Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「Crimson Egg <REPRISE>」 その2

ふたつ目の罠

GM:次のシーンプレイヤーはPC4にしますね。
嶋田:うん。
GM:そこで、従者の本体を探してみようとして、校内を歩いていたキミは、あろうことか社会科準備室という人気のない教室で、猫型従者を発見してしまった。これが爆発すれば、被害が拡大するのは間違いない。キミは小さく舌打ちをして、解体作業に取り掛かる!という事ですが。知覚の5の判定で、これを解除することができます。
高尾:知覚の5。
嶋田:また厳しいやつをー!2しかないんだよなー。
山吹:待った。5未満の場合は?
GM:爆発するよ?登場しても良いですよ。
山吹:感覚6です!
守屋:こっちも感覚6です。
山吹:なので、そっちで挑戦して失敗したら出てきて、カッコよく助けるってのは?
守屋:とりあえず連絡を取って、追いついたわ。みたいな。
嶋田:判定は1回だけ?どうするかなー。
高尾:ちなみに、感覚1の知覚1だー!(笑)
山吹:導きの華があるので、出ても良いですか?
嶋田:うーん、そっちが挑戦する方が確実だから、彼女に出てもらいたい。
守屋:知覚は0ですけど。
高尾:とりあえずおっさん。自衛隊だよな。
嶋田自衛隊だが、俺は爆発物処理班ではない。
高尾:先に言われた!(笑)
GM:普通そうだわ。
守屋:とりあえず、合流しましょう。(ころころ)2。
嶋田:今から爆発物処理班を呼ぶか?ただし、文化祭はおじゃんになるがな。
高尾:クソッ。どうすりゃいいんだよ。
山吹:じゃあそこで。「待たせたな!」と言ってガラッと。
嶋田:待たせたな!?大塚明夫ボイスで!?(笑)
山吹:とりあえず、1回言ってみたくって!(笑)
高尾:…よう。
山吹:「よう、サボリ魔。」と言ってノシノシ歩いて行く。
高尾:じゃあ。「来んな、爆弾があるぞ。」
山吹:「そのくらい知ってる。」と言って、守屋の方をチラッと見る。
守屋:はい。
山吹:ばらせるか?
守屋:こんなの余裕に決まってるじゃなーい!あんたたちなにそんな事もできないのー!?(笑)
嶋田:すごいこと言ってる!(笑)
山吹:真面目な話、〈導きの華〉、要りますか?
GM:6つ振って、5だよ!?普通成功するでしょ!?
山吹:実際、すっごい怖いんだけど!?(笑)
嶋田:まあ、失敗する時はするもんな!
守屋:よし。6個振る。(ころころ)出ました出ました!
嶋田:よし!出た出た!よかったー!
山吹:具体的には、どういう風に解体したの?
嶋田:赤いコードと青いコードを~。
守屋:とりあえず、従者の首をブチッってちぎった!
一同:おい!!(笑)
嶋田:猫の首ブチッかよ!
守屋:血出ないのー?つまんなーい!ハハハ!(笑)
高尾:最後の最後は、赤い血の~とか言いながらコード切ったんじゃないの?(笑)
GM:ひどーい!(笑)そこで、転がった猫の首から。「実は、私には自爆能力があるのですにゃん。全く持ってムダな作業でしたにゃん!はっはっは!」と言って爆発する。
山吹:え!爆発すんの!?
守屋:結局するのー?
GM:と言う訳で、猫は笑い声を上げながら爆発した。辺りには、また新たな赤い霧が発生してしまう。どうやら、この爆弾は猫そのものを無力化させないといけないようだ。本体を探さなければー。
嶋田:本体かー。
高尾:ちっ。霧が広がっているのはこの部屋だけだよね。
山吹:とりあえず、作戦立てないと。いまのうちに情報共有しておくか。猫のことを詳しく、守屋も説明しますよね。
守屋:うん。かくかくしかじかで。
山吹:同じく、Σトランスのことを、まるまるうまうま。と言う訳で、調達が上手く行けば霧を吸ってても助かるよーとか。
高尾:そっかー…それなら。
山吹:本体は、叩くっきゃねえ。
高尾:猫の飼い主を叩くしかねえな。
嶋田:やれやれ。トンでもない事件に巻き込まれてしまったな。まあ、たまには付き合ってやるのもいいか。
GM:で、この人誰?って話になるよね。
山吹:そういえば、こいつ誰?
守屋:さっきから何してんのよ!?
嶋田:「自衛官だ。」身分証明書を見せて。「嶋田二佐だ。」
山吹自衛官と言ったら、ストレンジャーズにすぐ結びついていいんですかね?
GM:良いと思いますよ。
山吹:ストレンジャーズか?
嶋田:それはさすがに言えないな。
山吹:「ふん。まあ、今は協力してくれるようだしな。」ところで、PC的にも、PL的にも聞きたいんですけど。「誰かカウンタートランスの調達のアテはあるか?」って聞いてみる。
高尾:調達10?(笑)
嶋田:ムリムリね!(笑)
GM:社会2だもんな!
山吹:調達が得意そうなPCが居るかと思ったけど、ダメそうだった!
守屋:調達は3ありますけど。
山吹:調達10の判定、今しないと忘れちゃいそうなんで…
GM:みんなで振ってみよう!
山吹:さんせーい。(ころころ)
守屋:振ってみよー。(ころころ)6+3で、だめですねー。
高尾:(ころころ)2だぞー!
嶋田:(ころころ)7!むり!
山吹:財産ポイント1点入れて成功で良いですか?
GM:OK。
山吹:よし!とりあえずこれで調達できたー。
GM:ミドルフェイズ後半、もうちょっと後半で手に入るってことになります。
山吹:「とりあえず、調達の電話を入れておいたから、もうしばらくしたら届くはずだ。被害が出てるみたいだから急いでくれって伝えた。」委員長の事も聞いてますからね。「調達のめどは立ったけど、どっちにしろ爆弾は俺たちでどうにかしないとな。
高尾:さてと…。ふざけやがって。
GM:さて。ここで、過去にも同じような事件が起きてるってことで、その事件について調べられるようになります。情報:UGNまたはFH、裏社会の7。
高尾:7か。
GM:成功した人は、こんな事件が過去にもあったってことを、知ってたことにできる。
高尾:情報:裏社会はある。
守屋:(ころころ)出た!25!
GM:さすがUGNチルドレン!全部知ってました!1~2年ほど前に、FHエージェントの"クルセイダー"という少年が、FHを脱走しK市の環境情報大学付属高校に潜伏していたという事件がありました。彼は、FHで開発されていた対オーヴァード化剤であるカウンタートランスの開発データを盗み出していました。で、このデータを取り返すべく、当時の"マスターレイス"日下部仁が、"エッグマスター"というエージェントを派遣して、文化祭で従者型爆弾を爆発させるという事件を起こしています。
山吹:ふんふん。
GM:その時に色々あって、UGNにもたらされたのが、カウンタートランスの詳細なデータ。それで今回、似たような事件が起こっているので、これを使ったら対応できることが分かるわけです。で、この事件が、賢者の石を巡ってUGNのK市支部と"マスターレイス"日下部仁が戦った事件に繋がっていくと。要するに、前回の事件は『ブレイクアップ』キャンペーンの3話なんですよねーっていう話を、守屋はよく知っていたことになる。
守屋:はい!「っていう事件が昔あったのよー。思い出したわ。」
嶋田:思い出したのよ!(笑)
山吹:遅いわ!ツッコミを入れておく!
守屋:ハハハ!(笑)
山吹:で、前の事件の焼き直しだって言っても、だからどうなんだ?同じ事件を起こしても、邪魔されるって分かってるだけのはずなのに。
高尾:同じやつがやってるとも限んねーし。
嶋田模倣犯の可能性もある。
山吹:なんで模倣するんだろう?わからん。
GM:ぶっちゃけると、たまたまですよ。

日下部君は、多分このへんの記憶が曖昧か、そもそもこの事件の記憶を持っていないんだろうと思われる。事件が終わったころを見計らってヘリコプターでわざわざ現場に出てきたとか、覚えてない。または知らない。そういう設定でこのシナリオを作った。

嶋田:なるほど。把握。
山吹:気にする必要は無いか。
GM:これ以降は、皆さんで話し合いをしてもらって。
守屋:はい。
GM:ホイホイ次に行っちゃうとね、
山吹:あっという間にクライマックス。
GM:そうなんです。この事件の話を聞いて、リバースハンドアウトに若干心当たりが出てきた人が居ると思うので…
嶋田:んふふふ!(笑)
GM:みんなで突っついて行けばいいと思います。
山吹:一度シーンを変えて、守屋と対話をしておこう。って思うんですけど。先にやりたいことがある人、いますか?
高尾:いまのとこ、すぐにはないです。
GM:とりあえず、相手の意志と対抗判定して、勝ったらリバースハンドアウトを公開させることができることにしましょう。
嶋田:相手との判定に勝ったらいいのね!?ふふ!
山吹:守屋。
守屋:何よ。
山吹:話す気ある?
守屋:むー。全員に公開するんじゃなかったら…まあ、まあ。PC1にだけ言うのなら良いですけど、全員に公開してくださいっていうならちょっと。
山吹:まだシーンが必要みたいですし。話すように説得してみても良いですか?
嶋田:ロールプレイで話す気にさせるのね。ほうほう。
GM:どうぞ。

敵の影

山吹:ちょっとやってみようか。ところで、文化祭はどうなっていますか?
守屋:もうむちゃくちゃでしょ!?
GM:めちゃくちゃでもない。
山吹:各地で混乱が起こっているけど、まだ変な感じしかしてないと。
守屋:爆弾が3つ爆発したら、普通はどうにかなってるけど。
GM:なっちゃうんだけど、描写がある。ふと気づくと校内の喧騒は、文化祭のにぎやかさに悲鳴のようなものが混じっていた。というあいまいな状態。
守屋:そんなに広範囲な爆発じゃないってこと?
GM:みたいですね。
山吹:局所的に霧が広がっているイメージにしてた。じゃあ、離しをしてみるか。侵食率を上げよう。(ころころ)
守屋:はい。(ころころ)
山吹:どうしようかな。ほかのところの様子を見に、屋上に上がったりしていると思うんですけど。二人から離れて。
守屋:良いですよ。
GM:あー、屋上ダメ、ゼッタイ。
守屋:ダメ、ゼッタイ!?
山吹:そうなのか。「ところで守屋。」周りを見ながら。
守屋:なによー。
山吹:お前、どうしてこの学校に入って来た?
嶋田:核心を突いて来た!(笑)
守屋:任務に決まってるじゃない。あなたに教える筋合いはないけど。
山吹:そうだな。通常ならそうだ。だが、この学校はいまは普通じゃない。もう事件は起こっちまった。非日常と日常の境目はどんどん崩れて行ってる。
守屋:「そうよね…。それは分かってるけど…」どう言ったら良いかな。「分かってるけど…分かってるけど、私だって、分かんないのよ。この事件と私の任務は関係がある事なのかどうか。」
GM:なるほど、そう来たか。
山吹:分からないなら、逆に情報は開示するべきだな。俺しか知らないこともあるかもしれない。
守屋:「そうね…」これって、山吹とだけの共有はありなんですか?
GM:ありだと思います。
守屋:本当に、どうしたらいいんだか分かんない…?
GM:まあ、公開してみては?
守屋:じゃあ。「いいわ。でも、口外はしないでね。」
山吹:「必要とあらば。」とだけ言って、リバースハンドアウトを受け取ります。…(読んでる)
GM:…なんだ。他のプレイヤーには見せないのか。
山吹:見せた方が良かった?
GM:いや、そうでもないけど。皆にバーン!公開でも良いけど。
高尾:まあ、まだシーンに出てないから。
嶋田:見せない方が良い場合もあるからね!それはプレイヤー判断で。
守屋:向こうのハンドアウトが公開されていないから、なんか言ってもいいんだか言わない方が良いのか、わかんなくて。
山吹:ちょっと質問。高崎ミネって男性でしたっけ?
守屋:にゃんにゃん言ってたよ?
GM:男でもにゃんにゃんいうよ?(笑)
高尾:(野太い声で)にゃん。
山吹:高崎ミネは女性。
GM:そうです。
嶋田ケーシー高峰の親戚かと思った。
GM:違うッ!(笑)
山吹:「ふん。」とだけ言う。高崎ミネについて、情報収集って何かできますか?
GM:そういうの設定してなかった。でもできますよ。情報:噂話、FHの8くらいで。
山吹:情報:噂話は2あるからやってみよう。(ころころ)8が出ました!
GM:それでは。最近オーヴァードになったようで、FHエージェントの"現存する悪夢(リアルナイトメア)"と連絡を取っているらしい。
山吹:ハハハ、そ、そうなんだ!(笑)
GM:うむ。このFHエージェントは、PC1さんのPC、回籠燈(まわりかご ともしび)の事なんです。冒頭に出てきたあの女です。
高尾:ほうほう。
山吹:「じゃあ、その辺の情報は知っているのか?」って訊きます。FHエージェントに連絡を取ってることについて。
守屋:知ってるか知らないか、ダイスで…。
GM:まあ、知らないかもしれないからな!
守屋:情報:UGNの8で。(ころころ)6。
山吹:財産ポイントを入れれば8にできるかな?じゃあ、さっきの情報は知ってたことにできた。"現存する悪夢(リアルナイトメア)"については調べられますか?
GM:調べてみます?調べてみよう。情報:裏社会、FHの7くらい。
守屋:(ころころ)10がある!
GM:出目が良いな!
守屋:でも侵食率でも10出してるから!(ころころ)16!
GM:えー、FHのエージェントの中でも、スロータースクールという養成機関で殺人者としての英才教育?を受けているエージェント。現在は、マスターレイス'11の部下として活動しているっぽい。
嶋田:おお!

要するに、このFHエージェントは「Slaughter School」の2回目のセッションで登場したPCだったのです。燈は《ハートレスメモリー》キャンペーンに登場した源田君の同期でもあったりします。そして、PC4さんは龍子と同期のプレイヤー。世間は狭い。

daitokaiokayama.hatenablog.com

山吹:かなり危険なやつに勧誘を受けているみたいだな。お前は、どうにかしたくてここに来ているんだろう?
守屋:…そんなの、決まってるじゃないのよ。
山吹:「なら、行動するべきだな。」と言って、背を向けて歩き出そうとしますけど。
守屋:まあ、付いて行きます。
山吹:高尾の方に行くべきか、ミネの方に行くべきか。
守屋:むー。高尾の方に行く方が良いと思います。
山吹:じゃあ、先に高尾の方に行きます。
高尾:はい。
GM:じゃあ、シーンを変えましょう。

詰問

山吹:すみません、お待たせしました。そっちで先にすることとかありますか?
嶋田:先に、高尾のリバースハンドアウトを知りたいんだけどなー!
高尾:そうねー!
GM:意志で判定をしてみては?
嶋田:まずはロールプレイを先にやってみよう。とりあえず、出ましょうか。(ころころ)
高尾:さあ、どうしようかなー。(ころころ)ぎゃぼー!(笑)
GMぎゃぼーですか!(笑)
高尾:まだ大丈夫!まだ大丈夫!
嶋田:俺は今54か。
高尾:高い。
山吹:こっちは47。
守屋:59。
嶋田:じゃあ、正面からヌッと出てきて。「お前、何を隠している。」
高尾:おっさんには関係ねーだろ。
嶋田:この事態、いつまでも隠し立てしていると、ますます自体が悪化するだろう。
高尾:顔近づけんな!(笑)
嶋田:顔近かったか!(笑)
GM:分かるよ、分かるよ!(笑)
嶋田:じゃあ、少し離れて。
高尾:何隠しているってなぁ…
嶋田:貴様の成績の事など分かっておる!どうせ全科目で0点だったのだろう!
高尾:うるせー!そこまで悪くねーよ!(一同笑)3教科くらいだよ!
嶋田:3教科は0点かよ!(笑)
高尾:じゃあ。「それを何でおっさんに言わなきゃいけねーんだよ。おっさんの何を信用しろって言うんだよ。」
嶋田:そうか。喋らない気か?ならばお前が俺に関節を極められてひーひー言ってる動画をYouTubeに流してもいいのだな!?(笑)
山吹:そんな動画撮ってたんかい!!
GM:お前の方が炎上するわ!(笑)
高尾:最悪だなそれは…!(笑)
嶋田:俺は目的のためなら手段は選ばない。
GM:ちなみに、PC4さんが自分がここに来た目的を他のPCに明かした場合にも、マスターシーンが入る予定です。
山吹:4!?
嶋田:確かに目的は言ってないわなー。
山吹:PC4はリバースじゃないですよね?
GM:うむ。交渉材料を持って来ればリバースハンドアウトを明かしやすくなるよなと思った。
嶋田:では、俺の目的を話そう。ちょいと、腐れ縁の女に頼まれてな。人を一人消さねばならん。
GM:え!?消すじゃないよ!?
高尾:おいおいおいお前何しに来てんだよ!?
嶋田:あ、違った。
高尾:物騒じゃねーかよ!?(笑)
GM:では、場面がちょっと巻き戻って、神社のシーンになります。
嶋田:そうそう。観察するんだった。

今考えると、PC3が何かを隠している要素をちらつかせる描写が足らんかったと思う。改善せねばと思った。

GM:というわけで、都築京香から説明が始まる。「FH時代の部下だった、日下部仁の複製体の少年がいます。」
嶋田:日下部仁の複製体か!
プランナー:彼とこの間再会した時も、険悪な雰囲気になってしまいました。彼は、どうしても私のことが気に入らないようですね。
嶋田:ふん。
GM:「彼がどんな可能性を持っているか、あなたの目で確かめて来てください。」そういう話を聞きました。以上です。
嶋田:お前は、マスターレイス日下部仁を知っているか?
GM:情報:FH、裏社会で5くらい。
高尾:日下部仁?裏社会はある!(ころころ)でたー。
GM:というわけで、ここでイラストとか紹介しておこう。上級ルールブックにも載っているけど、(『レネゲイズアージ』のパーソナリティーズを見せながら)こっちが最新のイラスト。こんな感じの御仁でございまして。(『ディスカラードレルム』のエンドラインステージのパーソナリティーズを見せながら)こういうのもある。ご覧くださいこの素敵なドヤ顔。
山吹:それ!別世界!
GMエンドラインの方ではまだ生きてるんですよね。まあ、こっちのイラストの方が分かりやすいので。この人は賢者の石の適合者だったんです。ですが色々あって自らが賢者の石になってしまって、『ブレイクアップ』のPC1に食われたと。
嶋田:ほうほう。
GM:深淵に入り込み過ぎて、自分も落ちてしまいました的な、残念な敵キャラとして知られていますが。裏社会では有名人です!バサラ、クロマク、マヤカシ的な。
山吹N◎VAかい!
嶋田:まあバサラでしょうなぁ。
高尾:えー、そうだな。「名前くらいは知ってるな。」
嶋田:日下部仁本人は行方不明になったが、その複製体が居るらしい。それが何かをやらかしている。それを見極めてほしいという依頼があったのだ。
高尾:で、その複製体が誰かって?この中に居るってことか?
嶋田:その可能性は十分にある。
高尾:「はあ、迷惑なこって。」と言いながら。じゃあ、日下部の本体はもう、今はもう良く分からない賢者の石になってるんだよね。
山吹:もう死んでるって思って下されば。
高尾:じゃあ、その複製体ってやつが、賢者の石にご執心ってわけだ。
嶋田:まあ、賢者の石かどうかは分からん。とりあえず、今回の事件の黒幕である可能性が高い。で、そこでだ。お前、あの娘、助けたいと思うか。
高尾:当たりめーだろ。あいつ、何も関係ないんだぜ。
嶋田:おそらくあの娘、あのままではジャーム化する。では、そのジャーム化を止める方法は…レネゲイドを撒いたやつを倒せば沈静化する。
GM:はたしてそうかな?
嶋田:まあ、そういう事にしておく。こっちの話に引き込みたいんで!(笑)
高尾:じゃあ、立ち上がって。「俺が難しいことが分かんねーからって言って、適当な事を言ってんじゃねーだろーな!?まあ敵さんのやりたいことはだいたい分かったよ。要するに…」と言って、脱いで。(スーパーマンの着替えシーンみたいに、胸元を開ける)
山吹:脱ぐの!?
GM:原作サンプルキャラにこだわらんでも。
嶋田:そういう事か!
高尾:脱いで、「連中は、これが…」と言って、ここ(鎖骨の間くらい)に力を入れると、浮き出てくる賢者の石ね。
嶋田:良いね!すてきすてき!(拍手)
GM:イイネ!(笑)
高尾:やべぇ!やべぇ!(笑)
山吹:やっぱりPC3が主人公だったな。
高尾:この賢者の石にご執心ってわけだ。
嶋田:お前、適合者だったのか。
高尾:あんまり見てんじゃねーよ。(一同爆笑)
嶋田:意外に恥ずかしがり屋!(笑)
高尾:見せといていうのも何だけど、見てんじゃねーよ!(笑)
嶋田:それなら、なおさらこの事件には無関係ではいられんだろう。
高尾:とりあえず、敵さんがこの学校を狙ってきたのも、全部全部俺のせいだってこったな。
GM:さようでございます!
嶋田:そういう事だな。
高尾:だったら。ぶっ潰すしかねえよな、連中を。

PC3用リバースハンドアウトの内容は以下の通り。

あなたはかつて、ファルスハーツのある計画の被検体だった。FHを脱走して2年、怖いくらい何事もなく日常に溶け込んでいた。だが事情が変わったらしい。というのも、あなたは賢者の石の適合者であり、賢者の石に固執するFHエージェント、"マスターレイス'11"に追われているようなのだ。あなたのDロイスは《賢者の石》となる。
ちなみに、あなたがファルスハーツでどんなプロジェクトにかかわっていたのかは、知らなくてもいいし、GMに問い合わせて知っておいてもよい。また、あなたがこの2年の間にどんな生活を送っていたのかは、自由に設定してよい。
このハンドアウトは、プレイヤーの任意のタイミングで公開できる。

GM:では、リバースハンドアウトが公開されたって事で良いですね。では、場面が巻き戻って、過去のシーンが始まります。PC3のオープニングの直前です!キミが窓の外を見ながらボーッとしていると、足元から声がします。赤黒い例の猫型従者です。「もしもし、高尾大輔さん、お元気ですかにゃん」。
嶋田:にゃん!(笑)
シャノワールのしもべ:我々FHは、いつもあなたを見張っていますにゃ。どういう事か、わかるにゃん?
高尾:やっぱり、逃げられねーのか。
嶋田:いつもあなたの傍に、ファルスハーツ!
GM:「マスターレイスがお呼びだにゃん。屋上に一人で来たら、おしおき程度で許してやるって言ってるにゃん。」それ以上は何も言わずに、オープニングのシーンに続きます。以上です。という事を思い出しました。
高尾:なんで忘れてたんだ!(笑)「じゃあ、ちょっとケリつけに行ってくらぁ。」
山吹:屋上に、一人で!?
GM:みんな!急いで合流するんだ!(笑)
山吹:じゃあ、屋上に行く途中で待ち伏せしますか。
高尾:え、今屋上にいるんじゃなかったっけ?
守屋:いまなんか違うところ。
GM:だから、屋上ダメゼッタイだったんだよー!
守屋:とりあえず、PC3に会いに行かないと。
山吹:とりあえず、合流しますか。
GM:じゃあ、合流するってことで。
山吹:こっち、侵食率上げます。(ころころ)
嶋田:まあ、一人で行くのもなんだ。俺も付いて行ってやろう。せめて、結末は見届けねばならんのでな。
高尾:相手はこの学校を、人質に取ってるんだ。下手な真似ができるわけねーだろ。
嶋田:お前は、俺を誰だと思っているのだ。陸自の嶋田二佐だぞ。その気になれば何だってできる。
守屋:(ころころ)あっ。
高尾:そういう問題じゃねーんだよ。ていうか、10が出たぞ。
山吹:そろそろ出てきます。階段から降りてきながら、「よう、高尾。どうした、こんなところで。」
高尾:ちょっと、屋上に用事があってな。屋上に知り合いが居てな。
山吹:パーティーに行くんなら、その前に質問に答えてくれ。
高尾:その前に。お前らなんで、屋上に何の用だ?
山吹:校内の見回りだ。
守屋:アンタ、何隠してんのよ!?(一同爆笑)
山吹:ストレートすぎるわっ!(笑)
高尾:直球ストレートだわー!
守屋:なんでこの私が、情報を何も入手できずに、後手後手に回されなきゃいけないのよ!?知ってることを全部話しなさいよ!(笑)
山吹:こっちはアタマ抱えますよ!?(笑)「こいつー!」
嶋田:それは頭抱えるわ!
守屋:なんで私が、うじうじ一人で「え、これは本当に大丈夫なのかしら」とか悩まないといけないの!?
山吹:よし!そろそろ止めるか!(笑)
守屋:アンタのせいよ、ぜんぶ!(笑)
高尾:待て!待って!
山吹:その辺で、後ろからガッと口を押えて止めるよ!(笑)
高尾:マジで意味がわかんねぇ!(笑)何があった!?
守屋:モゴモゴしながら暴れます!まだ何か言いたそうに!
山吹:どう、どう!すまん!まあ、本音を言えば、俺も似たような事を思ってる。お前が何かを隠してるって事は、こいつの情報から分かってる。
高尾:じゃあ、通り過ぎて。後ろを振り向きながら。「ここにFHが出てきたのは、俺が目的なんだとよ。」
山吹:「お前の血か?それとも、エフェクトか?」心当たりがあるものを列挙しますが。
高尾:じゃあ後ろを向いて、
嶋田:やるんか!
GM:やるのか!
高尾:こーやって!脱ぐぞ!そんな趣味はありませんけど!(笑)
守屋:何よ!アンタ急に脱がないでよー!ヘンタイ!(一同爆笑)
高尾:やっぱりさー!やっぱりさー、脱いで見せる相手はオッサンより女の子がいいよね!(笑)
山吹:女性の胸に埋まってるのもロマンですけど!スパーン!と守屋のアタマをハタく!「空気読んでよ!」
高尾:そんなことを言いつつ、胸から出てくるのは賢者の石。
山吹:なるほど。FHがここに来た理由はそういう事か。
高尾:だとよ。
GM:具体的に言うと、『ブレイクアップ』のキャンペーンが行われていた時代に、FHで賢者の石を埋め込まれた実験体の一人だったという事です。で、日下部に食われるために強化されていた実験体の中にも、PC3のように使い切られずに残ったのが居まして。日下部が死んだあとのどさくさに紛れて、逃げ出していたという設定です。
嶋田:なるほど。
山吹:逃げ出したくだりについても、訊いても大丈夫ですか?「そうすると、高崎ミネもお前の仲間か?」
高尾:知らねえよ。さすがに俺は実験体にされてたが逃げただけで、他の連中の事は知らねえ。
山吹:ちょっと、危ないなこれは。
守屋:むー。
山吹:高崎ミネについて、情報収集しても良いですか?
GM:いや、あれ以上の情報はない。
守屋:無い?
山吹:どういう事なの?
GM:普通に今もメイド喫茶で働いてますよ?
山吹:えー!?もう1回リバースハンドアウト見せて!?
GM:過ぎたことを言うと、みんなに高崎ミネに会いに行ってほしかったんだけど。ここでミネは「やばい!UGNとPC3が結託してる!」って分かったので、先に屋上に向かったって事にしますね。
山吹:じゃあ、これはスルーしておきます。これ、もうオープンにしても良いかな?
守屋:良いですよ。

PC2用リバースハンドアウトの内容は以下の通り。

あなたの目的は、高崎ミネとPC3を監視し、所属組織から離反しようとしている意志が認められた場合には説得し、UGNで保護する事だ。ただし、いたずらに深入りし、ヤブをつついてヘビを出すような事は避けるように…とも言われているが。
このハンドアウトは、プレイヤーの任意のタイミングで公開できる。

嶋田:うおー!ハンドアウトに彼って書かれてたから騙された!高崎ミネって、男かと思ってた!
山吹:男でも女でもいい名前っぽかったからなぁ。
GM:そういう訳で、高崎ミネは最後の従者をどっかで爆発させて、頑張って君たちより先に屋上へ行ったよ。ちょっと計画が狂ってしまったので、そういう事にする。
山吹:え、従者が爆発させられちゃったの!?それ、ここを通るんじゃね?
GM:うん、まあ。とりあえず先に行く必要があるので…。想定を違ったので、そういう事にしておく。
山吹:分かった。
嶋田:屋上に行く方法がここ以外にもあるかもしれないし。
GM:それでも良いな。じゃあ、みんなで屋上に向かうことになったんですよね?
守屋:はい。
山吹:高尾は一人で行きたいって言ってましたけど。
高尾:「しょうがねーだろ。学校の連中を人質にされてるからな。」出だしは一人が良いんだよね!(笑)
嶋田:出だしだけね!後ろに隠れているってことにしましょう。
山吹:分かった。じゃあ、壁に寄りかかって、先に進ませるけど。
守屋:邪魔はしないですけど、「これだけは覚えておいてくれる?私の方があなたより強いの。」(笑)
高尾:じゃあ、力なく笑いながら。「べつに弱くても構わねーよ、こっちは。」(笑)
守屋:あなたがヘマして死んでも、その後どうにでもなるんだから。そんなことで悩むのはどうかと思うのよね!
嶋田:ひでー!(笑)
守屋:個人的には、なぐさめてるっていうか、大丈夫だよ!って言ってるつもり!(笑)
GM:そうだ。PC2のリバースハンドアウトが公開されたので、「マスターレイス'11」について調べられるようになります!タイミング悪くてスマン。
山吹:じゃあ、行く前に調べておこう。
GM:情報:UGN、FH、裏社会7と9!
山吹:(ころころ)10がふたつ出ました。19。「マスターレイス'11について少しだけ教えてやる。」
GM:はーい。これねー、たぶん11と書いてラムダって読むんだけどね。わしが空き番号を使って作ったオリジナルのキャラクターなんで。
嶋田:そういや、そういうルールだったな。
GM:かつて日本最強と目されたFHエージェントである"マスターレイス"日下部仁の複製体。ちょっと前までは"玉のうてな"というコードネームで呼ばれていたが、最近コードウェル博士からマスターレイス'11に任命された事がきっかけで"日下部うてな"と名乗るようになった。オリジナルの享年は35だが、こいつの外見年齢は中学生くらい。当時の"マスターレイス"は現在のように何人もいるわけではなく、特定の条件を満たした一人だけが世襲する称号だった。同じく9。とにかく賢者の石を憎悪する。「賢者の石を持たない、作らない、持ち込ませない」のスローガンのもとに(爆笑)適合者は見つけ次第ぬっ転がし、残った石は破壊して粉々にした上で夢の島まで捨てに行くという。
山吹:なんで夢の島なの!?(笑)
GM:ゴミ捨て場だからだよ?えー、都築京香とは険悪な関係だと言われている。というのも、オリジナルは都築京香に堂々と盾突き、さらにFH日本支部を壊滅させた際には一応殺害しているらしいからだ。
嶋田:それが原因で今ロリンナーになったの!?(笑)
GM:違います!
山吹:それぞれロリとショタになった!
GM:別にいいじゃないか!そう思ったんだよ!(笑)
高尾:つまりショタかべ君だ!
GM:なんかひどい!(笑)
嶋田:ショタかべ君だー!(笑)
高尾:ちょっとショタには遅いかもしれんがな!(笑)
嶋田:遅いな!うん!
山吹:…そういう事だ。
高尾:…俺たちの事って、ショタに入るのかな?
GM:もう入んないと思うよ!
山吹:知らんわ!と思いながら。「お前、行ったら死ぬぞ。」
高尾:死なねーよ。どうにかなるさ。
山吹:それからもうひとつ。お前にとって、価値のあるものって何だ。
高尾:そうさなー。窓から下の方を見ると、沢山の人たちが文化祭を楽しんでるわけですよ。「これなんじゃね?」
山吹:それを守るためならなんでもするか?
高尾:他に何もないからな。
GM:ありがとうございます。ありがとうございます!(いいロールプレイを褒め称えている)
山吹:そうか。
守屋:今から努力すれば良いじゃない!
嶋田:はいはい!黙っとけ!(笑)
山吹:黙っておこうな!(笑)
守屋:はい!(笑)
高尾:そうだな。今からその努力してくるよ。
GM:文化祭の裏方を頑張るとかね!
守屋:女装メイド要員ね!
山吹:じゃあ、行ってこい。
高尾:じゃあ、屋上へ向かうドアを開けよう。

ちなみに"玉のうてな"っていう名前は、「趣味の園芸」でたまたま見かけたカッコイイ単語だから選んだ。ググったら出てくるけど、この言葉は立派な建物を表す古語。コードネームが必ず英語っていうルールも無いし、良いんじゃないかと思ったんよ…。*1続く。

*1:ちなみに、"玉のうてな"は、枕草子では粗末な建物を意味する"草の庵"の対義語として出てくる。メンズ「もしもし、こちらに草の庵という女性はいますか」納言「草の庵なんて知りませんが、玉のうてなだったら居ますよ。私のことですけど」的な。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)