Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

ハートレスメモリー「Invader Festa インベーダー・フェスタ」 その4

まさらと寧人

嶋岡:じゃあ、登場するよ。(ころころ)1!
深森:(ころころ)7。
嶋岡:どうしたんだ深森。なんか顔色が悪いけど。侵食率でも高いのか?(FS判定中にエフェクトを使ったせいで、一人だけ侵食率がけっこう高くなっている支部長)
一同:ハハハ!(笑)
二階堂:メタい!!
GMこれはひどい!(笑)
深森:思わぬところで、力を使っちゃったので…。
嶋岡:ああ、そうか。そりゃあ悪かったなあ。まかないまで出してもらったもんなー。ごめんな、気が付かなくて。
深森:勝手にやったことなので。気を付けなくちゃいけないって分かっててても、みんなでこういうことするの、本当に久しぶりというか、初めてに近いので…。張り切り過ぎた私が悪いんです。
嶋岡:そっか。俺も楽しかったよ。思いつきにみんな乗ってくれて。特に、深森には、色々穴があった俺たちをフォローしてくれて。すごく助かった。ありがとう。
深森:ありがとうございます…。えっと…何だろう。
嶋岡:何だろう。二人の間に沈黙が流れます。
宵ヶ崎:キュンキュンするロールをしても良いのよ。
二階堂:キャー!
深森:あのう…六白神無さんとは、お付き合いしているんですか?
嶋岡:「ああ。そういえば言ってなかったっけ。実はさ、霧兄、六白霧人さんとは、子供のころにちょっと面識があったんだ。でね、傷無っていう女の子が居たんだけど、彼女と俺が幼馴染で、その縁で…。」昔、とある事件で別れ別れになって。この島で再開した程度のことを、説明しまして。「まあ、それで、神無を見てると、傷無ちゃんを思い出してね。つい構いたくなるって感じかな。」
深森:そう…なんですか。
嶋岡:そういやさあ。深森はさぁ、普通の家庭で育ったんだよね?
深森:いえ。チルドレンなので…。
嶋岡:ああ、そうなの…。じゃあ、友達とかは?聞いたこと無かったんだけど。
深森:なんか、沢山いたんですけど…私が支部長になっちゃったせいか、すっかり疎遠になってしまって。
嶋岡:そうかー。それは大変だよな。お仕事だもんな。しょうがない!
深森:はい!?
嶋岡:そういうことならば、この嶋岡お兄さんとか、宵ヶ崎お姉さんとか、あとクラスの皆が!深森ちゃんと超遊んであげようじゃないか!
深森:ええ!?
二階堂:いえーい!優しい!(笑)
GMこれはひどい!(笑)
宵ヶ崎:良い意味で、PC1だった。
深森:あああ、あの…。
嶋岡:ん?それとも、嫌?
深森:えええ、嬉しいですけど、えーっと!あの!
嶋岡:正直、今までもずっと遊んでたんだけどね。まあ確かに、小鳥遊の件も、時雨さんの件もあったけど、それ以外はけっこういい思い出じゃない?どう?
深森:あります…。
嶋岡:そうか。じゃあさ、これからもこんな思い出を作っていけば、いいんじゃないのか?これから先どうなるか分からないけど。あの、出会ったんだからさ、色々一緒に楽しいことも悲しいことも…悲しいことがあるのは良くないけど。していけば良いと思う。
深森:あ、は、はい…?ああ。えー、えっと…!!
嶋岡:どうした深森!挙動が変だぞ!!
深森:あああっ!あのう!!そ、その!!!好きです!!!
梅宮:言いよったー!
宵ヶ崎:やったー。
GM:ここで来るかー…。
嶋岡:はい。じゃあ、普通に笑いながら。「うん、俺も好きだぜ。」って答えるよ。ハハハ!(笑)
梅宮:アカンやつ!!
GM:最悪ですぞー!
二階堂:今のはLIKEよ!
深森:なに口走ってるんだ!わたしぃ…。
GM:毎回じゃないか!!(笑)
梅宮:うん。昔見たぞこんなの。
GM:ここで切りに行った方がいいかな…。
深森:はいぃ…。
二階堂:侵食値上げたいんで、登場しても良いですか?
梅宮:じゃあ、私は馬のお付きの人たちに、ドレスアップさせられているので。仕事に戻ろうとしますが。(笑)
二階堂:じゃあ、私服のまま。「お二人ともー、お疲れ様ー。」
嶋岡:おお、二階堂さん。お疲れ様です。
GM:じゃあ、無駄にカットインするか。視界の端に、黒いスーツの男が過る。埠頭で会ったやつが。
嶋岡:過るのね。ですよねー。じゃあ、一応気になるな。「二人とも、ごめん。ちょっと急用ができたわ。」と言って去ろうとするが。
二階堂:あ、じゃあその後に。その背中に向かって。「寧人君。良く分からないけど、多分言わなきゃいけないから、これだけは言っておく。気を付けてね。」
嶋岡:「ああ、うん。気を付けますよ。もちろん、あの事は覚えてますよ。」俺たちが狙われてるって話ね。
宵ヶ崎:正直、ここで一人行動は大丈夫かなって思ってる。
嶋岡:大丈夫。
梅宮:私はそろそろ、浴衣から制服に着替えて戻ってこようか。「おーい、戻って来たよ。」
宵ヶ崎:こっちはどう考えても浴衣だな。
二階堂:しゃがんで、にっこり笑って。「ごめんね、デートの邪魔しちゃって。」
深森:ええええぇぇ!?で、で、でーと…。
梅宮:じゃあ、ヨーヨーをばいんばいんさせながら。「何やってんのさ?」
宵ヶ崎:まだ持ってたのか…。
二階堂:そんな感じで。「あ、龍子さーん。」
深森:えぇ…。
二階堂:「僕はここに来たばかりだからよく分からないけど、彼らには何だか色々あるんじゃないかな。でも、彼はきっと大したヤツだと思うから。今はそっとしておいてほしいなあ。これは僕のわがままだからね。」また、茶目っ気たっぷりに笑います。
深森:えっと、無駄に騒がせてはいけないってことですよね…。
二階堂:そうだなぁ。彼の意志を、今は尊重して、大切にしてほしいな。
深森:わかりました…。
二階堂:そんな感じで。
梅宮:何お前、サボってんの…?(笑)
嶋岡:いや、ばいんばいんさせてる人に言われたくないな!(笑)
GM:ばいんばいん!!(それっぽいジェスチャーつきで)
梅宮:ハハハ!(笑)
二階堂:何言ってるんですか龍子さん。僕は非番ですよ?
梅宮:代わってくれるんじゃなかったのかよー。(笑)
二階堂:ゴメンゴメン、代わる代わる。じゃ、一緒に行こうか。
梅宮:人気のない所に居ちゃ、警備の意味ないじゃんかよー。

頼み事

GM:シーンプレイヤー的にはそちらなので。何か1個だけ質問に答えます。侵食率は大丈夫なのかな。
嶋岡:大丈夫よ。(ころころ)1!
GM:じゃあ、追いつきました。
嶋岡:しまった。名前を知らない。ちょっと、そこの人!(笑)
GM:「ん?」と言って振り向くと、イカ焼きを食べています。
宵ヶ崎:誰だ。あ、写真を見てるから知ってるかも。
嶋岡:確か君は!源田さんの何かの人!(笑)
深森:留置場ダブルピース…。
牧島:よう。久しぶりだなぁ。
嶋岡:そういえば、島に来た時に会ったきりですね。
GM:で、賢者の石がここで反応しまして。暫く後、通常に戻ります。
嶋岡:あー、そういえば。お名前は何でしたっけ。牧島さん?分かりました。(笑)
宵ヶ崎:スキップした!(笑)
GM:話が早くて助かるよ。
嶋岡:牧島さんは、ファルスハーツの人なんですよね。
牧島:一応、そういう事になってるっぽいよ。
嶋岡:ちなみに、何の用事でこの島に来てるんですか?教えてもらえないかも知れないですけど。
牧島:んー。言って信じないし…おせっかい?というか、そんな何か。
嶋岡:はあ。
牧島:まあ、じき分かるよ。
嶋岡:牧島さんは、強いんですよね。
牧島:いや、全然。
宵ヶ崎:ウソつきよった…。
梅宮:経験点3000点じゃろうが…。
嶋岡:何を言えば良いんだろうか。つい追いかけてしまったが、何かプランがあるわけじゃ、なかったんだよな。
GM:顔見せくらいはしておきたかったの。次で介入していくために。
梅宮:ね。ちゃんと鍵かけてたのに、脱走してるだろコイツ。(笑)
嶋岡:あー…どうしようかな。牧島さんは、頼み事をしたら、引き受けてもらえます?
牧島:ものによるし、額によるし、規模にもよるね。ま、普通の人と一緒だけど。
嶋岡:そうですね。
牧島:君を殺せってのは、ナシな。
嶋岡:「いえ、殺されるつもりは無いんですけど。」じゃあ、こう言いますよ。「じゃあ、女の人を3人ほど守ってもらえません?ってのはどうです?」
牧島:誰の話かな?
嶋岡:そうですねー。宵ヶ崎って子と、深森って子と、それと梅宮さんのことです。俺の大切な仲間なんです。もし、俺が彼女たちを守れなくなったら、一度だけ、彼女たちのことを守ってもらえませんか?って言ったら、どの位必要です?俺、あんまり持ってないんですけど。(笑)
牧島:言ったろう。君を殺せってのはナシだ。
嶋岡:そうですか。分かりました。じゃあ…みんなは、必ず俺の手で守ります。すみません、呼び止めてしまって。
牧島:またね。
嶋岡:ありがとうございました。お祭り楽しんで下さい。
GM:じゃあ、君が居なくなった後で。「それはこっちのセリフだけどね。」
嶋岡:そんな感じですかね。というわけで、嶋岡の中で、牧島さんはカッコイイ人だという認識になりました!(笑)
GM:ハハハ!(笑)
宵ヶ崎:他の人は、ウサン臭い人だって認識なのに!(笑)
嶋岡:だって、そういう情報はないもん。とりあえず、牢屋に泊まってるなっていう話だけで。(笑)
二階堂:牧島さんにロイス取りました。同情です。(笑)
GM:じゃあ、ホテルに籠城してます!
二階堂:はい!「あー、うん、そうなんだな!」って感じです!
GM:ビール片手にイカ焼き食べながら!
梅宮:素泊まりはタダだと思ってやがる…。
二階堂:あと、寧人君にもロイス取りました!尽力です!
宵ヶ崎:こっちも、そろそろ埋めておこう。嶋岡に連帯感で。
嶋岡:オウ、ありがとう。こっちも連帯感持ってるぜ。ナカーマ!
梅宮:牧島は食傷だな。
GM:プレイヤーが食傷!もう出て来なくて良い!(笑)

クライマックスフェイズ

神無のお願い

GM:ミドルじゃねえや。クライマックスが2回あるんだ、これ。
深森:エェー!?
梅宮:どういうこと?
嶋岡:ダブルクライマーックス。
GM:はい、じゃあ始めます。日曜の夕暮れ。島内は祭りに浮かれ、明るい雰囲気だ。待ち合わせの場所で、浴衣姿の神無が待っていた。
嶋岡:おおー、ごめんごめん。店番抜けられなくて。
神無:もう、遅いー。プンプン。神無ちゃんはずっと待ってたんですよー。
嶋岡:ああー、ちゃんと言っとかないとな。
神無:へへー、ちゃんと浴衣だよ。似合ってるかな?
嶋岡:「似合ってると思うよ。可愛い可愛い。」あんまり言葉を喋らせると、テキトー感が増すので!(笑)
GM:素晴らしい!でも、可愛いって言われたので機嫌は良さそうです。「じゃあ、一緒に行こう!」と言って、あなたの手を取ります。」
嶋岡:オゥ。じゃあ、ごく自然に手をつなぐよ。
梅宮:ワーオー。
宵ヶ崎:タラシー。
嶋岡:いやー、まあ何か手を握って歩きながらこう言うよ。「何か昔、よく手を繋いでたっけなー。」それは実は、傷無となんだけどね!
神無:寧人君、屋台の食べ物は何が好きかな?甘いのかな?ソースとかかな?新世代系かな?
嶋岡:新世代!?
梅宮:って何だ?
GM:俺も知らん。
梅宮:クロワッサンたい焼きみたいなやつかな…。
GM:あと、ケバブとかかな。
宵ヶ崎:ああー。
嶋岡:安くて腹にたまる、粉もんが最強でしょう!(笑)学生だし。
GM:「うんと小さい頃、こうやってお祭りに来たことがあったよね。」行ったのは傷無だ。
嶋岡:そうだよねー!(笑)「そうだなー。」と言って、本当は傷無なんだけど黙っておこう。神無が楽しそうなので。
GM:「寧人君は、昔から優しかった。私は小さい頃から大好きだったよ。…あ、私何言っちゃってるのかな。」後攻・神無、苦戦しております。「そろそろ大人のみんなが酔っぱらってるし、うるさいし、静かなところへ行かないかな。」視界に、祭りを楽しんでいるみんなの姿が見える。
嶋岡:ありがとう。シーンを用意してもらったので、読んでおくぜ。(折りたたんでいた紙を広げる)
梅宮:原稿用意しとるー!!(笑)
嶋岡:こう言いますね。「時雨さん、あんたが言いたかったことは分かるよ。みんな笑っている。これがあんたが守りたかった奇跡なんだな。けど、俺は、深森が言ったことも分かるんだ。夢から覚めて、現実を見なければならない。時雨さんの思いも、深森の強さも、全部守れる方法は何だったのかな。」と、自分の手を見ながらふと思っています。
梅宮:いいね!
深森:PC1!
二階堂:いいぞいいぞー!
嶋岡:時雨さんと絡むシーンが少なかったので。
梅宮:ああっ!また合気チット投げている!GMも投げている!(なんか妙に、合気チットを投げるジェスチャーが流行っている)
宵ヶ崎:フレアを投げているのか。(カオスフレア)
二階堂:クライマックスで使えるぞ!(笑)
GM:じゃあ、進めますね。街中から少し離れた小高い場所。すっかり日も暮れて、見下ろす町には、明かりが見える。展望台付近じゃないかな?いつもより町が明るく見えるのは、今日が祭りだからだろう。
嶋岡:描写の途中だけど、こう言います。「そういえば、ここで神無と出会ったんだよな。」
GM:正確に言うと、この下ですけど。町灯の向こうでは、夜空を背景に、山や海が見える。「ほらほらここ、良い景色でしょう?色々見えるよ。町に、山に、海に。山では、山菜がいっぱい採れるんだよね。」
嶋岡:そうだな。
GM:で、初めて会った時の様に、オモカゲソウを1本引き抜いて。「この花かわいいでしょう?島のどこでも、一年中咲いてるんだ。きれいだよね。」
嶋岡:「一年中咲いてるのか。不思議な花だな。」と言いながら、俺も1本取るかな?
GM:「じゃあ、あげるね。」と言って、渡してきます。
嶋岡:オゥ。じゃあ、貰った奴はもらって、自分のやつは神無の髪に挿します。
宵ヶ崎:ふふふ。
GM:「ありがとう。」とりあえず、島の良い所を超話します。
嶋岡:はい。(笑)
GM:後ろで手を組んで。「ねえ寧人君、面影島っていい所でしょう?ここで静かに過ごすのも悪くないと思うんだけど、どうかな。」
嶋岡:ここは、本当に良い所だと思う。こんな所で暮らせたら、幸せだろうな。
GM:「そうだよね!嬉しいな。」嬉しいのか。「ねえ、寧人君、私、ここならずっと寧人君と居られるんだ。ここじゃないと、面影島じゃないと駄目なんだよ。」
嶋岡:いや、さすがにそれは。「ちょっと待って。どういうことだ、神無。別に、…お前、まさか。」と言って顔色が変わるかな。で、手を伸ばしたあたりでイベントが発生しますか。(笑)
GM:「だから、どこにも行かないで。」と言ったあたりで、イベント発生です。そう言った神無の背後で、明々と街の明かりが輝いております。いや、あれは炎。
深森:え!?
GM:喫茶喜楽が燃えております。
一同:えー!!!
GM:炎だ。そして、島全体を強力なワーディングが包み込む。
嶋岡:それは、神無の手を取って、抱き寄せるが。守ろうとしますよ。
GM:ってところでシーンを切ります。シーンプレイヤーはPC2になります。

狂乱の祭り

宵ヶ崎:はい。
GM:それは、平凡な祭りのはずだった。食事や娯楽で騒いでいたはずの、島の住人たちが、いつの間にか目から正気を失い、手に手に武器を構えてます。
二階堂:わー!!
宵ヶ崎:えー!?
嶋岡:ヒャッハー!(笑)
GM:そして君たちは、今の君の家を燃やし、君を殺そうと迫って来た。
宵ヶ崎:だから紅茶店が燃やされたのか。
梅宮:支部が燃やされた!
宵ヶ崎:ゴメーン!
深森:えぇぇぇ~!?
梅宮:わーい、八つ墓村だ。岡山だけに!
宵ヶ崎:とりあえず侵食率上げて。(ころころ)4。待って、小夜はどうしてます?多分、一緒に祭りを見て回ってたと思うんですけど。
GM:うーんとねー。一緒に巻き込まれたい?
宵ヶ崎:…!?
梅宮:固まった!(笑)
宵ヶ崎:だって!小夜は武器を持って襲ってきますか?
GM:おかしい状態ではないな。特には影響を受けてはいません。
嶋岡:どうかな?どっちの人が影響を受けるんだろうね。まあ、小夜は必死に声を守っているんだろうけど。
宵ヶ崎:じゃあ、小夜とはこのイベントでは別行動をさせて下さい。
嶋岡:この混乱の中ではぐれてしまった。
GM:とりあえず解説しますと。PC2が島の住人に襲撃されるシーンでございます。
宵ヶ崎:ヒィー!
梅宮:なんてこった!
GM:登場したいPCは登場してくれて構いません。
梅宮:これ、私らも気が付きますよね?(ころころ)3!
二階堂:警察組が行きますけん!
GM:脱出するって話になるんですけど、住人たちはエキストラであり、殺害するなら判定なしで脱出可能。
嶋岡:いや、それはまずい。(笑)
GM:殺害せずに脱出する場合は、運動…あるいは隠密で判定してください。
嶋岡:運動はね、3rdになって無くなったのよね。隠密は確か感覚だったけど。
GM:肉体または感覚でお願いします!何と、全員の達成値の合計が20以上になれば脱出できる!援護が必要になったら出てくれば良いんじゃない。
嶋岡:悪いが、神無を守らねばならんので…
GM:とりあえず、ここは逃げてもらわないと。「オモイデ様のたたりじゃー。」
宵ヶ崎:お願いします。じゃあ、「チッ!」と言って、咄嗟にカッターナイフで切って、銃じゃなくって、逃げるように煙幕を作って。とりあえず、感覚で判定します。(ころころ)
二階堂:頑張れー。
宵ヶ崎:19!イチタリナイ。
GM:誰か、ちょっとだけ手を貸してあげて。
梅宮:じゃあ、パトカーが間に合ったってことで。
嶋岡:横づけして、ドアをバッと開けて「乗れ!」ってやつですね!
GM:かっこいい。
梅宮:(ころころ)5が出たから、達成ってことで。
二階堂:じゃあ、宵ヶ崎さんが居ました。そこに龍子さんが来ました。
宵ヶ崎:「すみません!乗せて下さい!」と言って飛び乗ります。
梅宮:ですね。
宵ヶ崎:扉を閉めて、映画ばりのアクションで。

面影のみちびき

GM:じゃ、PC1のシーン。ひとまず安全な場所に、そう考えた君たちがたどり着いた場所は、どこ?
宵ヶ崎:支部は燃えちゃったからな…。学校はどうでしょう。
嶋岡:じゃあ、学校にしましょうか。
GM:まあ、シナリオにも学校って書いてあるんで。
二階堂:これは全員出てくるんですね。
宵ヶ崎:出ましょう。
GMキズナが見える。
嶋岡:全員に?神無は居るの?
GM:巻き込まないんでしょ?だから適当なところに逃がしたってことで。暗い教室の中、淡い緑の光が踊る。そして弱く光る、半透明の少女が姿を現した。キズナだ。
嶋岡:傷無。お前は、何かを知っているのか。
GM:時間が押してるから、箇条書きで説明するね!
一同:ハハハ!(笑)
梅宮:笑うに笑えんな!
GM:縁切の儀式が失敗したから、オモイデ様の力が暴走し、島の住人が暴れている。儀式が失敗した原因は分からないが、誰かが儀式に介入した。それはPC1や、PC2や、今まで出てきたNPCではない。いや、一番最初に出てきたから、そうとも言えんな。小春は、暴徒化した住人を操作できる。儀式をやり直すために、PC1とPC2を殺害し、生贄にしようとしている。
嶋岡:なんでやねん。
宵ヶ崎:なんだってー。
GM:この暴走を止めるためには、PC1がオモイデ様と接触する必要がある。
嶋岡:ほほー。接触するためには、どこへ行けばいいんだい。神社かな。
GM:神社に行かなきゃいけないんだけど。「寧人君、島の様子がおかしいの。前にも言ったけど、黄泉還りはオモイデ様の力で、死者が復活すること。それは黄泉還りを望む誰かの想いから発生するの。黄泉還った後、想いが薄れたり、望んだ人が死んだりすると、黄泉還った人は怪物みたいになって、暴れちゃうんだ。縁切の祭りは、そういう風に悪い縁になった思いを整理するための儀式。でも今回は…オモイデ様に寧人君が出会うことができれば、止められると思う。オモイデ様の場所は、…ああ、ごめん。もう時間みたい。」
嶋岡:いや、もうちょっと待って!頑張って。
GM:シナリオには、ここで消えるって書いてあるの。
嶋岡:そうなのか。
二階堂:ウワァー。
GM:情報収集の判定がもう1回入ります。でも、やってる時間が。俺は戦闘の方がしたいので、ぶっちゃけていい?振りたい人居る?
二階堂:じゃあ、ブチ抜きました。
GM:調べたってことで!島の中は、どこも暴れる住人でいっぱいだー!でも何とかして情報を集める必要があるだろうって話で。情報収集に入ります。島内の状況について。暴れてます。
嶋岡:お、おう!
GM:島の中には、暴徒と化した住人が暴れており、安全な場所は学校など少数しかない。潜伏するのは不可能だ。船などは破壊されており、どこかに脱出するのは不可能だ。
梅宮:なんだって!?
GM:島の住人は、面影小春に指揮されて動いているようだ。小春は縁切の儀式のために、面影神社の本殿にいる。縁切の儀式について。縁切の祭りの際に、本殿で行われる神事。詳細は外部には明かされていない。面影小春か、霧人なら知っているだろう。今年の儀式はどうやら失敗したようだ。
宵ヶ崎:失敗かあ。
GM:面影神社本殿について。神社の裏手にある、隠された本殿。オモイデ様のご神体と呼ばれるものがある。正確な場所を知らずに向かうのは危険だ。霧人なら知っているかもしれない。オモイデ様のご神体について。巨大な水晶の結晶だという。賢者の石に似ている気がする。しばらく前から、神主である小春の呼びかけに応えられなくなっている。
嶋岡:これで、霧人に会いに行くんですね。
梅宮:PC1、2が行くのはマズイと思うが…。
嶋岡:でも、行かなければ。ていうか、皆で行けば良いんではないでしょうか。
梅宮:とりあえず、パトカーなら大丈夫かな?ということで。
二階堂:パトカーなら大丈夫。
宵ヶ崎:暴徒のふりして行きましょう。
嶋岡:いや、トランクに入って行くよ。(笑)

魔女の誘い

GM:PC5のケータイが鳴ります。
梅宮:出ます。
GM:面影小春からの連絡です。「島の状況はご覧になりましたかしら。」
梅宮:見てるに決まってるじゃないですか!何が起こってるんですか、これは!?
小春:困りましたわ。縁切の祭りの日に、オモイデ様の力があふれ出すのはいつもの事ですけど、普段は祭りで騒いではしゃぎ出す程度で済むのです。ですが今年は、オモイデ様の力が暴走していますわ。やはり、皆さん、特に嶋岡さんと、宵ヶ崎さんのせいでしょうね。
梅宮:そんな…
小春:彼らをこちらに差し出して下さいませんかしら?そうすれば、あなた達の事は見逃してあげます。
梅宮:それは出来ない。としか言いようがないな。
小春:なぜですか。あなたの命は、彼らの命より大事だとは思えませんが。
梅宮:「そんなんじゃないんだ!」と言って電話を切ります。
二階堂:OK!かっこいい!
宵ヶ崎:ありがとう龍子さん!
梅宮:いやいや…これ、アカンやつじゃん。
GM:ちょっとだけマスターシーンに入りまして。「そう、愚かな方。狭い島ですもの、どこに居ても探し出せますわ。」で、シーンを切ります。霧人さんがやって来るよ。

霧人の助言

梅宮:来るのか。
GM:いや、携帯電話が鳴るって書いてある。あなたのがです。
宵ヶ崎:そうか。出ます。「もしもし、紅です。」
GM:時間が無いから箇条書きで説明するね!
宵ヶ崎:分かりました!ですよね!(笑)
霧人:オモイデ様とは多分、はるか昔から存在する知性あるレネゲイド。これを自分はレネゲイドビーイングと呼んでいる。
宵ヶ崎:このワードはこの時出たんだな。
霧人:こんな状況だけど、俺の考えたオモイデ様の正体について聞いてくれ。あれはEXレネゲイドとも違い、レネゲイドそのものが意志を持った存在だ。黄泉還りとは、死者を想う気持ちに反応して、オモイデ様が発生させる現象だ。これは、オルクス、ソラリス、ブラムストーカー、モルフェウスといった複数のシンドロームの力が複合されたものだろう。縁切の祭りの際には、島全体をオモイデ様のワーディングが包む。これは恐らく、島内に居る人間の記憶にアクセスするためだ。今回は、そのワーディングが制御されず、暴走を招いたのだろう。ただしオモイデ様は全ての人間に黄泉還りを与えるわけではない。黄泉還りを行えるのは、オモイデ様と同種の力を持つ者、つまりオーヴァードのみだ。儀式が失敗した理由は分からない。俺はとりあえず無事だ。神無と一緒に身を隠している。
宵ヶ崎:神無と一緒なんだ。
霧人:島の住人は、君と寧人君を狙っている。面影小春は、君たちを殺せば、事態は解決すると考えているみたいだけど、実際には上手く行かないだろう。
嶋岡:いや、それは…。つーか、何もしてないしなー。
宵ヶ崎:多分、それをやったとことで、もっと悪いことが起こりそうだし。
霧人:面影神社の本殿は、神社の裏の山肌から行ける。警備も居るだろうが、陽動してみる。俺に手伝えるのはその位だ。
宵ヶ崎:「いやいや!そんな危ないことは!」と、言ってみますけど、どうです?
霧人:任せろ。大丈夫だ。
嶋岡:大丈夫だ!問題ない。(笑)
GM:霧人はそう言うと、通話を切りました。
宵ヶ崎:ちょっ…。急ぐぞ!!
嶋岡:そうだな!俺たちが何とかできれば、その分陽動に回ってくれた霧兄も助かる。
宵ヶ崎:じゃあ、かくかくしかじかと説明して、神社に乗り込めー!
梅宮:乗り込めー!
二階堂:はーい、行くよー。龍子さーん、俺たちの出番ですね。と言って、タクシー…じゃない。
梅宮:パトカーで!(笑)
宵ヶ崎:パトカーって5人乗れます?
梅宮:じゃあ、とりあえず殿を務めるためにバイクで行くか。
二階堂:パトカーは二階堂が運転して、龍子さんは、トーカッター号で…
梅宮:バイクで後ろから付いて行きます。トーカッター号言うな。(笑)
GM:きゅんきゅん!面影神社の前には、暴走した村人だけではなく、数多くのジャーム、黄泉還った人々が、うごめいていた。これを潜り抜けないと、神社にはたどり着けないだろう。しばらくすると、神社から離れた場所で、何か騒ぎがあったようだ。
嶋岡:オゥ。やばい。
GM:銃声のような、爆竹のような音がする。霧人による、陽動作戦のようだ。本殿の裏に、知覚か情報:面影島の目標値10でお願いします。失敗したら、クライマックスフェイズにジャームを増やします。ここで戦闘すると面倒臭いから。
嶋岡:知覚か情報ね。じゃあ振ってみよう。1個9があった。これでぴったり10!
GM:じゃあ抜けました。寧人君の先導の元。
嶋岡:じゃあ、段ボールを被って。
二階堂:スネーク!(笑)

六白兄弟の戦い

GM:気のせいか…。じゃあシーン切り替えます。マスターシーンです。少し離れた森の中。両手に拳銃を持った霧人が、隣でうつむく神無に言葉をかける。「何も心配は要らない。彼らは操られているんだ。」神無はしょんぼりとした顔で、「寧人君…紅さんの方に行ってしまった。」
二階堂:あっ!
宵ヶ崎:やっべ!私、そんな気は無いぞ!
GM:薄く笑って、「それはお前が偽物だからだ、神無。これが済めば本物になれるさ。本物の傷無に。」「分かった、お兄ちゃん。私、頑張るよ。」「ああ、もうすぐだ。もうすぐ全て上手く行くと思う。」霧人が2丁の拳銃を構えると、森の中からジャームの群れがやって来る。ザアッと夜の風が周囲の木々を揺らす。というところで。神無は夜空を見上げ、つぶやいた。「寧人君、待っててね。ちゃんと本物になって、ずっと一緒に暮らそうね。」その目は大きく見開かれ、狂気の光を宿していた。彼女の周囲には無数のジャームの死体。血みどろの森の中、神無はただ恍惚の笑みを漏らす。愛しい人との平和な一生を思い浮かべて、その静けさに酔いながら。
梅宮:表紙のイラストだー。
宵ヶ崎:怖いよー。
二階堂:表紙のイラストでしたー。

続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)