんこと、マリーさんのマジックショップでございます。キミは今日、この店に顔を出しました。いつも来てるってことで、良いですよね?
ランスロット:そうですね。昼間なので、日傘をさしていきます!
RL:OK。「ああ、いらっしゃいランスロット君。景気はどうだい。」マリーさんが声をかけてくれます。
ランスロット:日傘を畳みながら。「まあ、普段通りですね。何もないのが一番です。」
マリー:とか言っちゃって。派手に活躍してたりするんだろう?
ランスロット:秘密です♪
RL:「秘密か!まあ、こっちもボチボチさ。ところで、最近マンドレイクが安く買えるようになったって知ってるかい?」まあ、そういう話があるって事にしておいてください。
ランスロット:はい。
マリー:あれを育てている業者が、面白い新商品を扱いを始めるから、まあ見てほしいって言ってきていたんだ。昨日それが届く予定だったんだが、届かなかった。何かがあったらしい。さっき詫びのコールがあったよ。その新商品っていうのは、言ってみれば喋るマンドレイクってやつさ。
ランスロット:喋る?(笑)
マリー:普通のそれとはわけが違う。本物ならぜひ見てみたいもんだがねぇ。
ランスロット:では、ちょっと考えまして。「明らかに、触っちゃいけない匂いがするのは、僕だけなんでしょうか?」
マリー:いや~。その通りさ。その喋るマンドレイク、奴らは小人と呼んでいたが、あれは確かにヤバイやつだ。もしかすると、昨日の件、さっそくナイトハウンドあたりと揉めてたりするかもな。
ランスロット:「あー…。」って言いながら頭を掻く。(笑)
RL:で、何が言いたいかというと、この業者が今警察沙汰をおこしてて、それで廃業するようなことがあったら、育てていた残りのマンドレイクって、どうなるん?っていう事を暗に言おうとしています。
間宮:ああ、ヤバイことになりそう。
RL:取れるだけ、抜いてきてくれたら、うちで買い取るよ?的なニュアンスを含ませています。言わないけど、この人ならこれ位のあくどいことは考えていそうだって事は分かります。
ランスロット:では、ちょっと考えまして。「なるほどなるほど。」今日は変装して来ていたんですが、眼鏡の奥の瞳がキラリと輝きます。「僕にそういう話をするってことは、そういう事でよろしいですか?」
マリー:そうだねぇ。これが安く仕入れられる最後のチャンスになるだろうから、こっちとしても儲けにはなるだろうねぇ。まあ、そんな事は言わせるなって話だが。
オリヴィア:訳:収穫して来い。(笑)
ランスロット:いいじゃないですか。僕たちしかいないんだから。
RL:「そうだね!まあ、興味があるんならそれでよし。人道的に許せない!っていうんならそれでもよし。」私はいつでも《不可触》できるから…みたいな余裕を感じさせながら。
オリヴィア:メタいメタい。(笑)
高御堂ダダ漏れやん。(笑)
RL:さっきのはルーラー発言なのでセリフではないって事にしておいてください!(笑)では、そういう話をしたよって事で。「あたしは別に、やれって言った訳じゃないからね!じゃあね。」
高御堂:保険かけやがった!(笑)
ランスロット:ま、それはお察しくださいってことですね!では、また用があったら来ます。
RL:「また用ができたらおいで。」そんなことを言いながら見送ってくれる。では、次。カタナのシーンです。

せっかちな依頼人

オリヴィア:必殺仕事人か。
高御堂:必殺かどうかは、知らないけど。
RL:時刻は深夜0時を回った頃。キミはいつものように、このバーにやってまいりました。スラム街に位置する、バー「ヤロール」。あなたはドーリスに呼ばれて、灯りのない「海」という部屋にやって来ます。今回の依頼人は、あなたに直接依頼したいようです。
高御堂:はいはいはい。
RL:というわけで、カクテルが。「あちらの方からです。」
間宮:"XYZ"ってやつですか。
RL:そうかもしれん。そんなわけで、あっちに依頼人がいるようです。
高御堂:じゃあ、近づきましょうか。「あなたが?」
RL:「そう。私はタチアナ・ニジンスカヤ。人探しの依頼をしたいの。探してほしいのは、サーシャ・ロータスという運び屋。」といってホロを渡してきます。
高御堂:ホロ?うん。
タチアナ:今夜の10時までにマリーズエンチャントに荷物を届ける予定だったんだが、先方にはまだ届いていないの。
高御堂:ほう。
タチアナ:依頼人からせっつかれているの。あの荷物がとにかく必要なの。これを取り返さないと大変なことになる。
高御堂:なるほど。その運び屋は、今までに何回か使ったことはあるのか?信用できるヤツだったのか?
タチアナ:1年以上前から一緒にやってきている。まさかこんなことになるなんて、全く思っていなかった。
高御堂:ほう。
タチアナ:とにかく、そのガキを見つけてくれない?死んでいても構わない。報酬は、前金でゴールド。荷物を取り返してくれたら、プラチナムを渡すわ。とにかく荷物が大事なの。
オリヴィア:運び屋っていう情報が出てきました。
高御堂:何なんだ?その荷物っていうのは。
タチアナ:とにかく、あのガキがまだ持っていると思う。とりあえず、依頼を受けてくれるってことで良いのよね。
高御堂:まあ、いいけど…
RL:「それなら良かった。」と言って、立ち上がろうとする。
高御堂:待て。その荷物っていうのは、簡単に持てるものなのか?
RL:まあこのルルブを5~6冊積み上げたくらいの大きさで、簡単に持てるようなものだと説明してくれる。
間宮:簡単に運べるようなものだと。
オリヴィア:だったってことは、見た時はその大きさだったってことだよね。
間宮:重さも聞いておこうぜ。
高御堂:うん。「どれくらい重いんだ?」
RL:「そんなに重いものじゃない。とにかく、私も帰らなきゃいけない。依頼を受けてくれるんだったら、質問があったら後でここに連絡して。」ということで、タチアナのアドレスを貰えます。
高御堂:了解。
RL:というわけで、さっさと帰っていってしまいます。
高御堂:えらいせっかちな依頼人だなー。
RL:すると、周りにいた人たちが。「あんたあの仕事を受けたのか。あんたで5人目だよ」と言われる。
高御堂:え?前任者が居たの?
RL:前任者が居るというよりは、自分たちも受けたんだって事です。
間宮:ああ。同時に5人くらいに依頼していると。
高御堂:つまり競争なのか。
間宮:ゴールドかける5だから、25くらい使っているのか?
オリヴィア:それは軽く言っていいものなんですか。
RL:よっぽど切羽詰まっているし、一人に依頼したくらいで解決できるとは思っていないってことだ。
高御堂:ハァ。
RL:「とにかく早く見つけてくれって事なんだろうな。まあ金額も悪くないし」
高御堂:そこまでしてまで取り返したいものなのか。
オリヴィア:さっそく、収穫のシーズンの話も出てきましたからねぇ。気になりますねぇ。(笑)
高御堂:「ま、退屈するよりはいいかな。」と言って、動き始めましょうか。
RL:分かりましたー。依頼を受けて下さってありがとうございますー。では、次!オープニングフェイズ最後のシーンです!
オリヴィア:はい。

予言が告げた名は

RL:最後は、PC1さんもう1度。最後は、アメリアからの依頼のシーンです。
大吾:うん。
RL:というわけで、場所は教会で良いですね。
大吾:別に構わないよ。
間宮:(小声で)アメリアたん…
RL:おい今アメリアたんって言ったぞ!(笑)
高御堂:たん。(笑)
RL:というわけで、アメリア・アインスブルク枢機卿はこう言います。「大吾さん。今回の依頼です。聖母様は、一人の女性の名前を予言しました。このN◎VAに暮らす、サーシャ・ロータスという女性です。」そしてホロを渡します。
大吾:うむ…。
RL:「あなたの知り合いだということも、聖母様はご存知のようでした。聖母様は、あらゆる情報と繋がり、未来を予言してしまうお方です。ただ、何が起こるのかまでは見通せません。このサーシャという女性を中心に、事件が起こるはずです。その事件を未然に防ぐためには、あなたが適任だと判断されたのです。こちらに報酬を用意しました。」と言って、1ゴールドを渡す。
高御堂:おおー。
大吾:うーん。いつも思うんだが…聖母様っていうのは、何者なんだろうねぇ…。
アメリア:それはー…いまは、救世主様の奇跡の力にとても恵まれたお方としか言いようがありません。時が来たら、聖母様ご自身から明らかにされると思います。というわけで、今回もよろしくお願いします!
大吾:しょうがねえなあ。とりあえず、報酬を受け取って。にしてもあの子か。
RL:あの子が信心深いってことは知っているんだけど、何をしているのかは、よく知らない。ていうか最近は教会に顔を見せない。という程度にしか知らないってことにしておいてください。
大吾:あの跳ねっ返り。妙な事をやってたらとりあえず、尻ひっぱたいてやるか。じゃあ、どこから調べるかな~ってことで、街に出て行こう。

リサーチフェイズ

トロンカフェで白煙

RL:分かりました!では、リサーチフェイズに入って行きます。ここからは情報収集が可能になります。というわけで、誰が最初のシーンプレイヤーになる…?情報収集の項目を並べていくので、やりたい人からやっちゃって。
オリヴィア:はーい。でもやっぱりPC1からになるかなぁ。
RL:それが良いかな。というわけで、クグツとヒルコ(PC5)は【レッドエリアのヒルコ強盗】。マヤカシは【マンドレイク】。カタナ、バサラは【サーシャ・ロータス】。この3つです。それから、【CFCを襲ったヒルコ】はクグツの方だけ。あと【タチアナ・ニジンスカヤ】はカタナの方。目標値とかはカードに書いてあります。
大吾:むー、手札が悪いんだよなぁ。エースとジョーカーは手札に欲しかった…。
RL:うん。ライフパスでエースとジョーカーが出まくるっていうのは、幸先が悪いスタートだよな。(笑)
大吾:運を先に使っちゃった感じだよなぁ。さて、ほんじゃまあ…この手札じゃあ12までしか出ない。
間宮:シーンプレイヤーになって登場判定に失敗するっていう手もあるぞ。
RL:うん。シーンプレイヤーはPC1にして、登場しましょうか。シーンカードはニューロ。
大吾:これで登場判定に失敗!手札補充。…(頭に手をやる)
RL:ダメでしたか。というわけで、ランダムシーンチャートを見てみるか。レンタルトロンカフェにやって来たよ。「雑居ビルの階段を降りる。薄汚れた地下室には、ハンドメイドとおぼしき大型トロンが設置されていた。本当にこれを使って大丈夫だろうか。」ということで、情報は入手できるがトロンは煙を吹く。社会:テクノロジーの判定に…これは役に立たんな!(笑)
大吾:んにゃー。今回のシナリオには役に立たん!
オリヴィア:メディア関係のシナリオなら役に立ったんだろうけどねぇ。
RL:残念。
大吾:ま、とりあえず、サーシャは一体何をしていたのかとか、今どこに居るのかとか、その辺を調べなければならんからなー。仕方ないので10しか出ずに失敗。
RL:はーい。「店主!これ煙吹いてるんだけど!?」って感じですかね。
間宮:登場判定をしたい。できる?
RL:できるよ。
間宮:じゃあ、10出せるので登場します。もう一台、どこかで煙を上げはじめるぞ。(一同笑)「やっべ!」って言いながら、コソコソっと逃げようとして、知ってる顔を見つける。
大吾:あれ。
間宮:あ。大吾じゃないか。
大吾:何やってるんだお前。
間宮:おい、ちょっと逃げろ。
大吾:おい!何やった!?(笑)
間宮:だって今、2台煙上げてるんだぞ!?(笑)
RL:確かに!「あー!ちょっとお客さん困りますよぉ!何してくれてるんですかぁ!?」
間宮:すみません!ちょっと触ってたら勝手に!
RL:「触ってたら勝手に!?そんなことがあるわけないでしょーが!」
間宮:だって俺ウェットだから!どうこうするとかできませんし!?
RL:「ハァ関係あるかいそんなこと!」っていう感じで、ちょっとゴタゴタし始める。まあ、こいつの性能的にもう限界だったんじゃろう、ということで何とか許してもらえて、外に出られます。(笑)
オリヴィア:良かった!警察を呼ばれずに済んだよ!
大吾:かなわんなー!当分あそこは使えねーな。(笑)
間宮:「よ、良かった!今、5シルバーくらいしか無かったから…。これ以上取られたら家賃とかが払えないところだった!」なんかN◎VAっぽくないなこのセリフ!(笑)「どうしたんだ大吾。珍しいな。最近は真教絡みの話は無かったはずだが。」
大吾:「それがちょっとな。また妙な話を受けちまってな。とりあえず、探さなきゃならん人間が居るんだが…どうも、ああいうのは苦手だ。」トロンがあった店の方を見て。
間宮:「うん。俺も苦手だ。」焦げくさい方を見ながら。(笑)
大吾:どうするんだ。情報屋に何か心当たりはないのか!?
間宮:いや、もう…こうなったら!
大吾:うん?
間宮:足で探す!
大吾:…やっぱそれか。
RL:そうだよね。
間宮:ちょっと、持ち掛けてみても良いですか?「探し物しているっていうなら、ちょっと俺とチーム組まないか。」
大吾:いや…良いんだけど。お前の方は何を追ってんだよ。
間宮:レッドエリアで、ヒルコの強盗が出てるらしくって。
大吾:ヒルコの強盗!?また妙な…うちの方と関わりがあるのか?それ。
間宮:こういう妙な事件が起こってるときは、妙な事件同士で繋がってることが、わりと多いんだよ!
オリヴィア:メタいメタい!!(笑)
ランスロット:メタいです!(笑)
RL:メタいわ!!(笑)勘が働いたってことにしとけ!
間宮:勘が働いたってことにしとけ!〈シャープアイ〉持ってるんで!〈知覚〉です!
高御堂:君、何者?(笑)
間宮N◎VA者!
オリヴィア:〈知覚〉カッコ第六感!(笑)
ランスロット:第六感で判定をどうぞ!(笑)
大吾:そういえば、こいつがこういうことを言い出す時は、なーんかあるんだよな。
間宮:というわけで、判定をしよう。まずマイナーでコッペリオンを起動して、社会の判定に+1。NIK鑑札を持ってるんで、実質+2。で、ダイヤの8を出して、外界が4なので、〈社会:ストリート〉で14。【レッドエリアのヒルコ強盗】について調べるぞ。
RL:はーい。じゃあ14までの情報が見れます。「レッドエリアで相次ぐ強盗事件。黒塗りの車からヒルコが飛び出て来たかと思えば、次の瞬間には店舗のシャッターを破壊。そして武装したギャング連中が手際よく店舗内の物品を車に積み込んでいくという手法がよく見られる。最近、警備の堅牢さで知られるCFCオオゲツ事業所が同様の手口で襲撃され、倉庫が荒らされた。警備の部隊と戦闘になり、死傷者も出た模様。ヒルコの外見は木のような、植物のようなものだったという。ギャング連中の指示には忠実に従う様子が、路上の防犯カメラに残されている。これらのヒルコに子供がさらわれたという目撃情報などもある。」
間宮:はっ!?
RL:16、19は分かりません。まあ《完全偽装》したところで、人の口に戸は立てられぬってことで、ウワサくらいは聞こえると。
大吾:なんか変な情報が出てきたぞ。
間宮:うーん。CFCを襲ったヒルコについては調べられないの?
RL:それは16以上だ。
オリヴィア:クグツの話だ。
間宮:物騒なヒルコも居るもんだなー。
大吾:それ、本当にヒルコか?
間宮:「ヒルコって、いわゆるミュータントだから、改造されてたらだいたいヒルコだぞ。」とPC的に説明するぞ。
大吾:内心で。「じゃあ俺なんかはどうなんだ。天然ヒルコか?」と。
RL:ひどい話だ!(笑)
間宮:お前はアヤカシだろ?
大吾:バレてんの!?知られてんの!?(笑)
オリヴィア:〈人化〉は!?
大吾:いや、上手いやつなら見抜くことも不可能ではない!しょせんレベル×4のボーナスしか無いから!
RL:〈人化〉のレベルがそう高くないのね。なるほど。
大吾:じゃあ、前の仕事で〈血脈:鬼の一族〉を使ったからバレているって事にしておこう。(笑)
間宮:それはバレるね!それは知っているってことにしておこう!とりあえず、よくわかんないことが分かったねってことにしておこうか。
大吾:そうだな。「うーん。それは一体何の話だ。アヤカシにしたって、そんなヤツの話は聞いたことがない。」
RL:じゃあ、調べることがないようなら、ここで舞台裏に入ろうか。
ランスロット:登場判定に失敗します。
オリヴィア:はーい。じゃあ、登場判定に失敗しておこうか。…やったー!この情報、レニさんのコネが使える!
RL:そりゃそうじゃろう。CFCのラボで調べているんだから。
オリヴィア:〈コネ:レニ・コールマン〉と報酬点2点で、【CFCを襲ったヒルコ】。でもこの報酬点はレニさんにあげることになるな。
RL:まあ、ある程度は足で情報収集もしたってことでしょう。
オリヴィア:じゃあ、経費を使ったことにしよう。これで達成値が16です。
RL:はい。「残された防犯カメラの映像によれば、これまでにヒルコ強盗がけしかけていたヒルコより大型であり、一撃で大勢の警備スタッフをダウンさせる等、強力な力を持っていたようだ。現場にヒルコの残骸はほとんど残されていなかったが、回収されたヒルコの微細な残骸からは、植物由来のアヤカシとでも言うべき特徴を持つ物質が見つかっている。これらの残骸を残さないよう、犯行グループは注意深く後片付けを行っていったものと考えられる。」
オリヴィア:つまり、襲撃しながら残骸も回収していったと。
RL:一撃でトループを吹き飛ばす、つまり神業を使ったと考えて下さい。そうすれば、誰もいないから後片付けもできるよと。
間宮:《天変地異》か?
大吾:というより、わざわざお掃除していったのか。
RL:身バレ防止ですよ。
オリヴィア:計画的なんですよ。
ランスロット:うーん。調べたいんですけど。
RL:スートが合わないのか。
ランスロット:報酬点は7点あるけど…
RL:あとで買い取ってもらったらお金が入るけども、前金とかは一切貰ってません。
ランスロット:まあ、2点使って全部情報を抜いてしまおう。〈社会:アストラル〉と、これで【マンドレイク】の18まで調べられます。
RL:はい。OKです。「ナス科マンドラゴラ属の植物。根には幻覚作用のある物質が含まれており、古来より魔術などに利用されてきた。根は人のような形をしており、成熟しきった個体は自力で土から這い出し、辺りを徘徊するとか、根ごと引き抜くと悲鳴をあげ、その声を聞くと死ぬ等の伝説がある。伝説のような"生きた"マンドレイクは、災厄を境に自生するものはほぼ無くなった。ニューロエイジにおいては、植物に対する共感能力を持つバサラ・マヤカシ等が育てる事によって初めて、"生きた"マンドレイクが生育される。これらの個体は、通常のマンドレイクとは比べようもない幻覚作用と毒性を持ち、合法非合法を問わず様々な魔術に利用される。N◎VA市内では、ST☆Rなどから密輸されたものが少数流通していた。最近、ある【個人事業主】が市内で栽培を始めたらしく、新鮮な個体が供給されるようになった。未成熟な個体に人間の血を与えることで、疑似的な意志を持った魔法生物【アルウラネ】として使役させることもできる。【喋るマンドレイク】なるものも存在するという。」というわけで、【個人事業主】【喋るマンドレイク】【アルウラネ】が追加されます。
間宮:色々あるな。ややこしいなぁ。
ランスロット:全部〈社会:アストラル〉ですねぇ。
RL:あと、〈コネ:マリー〉も使えます。
ランスロット:とりあえず、はやく合流したい!
高御堂:こっちは今のところ14までしか出せないな。
RL:報酬点使うにも厳しいかなぁ。
オリヴィア:合流したら、報酬点って融通できますし。
高御堂:まあ、せっかくだからエース使っておきます。〈社会:ストリート〉で【タチアナ・ニジンスカヤ】について。
RL:OK。「ドラッグのブローカー。主に「カーライルのシノギ」として製造されているようなドラッグをストリートの売人に卸売りしている。レッドエリアにバーを持っている。(ミストレス◎)[タチアナのバーのアドレス]を得る。今回の仕事は、顧客の特に大事な新商品を市内のマジックショップやドラッグバーに輸送するものだったが、運び屋が商品を持ったまま行方不明になったため、必死に商品の行方を捜している。バー・ヤロールを通じてPC②ら複数の賞金稼ぎに、運び屋【サーシャ・ロータス】の捜索を依頼している。今回行方不明になった特に重要な商品は、"小人"と呼ばれている。」これは、他の人たちがPC②と合流するための情報みたいなもんです。
高御堂:うむ。分かった。
RL:これで全員情報収集しましたね。じゃあ次のシーン。

聞き込み

間宮:よし。じゃあ、次は誰のシーンにしましょうか。
RL:アドレスを持っている人が、アドレスに向かったらシーンが始まりますけど。
高御堂:持ってるけど。
RL:じゃあ行ってみましょうか。
高御堂:わかった。
RL:よし。次の日の、夕方くらいにしておきましょう。そんなわけで、ここはレッドエリアのバーでございます。半地下みたいなところに入って行くと、タチアナ・ニジンスカヤの経営するこじんまりしたバーに入って行きます。ここはお酒が飲めるだけですが、VIPルームに行けばそういうモノの取引もできるよっていう感じです。
高御堂:ふむ。
RL:では、今回の依頼について、聞きたいことがあったら分かる範囲でタチアナが答えてくれます。「いらっしゃい。何も収穫が無かったって顔だね」と声をかけてくれる。
オリヴィア:本人居るの?(笑)
RL:そりゃあ居るよ!これから営業っていう時間なので。
高御堂:今のところ、めぼしい情報は見つかってないな。
オリヴィア:サーシャが行きそうなところに心当たりは、とか。
RL:出てきたい人がいたら、ここはレッドエリアなので、〈社会:ストリート〉の8で登場できます。
間宮:出られるには出られるんだが、出る理由がなー。
RL:まあ、ないな!
間宮:うん。ここのバーを知っているかっていうと、なー。
ランスロット:そろそろ誰かと合流したいです!
大吾:まあな!(笑)
RL:じゃあ。フラーっと入って来たとかはどうですか?コネがあったらコネ使って登場できますし。
ランスロット:じゃあ〈社会:ストリート〉。クラブの4を出してこれで12。ガチャッ。「あっ!」
RL:そこには、見かけたことのある元気な子が!
ランスロット:おや!お久しぶりですね。
高御堂:ゲッ!(笑)
間宮:明らかに苦手意識のあるリアクションだ!
ランスロット:何ですかその反応はー。
オリヴィア:ほとばしる、じいじオーラ。
タチアナ:いらっしゃい、ランスロットさん。
高御堂:よく言いますよ…。久しぶりですね。あなたは一体おいくつなんですか?
ランスロット:いくつに見えますか?(笑)
高御堂:…下手をしたらやられる!というオーラを感じた。(笑)
タチアナ:まあまあ、ここに来る人たちに歳聞いても詮無い話ですよ。
ランスロット:「何歳って言っても怒らないから大丈夫!」(笑)にこーっとしてます!
高御堂:「そういうのもタチが悪いや。」ボソッ。
ランスロット:君がこんな場所に来るなんて珍しいですね。
高御堂:ちょっと訳ありでね。まあ、あなたなら…話しても良いか。
RL:「まあ…いいでしょう。」依頼者もOKを出してくれる。
ランスロット:じゃあ、横に座ります。
RL:「聞きたそうにしてるから、こっちが知ってることを全部話すよ。」ということで、教えてくれます。「サーシャはここ1~2年前から用心棒みたいなことをしていたんだ。」
高御堂:ふーん。
タチアナチェイスした相手のマシンを無残に破壊したとか…あの子自身はいわゆるバサラでね。
大吾:うーわ。
高御堂:バサラとは。けっこうマズいな。
RL:「マズイか。そうだねぇ…けっこう勢いはいいというか…。」(笑)まあ、跳ねっ返りというか。
高御堂:勢いは良いと跳ねっ返りは違うぞ!(笑)
ランスロット:バサラの子たちは派手な子が多いですからねぇ。
タチアナ:ただ、悪い子には見えなかったよ。
オリヴィア:物理系バサラ。(笑)
ランスロット:物理系…?(笑)
タチアナ:その筋のことはよく知らないが、「重力使い」ってやつなんだってね。
高御堂:ふーん。
タチアナ:で、何が盗まれたかっていうと、そのー…薬が少々。それから、小人って言われている、大事そうなものが一つ。これが店にちゃんと運ばれる予定だったが、あの子が持ち逃げしちゃったみたいだね。
ランスロット:そこで気が付きます。「おや。なるほどなるほど。そう繋がりますか!」って言いますよ。
RL:「いやー…さすがランスロットさん。ご存知でしたか。やっぱり重要なものなんですねぇ。」勝手に納得しながら話を続けます。「なんであの業者がうちを使ったかって言ったら、昔、今回運んでたドラッグを扱ってたことがあって。その時に取引があった人間の名前が出てきたからなんだ。その個人事業主自体には面識はなかったんだけどねぇ。」ということで、【ハレーション】っていう情報項目が追加されます。
高御堂:ハレーション?
タチアナ:ハレーションって呼ばれているドラッグ。最近また流通し始めたんだ。ただ、節度を守ってくれる相手にだけね!
高御堂:ふーん。
間宮:なんか、おっかないなぁ。神業で情報が隠されてる。
タチアナ:とにかく、そのドラッグのついでに頼まれたんだ。その、今回は特別な用事があるから、ついでに頼むよって。うちを信頼してくれているってことは嬉しいんだけど、まさかこんな事になるなんてねぇ…。あの子にこのドラッグのことを任せたのも今回が初めてだったけど、それがこんな事になるなんて!最初から信用しちゃいけない相手だったなんて、思ってもなかった!
間宮:うーん。
オリヴィア:これは何か、裏がありそうですねぇ。
高御堂:だよねぇ。
ランスロット:では、夏貴さんのほうをチラリと見ます。そして首をかしげる。「何か、あったんですか?」っていう顔です。
高御堂:あると言えば、あったねぇ。
ランスロット:ちょっと、情報共有しておきませんか?(笑)
高御堂:まあ、でしょうね!(笑)ちょっと言いづらいけど、まあいいや。
RL:知り合いだったんなら、話が早い。
高御堂:じゃあ、こっちも知ってることを話します。
タチアナ:見つけてくれたらプラチナムだ。頼むよランスロットさん。誰でもいいから…とにかくこの業者ってやつは頭がおかしいんだ。
オリヴィア:ふぁっ?(笑)
間宮:相手のことを頭がおかしいとか言ってやるなよ。(笑)
RL:だから5人も6人も雇っているんですよ。
ランスロット:「まあ、人探しは、こちらの領分ですからね。」と言って。こちらからも情報提供を。今手に入れている情報を共有します。マンドレイクについて。
間宮:ということで、情報項目も共有されたのか。この、踊るマンドレイク…(一同爆笑)
大吾:踊らすなや!!(笑)いつからマハラジャになった!?
RL:踊るじゃねえよ!なんだその踊るポンポコリンみたいなのは!(笑)ピーヒャラピーヒャラ!(笑)
オリヴィア:収穫したら踊り出すんだよ!(笑)
RL:いやいやそんなことはないから!!(笑)
ランスロット:なんですかこの情報は!(笑)
大吾:歌って踊れてネタもこなすマンドレイク!!(笑)
オリヴィア:新型アイドルか!?(笑)
間宮:ごめん!【喋るマンドレイク】!!で、【アルウラネ】と【個人事業主】についてか。あと【ハレーション】も。
高御堂:うーん。
オリヴィア:クグツも合流したいです…!
大吾:こっちも合流したいです!
RL:まあ、まあ、まあ、まあ!そのうちね!合流しやすくなるような情報も入れといたので!!ご安心を!(笑)
大吾:ていうか…登場判定に失敗しておきます!(笑)
間宮:こっちも失敗しておきます。
RL:はい!ではそろそろ舞台裏に入ります!
ランスロット:あ、待って!情報収集できます!
RL:おお、申し訳ない。どうぞ!
ランスロット:どれも〈社会:アストラル〉でいけるな。…【個人事業主】を、〈社会:ストリート〉で行きます。ストリームリンクを使用。5を出して、14。報酬点を1点使って15にします。
RL:分かりました。「半年ほど前からマンドレイクの栽培を行っている業者。事業主の名前は【タスニム】という女。」はい。
大吾:次々に情報が手に入ってるな…。うらやましい。
ランスロット:聞いたことのない名前ですね。
高御堂:ないね。
オリヴィア:完全に新情報。
ランスロット:では、こちらも調べるという方向で。
RL:他に何か調べたりは?
高御堂:じゃあ〈社会:ストリート〉で調べようか。16になるから、報酬点を2点使って、【サーシャ・ロータス】について。
RL:分かりました。
間宮:サーシャちゃん抜かれちゃった。
RL:まあ別にそっちで情報収集してもいいよ。「ストリートで運び屋、用心棒のような活動をしている10代の女子。(カゼ◎)瞬間移動した、重力を操る、などの目撃情報があり、バサラであると目される。【タチアナ・ニジンスカヤ】からの依頼の最中に蒸発し、その行方をPC②らが捜している。タチアナとは1年ほど前から仕事をしているらしく、サーシャは市内から空港、フェスラー公国への輸送などに携わっていた。【ドウェイン・ロータス】という兄がいる。」情報項目が増えました。
高御堂:とりあえず、お尻をペンペンすればいいわけだな。
ランスロット:ふふっ!(笑)
オリヴィア:Exactly!
間宮:その通りでございます。
大吾:困ったもんだ。
ランスロット:悪い子にはおしおきですね。
間宮:【ドウェイン・ロータス】については、レニ・コールマンのコネが使えるのか。
オリヴィア:あ!ホントだ。ちょっとそれは使ってみたい。
RL:いやあなたはまだ知りませんから!(笑)
間宮:まずは情報共有だ!
RL:というわけで、今度こそ舞台裏です!
間宮:じゃあ、どうしようかな。
オリヴィア:シーンカードはカブトと出ていますが。
間宮:じゃあ、舞台裏だけどキー効果を使おう。クラブを出して達成値21!【レッドエリアのヒルコ強盗】について!
RL:はい。残りの情報が出てきます。「CFCオオゲツ事業所はPC④というクグツを派遣し、犯人を探している。また、【CFCを襲ったヒルコ】は特に強力だったと言われている。」
間宮:よし!これで会いに行こう。
RL:「レッドエリアのショーパブで働いていた【タスニム】という女のしわざだというウワサがある。最近、妙に羽振りが良いから…という程度の根拠ではあるが。」
オリヴィア:自分で調べたい!(笑)
RL:うん。聞いた相手が悪かったんですね。「あいつの仕業に決まってるワヨ!!」みたいなマネキンにうっかり聞き込みしちゃったと。
大吾:むー。
間宮:ということだな。大吾とは情報共有するぞ。【タスニム】についてか、【サーシャ・ロータス】について調べるのが良いか。
大吾:うーん、スートが全然合わないんだよな。(笑)仕方ない。ちょっと軽く調べてみるが、期待はするなよ。で、失敗!うりゃ!…(頭を抱える)
ランスロット:ふふふっ!だめそうですね!(笑)
間宮:今回は手札運が悪そうですね。
RL:悪いっぽいね。
大吾:さらに悪いのが来た…。やべー、活躍できんかもしれん。(笑)
オリヴィア:うーん。こっちは調べられるのが少ないなぁ。
RL:そろそろ、誰かのところにフラーッと現れてみる?
オリヴィア:【レッドエリアのヒルコ強盗】について調べるしかないのか。タスニムについて知らないのも嫌だし。
RL:じゃあ〈社会:ストリート、警察〉で。19。これは、個人的にタスニムに恨みがあるのであろうマネキンに出会ったというレアさを表現した数字となっております!
オリヴィア:あ、いけるいける。ハートを出して、報酬点を1点使ったら19です。
RL:じゃあ、さっきの情報が分かりました。
オリヴィア:というわけで、タスニムさんに会ってみようと思います。そこで頑張って出てくる。

続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)