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Cobolerのリプレイ置き場

趣味のテープ起こしを活かした、TRPGのリプレイ置き場でございます。

UPされた記事はいつ書き直されてもおかしくない状態で公開されています。 あと、記事を上書きで更新することが多いです

キルデスビジネス「天使になりたい」

キルデスビジネス データ リプレイ以外
〈ダミエル〉
盲目の老女が僕に気づき
時計を探した…
霊として生きるのは素晴らしい
人々の心に霊を気づかせる
でも霊でいることにうんざりするときもある
永劫の時に漂うよりも自分も重さを感じたい
僕を大地に縛り付ける重さを

〈カシエル〉
いや 孤独に 何が起ころうと 真摯であれ
真摯でなければ荒れ狂うこともできない
ただ見守り 集め 証言し 守るだけでいい
霊でいよう 距離を保ち 言葉でいよう

注意!冗談が分かる人向けです。

ベルリン・天使の詩』に対する冒涜としか言いようのないシナリオです、はい。

「天使になりたい」データ

キルデスのルール的には、標的は護衛天使用の戦闘スタイルは使えないのですが、今回は何となく使っています。結局二人とも天使だし。

標的

標的の名前 カシハラ
戦闘スタイル PKメッセンジャー
特技 労働者、叫ぶ、時計、フォーマル、悲しみ、長寿
キラートリック 「天使の抱擁」
キラートリックの演出

元ネタは、ダミエルが事故に遭って死にそうな人に寄り添うシーン。
回収人が攻撃をしようとした瞬間、どこかから車が突っ込んできて、回収人は轢かれる。
カシハラさんは、そんな回収人が安心して天国*1に行けるよう、そっと寄り添います。
ささくれだった心が、穏やかになっていく回収人。そして回収人は天に召された。

護衛天使

護衛天使の名前 記録する天使カキトメル
戦闘スタイル サムライメッセンジャー
特技 芸術家、斬る、剣、フォーマル、喜び、長寿
キラートリック 「時の翼に乗って」
キラートリックの演出 元ネタは、カシエルが天使の像から飛び降りるシーン。
天高く舞い上がり、その高さから急降下して斬りつける。
街の景色が、走馬灯のように回収人の脳裏に浮かぶ…。
そして回収人は天に召された。

GMの口上

「そろそろ今回の標的を紹介しましょう。魂と引き換えに願いを叶えて貰ったカシハラさんです!」

「ステージ奥の巨大モニターに写真が出ます。40代の男性です。オールバックにした髪を後ろで結んでいる、あの映画そのまんまの風貌です。もちろん、膝丈のコートを着ています。」

「モニターにカシハラさんの紹介動画が流れます。カシハラさんの願いは『天使になりたい』でした。」

「カシハラさんは『ベルリン・天使の詩』の天使に憧れていました。そのため、日本は大国同士の戦争によって西側と東側に分断されました。その結果、街中に東西を隔てる壁が作られた六分儀市の西側で、おはようからおやすみまで人々の暮らしを見つめて神様に報告するためのメモを取ったり、同僚の天使たちと図書館にたむろったりしながら暮らしております!」

「そんな仕事熱心なカシハラさんですが、価値ある魂の持ち主です。そのため、我々と敵対している、あっち側からの護衛が付いています。護衛の名前は、記録する天使カキトメル。カシハラさんと同じような服を着て、同じような髪型のナイスミドルです。」

「彼ら天使の姿は、通常は子供しか見ることができません。しかし今回は、性根の腐った回収人の皆さんにも、ちゃんと視認できるようにして頂いております!あと、この映画に出てくる天使はみんな同じような格好なので、遠目には見分けが付きませんが大丈夫!テロップは出ます!」

演出例

この標的と護衛天使は、普通にカッコいいやつです。ネタ要素はあんまりないです。

カシハラさんは中年男性と聞いた回収人たちは、交流シーン等の相手に選んでくれませんでした。せっかく安定した視聴率を維持していたタイミングだったのに…。一方カキトメルを交流シーンの相手に選んだ回収人は居ました。「お前らはそんなことをしていて楽しいのか!」なんて無粋なことを言われたので、「天地開闢の頃から、それが私達の仕事だったのですよ」等と格の違いを見せつけるような台詞で応対しておきました。冒頭に引用した台詞等を読み上げることで、相手を自分のペースに引き込むのもありですね。映画を見た上で「もっと背が高いのかと思っていた」とか言いだす回収人には、「ヘルADさん、この回収人にコーヒー代をお渡しして」とか言ってみると良いかもしれません。

しかしまあ、キルデスビジネスに普通にカッコいいエネミー出したところで、結局ひどい結末になることは予想がつきます。ところがこの二人、最後までカッコいいままでした。標的戦になっても、カキトメルが回収人をバッサバッサと切り捨てていった結果、カシハラさんは無事でございました。「とりあえず、仕事に戻りますか」「次は66年後ですね」といった会話をして、二人は西六分儀市に戻っていきました。
もしカシハラさんが倒された場合には、回収人の頭の上に鎧が落ちてくる演出をしても良いかもしれません。何となく。

この映画は、見た人の人生観やら何やらで、感想が分かれる作品でした。そもそも、展開の単調さから、途中で寝る人も少なくない。*2最終的に人間になったダミエルとピーター・フォークに賛同する人は標的に向かって「そんなことをしていて楽しいのか」って言うだろうし、なんで人間になりたがるのか分からないよ!天使の方が良いじゃん!という人も居ると思います。というわけで、私は後者の味方なので、標的と護衛天使は強くしておきました。こいつらが無残に負けるところは見たくなかったんだよ…!まあ天使は心の声を聞くことができるので、強くても仕方ないんですわ。

*1:実際にはヘルERだが

*2:冒頭に引用した台詞に「カッコいい!」と思った人なら、良さがわかると思う。それは中二マインドをくすぐるということなんじゃろうか。