Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「Voodoo In My Blood」 その1

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はじめに

某別のシステムの某シナリオを読んでいたら、これはN◎VAでも全然いけるやんと思ったので、N◎VA向けに翻案してみました。そしたら話を膨らませる過程で、ほぼ完全に別物になりました。そんなオリジナルといえばオリジナルのシナリオです。ヘッダの画像が明らかに今までのヤツより手が込んでると思われるかもしれませんが、しょせんこのイラストも2年前に描いてお蔵入りしていたものなので適当です。
ちなみに「Voodoo In My Blood」はMassive Attackの曲名から取ったタイトルです。内容とは関係あるようで無いかもしれません。

キャラクター紹介

PC1 バサラ

①バサラ
コネ:サーシャ・ロータス(感情)
キミの数少ないバサラの知人、サーシャ・ロータスの身に何かが起こっている。剣十字修道会のアメリア・アインスブルクより、サーシャの周囲で事件が起こるという予言があったと聞かされたのだ。彼女が被害者になるのか、それとも加害者になるかはまだ確定しない。だが、事件を未然に防ぐのがキミの役目だ。
PS:サーシャ・ロータスの周囲で起こる事件を防ぐ 

RL:では、キャラクター紹介からやっていきましょう。ではPC1さん。
大吾:名前は、加賀山大吾(かがやま たいご)。年齢は22歳。男性。鬼の一族のアヤカシで、南米帰り。
RL:南米なんですか…!?意外だ!なんだろう。チュパカブラみたいな、我々の知らないエキゾチックな鬼みたいな気がするな。
大吾:いやいやいや。皆さんの想像している方の鬼で間違いございませんよ!ただ一時、南米の方で色々やってたってことで。
間宮:2本角が生えている感じの?
大吾:それでOKです。本人としては、角を折っちゃったんだけどね。
RL:天羅だったら、角を折ったオニは神通力が使えなくなったりするんですけどねー。
間宮:見た目は、完全に人間ですか?それとも、妖怪系だから意外と少年の姿だったりするんですか?
大吾:外見はだいたい、細マッチョ。色素が抜けているというか、アルビノ系の外見です。この外見については、生まれてくるときに、鬼の因子と人間の因子がケンカし合ったんじゃねーか、みたいな。
RL:半分は人間なんですね。
大吾:完全なアヤカシじゃなくて、人間とのハーフみたいな感じ。なので、外見は目立つ感じではある。そんなのをフェイトコートとかで隠している。スタイルはアヤカシ、バサラ◎、チャクラ●。
オリヴィアインカ帝国で祀られていた過去とか無いんですか?
大吾:俺は一体何者やねん!(笑)もともと日本生まれだったらしいんですけど、なんとなく海外に出てきちゃった。
RL:要は、日本がつまらなくなったんですかね。
大吾:飛び出したのか、追い出されたのかはよくわからんが、とりあえず日本を出て、一時期南米で腰を下ろして、ドンパチやっていた。でも、そっちでも色々あって、もう居られなくなって。N◎VAに逃げてきた感じ。今は、ほとぼりを覚ましている感じかな。で、今は剣十字修道会に厄介になっている。
RL:元力は使えたりしますか?
大吾:〈元力:火炎(正)〉を使って殴るタイプです。だから、ぶん殴る時には、手が炎に包まれる。
RL:現在の仕事に対する思い入れとか、何かありましたら。
大吾:南米に居た頃の荒事は、本当に斬った張ったの血なまぐさいものだった。そんなうんざりする戦場と比べたら、この仕事は、気持ち的に楽。一般ピープルに武器を向ける必要が無いってのはね。
RL:人助けという名目で戦えるのは、気持ち的にも楽だと。
大吾:だから今は、心の洗濯をしているような気持ち。
間宮:バッシャバッシャと。
RL:聖母の仰せのままに戦っているわけですからね。
大吾:聖母云々はよくわからんけど、必要なら雇われる。やっていくうちに、こういうのも良いなって思えるようになったって感じだな。
RL:感謝されるのって良いな。みたいな。分かりました。ありがとうございます。では、PC2の方どうぞ。

PC2 カタナ

②カタナ
コネ:タチアナ・ニジンスカヤ(外界)
"ヤロール"のドーリスからきた依頼は、人探しだった。依頼主はドラッグのブローカー、タチアナ・ニジンスカヤ。なんでも、"商品"を持ち逃げした運び屋を探し、積荷ごと連れてきてほしいそうだ。報酬も悪くない。依頼を受けたのはキミで数人目らしいが、これほどまでして探しだそうとする"商品"とはどんなものなのだろうか?
PS:依頼人の望みを果たす

高御堂:高御堂夏貴(たかみどう なつき)。21歳男。カブト、カタナ=カタナ◎●です。出自はストリートチルドレンと出たので、物心ついたころから人殺しをやっていました。
大吾:ワァ~オ!(笑)
RL:お、おう!分かりました。N◎VAではありがち。
高御堂:で、今更他の職業にジョブチェンジできるとも思わなかったので、今はプロになっています。
オリヴィア:頑張れば社長になれるかもしれませんよ!
高御堂:えーやだ。めんどい。(笑)
RL:で、よくヤロールに出入りしているってことですね。
高御堂:そういう感じです。強いヤツと戦いたいっていう気持ちがある。いくさバカです。
RL:ですね…!PC1と比べると導入のシンプルさもあって紹介もシンプルになってしまう!(笑)
高御堂:シンプルイズベストですよ。
オリヴィア:ブレないんだよ。
RL:わかる。説明もこの程度で納得してしまう。
高御堂:そう、今宵の小鉄は血に飢えておる。(一同笑)
間宮:小鉄使ってるんだ!?
高御堂:いや、使ってない使ってない!(笑)
オリヴィア:降魔刀にそういう名前付けてるんですよ。(笑)
間宮:名前付けているとかカワイイなおい!
高御堂:そんな感じです。よろしくお願いします。
RL:分かりました。よろしくお願いします。で、PC3さん。

PC3 マヤカシ

③マヤカシ
コネ:マリー(理性)
行きつけのマジックショップ、マリーズエンチャントで面白い話を聞いた。ある薬草の業者が、外道な魔術によって生み出した"何か"によってひと儲けしようとしているらしい。昨夜そのサンプルとやらが届く予定だったが、トラブルがあったらしくキャンセルになったとの事。何やら事件の匂いがする。
PS:薬草の出所を調査する

ランスロット:えーっと…この流れの中、紹介するとすごいイロモノな感じが…。(笑)
RL:良いと思いますよ?
大吾:構わん!構わん!
高御堂N◎VAだし。
RLN◎VAのアストラルシナリオなんてトンデモPCの宝庫でしょ!(偏見)
ランスロット:はい。では、PC3の怪盗ランスロットと申します。
RL:か、怪盗…!!(笑)
ランスロット:そういう通り名で呼ばれているだけで、本名はちゃんと別にあります!
間宮:じゃあ、ランスロットってずっと呼べばいいんですね。OK。
ランスロット:まあ本名名乗っても良いんですけど、セッション中に呼ぶ必要があるのか微妙なので。(笑)前回同卓した方なら分かると思うんですけど、あのPCのおじいさんです。
RL:あー!分かりました!まだご存命の!遠くからあの子を見守っている!
ランスロット:はい!何か、興味深いことがあったので。(笑)

怪盗ランスロット氏のお孫さんは、SSS『フール・フォー・ザ・シティ』掲載のシナリオ「フォロー・ユー、フォロー・ミー」のPC2カブト(男)だったのですが、エンディングフェイズでPC1カブキ(おとこの娘)にものすごく懐かれてしまい「エンダァァァァァァァ!!!」を達成しました。

オリヴィア:マジで!?(笑)
RL:本人の意志とは別に、めっちゃ懐かれてしまったのよ。そしてPC1の《天罰》によって専属契約をすることになった。
ランスロット:そんなわけで、おじいちゃん本体も出てきてしまいました。
大吾:本体いうな!(一同笑)
ランスロット:スタイルはアヤカシ、カリスマ●、マヤカシ◎。この人普段、何してるんだろうみたいなスタイルになりました。
RL:まあ、アストラル系では定番な組み合わせ、か…?
オリヴィア:寝てるんじゃないですか?
ランスロット:まあ、昼は仕方ない。〈血脈:夜の一族〉なので、日中出てくるとBS:衰弱を受けます。
RL:昼は墓場でぐーぐーぐー。…すみません。(一同笑)
間宮:せめて棺桶って言ってあげなさい!!(笑)
ランスロット:だから昼間は出て来ないんじゃないかな!平然としてはいるけど、明らかに様子はおかしい。
間宮:汗ダラダラ流していると。生きてる?みたいな。
ランスロット:吸血鬼だから、半分死んでます!
間宮:すごいブラックジョークだ。
ランスロット:という感じのキャラクターなんですが。だいたい精神攻撃中心なので、物理的な戦闘は得意ではないんじゃないかという。
RL:演出的には、チャームみたいな魔法って感じですかね。
ランスロット:直接どうこう攻撃するというよりは、さっき言っていたような、チャームみたいな魔術的なもので、攻撃を諦めてもらう感じですね。外見年齢は、年齢不詳な感じです。何年生きてるのかというと、1000年単位かもしれない。外見年齢は、20後半から、30くらい。って感じです。
オリヴィア:まあ、アルドラ様とかもいるし。
RL:大丈夫ですよ。堕天して2000年、みたいなクグツもこの町には住んでますから。何でもありですよ。
ランスロット:そういう人には、「お兄さん♪」って声をかけます!たぶん良い子なので、皆さんいじめないでください。よろしくお願いしますー。
RL:分かりました!(笑)では、PC4の方。

PC4 クグツ

④クグツ
コネ:レニ・コールマン(外界)
キミはレッドエリアのCFCオオゲツ事業所(『TOS』P19)に所属するクグツ。この事業所は常日頃から倉庫の食糧を狙った窃盗犯に狙われているが、今回の被害は特に甚大だ。事業所の職員以上に怒り心頭の本社・販売促進部は、今回の窃盗犯を根こそぎ始末すべくエージェントを派遣してきた。
PS:事業所を荒らした窃盗犯を見つけて始末する

オリヴィア:PC4、コッテコテのクグツ、オリヴィア・スガノ。日系のお母さんとのハーフでございます。所属はCFC。CFCは合成食品最大手の会社です。
RL:ワークスのデータは残念ながらないんだけど、いちおう世界シェアトップの会社です。でも、今はヘイロンに押され気味っていう状態。
オリヴィア:出自には暗黒街と出てしまったので。マフィアの娘でしたが、家族が粛清にあったので。母と一緒にCFCに保護されたので、企業に恩義を感じている。オーストラリア出身です。今回はN◎VA支店に出向しております。年齢は32歳。社長とは知り合いで、年も近い女性ということで、仲も良いという設定。
間宮:ほうほう。
オリヴィア:身長は175センチ。アングロサクソン系であります。スタイルはカブト、クグツ◎●、カゲ。
RL:販売促進部なんですよね。
オリヴィア:販売促進部です。
間宮:それって、非合法な活動をしているところでしたっけ。
RL:千早でいうと、査察部後方処理課みたいな。
オリヴィア:普段は社交的だけど、仕事の事はカッチリやるよ、みたいな感じです。そういうコテコテなクグツです。家族は、母と猫。…経験点が4点余ったんや。(笑)
間宮:にゃーん!(笑)
オリヴィア:あと、最後に大事なことが!ヘイロン絶ゆる!!
間宮:ヘイロン絶ゆる、と。(笑)
RL:大事!大事!(笑)あのファッキンハゲとクソアマをこの地球上から追い出すためならなんでもやる!その気概が大切です!
間宮:え、宇宙に追い出すの?
RL:そんなことは言ってませんよぉ。地獄に行ってもらうんですよぉ。(笑)
オリヴィア:そして《完全偽装》する。(笑)
ランスロット:ヘルPのお世話になるかもしれませんね。
RL:地獄でヘルまんじゅうの製造でもしてろっていう話ですね!(笑)というわけで、よろしくお願いしますー。PC5!

PC5 ヒルコ

⑤ヒルコ
コネ:ジェイド(感情)
ヒルコ街の顔役ジェイドから依頼があった。最近、レッドエリアでは凶暴なヒルコをけしかけて強盗をはたらくギャングが出没するのだという。もちろんヒルコ街の住人のしたことではない。しかし、このまま放置すれば、世間のヒルコに対する偏見を助長させてしまう。そんなわけで、何とかしてほしいというのだ。
PS:強盗を捕まえる

間宮:はい、PC5です。名前は、間宮千明(まみや ちあき)。ナイトワーデン所属のカブト。スタイルは、カブト●、フェイト◎、バサラ。24歳男。
RL:今日はヒルコ枠ですけど、どうシナリオに関わっていくのでしょうか。
間宮:過去に関わったシナリオヒロインの、ヒルコの女の子が居たんですけど。その子のおかげで、ヒルコ街に縁ができました。それで、今回ジェイドに会う事になりました。
RL:そうだね。ジェイドが持ってるレッガーの特技って、コネを結ばせる系のやつばっかりですからねー。
間宮:何やこのニンゲン。みたいな。お前にサンが救えるか!みたいな。
RL:犬じゃねー!(笑)えーっと、私の想定としては、「ジェイドさんが、トラブルシューターを募集しているっていう話があったから、今お金に困ってるって聞いたんで…」ってヒルコの女の子から相談持ち掛けられたっていう経緯があったのかな、って思ったの!(笑)
間宮:うん!外界4は、能力値の中では一番低いの。なのでお金には困っております!(笑)
RL:まあナイトワーデン所属というネームバリューでボディガードの仕事は来るんだけど、今はレギュレーションに合わせるためにワークスのアウトフィットが取れなくなってしまったから、外界が低くなっているのよね。(笑)
間宮:まあ、お金は無いんだけど、困ってる人を助けるとか、誰かを守るっていうのは当たり前だと思っているので、抵抗はないです。戦闘中は、基本はパリーしていきます。ラウンド中3回。物理攻撃に差分値乗せていく特技は持っていないんで、パリーするのがメインになります。
RL:今まで出てきたシナリオでは、その難攻不落っぷりから"風雲間宮城"って呼ばれていたんだけど。
オリヴィア:こいつと同エンゲージにいたら、死なずにすむ的な。(笑)
RL:今回はまあ経験点上限の関係があるのですみません。って感じです。

キャラクター紹介が微妙に足りていないので補足。間宮は〈元力:電磁(正)〉を使う…のですが、この元力が微妙に制御できていないためサイバーウェアをインストールできないという設定です。そして機械音痴だという話はRLとPLの間でとっくに共有されていたため、このときのキャラクター紹介では、言及していないという事情がありました…。

PC間コネ

RL:ではPC間コネ結んでいきましょう。まずは2から1。どう思っているのかな、この鬼のお兄さんのことを。
高御堂:うーん。
大吾:迷う位だったら、カードを引け!
オリヴィア:強いんだったら、割とよく思っているんじゃないですか?いつか貴様と戦ってみたい。みたいな。
高御堂:そうね。良い感情は持っていそうね。好意かな。
RL:感情ですね。クラブで。では、3から2。
ランスロット:うーん。元気の良い子は好きですよ?
RL:アアーッ!!すごい上から目線だ!!(笑)
高御堂:うわぁ。(笑)
オリヴィア:待て違う!これはおじいちゃん目線だ!
ランスロット:おじいちゃん目線です!
大吾:孫を見るような目で…。
RL:じゃあ、これもクラブかな!(笑)では、4から3です。
オリヴィア:じゃあ、じいじネタでいこう。マフィアの抗争で粛清されたおじい様にそっくり!
一同:えー!?(笑)
RL:昔見た、若い頃のおじい様のホロにそっくり!じゃあクラブか?
オリヴィア:懐かしい!(笑)
RL:というわけで、5から4。大昔、一緒に仕事をしたことがあるミス・コールマンの部下だよ。
間宮:ああ、それはダイヤかな。仕事の関係だし。所属を聞いたら彼女のことを思い出すだろうし。ダイヤだな。
RL:最後、1から5。
間宮:こちらは、貧乏カブトの間宮千明です。ウェットです。
RL:バサラです。
間宮:ウェットでバサラです。サイバーウェアは一切持っていません。
RL:ベラーノさんもウェットだったな。なんであなたは2班なんですかっていう、すごい窓際感がある。
間宮:あの人ってウェットだったの?
RL:トロンの使い方が分からないからといって、クロイツェルにカードを送ってもらうような人だよ!(笑)
大吾:うーん。剣十字修道会の一員になってから、一度仕事で関わったってことだろう。カブトなら、一緒になったこともあるだろう。
RL:そういう事件の絡みで、会ったことがあると。じゃあダイヤか。
大吾:ダイヤだな。それ以上の関係っていうのは、もう少し仲良くならんと。
間宮:今日は感情と外界の日だな。

オープニングフェイズ

RL:というわけで、始めていきましょう。
行方不明の運び屋と、その積み荷の奪還。それはよくある仕事だった。

失踪した少女を探して辿り着いたのは、邪悪な魔法使いの邪悪な陰謀。
無辜の命を犠牲にして、つくられた呪物が市場に出ようとしているのだ。

"災厄"の後、救世主の奇跡の力を受け継いだ
異能の者らと怪異の物語。

トーキョーN◎VA THE AXLERATION
「Voodoo In My Blood」

かくて運命の扉は開かれた。

お転婆少女

RL:オープニングフェイズ始めていきます。最初のシーンカードは、ヒルコだよ。シーンプレイヤーはPC1です。
大吾:はいなー。
RL:1~2年前、ヒロインのサーシャと出会うシーンです。
大吾:ふむ。
RL:場所的には、イエローエリア、アサクサであります。繁華街、人がいっぱい歩いている、歩行者天国みたいな場所。歩いているキミの後ろから悲鳴が聞こえます。「わたしのバッグ!ひったくりですーっ!!」という声が聞こえてくる。
間宮:えー。
RL:そして前に走って行くバイク。
オリヴィア:バイクだった!
大吾:あーっと。バイクの荷台のとことを掴むかな。
RL:その前にですね。そういう風にしようとした君の脇をすりぬけて走り出す少女がおります。「待てコラァーッ!!」(一同笑)
高御堂:ハァッ!?(笑)
オリヴィア:強いな!
RL:女の子は、バイクの横に瞬間移動して接敵します。
間宮:瞬間移動!?
RL:バサラの特技、〈転移〉です。2段階移動するやつです。バイクは謎の力で地面に固定されたように、無理やり動きを止められる。次の瞬間、バイクの男は、女の子にチョークスリーパーされています。「何しとんじゃワレェー!」(笑)
オリヴィア:ヒロインとは!?強い!!
大吾:なに…それ!?えーっと、オレの力、要るの?
RL:っていう話になるよね。そんな訳で、暫く後には警察が呼ばれる。
大吾:それは、目撃者の一人として、証言はするかな。
間宮:ヒロインの子が、すごく強かったです。
大吾:これ、ヒロインじゃなくて、ヒーローじゃね?(笑)
RL:声かけたりします?いかにもな超常現象を目にした気がしますが。
大吾:超常現象!?うちもバサラなんだが!っていうか…こういうの、人前でやるのはどうなんだよって思うんだがなぁ…。まあ、多分手遅れだが。
RL:ここは交流しておいてほしいシーンです。(強引)
大吾:とりあえず、声はかけておこう!「無茶するなぁ…。」
サーシャ:いやいや。大したことはしてないっすよ!へへっ。
大吾:何だこの子!?
高御堂:ヒロインじゃねぇー!!(笑)
RL:気の強い子だってことで!私のキャラにはありがちなヤツですよ!(笑)
大吾:それにしても、やりすぎだろう。
RL:「ああ、あれね。はいはい。ってことは、あんたもバサラ!?分かるのか、この力が!」嬉しそうです。
大吾:なんだか、とんでもないのに声をかけてしまった…。(笑)
サーシャ:あたしはサーシャ。サーシャ・ロータス。"重力使い"なんだ。
大吾:同じバサラだっていう事より、お前さんが女の子なんだって事のほうがビックリだよ!
サーシャ:ボーイッシュだってよく言われます!
大吾:ちょっと眉間を押さえます!(笑)
サーシャ:ってことは、あんたもそういう力が使えるんだよね。
大吾:ロックオンされちゃったー。
RL:そりゃあ興味あるよ!
大吾:あんまり人に見せるようなもんじゃないぞ。
サーシャ:いや、まあ…。この力は救世主さまから賜った奇跡の力だから、人の役に立てないと意味がないって、おかんが言ってたんだ。だから、あの状況で普通に追いかけても追いつけないじゃん。
大吾:…普通というところに目を瞑れば。ハッキングして故障させるとか方法はまだあるんだろうが…。
サーシャ:だってそんなの出来ないし!
大吾:そういう事ができる人間は…あれ、俺の普通って、いつの間にかズレてね!?(笑)
RL:「あんたもしかして、けっこう色々、修羅場をくぐってきた感じ?」と言って、アドレスを交換してほしそうな目をしております。
大吾:アドレスは交換するけど、一瞬自分の常識が覆されたというか、自分が常識と信じていたことが、いつの間にかぶち壊れていくような感覚が…!
高御堂:今更何をおっしゃいますか!
間宮:最初に接触した世間様がダメすぎたな!
大吾:かもしれない!いつの間にか、南米が基準になっていたのかもしれない!
RL:そして、N◎VAには意外と超能力者が居ます。こういう事は、まれに起こります!
大吾:で、アドレスは交換した。
RL:で、その後時々やり取りはしていたと。
大吾:その後、俺はいつの間にか剣十字修道会でエージェント的な活動をするようになっていった。
RL:信心深いサーシャの紹介なのか、教会に行くようになりーの。そしてアメリアと出会いーの。そういう感じですかね。
大吾:いつの間にか仕事をするようになっていました。

ちょっと分かりにくいのですが、冒頭でバッグをひったくられたのはエキストラの第三者という設定です。そういう状況描写がまだ微妙にしきれていないのが残念ではある。

ジェイドと猫缶と俺

RL:っていう事にしましょうか。これは過去の回想です。次のシーンに行こう。シーンカードは、カゲ!PC5です!
間宮:こっちか。ヒルコ街に向かってて良いよね。
RL:というわけで、キミは旧ハザードメモリアルパーク、通称マヨイガモリに向かっていた。
間宮:なぜ!?
RL:というのも、知り合いのヒルコの女の子から、ジェイドが役に立ちそうな人材を探しているってことで、紹介してもらったんでしょう。
間宮:じゃあ、ジェイドに会いに行ってるのか。缶詰めがいくらか入った袋を持って行っていい?
RL:カンヅメ!?(笑)
オリヴィア:猫缶!?
間宮:だめ?ジェイドがどういうヒルコかは聞いてるでしょ?
RL:そりゃあ、ヒルコ街の長老だからねぇ…。
間宮:じゃあ。「ジェイド、さーん。ジェイド、さーん。」と、さん付けするべきか迷いながら森に入って行くよ。
RL:じゃあ、後ろから出て行こうか。「あんた、どういう人なん?」(笑)
間宮:猫!マジで猫だったことと、オーサカ弁だったことにビックリ!(笑)
ジェイド:そんな大声出さんでも、ここにおるがな。
間宮:ごめん、暗くて気づかなくって!(笑)知り合いに聞いたんだが、トラブルシューターを探してるって聞いたんだが。
ジェイド:あー、ハイハイ。あんたが間宮さん?どうもどうも、ジェイドですわ。
間宮:(猫缶を目の前に差し出すジェスチャー
ジェイド:ちょっ!!人の事を猫扱いすんなや!?
間宮:すまんすまん!!(笑)
RL:「もー!!」とぷりぷりしながら、出された猫缶は手元に取って行くぞ。(一同笑)
間宮:取るんだ!?(笑)
RL:「こんな!こんななぁ!?悔しいけど頂いとくで!?じゃあまあ、仕事の話するか!」キリッ!
間宮:お、おう、分かった。(笑)あとで撫でよう。
RL:だって書いてあったじゃないですか!キリッって!
大吾:ま、まあなあ。(笑)
ジェイド:レッドエリアのヒルコ強盗って、聞いたことあるか?
間宮:あるのかな?ないってことでいい?その情報は欲しいな。
ジェイド:レッドエリアに近寄らんのなら、知らんかもなぁ。最近、半年くらい前から、中華街とか、ヒルコ街の外にしか出んらしいねん。その、強盗がな。
間宮:ヒルコ街には出て来ない?ヒルコなのに。
ジェイド:いまんとこ、出てきてないな。なんか、転売目的なんやろうな、中古のトロンとか盗っていきよるらしいで。
間宮:「モノによっては、高く売れるらしいからなぁ。」自分のガラパゴス(パカパカするポケットロン)を見ながら。(笑)
大吾ガラパゴスか…。(笑)
ジェイド:なんかこう、アッという間に、手際よう仕事するらしいねん。ヒルコをけしかけてな!
間宮:ふむ。
ジェイド:鳴き声がまたヤバイって話や。地獄の底から這い出てきた、死霊の叫びみたいってウワサなんやけど。
間宮:うわぁー…。
ジェイド:とにかく、同じヒルコが世間様を騒がしとるってゆうのは、放っておけんとは思っとるんや!
間宮:「うんうん。そういうのって、評判悪くなるよなぁ。」と言いながら、なでようとする。
RL:それは飛びのく!「ちょっ!!触んな!!気安う触らんといて!?」
間宮:ひっかかれたー!(笑)
RL:ひっかきはしないと思うけど!(笑)「と、とにかく放っておくのもアレやねん!最近キャンディの工場がやられたみたいやし…」
オリヴィア:ウチかっ!!(笑)
間宮:覚えておこう。キャンディの工場。
RL:「キャンディの工場の話、ニュースにもなっとらんやろ!?警察に言ってもムダそうやし、ってことで、これだけしか出せんのやけど…」と言って、1シルバーを出してくれる。
間宮:1シルバー!?猫からこんなものを貰うなんて、すごく申し訳ない…!
ジェイド:お前人の事過剰に猫扱いすんなや!?(一同爆笑)
間宮:す、すまん!見た目が猫だと、つい!こんなもんだが、どうぞお納めください!(猫缶を渡すジェスチャー
RL:「あー!もう!しゃーないな!!」と言いながら、出された奴は全部もらうぞ!(笑)「というわけで!あの子の紹介やし、多分役には立つんやろうな。頼むでホンマに!」
間宮:「任せてくれよ。ヒルコの評判が悪くなるようなことは、放っておけないからな。」と言いながら、耳を触ろうとする。
ジェイド:ホワッ!!触んな!!(笑)
大吾:分かってないな。こういう時は猫じゃらしだ。
RL:とりあえず、そういうことにしておこうか!(笑)
間宮:ああ…変わったヒルコ…猫…ヒルネコ…だったなぁ…。(笑)
高御堂:訳が分からん。(笑)
RL:じゃあ、後ろから声が聞こえる。「だれかおるー?これ開けてー。」(一同爆笑)
間宮:ごめん!これはちゃんと開けてからシーン終了させたい!(笑)
RL:「おー!スマンな!じゃあ頼んだで!」ということで次のシーン行こうか。
オリヴィア:ジェイド面白い。(笑)
RL:いやー、これで良いんだかわからないんだけど。ロールプレイしようにも資料が無くて。
大吾:っていうか、オーサカ弁の猫っていう時点で、
高御堂:キャラ立ってるよね…。
大吾:これでジェイドが2本足で立ってたら、完全にじゃりン子チエの世界だ!(笑)

弱肉強食の掟

RL:とりあえず次!クグツのシーンです!シーンカードはアラシ。
オリヴィア:はい!
RL:レッドエリア、CFCオオゲツ事業所。ヒルコ街の近所にある工場なんですが、ここは食品の工場ってことで、
オリヴィア:よく襲撃を受けます。
RL:ヒルコに襲われることもあるらしいんで、専門の部隊が警備にあたっているということです。
間宮:ヒルコすなわちバイオテロか。
RL:まあ仕方がない。ということで。そう簡単には破壊できないはずのシャッターが無茶苦茶に破壊され、警備にあたった部隊の死体の跡も残ります。そこでSSSの鑑識が現場検証を行っています。
オリヴィア:うわぁ…。じゃあ、今N◎VA支店から出向して来たってことで。
RL:じゃあ、事業所の方が。「スガノさん、ですよね。よろしくお願いします。」
オリヴィア:「こちらこそ、よろしくお願いします。」と言って、シャッターを上から下まで眺めて、「酷いですね。」
RL:「そうなんです。倉庫もほとんどカラ。盗んだ食料が転売されて、強盗連中の資金になるのかと思ったら、もう…」と言って、ワナワナしています。「で、スガノさんはアーコロジーからお越しになったんですよね。なんか、本社の販売促進部からも人が来るらしいんです。」
オリヴィア:こっちは、先方を知っていて良いんですか?
RL:良いんじゃないですか?「イヌには任せられないって…」という話をしていたら、足音が近づいて来る。そこへ、ミラーシェード、サキニチヤの高級スーツに身を包んだ女が乗り込んできます。「イヌのミナサン!!お勤めご苦労さまデス!!」

ちなみにこのレニ・コールマンという女は例によってRLの自キャラです。CFCのエグゼクなんか作っても普通のシナリオに出番なんか無いだろうから、自分でシナリオを作って出番を作ったというわけです。なので、この変な喋り方(キース・シュナイダーの真似ではある)の女を知っているプレイヤーも中には居るというわけです。

大吾:わ、わーお…。
コールマン:ミナサン!!この工場の被害届は、取り下げサセテ頂きマシタ!!現場検証はウチのラボが引き継ぎまーす!!ほら現場荒さナイ!現場荒さない!!
オリヴィア:じゃあ、梵天をちょっと上に上げつつ。「お久しぶりです。レニさん。」挨拶します。
コールマン:オオー、スガノサーン。お久しいでーすね。
オリヴィア:「オリヴィアで構いませんわ。」にっこり!
RL:というわけで、被害届が取り下げられた!?ということで、SSSは「えー?」という空気を醸し出しつつ、帰って行きます。で、事務所に人を集めた彼女は。「ミナサン!!これは戦争ですよ!組織的な犯行デス!!防犯カメラの映像を見て確信しまーした!ヘイロンの仕業なのかは分かりまセン!!でも、食品業界トップシェアを守るため、レッドエリアで頑張っているキャンディの社員を手にかけたことを、必ず奴らに後悔サセテやるのですよ!!」
間宮:うわぁ…。
RL:というわけで、オリヴィアには1プラチナムを差し上げます。
オリヴィア:プラチナム!?10点!すごいな。さすがエグゼク。
RL:「怪しいやつを見つけたら、こう言ってやるのでーすよ。リピートアフターミー!」ドン!!と壁に手を突いて。「ピラニアの餌になりたくなかったら、さっさと喋っておこうや。」
間宮:ヤクザだ!!(笑)
高御堂:ピラニア…。
RL:住宅オプションにピラニアプールというのがありまして。これがなぜかCFCの製品なんですよ。(笑)
間宮:おっかねー!!
オリヴィア:では、そのようにいたします!
RL:「レッドエリアは弱肉強食の世界。舐められたら終わりなのでーす!この事件についてハ、私が無かったコトにしておきマス。」要は《完全偽装》しますよと言っています。「あなたはぞんぶんに、やるべき仕事に専念してクダサイーイ。販売促進部がバックアップしまーす!」…というようなことが、数日前にありました。
オリヴィア:はい。
RL:キミは今、襲撃事件について、独自に調査をしています。という感じです。何か演出しておきますか?
オリヴィア:そうだねぇ。じゃあ、今回のことをポケットロンで調べつつ。ピラニアのエサだっけ…?(笑)
RL:だってこんなオプションがあったんだもん!(笑)
オリヴィア:ピラニアの餌かぁ~…。(笑)
大吾:生ぬるい?
オリヴィア:じゃあ、「通常のクグツならピラニアの餌。しかし私は優秀なクグツ。キャンディの敵には、最大の打撃を!うふふ♪」みたいな感じで!
RL:ノリノリだった!(笑)
間宮:ちなみに、ピラニアの餌にする場合には、必ず血を流させましょう。
RL:よく訓練された何かがいるぞー!(笑)
高御堂:み、みんなおかしい。
RL:まあ、そういうキャラなんでしょう。
ランスロット:常識ですよね!
間宮:常識だよ!(笑)
RL:ま、まあ。このエグゼクが何を言いたいかというと、イヌに任せていても、相手の企業が適当な社会ダメージを受けるだけなので。こっちから目には目をの報復をしたほうが遺族感情的にも良いだろうっていうことです。
間宮:肉体および精神ダメージを受けさせようと。
RL:これがメガコーポのやりかた…?って感じだけど。
オリヴィア:スローガンは、「ヘイロン絶ゆる」なので!(笑)

つづく…。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)