Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

ハートレスメモリー「Stand By Me スタンド・バイ・ミー」 その1

これの続きです。 

daitokaiokayama.hatenablog.com

まえがき

ハートレスメモリー5話を開始するに当たって、PCとGMの間にちょっとした思い違いというか、対立というような何かが発生しました。
一部のPCは、このキャンペーンの最終話に起こることを、GMからちょっと聞いていました。以下のようなことです。

  1. 最終話用に、GMは嶋岡、宵ヶ崎、深森、梅宮用のリレーションアイテムを作成する。PCは、それを取得して、最終決戦に臨む。
  2. 条件次第では小夜、小春、冬日が生き返るラストも有り得る。
  3. リプレイブログのページビューが、最終話のギミックになる。
  4. 最終話には、PCの関連キャラクターを戦闘に投入することができる(1PCにつき1人まで)。投入したキャラクターには、専属のプレイヤーが必要である。

しかしセッション当日に、PCの1人が、18時から仕事が入ってしまったことが分かりました。GMが提示したような追加要素があると、これは当日中にセッションが終わらないかも知れない。そのうち、「ていうか、PCだけで倒しきれないラスボスって何よ?何で普通にできんの?」的な事を言い始めるPCも出てくる。そんなこんなで、最終話のセッション開始前に卓がぎくしゃくし始めたというわけです…。
そこでGMが投下したのが、以下の文章でした。

あなた方は以下の宣誓に同意をしなければゲームをはじめられません。
もちろん、同意をしなくても構いません。かわりにゲームから退室してください。
リプレイ化とWeb上への公開、これを笑って許すこと、金銭はないけど相応のおごりは出ます。というか当日のおやつですかねー。




このゲームはクリアを前提に作っていません。
このゲームは人を楽しませるために作っていません。
このゲームは苦痛であり、
このゲームは貴方をいい気にさせたりはしません。
あなた方はこのゲームマスターの管理する世界における破壊者であり、
あなた方は運命を叩き潰すためにここにいます。
ここで言う運命とは小鳥遊姉弟がプランナーによって黄泉還りのシステムを観察する為のリトマス試験紙にされ、無慈悲に使い捨てられる事、面影姉妹が、島の因習に囚われ儚く命を散らす事です。


だがこれはゲームだ。

ゲームというものに結果はあっても強制はあってはならない。
だからエースゲームが存在する。あなた方は物語における必然性であり、読者の怒りであり、ゲームにおけるプレイヤーとしての正当な意思表明だ。
そう言う意味ではお話的には小夜というキャラクターは苦い味のするなにかだ。

小春はロイスダンジョンを成立させるための哀れな存在だ。

だが最後までそうかどうかは、分からない。
とはいえ、ムシのいい話ばかりでは物語として破綻する。
だから高度の難易度を課し、当然の必然を要求する。
あなた方は必然なのだ。それは細いかも知れないが、物語に登場する全部に介入する、おそらくは唯一の存在だ。
警告について分かったら、ゲームをはじめよう。

コピペ終わり(笑)。


多分、僕らは最後発のリプレイになります。ハートレスメモリーは名作ですが、今さらプレイした上でリプレイをあげる人はほとんどいないのではないかと思います。だからこそ、やれる事があるのではないかと。そう思いシナリオを編成、変成しました。

このキャンペーン見て触れて思うのは
、義憤のような感情にかられる点は、
助けられるNPCがほとんどいない。
という点でした。
シナリオの都合上、作劇の都合上、仕方ないとしてもそれでも祈らずにはいられない。

面影姉妹が仲直りし、ナイチンゲールがPCと友達になる。
そんな世界が一つ位あってもいい。

と。私は思います。

私のプレイヤーはそれを叶えてくれますか?。

ただ、普通に遊びたいなら、儀式魔術を選択しないで下さい。

普通に遊びましょう。普通に。
彼女らは死にますが、それが世界の普通です。スタンダードです。
君たちが胸を痛める必要はないし、気にする必要はない。
空想上のキャラクターがストーリーの進行上、何時もと同じに死ぬだけの話だ。
私達はそんな話を幾百幾千と消費してきたはずだ。気にする方がおかしい。

だがそれが嫌なら、世界の有り様を変えるというのなら、そこから先は儀式魔術の出番でしょう。

強制はしません。
挑むも挑まないのも貴方達の自由だ。

最終回の冒頭が阻止限界点になります。
それまでに覚悟を決めて下さい。

さて、質問に答えましょう。

細かいアレコレ、帳尻合わせは牧島がやります。貴方達は馬鹿強なプランナーに勝てばいい。シンプルでしょう?。

(メビウスの黄金の林檎や、繰り返し系シナリオの残骸を後ろ手に隠しつつ。そーだよ、出来なかったんだよ!!。倍ぐらいのセッション数ならなんとかなったか?)


で、プレイヤーですが、まぁ、全然いないって事もないでしょう。一人はいます。いました、いや、もう義勇プレイヤーではなく、通常参加になってしまいましたが(PC4=サン)。

が、流石に時間的に難しいのは解ります。のでその分は鑑みてバランスは調整しましょう。それでも多分勝つのは難しいはずですが多分(あのバフのダイス数は実は想定外なんだよなぁ、普通に勝ちそうで困る)。

キャラクターは普通にUGN系なら、その場にいるという設定がつく代わりに鍛え上げた自キャラクターを投入可。

スーパーサブ(やって貰っていいキャラクター)に宵ヶ崎正義とうまばしりって感じですね。

サービスはその程度で基本的に義勇プレイヤーはプレイヤー扱いせず、クライマックスバトルにのみ参加。
プレイヤー一人に付き介添人一人召喚可能。って感じですが。

ダメなら経験点でごり押ししてもらうしかないかなこりゃ。

ぶっちゃけると、「なんで普通にできんの?」とGMにたてついたのは、PC5のプレイヤーである私でした。リプレイを不特定多数に向けて公開しているのに、内輪で盛り上がり過ぎてるのって、どうよ?オリジナルを尊重してよー。みたいな事を今更考えてたりしたんですよ。すげー今更。
しかし私は、これを読んでGMの意図が初めて理解できました。要は、これはプレイヤーから作者への挑戦であると。そのために、牧島が面倒を全て引き受けると。その牧島も、かつて面影島で苦い思いをしていたと。
なんだよもー、そういう大事なことは、早く言ってくれよ!今更オリジナルに忠実なリプレイ書いてもしゃーないってことは、やりたい放題ってことだよね!OKOK!!そんな感じで急にGMの考えに賛同した私は、義勇プレイヤーをして下さいそうな方に、参加のオファーをすることを決意したのでした…。このお方は、セッション途中からの参加。オープニングフェイズの終わりごろに、会場にお越しくださいました。

そしてセッション日の3~4日前になると、リレーションアイテムの中身も明らかになりつつありました。で、PC5用のリレーションアイテムの中に、こんなやつが混じっていました。あ、これ、ページビューが武器になるやつだ。

名称:精霊手(吽)
種別:リレーション
必要経験点:0
REC:???(最後まで秘密つーか、こちらはGMは教えない。その感情に名前をつける事が出来たら、このゲームは終わりです。既に教えた気もする)
通常効果:Sロイスを使用する。 貴方のダメージロールに+(Cobolerのリプレイ置き場の累計ページビュー)する。

と言う訳で、このリレーションアイテムはセッション中に「コボラー砲」という名称で呼ばれるようになってました。こいつが、いつどういう形で火を噴くことになるのか…PLの誰も予想が出来なかったと思う。まさか、あの人に使うことになるとは。ちなみに、累計ページビューは、グランドオープニングの記事がupされた2月23日から、セッション当日の5月15日までの合計を使用しました。実際の数字はこちら。

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セッション中は、分かりやすく6400点として扱ってますが。

成長報告

GM:では、キャラクター紹介の方から行きましょうか。
嶋岡:嶋岡寧人です。成長報告ー。とりあえず、ルールをミスってることが判明しましたので。トライブリードなので、復讐の刃が3レベルで取れないところを、3レベルで取ってました。なので、2レベルに落としまして、かわりに氷熱の軍団を4レベルにしました。
GM:どうせ、100%で使ってるもん…。
梅宮:うん、まあね。
宵ヶ崎:言われてみれば。
嶋岡:氷熱の軍団で、味方全員の攻撃力を20点上げます。
宵ヶ崎:ワァ~オ。ありがとう!
嶋岡:ですが。正直、リレーションアイテムは要らないんじゃないかと思います!(笑)が、あえて使う。以上、そんな感じです。
GM:リレーションって、そんな強いのあったっけ?
嶋岡:そりゃあ、龍子さんの奥の手を使ったら、一瞬で普通に終わります!
GM:あれを使えるのは、龍子さんだけよ!
嶋岡:え、何で。
GM:違うの。二つ目までは相手に対するリレーションだけど、3個目は、そのキャラクターに与えられるリレーションアイテムだから。
嶋岡:そうなの。なんだー。
梅宮:ああ、6400点使えるのは、わしだけだと。
嶋岡:6400点で普通に終わるんじゃないでしょうか。6400点で終わらないって言われた日には、プレイヤーが何10人居ても、勝てないんですけど。どうでしょうか、マスター。
GM:うん。

リレーションアイテムはPC一人につき3~4個あったのですが、3つ目は経験点が不要となっていました。具体的な内容は、使われたタイミングで掲載して行きます。

梅宮:PC2!
宵ヶ崎:はーい!今回は、エフェクトをリビルドしてみました。メモリーは引き続き、小鳥遊声とインセインにしています。で、色々と組み替えましたよ。まず、ブラッドコントロールと血の宴がありません。
梅宮:えっ…。
宵ヶ崎:代わりに、カスタマイズと剣精の手を取りました。これで、一人妖精の手が出来る。私は、達成値を諦めない!あと、それから、冥府の棺で、状態異常の大作をしました。これで邪毒にも負けない。
嶋岡:前回のが嫌だったらしい…。(笑)
GM:大丈夫。邪毒しか当たらないよ。
宵ヶ崎:怖いよー。あとは、創造主の業を取りました。120%エフェクトを、ようやくこの子も取りました。これで私は、達成値を上げていく!
嶋岡:ん!?120%を取った!?何か不穏なことを言ってるぞ!(笑)
宵ヶ崎:だって、1回は取らないと。
二階堂:記憶探索者あるから、いつでも言ってね!(笑)
宵ヶ崎:あと、メモリーもありますし!侵食値にも負けない!
嶋岡:えっと、創造主の業って、10点くらいしか上がらないやつだっけ?
宵ヶ崎:いえ、4d10上がります。
嶋岡:待てや!待てや!(笑)
宵ヶ崎:大丈夫ですよ!最高でも40しか上がりませんって~!(笑顔で)
GM:すごいなそれ!
嶋岡:いや、待ってくれ!普通によく考えてね!?120%から4d上げるのよ?その他にも攻撃にエフェクト使ってるのよ!?
梅宮:まあ、それは個人の自由なので!
宵ヶ崎:大丈夫です!多分、誰かの支援に乗せて使うんで!(焦)
嶋岡:…。(無言で頭を抱える)
梅宮:アタマ抱えてんぞPC1!(笑)
宵ヶ崎:えー!?
GM:いや、大丈夫大丈夫。きっと。きっと、多分、メイビー。(笑)
梅宮:帰って来れなかったら泣くぞ!まあええけど。
宵ヶ崎:3倍振りして帰ってくるんで!
梅宮:あ、はい。
宵ヶ崎:というわけで、成長報告は以上ですね。とても不安。
GM:大丈夫大丈夫。皆殺しにするよ!
深森:PC3行きまーす…。最初はダメージ軽減系のエフェクト取ろうと思ったんですけど。第3話でミスしかけたのが、ファンアウトはレベル1しか取ってないのに、シナリオ中2回使おうとしてたので…
嶋岡:いや、レベル上がるでしょう?100%で上がってるはずなので。大丈夫でしょう。
深森:ただ、不安なので。ファンアウトのレベルを上げました。
GM:うん、今回は足りないかもしれない。
嶋岡:まあ、ミドルの戦闘もあるらしいしねー。
深森:で、力の法則を3まで上げました。あと、メモリーを取らせて頂きました。前任の、時雨京一郎さんに。
嶋岡:そっかー。時雨なんだね。おじいちゃんじゃないんだ。おじいちゃんは、架空の存在だから無理なの!?(笑)
GM:おじいちゃん、架空ってことは無いと思うけど。
深森:ちょっと何か、微妙な距離感になってしまったので!(笑)
宵ヶ崎:そもそも存在しないもんね…。
GM:誰が存在しないって言ったのかな?プランナーですね。(笑)
梅宮:はーい、PC4。
二階堂:はーい。PC4二階堂です。成長としては、絶対の恐怖が生えました。攻撃ができるようになった。殴れるよ!
宵ヶ崎:おー。
二階堂:レベル1ですけども。あとは、力の霊水で皆さんの攻撃力をあげる、扇動の香りでダイスを増やすはもちろんのこと、帰還の声。今回使えれば良かったと思ってます!あとは、奇跡の滴とアクアウィターエが1回ずつあるので、皆さんのロイスを相変わらず守ります。はい!
梅宮:はい、PC5は、えーっと、灰色の庭。3レベル取りました。あとは、リフレックスとデモンズウェブのレベルを上げました。
GM:え、デモンズウェブまだ上がるのか。
梅宮:レベルが今回で5になって、終わり。後は意志のレベルを1個上げました。こないだ暴走して死ぬかと思ったので。固定値が欲しい!
GM:ちなみに、どれくらい止まる感じ?みんな使えば60点くらい止められる感じ?
梅宮:知ーらない。内緒!(笑)
嶋岡:デモンズウェブは、レベル+1dだから、2~30点ってところかな。まあ一人は生き残るね。
梅宮:まだ秘密はあるけど内緒。
GM:誰か巨人の盾とか、ガードエフェクトを取ったりはしないの?
梅宮:ガードはやらない。避ける人だから。
嶋岡:ガードはやらない。復讐の刃で殴り返す人なので。
宵ヶ崎:あ、そうだ、龍子さん。わりと侵食値が突破した時点で、あとちょっとで避けられる!ということがあったら言って下さい。創造主の業を飛ばします。そういう風に使った方が良いかなーって。ロイスを守るように。
GM:あれって、他人OKなんだ。
宵ヶ崎:はい。視界で、単体です!
GM:はーい!では、オープニングお願いします。
嶋岡:セッショントレーラーのことかな。読むよ。

昨日と同じ今日
今日と同じ明日
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。

だが、この島を中心として世界は大きく変貌を遂げようとしていた。

ついに全貌が明らかになる二つのプラン。

かけがえのないオモイデを守るために、護り手達は島へと集う

そしてキミたちは思い出の欠片を手に、最後の戦いへと赴く
仲間を、そしてその絆を信じて

ダブルクロスThe 2nd→3rd Edition キャンペーン

ハートレスメモリー 最終話 

『Stand By Me スタンド・バイ・ミー

ダブルクロス―それは、何時か思い出になる物語。
オモイデ様、目が醒めた後の世界で歩いて行くための、オモイデ様を!そんな力に変えてくれ!!
一同:オオーッ!(拍手)
嶋岡:ありがとうございます。
GM:やべぇ!超感動した!(笑)
嶋岡:俺の仕事は終わった!(笑)
GM:とりあえず、ひとつ終わった。(笑)
宵ヶ崎:ふうー。おなかすいた。
GM:アーモンド食べれる?(ミックスナッツの袋を取り出す)
梅宮:オープニング!次のシーン!はやく始めてくれ!
GM:怖い!!(笑)
梅宮:時間が押してるんですよ、今日は!?(必死)
嶋岡:落ち着こう!(笑)

オープニングフェイズ

夢のはじまり

GM:行きまーす。マスターシーンでございます。

青い地球の片隅に、淡い緑の光がひとつ。
徐々に増えてはゆくが、どの輝きも儚く淡い。
ふわりふわりと舞いながら、人の許へと降りてゆく。
そして…。

―日本。
その男はいつもの様に帰宅した。
「ただいま」
無意味な言葉だった。
彼を迎えてくれる者など、とうの昔に亡くなっているのだから。
―俺は何をやっているんだか。
自嘲の笑みを浮かべようとした、そのとき。
「おかえりなさい」
過去が、想い出が、目の前に立っていた。

―アメリカ中西部。
見晴らしの良い丘に、その墓標はあった。
老人が一人、墓標に花束を捧げている。
「みんな、天国で元気にやってるか?」
刻まれた幾つもの名を、愛おしそうに撫でる。
背後に気配を感じ、ゆっくりと振り向いた。
人影が6つ。
…それは、墓標に刻まれた名の数と一致していた。

―ヨーロッパ。ある紛争地域。
森林の中、迷彩服姿の少女が座り込んでいる。
敵は背後に迫っているが、もはや立ち上がる気力もない。
「こんなトコで終わっちまうのか?」
懐かしい声だった。
見れば、昔に死んだ相棒が隣に座っている。
「…終わるわけ、ないじゃない」
不敵な笑みを浮かべ、少女は武器を手に立ち上がった。

光は、刻一刻とその数を増やしている。
地球の何処かで輝きがひとつ増えるごとに、ひとつの奇跡が起こっていた。
それはすなわち、死者の復活。

プランナーの思惑

GM:と言う訳で、次のシーンに進みまーす。
宵ヶ崎:おおー…。
GM:まぶたの上から光を感じ、目を開く。どうやらオモイデ様の記憶領域からは脱出できたようだ。だが。「目が覚めましたか」キミたちの目の前には、"プランナー"都築京香の姿があった。全員登場ですねー。
宵ヶ崎:では、(ころころ)7。
深森:(ころころ)9!
嶋岡:(ころころ)1!
GM:都築京香が口を開きます。「まずこの私は幻影、あなた方がオモイデ様と呼ぶレネゲイドビーイングの力を借りて創りだしたものです。攻撃は無意味ですよ。今の現状を少し教えておこうと思いまして。現在、世界中で黄泉還り現象が起きています。私がオモイデ様に干渉して起こしている、という言い方が正確ですが。このまま黄泉還りが続いたら。いや、そこまで教える必要はないですね」
宵ヶ崎:え、教えてくれないんだ。
GM:「この現象を止めたかったら私の元までおいでなさい。ただし私はオモイデ様の力で隠れています。そう簡単には見つかりませんよ。」と言って、楽しそうに笑う。
梅宮:呼んでもないのに出てきくさってー!
宵ヶ崎:みやこちゃんは、何か言ってます?
GM:いえ。みやこちゃんは、あなたを観察していますよ。
深森:えー…。
宵ヶ崎:なんだ。観察してるのか。まあ、情報集めてから考えさせるのが良さそうって言ってたもんなー。
梅宮:とりあえず、山、下りるか…。
二階堂:今、山なのか。(笑)
宵ヶ崎:オモイデ様は無視して、山を下りましょう。
GM:「ではまた。」マジで!?(笑)新しいなオイ!
宵ヶ崎:実は都築京香とあまり繋がりが無いから、話すことがない…。
GM:それは思った。キャンペーンのシナリオを見てて。だって、5話でポッと出てくるんだもん。
嶋岡:しょうがない。ラスボスとはそういうものなんだ、元来。(笑)
GM:知らなかった。
嶋岡:いや、ラスボスって初見ってことが多いけどね。
二階堂:はい、次行きましょう。(笑)
GM:では、京香たんは消えました。同時に、支部長の携帯から、焦った霧谷の声を吐き出す。「深森さんですか!?緊急事態です!世界中で黄泉還り現象が起きて―」まあ、何か外の情報が入ったよってところで、シーン変わります。次はPC1です。

沈黙するオモイデ様

嶋岡:俺?あ、そうなの?連絡が来てあれだっていう話だから、そのまま霧谷さんの説明セリフが続くんじゃないの?
GM:何か、3にしておけば良いじゃないかなって気がするんだけど。
梅宮:3で良いじゃないですか…。
宵ヶ崎:とりあえず、3にしておこうか。
GM:「そうですか、なるほど。」君たちの報告を聞いた霧谷は言った。話が早い。(笑)「分かりました、早急に手を打ちましょう。」全員登場で、今後の方針を決定するシーンでございます。前シーンの直後でございます。
宵ヶ崎:はーい。(ころころ)
霧谷:確かに、プランナーの言う通り、世界中で黄泉還り現象が起きています。中枢評議会でも、現在対策を練っています。あなたたちの報告で、確信が持てました。やはり、全ての原因は面影島にあります。至急、UGNの増援を送りましょう。私も同行します。
宵ヶ崎:えー!?
霧谷:そちらはまず、島の状況を確認してください。
深森:はい、了解しました。
GM:村は静かだった。老人たちはがっくりとうなだれ、他の人間もどこか覇気がない。分かりました?深森が霧谷といちゃいちゃラブラブするようなシーンは無いですよ。
深森:(笑)
宵ヶ崎:で、村。
嶋岡:村か。じゃあ、俺は急いで自分の家に帰るよ。
宵ヶ崎:じゃあ、私は小夜を探しに。
GM:はーい。
二階堂:とりあえず、集合場所と時間だけ決めて。
宵ヶ崎:学校か、交番かな?
二階堂:あと、方向が同じようなら、車で付いて行くよー。
梅宮:とりあえず、何があるか分からないから、交番だな。
二階堂:交番に、車を取りに行きましょうー。じゃあ、後で拾うって感じで。集合場所は、学校?支部?
嶋岡:みんな。支部は燃えちゃったから。
二階堂:あ、そうだった。(笑)
宵ヶ崎:だから、跡地っすよ。(笑)
GM:じゃあ、シーンを区切るときの良くないやり方を使って。1こづつ回って行きましょうか。キャラクターの意識体のそばに居る感じで。何だソレ。
嶋岡:ふんふん。
GM:で、娘が居なくなったーとか、まあ何か、けっこうな数の人たちが居なくなっているようですね。
梅宮:居なくなった?
深森:世界中では黄泉還り現象が多発しているのに?
嶋岡:まあ、半分は黄泉還りだったらしいからな。
GM:「オモイデ様は止まってしまったのか。」と村人たちが。で、おうちに帰る?
嶋岡:うん、帰るよ。一応、ばあちゃんを確認する。
GM:これ、どうしようかなー。
嶋岡:いや、居なくても良いけど。居ないっていう話なんで。
GM:居ないです。
嶋岡:じゃあ、誰も居ない静かな店内に佇んでいるよ。それだけなので!(笑)超重要なシーンだ!
GM:やれ!皆、なんかやれ!(笑)じゃあ、それは一旦、そのままで流すよ。
嶋岡:俺のシーンは終わり。小鳥遊は?小鳥遊の家があるんだな。
宵ヶ崎:小鳥遊の家に行ってみます。居ます?
嶋岡:居ないんじゃないでしょうか?(笑)
GM:居ません。
宵ヶ崎:んー。ここに居ないとなると、心当たりが…あんまりないなー。島の中のどこってなると。
梅宮:なんせ、あれだ。祭りの直後で家から出てたし。どこに居るかも分かんないでしょー。
宵ヶ崎:今って、朝なんでしょうか?夜なんでしょうか?
嶋岡:まあ、一晩明けたって感じじゃないでしょうか。
GM:うん。翌朝ですね。わりと君たちも疲労困憊になっている。メシも食ってないし、寝てもいない。
梅宮:確かに。
宵ヶ崎:お風呂入りたい…。まあ、小夜を心配しながら、集合場所に向かいますよ。
梅宮:私、考えたんですけど。多分、紅ちゃんは浴衣なんじゃないかと思ったんですが、多分、モルフェウスだから何とかしてるんですよね。
宵ヶ崎:多分!あとで服を手に入れます。
GM:もっとこう、エロい妄想をしてしまった。
宵ヶ崎:ズタズタになっている可能性はありますよね。服が。
梅宮:まあ、あんな戦いをすりゃあね。
宵ヶ崎:それは全員だな。
GM:大丈夫。胸と腰の部分だけは落ちません。何が。または、ゴッドモザイクとかで隠れてるんですよ。視聴者的には、すごく邪魔なんですけどね。
嶋岡:BD、DVDを買ってね!(笑)
宵ヶ崎:BD、DVDにはモザイク無いんかい!
GM:モザイク乗ってないバージョンもあるんじゃないかな?(笑)
宵ヶ崎:はい。そういう訳で。
GM:で、3は喜楽紅茶店に行く感じですか?
深森:はい、向かってます。
GM:はーい、じゃあ別なもの用意するわ。はい。焼け焦げた喜楽紅茶店の跡地。何もかもが焼け落ちた跡地に、クーラーボックスが無造作に数個置かれている。
深森:は?なぜ?(笑)
GM:中には、食料品、衣料、茶葉、医療トランクなど。栄田商店のタグが貼ってある。中には、解凍中のジャムとかも入ってます。
梅宮:ワーオ!
GM:多分、柑橘系の何かだろうなーっていう。玄関先には、焼失を免れた、出店で使ってたセット。周囲に敵影は無く、食事はできそうかな。
二階堂:じゃあ、ここに集まったら良かったかな。
宵ヶ崎:集合場所変更!
梅宮:なかなか、交番から出て行きづらい状況だけど、仕方ないな。
二階堂:交番に入るの、待った方が良いかもしれない。もしかしたら、「探してくれ」とか。そういう人達で溢れかえってるかもしれない。
梅宮:確かに!逆にそうだな!
嶋岡:恐らく、村人でも薄々気づいてる人は、どういう状況なのか分かってるはずだから、それは警察に頼んでもしょうがないと思ってる人も居るんではないだろうか。
GM:だから、わりと放心状態の人が多いよ。で、その放心状態の人を見て、例えば「父ちゃんどこ行ったの?」とか。
嶋岡:分かってない子供もいるって感じだな。
梅宮:うー、辛いな。
GM:もしくは、子供が居なくなって泣いてる夫妻。みたいな感じかな。
宵ヶ崎:うおお…。もうやだ、重い!
梅宮:うん、じゃあとりあえず、皆で紅茶店の前に行き、物資を回収したよと。
嶋岡:じゃあ、手を合わせて、食うかな。普通に。
梅宮:そうですね。
宵ヶ崎:もっしゃもっしゃ。
深森:お茶も淹れます…。出店に使ったカセットコンロとかもありますか?
GM:んー、そっちならあるかもしれん。
宵ヶ崎:カチッ。何か、被災地みたいだなー。
嶋岡:まあ、だいたい合ってるけど…。(笑)
梅宮:火災現場だよ!
GM:まさらがみんなにお茶淹れてくれるよー。誰も取ってないけど、リレーションアイテムとして、後で設定として使えるよ!

名称:カップ オブ ティー
種別:リレーション
必要経験点:15
REC:深森まさら
解説:深森まさらが貴方のためにお茶を淹れてくれる。その豊かな味わいの一杯は貴方の思い出を刺激する。

通常効果: メモリーの効果一つを10から15に変更する。
1シナリオ一回まで使用可能。
 使用条件:彼女のお茶をシナリオ中に淹れて貰って飲むRPが必要。

強化効果1:セッション終了までの間、
貴方はメモリーを取得する。
ただしメモリー取得の上限3を越えての取得は出来ない。
1シナリオ一回まで使用できる。
 使用条件:彼女のお茶をシナリオ中に淹れて貰って飲むRPが必要。

二階堂:はーい。ありがとうございまーす。
GMチェックボックス埋めてね!
宵ヶ崎:とりあえず、お茶を飲んだことをチェックしておくってことですな。
GM:覚えておいてねー。まさらのリレーションアイテムを15点で取る場合はね。
宵ヶ崎:とりあえずそれで。ホッとしました。
GM:軽くご飯食べて。
梅宮:眠いーとか思いながら。あれ、寝てた扱いにはならなさそうだもんなー。
宵ヶ崎:正確に言うと、昏倒っすよね。夢の中でも戦ってたわー。
GM:横になります?
宵ヶ崎:ていうか、今仮眠取っておきます?
二階堂:でも、寝ないと。疲労が溜まってるし。
嶋岡:交代で休めば良いんじゃないか?とりあえず、女性陣が先に休めば。俺たちが後は何とかしておくぜ。
宵ヶ崎:おおー。じゃあ、お言葉に甘えて。
二階堂:じゃあ、寧人君と一緒に見張っておきますわー。
宵ヶ崎:と言う訳で、3人女性陣がおやすみーっと。
深森:すみませーん。
嶋岡:しょうがないな。じゃあ、後ろ手にマジックを握っておけば良いのかな?(笑)
GM:額に肉と!
宵ヶ崎マサルさん
梅宮:へのつっぱりは要らない人にそっくりだー!
二階堂:大丈夫!水性だから!(笑)
梅宮:あ!
一同:こんにちわー。
助っ人:おはようございます…。

ここで、義勇プレイヤーが登場。しばらくは仮に「助っ人」としておくことに致します。

GM:大丈夫。もう始まってるよ。
梅宮:じゃあ、再開しましょう!詳しい話はお昼から!
GM:シーンの最後に、淡い燐光とともに、キズナが現れますよ。
宵ヶ崎:え?キズナ!これは起きておいた方が良いのかな?
GM:居る?居る時間帯だったら、登場しても良いよ。
宵ヶ崎:登場しました。
キズナ:寧人君。オモイデ様から何の反応も無いんだよ。どうしたんだろう?暴走は止めて、その後あの女の人が何かをしたんだと思うけど。これまで、いつも感じていたオモイデ様の、何だろう。存在感みたいなものが全然感じられないの。生きてはいると思うんだけど。
宵ヶ崎:オモイデ様はそもそも、生きてるんだろうか?
嶋岡:まあ、生きてるんだろう。
GM:「オモイデ様に何が起こったのか、良く分からない。調べてみるね。」キズナは、宙に溶けるように消えていく。
嶋岡:ああ!じゃあ、「無理をするなよ!」とだけ言っておこう。
GM:「うん、ありがとう!」とだけ言って、彼女は微笑んで、宙に消えていく。心なしか前より元気が無いように見えたが、昼間のせいか、あるいはオモイデ様の停止と関係があるのか。ということで、ミドルフェイズに入ります。

ミドルフェイズ

変わりゆく世界

GM:UGN中枢評議会"アクシズ"の面々が集い、会議を執り行っておりまーす。暗い部屋の中空には評議員たちの立体映像と、モノリスじゃないんだ。
梅宮:いいから、良いから。(笑)
GM:各地の状況を伝えるグラフなどが投影されている。グラフは、世界各地で黄泉還りが”爆発的に”急増していることを示していた。データを見ながら、評議員A。「間違いなく、"黄泉還り"は増えている、それも爆発的にな」「しかし、日本支部からの報告書によれば、この現象はオーヴァードだけが起こせるものなのでは?この発生件数は、世界各地で想定されているオーヴァードの総数を上回っていますよ」と、Bが言う。Cが「この映像をご覧ください」と言って、描写の2が始まります。グラフは、世界各地の記録映像へと切り替わった。そこには数多くの人々が映っている。オーヴァードではない、日常を過ごす人々。彼らのそばでは、黄泉還りが笑顔を浮かべている。評議員たちの間に衝撃が走った。むしろ、俺の顔に衝撃が走りますよ。こいつら、黄泉還りが判別できるんだ。(笑)
宵ヶ崎:確かに!
GM評議員D。机をたたき、「バカな!彼らに黄泉還りは引き起こせないはず!」評議員E。軽い口調で「これだけの異常活性だ、パンピーでも、願えば黄泉還りを起こせるようになったンじゃねぇ?」
宵ヶ崎パンピー
GM:えらい軽いなコイツ。評議員F。これにしようかな。肩にフクロウを載せた少女が、「レネゲイドチェッカーによる分析結果が出ているわ。彼らの侵蝕率は急激に増大している。彼らはまだオーヴァードじゃないだけ。そうなるのは時間の問題よ…」結末的には、

昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、世界の崩壊は間際まで迫っていた。

GM:ここからは、霧谷によるカッコイイシーンです!ホントかよ。
宵ヶ崎:イエーイ!

続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)