Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

コンベンション参加レポート FGN 2016年7月例会

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ぬいぐるみ的なポーズで可愛らしさをアピールするアッガイたん

出張した!

 駒がHGUC機動戦士ガンダムRPGアドバンストエディションで遊ぶために、福山まで出張して参りました。FGNのガンダムRPGのすごさについては、前回のプレイレポートをご覧ください。

今回のシナリオ!

 今回のシナリオは、「ジオンの奇妙なIF世界」と「宇宙神主の挑戦」という2本から選ぶことに。どちらも何だこれはっていうタイトルなのですが、前者に決まりました。いつか後者もやってみたい。

オープニング

 色々あって、ガルマがニューヤークでホワイトベースを撃墜してしまった!ホワイトベース搭載のMSは、ジオン軍に山賊されてしまった!そんなわけで、すっかりジオン優勢になってしまった宇宙世紀0079年の11月末、南米。ホワイトベースが入港したのがきっかけで、場所がバレたんでしょ?ってことで、ジオン軍はなかなかジャブロー基地の入口を見つけられないのではないのかと考えたGM
 業を煮やしたジオン軍は、例のビックリドッキリメカを投入した。手がドリルになったSDみたいなあいつ、アッグである!とりあえず地下から入口を見つけてみてよ!という無茶な要求をされたアッグは頑張った。で、遭難した。
 そして現在。上官から指示を受ける新人パイロット達。「連邦の秘密基地を探しに行ったアッグていうMSが居たんだけど、遭難しちゃったみたいなんよ。」「技術部の連中が隠蔽しててさ、遭難したらしい事が分かってから、もう2週間経つんよね。」「とりあえず、アッグを見つけて、回収して欲しいんよね。」そんなグダグダな話を聞かされて、げっそりするPC達。アッグも全高15メートルあるので、MSでも入れる穴が掘れるんだよ多分。と説明をされます。
 こうしてザク(茶色のFS型というかガルマザク、普通のF型)、グフ、ドム・トローペンという妙に素敵なMSを用意して貰えてるなーと思いつつ、PC達はダンジョン探検に出発するのでした。その前に、「ダメでした!」って手ぶらで戻ってきても、許して貰えますよね…!?という事は確認してから…。今回私はドム・トローペンに乗っています。

ダンジョン編

 途中のダンジョンで、足元の地盤沈下?に巻き込まれる一行!4人中3人は回避に成功するのですが、RGのF型ザクは避けられなかった!ここでダメージを振ったところ、なんとゾロ目がでてしまったのでした!このゲームでダメージの出目でゾロ目が出た場合、機体損害表を振ってさらにバッドステータスやらなんやらを受けなくてはいけないのです!
 結果は、モニター破損。「まだだ…メインカメラをやられただけだ!」とか言ってる場合じゃねぇー!そんな感じで、敵と遭遇する前から暗雲が立ち込めます!
 この後は、敵が設置したセキュリティを突破するぞーって感じのイベントがありつつ続きます。

戦闘編・序盤

 遂にジャブローの外郭に辿り着いた!そこには、色違いのジム2体とガンキャノン2体、そしてアッグの姿が。でも何かすごく遠い!

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「閣下、敵です!」「なんだとぅ!?」的な会話をしている敵さん達が奥にいる。アッグのかわりにアッガイが出演しています。
 ここでGMから解説が入ります。あそこに居る連中は、ジャブローから逃げ出そうとしている、とある高官とその護衛であると。高官はアッグに乗り、「ふはは、スペースノイドども!再起の暁には云々」とか捨て台詞を残しつつ穴を掘って出ていこうとしていると。
 でもこれ遠くない!?いくらドム・トローペンの足が早いとは言っても、マップ左上の脱出口には追いつかなくねぇ!?と話し合うPC達。実はダンジョンでセキュリティを解除するのに手間取ったために、あそこまで進んで行っていたんですと。しかも、緑色のジムはジム・ストライカー。最近出てきた機体なので、データを自作したそうですが…。
 やばいってこれ!!すごく強いらしいやつじゃん!というわけで、ダメな感じがしつつも戦闘開始。とりあえず、最短ルートでアッグに追いつくため、鍾乳洞の壁を壊そうとします。

戦闘編・中盤

 ガンキャノン2体のうち1体は量産型だったのですが、とりあえず装甲が硬い。ドムとF型ザクは頑張って壁を壊そうとするのですが、こっちの壁も硬いわー!
 そんなことをやっていると、GMから補足事項の説明が!「今逃げ出そうとしているのはジーン・コリニー。護衛に来てるこいつらは、将来ティターンズの中核になるメンバーだよ!」
 これを聞いて俄然やる気になるPL達。「うおー!絶対捕まえたい!」しかし壁は壊れません。そうこうしているうちに、機体損害表によりドム・トローペンのモニターが壊れた!モニターが壊れると、命中、回避、防御の判定に-1d。機体損害表はMS毎に設定されているので、もちろんガンタンクの機体損害表にモニターは含まれていません。
 ていうかまたモニターかよっ!とか言っているうちに、アッグには逃げられました。隣にいたジム・コマンドも「私は閣下の護衛に付く!」と言い残して去っていきました。うーん。残念。
 そのうちに、ジム・ストライカーと戦っていたグフが撃墜された!例によって、中の人はちゃんと生き残ったのですが、GMから「まさかグフが撃墜されるとは思ってなかったわー」と言われる始末!
 さらにドム・トローペンは攻撃の際に3d6して1の目を出してしまったため、このゲームのファンブル表であるPAD(パーソナルアビリティダイス)を振ることに。

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今回の私のキャラクターシート。PADは左下に記入する。MSのデータはルールブックをコピーした別紙を参照するため、書いてありません。
 PADはキャラクター作成時に、性格別のPAD元表から1d6でランダムに選択して作成します。キャラクターの性格や練度によって、発生するイベントの傾向が違うのです。これ、時にはいい効果が出る場合があるんだけど、今回は運悪く「次ターン、移動できる範囲内の味方に衝突」が出てしまったよ…。

戦闘編・終盤

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グフ、ドム・トローペン、ジム・ストライカー、ガンキャノン2体は、ゲーム的には全部同じマスに入っている扱い。「やっぱりHEXはもう少し大きい方が良いですね」
 「今ここで誰かに衝突されたら、まとめて死にかねん!!」
 MS同士が衝突すると、した側とされた側に3d6のダメージが入るのです。データ的には、ガンダムハンマーと同じくらいのダメージだと思って頂ければOK!つまり超ヤバい!
 「でも次ターンが来なければ良いんだよ!」という事で、PC達は敵さんの生き残り連中に投降を持ちかける事に!「君たちの上官はちゃんと逃げられたじゃないか!命を粗末にするな!きっとあのジムが、君たちは撃破されたって上官に伝えてくれてるからさ!!」そんな感じの事を言いながら交渉した結果、とりあえず3人は投降してくれる事に。ああ良かった、生きて帰れるわー…ということで、来た道を戻っていくのでした。

生還後…

 そして、帰ってきたPC達に明かされる裏話。
 あれ、あのジム・コマンドに乗ってた奴が、アッグに乗ってたパイロットなんじゃね?ジオンの裏工作によって、ジャブローからうまい具合に連邦軍の高官を逃せるように、準備してたって事なんじゃね…?うわー、魑魅魍魎どもの策略に利用されてしまいましたわー!
 そんなPC達の上司は、実はギレン親衛隊の一員でしたと判明。「君たちには勲章をあげるから!あと、皆1階級づつ昇進ね!これで皆ギレン親衛隊の一員だからね!」ポカーンとするPC達!
 今回、政治に詳しいPCが一人も居なかったので、こういうことに最初に気が付けなかったのです。このゲーム、PCに軍オタとか政治とか、そういう趣味を持たせておくと、こういう場面で役に立ったりします。
 アフタープレイの成長ルールでは、ダイス目によってはPCがニュータイプに覚醒してしまう事もあるのですが今回、なんと二人もニュータイプになってしまいました。こういうことはわりと珍しいです。
 ああ、この人の部下でいる限りは出世確実ですわ!と分かり、めでたしめでたし…。「君たちには、今度から宇宙でサイコミュ試験型ザクのテストやってもらうからね!」

感想

 今回はギレンの野望的なIFストーリーだったのですが、壮大な背景がある割には、その辺を楽しみきれなかったなーと思ってしまいます。「この戦況だと、ヅダはもう表には出てこないだろうな」「ガルマの恋愛もさぞ上手く行っているだろう」等、PLからは興味深い話が色々出て参りました。ぐぬぬ。ヅダはスプリンター迷彩がおしゃれだ。そこらへんに色々とシナリオフックがありすぎるのがガンダムRPGなのか…!!次はソルジャーとかブリッジクルーがやってみたい。と言う訳で、今回も乱文乱筆失礼しました。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)