Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

ハートレスメモリー「Heartless Memory ハートレスメモリー」 その5

4話のラスボスとかどうでもいいんで、はやく5話の書き起こしを始めたい。とか思いつつ…。

源田九郎

GM:なので、追加のシーンがやりたい人が居たら、やるけど。
嶋岡:じゃあ、自分自身にロイスを取ろう。
GM:では、源田が君たちを寂しそうに見送るよ。(笑)
二階堂:すみません!!源田さんのシーン、やって良いですか!?(笑)ロイス取るから!取りますよ!はい~!猜疑心ね~!!(ころころ)59!
深森:本当は、私がロイス取るべきなんでしょうけどね…。
宵ヶ崎:ひくっ!(笑)
二階堂:出てないんだー!他の人のシーンに!(笑)
GM:じゃあ、源田が、黒猫と白猫にえさをやっています。場所は、喫茶喜楽であります。
宵ヶ崎ノワールとブラン。
GM:いえ、違います。黒猫の官兵衛と、白猫の半兵衛です。
梅宮:その元ネタは?
嶋岡:戦国武将ですね。
梅宮:ああ、なるほど。そういうことか。
嶋岡:俺も登場しておくよ。(ころころ)
GM:手にえさを乗っけて、モフモフ食わしてる感じ。
宵ヶ崎:ぐっ…撫でに行きたい。撫でに行くために出よう。
二階堂:ちょっと待って!侵食値と相談してね!(笑)
宵ヶ崎:ガマンする…!
二階堂:じゃあ、それを見て。二階堂が声を掛けるのも何なので。まさらちゃんにちょっと目くばせをして、「行ってらっしゃい。」みたいな感じで。
深森:源田さーん。
源田:やあ。まさらちゃんだよね。
深森:はい。
源田:そっか。中の人は、大人しくしてくれてるんだね。
嶋岡:「いえ、私はここに居ますよ。」(笑)
二階堂:ジャックされとるー!(笑)
源田:あれ!?消えねーのかよ!!
深森:何か、私の行く末をずっと見ているつもりらしいです。
源田:えー…、ストーカー…。消す方法を考えた方が良くない?
嶋岡:「ひどい言いぐさです!」(笑)
深森:まあ、元はと言えば、みやこちゃんが本体だったみたいなんで…。
源田:うん、それは知ってます。
二階堂:知ってたんだ…。
深森:えっと、いわゆる、…
嶋岡:「そうですね、いわゆる守護霊というやつですね!」
源田:そんな良いもんじゃないですよね!?
梅宮:普通に会話しとる!びっくり!
GM:この世界だと、普通にみやこちゃんとも会話できます。
梅宮:出来るんだ。
深森:ある意味、みやこちゃんのお情けで生きているようなものですし…。
嶋岡:「そんなことはありませんよ、まさら。私はあくまで、まさらを通じて、人を操る程度の能力しかありませんよ!」
梅宮:(頭をハタくジェスチャー)スパーン!!(笑)
二階堂:龍子さん落ち着いて!(笑)
宵ヶ崎:結果的にまさらちゃんに当たると思います!
深森:はう!
梅宮:あ、そうだった。
源田:ごめんね、最後まで手を貸してあげたかったんだけど。
深森:いえ、こちらこそ…。
源田:プランナーが見てるとね…。ていうか、聞いてよ。プランナー二人から無茶ぶりされる中間管理職の悲哀的なものを!
深森:ごめんなさい!ごめんなさい!(笑)
GM:と言って、タバコに火をつけようとするが、ライターをしまう。
宵ヶ崎:源田君って、いくつ位でしたっけ?
嶋岡:源田はマスターレイスなので、しょうがないです。
梅宮:いやいやいや!未成年だもんなっ!
源田:いえいえ、実は俺、自分の年齢、知らなんですよ。
宵ヶ崎:ウワーッ!!そ、そうか!
源田:調べりゃあ分かるんでしょうけどね。
深森:家族と疎遠…っていう意味でしょうか…。
源田:ああ、うん、そんな感じ。
深森:ご苦労をおかけして、申し訳ありませんでした…。
GM:え、何?極道って聞こえた。(笑)
二階堂:まさらちゃん!まさらちゃん!こういう時は、「ありがとう」って言うんだよ!
梅宮:任侠が進むべき道・極道1号線をキャデラックで優勝パレードすれば、モテるんじゃよ!
深森:ハハハ!!(笑)
嶋岡:やめたげてよぉ。(笑)
源田:いや、こっちも目的があってしたことだしね。えっと、…まあ、先輩。パイセン。
梅宮:うるせー。センパイ言うな!(笑)
源田:いやー、ジャックのやつがまた生き返って来てさ、似たようなことをやらかしてくれたんですよ。
梅宮:お前らは、ちゃんと処分したんだろうな…。あのクソ野郎、生きてたんかい…。
源田:いや、わっかんないけど…。あれ、死ぬの?
宵ヶ崎:ああ、「Slaughter School」に出てきたヤツ。
源田:まあ、神様と同義だと思うんで。何か、特別な方法なり何なりが必要だと思うんだけど…。力は弱いけど、俺達でも倒せるっていうレベルだから。内容としては、ここのオモイデ様と同じようなものでしょ?あれって。
梅宮:よっぽどの陰険な、本体が居るんでしょうねぇ…。
源田:悪想念が凝り固まったら、またジャックになる的な。
嶋岡:「いえいえ。ぼくはもちろん、死にますよぉ?」ニュッ。
梅宮:ウワーッ!!くそ!こいつ、出てきよった!!(笑)
嶋岡:「具体的に言うと、人の世界から殺人がなくなったら、私は消滅してしまいマース!」(笑)
GM:ほら!やっぱりそうなんだ!(笑)でさ、まあ、ほら。俺のあの、イベントシーンに入るわけなんだけど。「Slaughter School」がセッションとして終わった後、一人の女の子と話しているシーンになるんですよ。源田が「ハッハー!ざまあみろ!お前の目的を防いでやったぜ!」と言ってます。実はとある女の子が、肉親を黄泉還らせようと、対戦チームの相手を皆殺しにしようとしたことが判明してたんですな。
梅宮:ああー。いたいた。
GM:で、思いっきりビンタを食らって。で、源田は「俺の協力要る?」って感じの話をして、相手を落としにかかるわけですよ。で、一度だけ家族に会わせてやるよと。話くらいはさせてやる的な話をするわけですな。で、源田に戻って。「まあ、そんな感じ。っていうのが、俺の理屈でね。そのために、この島に普通に連れてくると、家族の生活を望んじゃいそうでさ。」
深森:そうですね…。
源田:それは何か、違うっしょ?ここまで言って、あれなんだけど。
梅宮:「まあ、そんな悲劇を繰り返さないためにも!プランナーぶっ殺そうや。」満面の笑みで。(笑)
源田:あれも死なないと思うんだけど、今回は止めてもらわないと困るなー。
梅宮:その通りさ。死なないんだったら、戦闘不能にするまでよ。
宵ヶ崎:ちなみにその、家族との再会を願う女の子は、今どこに?
源田:島には来てる。
嶋岡:来てるんだ!(笑)
宵ヶ崎:ってことは、今、意識不明だ!マズい!マズいぞ!
二階堂:でも、その子は今頃家族と会ってるんじゃないかな?
GM:「いや…」ダラダラ汗を流しながら。
深森:どうしたんですか!?
源田:気絶させてる。
宵ヶ崎:お前…。この薄情ものめ!(笑)
源田:また殴られるのかなぁ…。
嶋岡:いえ、むしろぶち殺されます。(笑)まあ、それはさておき。「源田さん、なんかさ、牧島さんだっけ。」
源田:ああ、先生。
嶋岡:あの人から聞いたんだけどさ。
源田:女の子たちの話?
嶋岡:知ってるの?
源田:知ってるもなにも、俺、あの人に頼まれて、…ぶっちゃけると、人さらいやってたわけで。
嶋岡:あー、やっぱり…。
源田:んー、でもあれ、死んでるんじゃねーの?何か生きてるっぽいけど。良く分からん状態。ちなみに、報酬は、この島の情報。
宵ヶ崎:ほうほう。よこせそれ。
源田:俺が、彼女たちを保護する代わりに、この島があるっていう情報を、先生から教えてもらったの。
宵ヶ崎:ああー。そういうことか。お前、意外とバカだなぁ。やることと、見返りとの釣り合いを考えると。
源田:んー、いやあ、目的には合ってるから、別に構わないよ。
二階堂:目的はどんなに大きくても、小さくても、ひとつはひとつなんです。
嶋岡:まあ、えーっと。一応、深森をじーっと見るよ。まあ、源田さんは、こういう奴なんで。出来れば、許してやってほしいです。(笑)
深森:っていうか、源田さんって、そういう喋り方される方だったんですね…。
源田:ああー、まあ、そっちが素かなぁ。よく先生に似てるって言われるけど、中の人が同じだから。
宵ヶ崎:あー、そりゃあねえ。
嶋岡:…まあ、源田さんありがとう。とりあえず、あの3人のことは、こっちで何とかするよ。
宵ヶ崎:ラスボスは任せろ!
嶋岡:いや、ラスボスは任せろとは言えない!(笑)
深森:その子と親御さん、会わせてあげられるといいですね。
源田:ああ、それは大丈夫だと思う。そこから先は、まあいいか。君たちが頑張るだろうしね。ただ、いつかの話の続きを良いか、寧人君。家族の話なんだけど。
嶋岡:ああ、何ですか。
源田:家族は俺を捨てたんじゃないって話をしたよね。
嶋岡:ああ…。
源田:俺は、ファルスハーツに売られた。でもね、俺自身が家族の事を愛してるんだったら、俺を売ったカネで、家族が助かったんだから、それは家族が無事だったことを、俺は喜ぶべきなんじゃないんだろうかと。俺はファルスハーツに用がある。
嶋岡:俺には何も言えないかな…。まあ、源田さんがそう思うのであれば…。
源田:セントラルの方でちょっと、面倒くさいことがあるらしくってね。
嶋岡:何か、えらいこと言われてるぞ。(笑)
宵ヶ崎:大丈夫か!?
源田:君たちと敵対しなきゃいけないかもしれない。
嶋岡:そう言うなら、拳を突き出しますよ。「その時は、手加減しませんよ。」
GM:じゃあ、それを打ち合わせて。「そうだね。まあ、言いたくないが、俺から狙うと良いよ。」
宵ヶ崎:ふふふふ!
源田:先生も勧めてたしね!
宵ヶ崎:つまり、支援系を先に潰せと!よし。
源田:先生を潰すのは難しそうだから。
嶋岡:いやまあ、無理です!(笑)
二階堂:はい、じゃあ源田さんに他に言うことは有りませんね?
宵ヶ崎:ないね。ばいばい。
二階堂:源田さんから他に言うことは有りませんね?
源田:ラストシナリオの、ミドルフェイズで、先生とディアボロスと一緒に待ってまーす。
宵ヶ崎:なぜその3人!?(笑)
GM:「まあ、聞いてくれてありがとうね。」と言って、手を振る。
二階堂:あー、そうだ、源田さん。源田さんってマスターレイスだっけ?マスターレイスとしての話は分かったけど、源田さん自体としての話は無し?深森さんに一言とか。
源田:まあ、正々堂々とはイカンかもしれないけど、その時はよろしく。
深森:分かりました…。
二階堂:はい、終了。
嶋岡:何でそんな、事務的なセリフなんだよ~。(笑)
GM:じゃあ、去りゆく君たちを、笑って見送ります。
梅宮:はい!
GM:じゃあ、足元に半兵衛官兵衛が。ニャアニャアと。
宵ヶ崎:撫でていって良いですか?
梅宮:ほう、猫が好きなのか。
宵ヶ崎:可愛いものは好きです!
GM:ちなみにねー。これ、どっちかが紅になついて付いて行くって予定だったんだけど、…なかなか出番が無かったので、そういうことは無かった。
宵ヶ崎:シューン。

嶋岡寧人

GM:じゃあ、クライマックスフェイズ前のシーンに入ります!
嶋岡:とりあえず、俺だけは出るよ。(ころころ)5点!97!
宵ヶ崎:こっちは、94っす!
嶋岡:けっこう出たからな。会いたい人が多くて。
宵ヶ崎:会いたい人が多くて!
GM:合わせたい人が多くて。
嶋岡:じゃあ、ちなみにどんな俺なんですか?10年前の俺ですか?
GM:そうですね。
宵ヶ崎:キャー恥ずかしい。
GM:不意に視界が変化する。
嶋岡:出来れば見て欲しくない!(笑)
GM:面影島のはずれ、そこに、森が出現する。うっそうとした森の中、そこでは一人の幼い少年が佇んでいた。
嶋岡:どうしよう!何て声を掛ければいいんだ!(笑)
GM:幼い顔に寧人の面影がある。それは、10年前の寧人だった。彼は立ち上がって、「やあ、こんにちは。待ってたよ。」
嶋岡:オゥ。こんにちは。
もうひとりの寧人:僕は、嶋岡寧人。正確に言うと、10年前に死んだ君かな。
嶋岡:そうなんだ。それじゃあ、ちょっと不思議な感覚だが、良かったぞ。俺自身だとか言われたら、どうしようかと思った!(笑)
もうひとりの寧人:10年前に一度死んだ時、ショックで記憶が欠けてるよね。
嶋岡:うん。
もうひとりの寧人:よくあることなんだけど…
嶋岡:てっきり、あの事が原因だと思ってたけど…。
もうひとりの寧人:でも、その石の力を本当に引き出すのは、その時の記憶が、思い出の欠片が必要なんだよ。さあ、嶋岡寧人。手を出して。
嶋岡:「ああ、分かった。」と言って手を差し出します。…
梅宮:待て、これは孔明の罠だ。とか言うのかと思った…。(笑)
宵ヶ崎:アホが!かかったな!!とか言うのかと思った。
GM:うん。何か失敗したかなーと思った!(笑)幼い寧人と、現在の寧人が手を触れあうと、ウホッ。っと再び、周囲の情景が書き換わる。同じ森の中、小さな神社の前、そこに居るのは幼い寧人と傷無だ。そして、凶悪な姿をしたジャーム。(ツッコむにツッコめなかった人たちの声が漏れる)
嶋岡:じゃあ、二人を守るよ!守れませんが。(笑)
GM:ジャームの爪が振り下ろされる。とっさに傷無をかばった寧人の胴体が両断され、傷無の方にも深い傷が出来る。幼い二人は倒れ、互いの血が混ざりあっていく。泣き叫ぶ傷無の声が遠ざかる…そして、寧人に不思議なことが起こる。

「ネ……ガ……イ…………」
「……カ……ナ…………エ……ル…」
「ナカ……ナイ……デ」

嶋岡:はい。
GM:神社の中から光る欠片が飛んでくる。
梅宮:おおー?
嶋岡:そうだったんだ。そういうシーンだったんだ。
もうひとりの寧人:良かった。これでやっと、僕と傷無の忘れ物を、僕に届けることが出来たよ。ねえ、嶋岡寧人。僕が生き返って、10年まえに死なずに済んで良かったかな?
嶋岡:「ああ、それはもちろん。おかげで、…」と言って、みんなのことを思い浮かべて。「皆に会えた。」
もうひとりの寧人:そっか。良かった。じゃあ、オモイデ様に会ったら、生き返らせてくれてありがとうって、伝えておいてくれるかな。
嶋岡:「ああ。分かったよ。でもさ。」と言って、自分自身の手を取るよ。「お前も俺なんだぜ。だから、一緒に、お礼を言いに行こう。」
GM:それに頷いて。光った後に、消えます。で、静かな空間の中。ふっと顔をあげると、あなたが居ます。
嶋岡:俺?あれかな?同じ姿の俺が居るの?
GM:あなたが居ます。あなたが居ます!あなたが居ます!あなたが居ます!あなたが居ます!
梅宮:沢山いるの!?
GM:えーっとね。その全員が、光って消えて。
宵ヶ崎:怖い怖い怖い。
GM:君の中に消えていきます。うーん、これで石の声が聞こえてもいいかな?
嶋岡:なんて言ってますか?石は。
GM:「俺の、俺たちの無念を晴らしてくれ」
宵ヶ崎:ああー。
嶋岡:えーっと。じゃあ、こう言います。「俺はもう、決して間違えない。皆が居るから」
GM:で、全ての記憶を取り戻したあなたは、ひとつ変なものを見た気がします。
嶋岡:なに?変なのって。
GM:神社の鳥居の影に、黄色いリボンが揺れている。
梅宮:あー、あいつか。
宵ヶ崎:牧島?
嶋岡:黄色いリボン!?
GM:髪の毛に結んであるヤツかな?まあ、紐かもしれませんし。どこかで見たような気がする。
嶋岡:ま、気にしないでおこう。
GM:というところで。
嶋岡:みんなに報告しておくよ。オモイデ様の力で俺は黄泉還ったらしいぞ。
宵ヶ崎:そうだったんだ!
GM:そう。俺が、俺がオモイデ様だ!(笑)
梅宮:ていうか、ジャームに襲われたのも面影島だったっていうのは、初耳だが。
嶋岡:いや、あれはたしか、近所の神社だったはず。
GM:盗んだご神体を、あちこちに配置していたうちの一つですね。うっかり引っかかっちゃった感じで。
宵ヶ崎:完全に偶然。
嶋岡:いや、そんなことは無い。これもプランナーの仕業。
GM:いや、適合したのは偶然だろうけど。ただ、その偶然が起きるまで、何回もやったろうねって話だけど。
深森:その辺にジャームを放って?
二階堂:かも知れないし、目の前ででっかいことを起こすとか、手当たり次第だったかもしれないし。
宵ヶ崎:文字通り、生贄を捧げてたかもしれないし。
二階堂:ジャームに襲わせてたんじゃ、効率が悪いからね。
GM:でですね、さっきのシーンのお蔭で、Dロイス・ハートレスメモリーを使えるようになりました。
一同:おー。(拍手)
宵ヶ崎:どういう効果だっけ?
GM:んーっとね、ロイスひとつを復活させる。
嶋岡:タイタスをロイスに戻します。
GM:ただ、モノがモノなんで、賢者の石とハートレスメモリーの2重の効果が受けられるってことで、どうぞ。
二階堂:やったね!
嶋岡:どういうこと?
GM:両方使って良いよってこと。元のシナリオがそうなってるので。
深森:だからと言って、Dロイスが二つに増えるわけではない。
GM:ですね。このセッションが終わったら、ハートレスメモリーに固定される可能性がありますよ。
宵ヶ崎:あー、そんな気がする。
嶋岡:ま、これで良いんじゃない。

オモイデ様

GM:で、キズナがやって来ます。
宵ヶ崎:(ころころ)5。99!
深森:(ころころ)100ジャスト。
GM:はい!君たちは、長い長い記憶の迷宮で、最後の欠片を見つけた。寧人の持つ賢者の石が、淡い緑の輝きを放つと、周囲に現代の面影島が広がっている。人の姿は無いが、その風景は見慣れた者だった。
宵ヶ崎:おー。
GM:君たちの眼前に、再びキズナが現れた。どこか悲しそうで…そして、以前より明確な意志を持った表情に見える。「オモイデ様には会えたかな?」
嶋岡:いや。
宵ヶ崎:会えてない!そういえば!すっかり忘れてた!
嶋岡:でも、何となく、手がかりは見つけた気分だ。きっとこれで会えると思う。
キズナ:うん、そうだね。その石からつながりを辿って、オモイデ様の心まで行けると思う。
嶋岡:まあ、どんな状況かは分からないが、暴走しているっていうんなら、苦しんでるのかもしれないな。早くなんとかしてやらないと。
キズナ:うん、そうだね。オモイデ様を助けてあげて。
嶋岡:そうだよなー。なんだかんだで、美作先生が悪いヤツなんだよなー。(笑)
キズナ:ねえ、記憶の迷宮は、死んだ人に会うのは、どうだった?
梅宮:申し訳無さ過ぎて…。合わせる顔も無いと思ってたから、何とも言いようがないな…。
宵ヶ崎:何か、寂しかった。
嶋岡:俺の答えはもう決まってる。
GM:ウホッ。
宵ヶ崎:どういうこっちゃねん!!(笑)
嶋岡:俺はこう言いますよ。「俺は、嬉しかったよ。まあ、これは夢の話なのかもしれないけど、霧兄とは最後はあんなことになっちまったから。それでも、そのことをちゃんと言えたのは、嬉しかったと思う。
GM:では、「うん。」と頷く。
宵ヶ崎:PC1が良いこと言ってくれたから、もういいかな!(笑)
嶋岡:しまった!これはもうちょっと、引っ張れば良かったか!(笑)
二階堂:何か言っても良いのよ。
宵ヶ崎:「少しだけ寂しかったけど、本当の事が知れて良かった。」紅ちゃん視点では、本当に忘れていたことを思い出しちゃったので。…
二階堂:言わんぞ!二階堂は真逆のことをするからな!(笑)ごめんよ!!
深森:私は、死んですらいない、会える人は居なかったですけど、言えなかったことを言えて、少し満足しています。それだけです。
GM:じゃあ、そこで言うかな。みやこちゃんへのロイスって持ってましたっけ?
深森:前、タイタスになっちゃいました…。
GM:あ、じゃあ良いです。
嶋岡:みやこちゃんは、Dロイスなのです。(笑)
二階堂:Dロイス・プランナー。新しいわー。(笑)これ以上ないくらいストレンジだわー!
宵ヶ崎:ストレンジすぎるわー。
GM:大丈夫です。これで彼女は、プランナーの力を使えるようになるのですよ!
二階堂:ワーオ。
GM:と言う訳で。「オモイデ様は、ただ泣いてる人を、止めてあげたかっただけなんじゃないかな。寧人君が願えば、この記憶領域の一番深く、オモイデ様の前に行くことが出来るよ。そこでなら、オモイデ様の暴走を止めることができる。ただ、気を付けて。寧人君はオモイデ様の力と融合している。それは、オモイデ様に働きかける、ってだけじゃなくて、オモイデ様に取り込まれる可能性があるってことなの。オモイデ様はものすごく協力な存在だから、飲み込まれちゃう危険性がある。私は今の状態のオモイデ様の前には、付いて行けない。会った瞬間に、取り込まれちゃう。」
嶋岡:ほうほう。
キズナ:だから、紅さん。あなたの力が必要なの。
宵ヶ崎:へ?
二階堂:対抗種!
キズナ:対抗種の力は、オモイデ様の力でさえ抑制することができる。紅さん、寧人君を守ってあげて。私にはできないから。
宵ヶ崎:分かった。任せろ。
キズナ:寧人君と、紅さんの両方の力がないと、オモイデ様を止めることは出来ない。それに、みんなの力が。ここで見たことを、思い出して…オモイデ様をどう思うか、考えてみて。オモイデ様は、人の想いに惹かれる。みんなの力があれば、暴走を止めやすくなるはずだよ。気を付けて。
宵ヶ崎:つまり、オモイデ様にロイスを取れと?そういうことじゃないか。
嶋岡:もう、ロイス枠がありません…。(笑)
宵ヶ崎:ですよねー!!フルに埋まってまーす!(笑)
二階堂:ちょっと、思った…。オモイデ様と寧人君にロイスを残しておくべきだったかと…。
GM:確かに、そうだと書いてある。
梅宮:今更感すごいわ。(笑)
GM:ガンバレ!
嶋岡:宵ヶ崎。みんな。悪いが、力を貸してくれ。みんなの力がないと、この異変は止められないらしい。
二階堂:当然!
梅宮:当然だ。
宵ヶ崎:ここで、円陣やりましょう!

というわけで、円陣組んでみるのだった。嶋岡「みんなで必ず、オモイデ様を助けよう!」こんな感じだったとおもう。

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GM:うん。やっぱり。2部制にするべきだった気がする。(この時、けっこう時間が押していたため、GMはクライマックス戦闘は日を改めて行いたかったようだ…。)
宵ヶ崎:というわけで、オモイデ様のところに!
GM:じゃあ、「気を付けてね。」と言われます。オモイデ様のところに行こうとする意志に応えるように、何もなかった空間にひとつの扉が出現して開かれていく。「それじゃ、気を付けて。」キズナはそう言って、姿を消した。扉の向こうでは、真っ白な空間と、淡い緑の輝きを放つ光の塊が君たちを待っていた。あの輝きが、オモイデ様なのだろう。
嶋岡:ゆっくりと、近づいていきますよ。
宵ヶ崎:では、嶋岡の隣に、しっかり付いて行きます。
美作:おっと、それ以上近づいてもらっては困ります。止まって下さい。
梅宮:出よった!
宵ヶ崎:出たな!
GM慇懃無礼な物言い。声のした方を振り返ると、そこには美作重陽が酷薄な笑みを浮かべて立っていた。
宵ヶ崎:この不届きものめが。その口を…えーっと、どうしよう。(笑)
二階堂:分かった、分かった。まだ、重陽さんは言いたいことがあるから!(笑)
GM:いえ、私が言いたいことはただ一つ。次回、クライマックスフェイズです!

クライマックスフェイズ

GM:うん、確かに色々失敗してるわー。1回読んだつもりだったんだけどなー。オモイデ様にロイスを持っているPCの数一人につき、達成値が-5されるって書いてあるんだけど…。
梅宮:おーい!知らんぞー!(笑)
GM:目標値はRCで30って言うけど!まあ大丈夫だね!
嶋岡:30!?いや、困ったな…。
GM:大丈夫!妖精の手がある!
嶋岡:そうか。
GM:賢者の石もある!
嶋岡:あー…そうか。石使うしかないか。
二階堂:あー、そうね…。とりあえずまあ、頑張ろう。みんなで生還しようぜ。
GM:まあ、この編成なら大丈夫な気がする。
嶋岡:ちなみに、オモイデ様を止める判定は、重陽を倒してからの話?戦闘と平行?
GM:えーと、PCを1エンゲージとし、そこから5メートルの場所。同時にオモイデ様の暴走を止める判定。
嶋岡:じゃあ、別々にやるってことだな。
GM:3ターン目のクリンナッププロセスまでに、暴走を止めなければならない。
二階堂:具体的でした!(笑)まあ、大丈夫大丈夫!
GM重陽は、強いんだか弱いんだか、良く分からないデータです。
宵ヶ崎:とりあえず、あれだ。達成値でぶん殴ります。
GM:(机の上にフィギュアを置きつつ)金髪巨乳の嫁、メアリーさんです。
梅宮:ちちがでかい!!
GM:それで嫁になったような女の子です。
宵ヶ崎:本当だ!胸がでかい!
GM:金髪巨乳!人、それを正義と言う!
嶋岡:じゃ、とりあえず何だろう。美作先生の最後のセリフを待ってるよ。
GM:オモイデ様の最深部、純白の部屋の中で、君たちは美作と対峙していた。不敵な笑みを浮かべる美作。その手には賢者の石が不気味な輝きを放ち、すさまじい重圧感が君たちを襲う。
梅宮:プレッシャー…。
GM:「よくここまで辿り着きましたね。見事と言わせてもらいましょうか。」美作が、嗜虐的な笑みを浮かべた。「私の目的は、オモイデ様に人間の記憶を食わせること。これにより、オモイデ様というレネゲイドビーイングは、より強力になる。ふふ、本来なら昏睡状態で放置していれば、君たちオーヴァードといえど、自我が崩壊し、飲み込まれる。そうなるのが、一番手間がかからなかったんですがね。」
宵ヶ崎:ふんふん。
GM:「私自身も、オモイデ様に飲み込まれますが、それが任務です。不満などありません。ここまで直接やって来るとは…」(卓がざわつき始める)
二階堂:(美作の駒を指さした手を上下させる)
梅宮:ちょ!ちょ!ちょっと待って!今の面白かった!写真撮らせて!(笑)
二階堂:こいつが、アイコン的なやつなら、今これが話してるんだなと思って。(笑)

こんな写真が撮れました。電源のRPGで、よくあるやつですな。分かる分かる。

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嶋岡:えーっと…。(笑)
美作:まあ良いでしょう!私に倒され、オモイデ様に飲み込まれるが良い。あのキズナという少女だけならば、ここまではたどり着けなかった。全ての鍵は、寧人君。君のようですね。やはり、君の賢者の石は、オモイデ様の一部だったのですね。10年前にプランによってばら撒かれた、オモイデ様の欠片。まさか、適合者が居るとは。
嶋岡:あれ、そうなの?
二階堂:一人だけだったんや!
嶋岡:というかむしろ、ファルスハーツも把握してなかったんだ。
GM:うん。
宵ヶ崎:プランナーだけが把握してたとか?
嶋岡:その可能性が高いな!それはさておき。
GM:「それもまた、プランのうちなのでしょうね!」と、自己完結する。(笑)私は知らされていなかった!がーん!
嶋岡:うーん。先生、悪いけど、俺たちの日常を守るために、先生を止めさせてもらう。こっち側に先生が居なかったのは、とても残念だけど。
美作:それは、非常に困ります。
嶋岡:どういう意味で?
GM:え。そのままの意味で。「私は、プランナーのプランを進めなければいけません。ところで、紅くん。」
宵ヶ崎:はい?
美作:君は大変優秀だ。
宵ヶ崎:優秀?
美作:ファルスハーツに来る意思はありませんか?
宵ヶ崎:…どの面下げて言いに来た?
GM:(美作の満面の笑みが描かれた挿絵を見せながら)この面ですよ!!(笑)
梅宮:ニッコー!!(笑)
宵ヶ崎:私の経歴を知っての事か!(笑)
美作:あなたの敵のことを教えましょう。
梅宮:ほう?
宵ヶ崎:つまり、誰が父親を殺したかを教えてあげるよ、的なことですか?いや、私なんですけどね!(笑)つまり、誰が襲撃したかってことですか?
GM:まあ、本当に訊かれると、データ作成してないから、困るんですけどね!(笑)
梅宮:は、はい…。
宵ヶ崎:というか、ファルスハーツになんか行きませんよ!何て答えようかなー。「ちなみに支部長、私がファルスハーツに付くと言ったら、どうします?」
GM:その発想は無かった!
深森:いやです…。(笑)
宵ヶ崎:「とのことです!(笑)私の仲間が駄目だと言ってるので、駄目ですね!」にこっと。
美作:そうですか。あくまで敵対すると。ならば仕方ありません。君は貴重な存在ですが、邪魔をするとあらば、排除させて頂きます。
宵ヶ崎:「排除されるのは、どっちかな?」と言って、銃を構えますが。
GM:支部長に向かって。「来ましたね、UGN。本当に諦めの悪い方々だ。」あ、私はあなたがプランナーだと知りませんので!(笑)「今までは事件を解決してこれましたが、今回は無理ですよ。私が動いたのですから。格の違いというものを見せてあげますよ。」
深森:えっと、なんて言おう…。
梅宮:あっそー。ふふん!
嶋岡:そう。この私こそ、次のマスターレイスと呼ばれた…
梅宮:ハァ!?勝手なことを!(笑)
GM:いやいやいや!
宵ヶ崎:負けフラグっす、そういう事を言うのは…。
GM:「メイカーとは、マスターに次ぐ位階。」そうなの?
二階堂:知らなかった。
GM:いや、俺も知らなかった。(笑)で、④⑤に対しては。「しかし、警察ごときがちょろちょろと。二人とも鬱陶しいですね。」
梅宮:はいはい、分かりましたよ。(笑)
GM:「目障りです。ここで死になさい。」もうちょっと何かないですか?寂しいです!(笑)
二階堂:じゃあ、「いきなりここに来て、まだ考えがばらばらだし、正直僕だって怖い。けれども、僕の年下の子たちが頑張ってるんだ。僕たちだって負けていられない。」
GM:素晴らしい。
梅宮:特別なセリフは、三下のためには使わないんだ。と言う訳で、お前を倒すぜ。(何かセリフを用意していたらしい)
GM:私が三下ですと!?(笑)
宵ヶ崎:嶋岡ー。今のうちに訊いておこうか。私がファルスハーツに付いたらどうする?
嶋岡:そうだな。殴って止める。殴って連れ戻すかな。
宵ヶ崎:やっぱりファルスハーツに付いたらだめだな!お前に殴られたら死にそう。(笑)
GM:とりあえず、クライマックスの状況を説明します!PC1がオモイデ様を止める行動を行った際、PC2はPC1の傍、同じエンゲージに居る必要があるそうです!
梅宮:なんぞ!?
宵ヶ崎:ああ、つまりファンアウトで動けば良いわけだね。
嶋岡:そっすね。
宵ヶ崎:オモイデ様ってどれだ。
GM:ちょうどいいクリスタルっぽい何かはありますか?あ、その目薬で良いですよ。(机の上に置いてあった、PC2のサンテ40プラスを、美作の駒の後ろに置く)
宵ヶ崎:いや、良いけど!(笑)目薬がオモイデ様です!何だコレ。
深森:美作が、この後ろに居るってことですよね?
GM:同一エンゲージで良いと思うんですけど…。やっぱエンゲージしてるのか。光背!!
二階堂:ああ、美作に後光が差してるイメージ。
宵ヶ崎:いやだな。後光が差してる美作。
梅宮:駄目だ!こいつは逆光で写真が撮れない!(笑)
嶋岡:じゃあ、衝動判定ですね。
宵ヶ崎:(ころころ)8!でも成功してるー!
嶋岡:(ころころ)回ったから大丈夫。
深森:(ころころ)成功!
二階堂:はい。成功したよ!
梅宮:3dだ。ほっ!(ころころ)失敗した!!でもマイナーアクション使わないからOK!でも先に攻撃来たら駄目だな!

続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)