Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「惜しからざりし命さへ」 その2

瑪瑙姫の危機

GM:最初PC1から始まります。
偵信:じゃあ、検怪異使が動いていることを知って、ちょっと動いても良いですか?
GM:ほう。
偵信:こっちから3人に、お願いをしに行って良いですか?
GM:なんか面白いアイデアあります?
偵信:知っててちょっと、嫌味を言おうかなと。
物部:(笑)
GM:面白そうだし、やりたいようにPC1から。
:はーい。
GM:では、3人は屋敷に向かってるってことで。
偵信:じゃあ、ぼくは屋敷から向かいます。途中で会うと思うので。一応、姫様のところには、眷属を置いて、守るようにさせているので。で、偶然に会うふりをします。「あ、これは物部様!」
物部:これまた、「こいつかー!」っていう目で見てますよ!
偵信:今わたくし、会いに行こうと思っておりました!
物部:「こ、これは平どの…。」ひくひくしてます。(笑)
偵信:これこれこういうわけで、姫様を守らなければならんのですが、若輩者の私には、守りきる自身がございません!それでございますので!若年の!若き天才と呼ばれる!
渡辺:もっと若い人から言われてるぞ。(笑)
偵信:若き天才と言われる物部様が、この任務に選ばれなかったのか、私には理解ができません!なので!(笑)
物部:ひどい!(笑)
GM:ひでぇ!(笑)
:これが真の嫌味!
偵信:ただ、ただ幸運な私が選ばれただけでございますので!なので、ぜひ!渡辺殿に!お力添えをしていただければと思いまして!(笑)
物部:これは、聞かなかったふりをするしかない!(笑)
:やーい、やーい。みたいな顔をしています!
物部:け、検怪異使佐として…瑪瑙姫の警護を承った…。(笑)
偵信:やはり!このような責任の大きな仕事は私だけではなく、やはり、物部様が選ばれるのが当然でございますので!
物部:こ、この野郎…!という顔をしています!
偵信:たまたま私は、藤原道長様から頼まれましてねぇ!!(笑)
物部:これは!これは…!!
渡辺道長様かー…。(笑)
物部:究極のゼロ、究極のゼロ(今回取得させたDロイス)ということで、落ち着いていきますよ!冷静でナンボ!(笑)
GM:何その、be cool!みたいなの!(笑)
物部:だってそういうキャラだもん!でなきゃこんな、氷系のエフェクトばっかり取らないですよ。
:冷静になるための究極のゼロ?
物部:かもしんない!
渡辺:まーた何かモメてやがる。みたいな目で見てます!
GM:ハハハ!(笑)
物部:助け舟出せよ!みたいな視線を送っちゃうかな!
渡辺:こいつら、いっつもモメてるな!(笑)
偵信:こういう風な、直接的な嫌味は、物部さんにしか言わない。
渡辺:嫌なやつだな!(笑)
ツンデレか!
偵信:どれだけ言っても大丈夫な、冷静な判断ができると思ってるので、怒られないだろうなーと。
GM:甘えっぽい何かか!(笑)
偵信:素を見せても大丈夫、みたいな。「あいつ、嫌味っぽいよな」ってほかの人に言っても、「え、そんなことはないよ」ってなるように!
GM:かわいそう!
渡辺:物部がすげえ不憫だ!(笑)
物部:くっ…これもお家再興のため!!とか考えながら我慢してます!(笑)
GM:面白い方向に転がるなあ。
偵信:あっ!母上も一緒に居られましたか!
:「おお、捨丸(偵信の幼名という設定)、元気にしておったか!」と、2~3日離れただけなのに言う。(笑)
偵信:息災にしております。母上のおかげをもちまして!しかしながら、この…
物部:(渡辺を見ながら)ね、おかしいでしょう。
:ハハハ!そうか、10歳くらいの姿なのか。(笑)
渡辺:突っ込むと嫌なことになりそうだから、気にしないようにしてます!
物部:とりあえず、言っちゃうよね!
偵信:母上にも紹介したい、姫君が居りまして。ちょっと助けてほしいのです。
物部:そういうお前は、瑪瑙姫様をほったらかして、何をしておる。さっさと連れて行け。(笑)
偵信:ああ!ぜひ、ぜひ、こちらに!請けて頂けますか!すぐさま、こちらに!ぜひ協力してやっていきましょう!
物部:クッソォ…!
渡辺:ボソッと「うさんくせえなー。」(笑)
:さっきの話は!とうとうお前にも、結婚相手が見つかったか!
偵信:そういうわけではございません。私のような若輩者が…
物部:こっちは既婚者だもんね!という設定にしておこう。
:え、マジ!?(笑)
物部:大丈夫だから、既婚者だから!こっちはちゃんと嫁さんをいただいてるんですぅー。みたいな顔をしておきますよ!
GM:ここまで面白い合流シーンは、久しぶりに見た気がする。
偵信:ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。あ、こちらの方は!渡辺様ではございませんか!
渡辺:思いっきり、蚊帳の外だったから。
GM:ちゃんと絡みに行ってる!
偵信:渡辺様のお力添えを!
渡辺:それは構わぬが…。
偵信:さすが人徳のある物部様。渡辺様のお力をお借りするとは、さすがでございますね!
物部:何だろうこれ。とりあえず腕を組んだまま、不服そうにしておきます!
渡辺:常に苦笑いを崩しません!(笑)
GM:まともなキャラが居場所を失っている!
渡辺:常識人が立場を失うRPG
偵信:ではではこちらに。ということで。
:面白そうだから、後でPC2に絡みに行こう。常識に囚われないRPG
GM:それもどうかと思うぞ。
偵信:何を言ってるんですか。ちゃんと会話を聞いてください。全部良いことしか言ってないですよ。ね。
GM:まあ、表面上ね!(笑)言葉の端々に、刃のようなトゲというか、何か引っかかるようなものがある気がするんだが!
渡辺:短めの画鋲がいっぱい付いてるね!
物部:戦場では背中に気を付けろよ!と思いながら。(笑)
偵信:連れていきます。
GM:和気藹々と話しておりますと、大音声で声が聞こえます。「藤氏に死を!左大臣の血族を根絶やしにするのだ!」本人は噛んでない方向でお願いします!
:んー!?
偵信:どこから?
GM:屋敷のそばで、大音声が聞こえて、それがここまで届いているようです。ちょっと場面が戻りまして。PC1が屋敷を出る前に、瑪瑙姫が話しかけています。「そういえば、聞いたことがあるかえ?影鬼なる物の怪があらわれて、人々を殺めておるとか。わらわはまだこの屋敷の中しか世界を知らぬ。このまま何も知らぬまま殺されたらと思うと、とてもその、怖いのじゃ。」
偵信:では、姫様。一緒にちょっと散歩に行きましょう。で、ここに連れてきております。
GM:待て!(笑)
物部:それは止めなさい。
渡辺:それはやめて!舞台が変わってしまう。(笑)
GM:変えてもいいんだけど、すると、あなたが連れ出したから、襲われたってことになるけど良い?ここは襲われるシーンなのよ。
偵信:それは、大丈夫。誰も知らないから。
GM:ハハハ!(笑)
:あー、こっそり連れ出したから?
偵信:大丈夫。女房たちにも催眠をかけて、連れ出しています。
GM:じゃ、分かった。姫君は戦闘の目標になるけど良いよな?
偵信:はい、良いです。大丈夫!
GM:ハハハハ!!(笑)
偵信:そこは大丈夫!若年の天才でいらっしゃる、物部様がいらっしゃるのでね!
物部:こ、この野郎!!(笑)
GM:じゃあ、瑪瑙姫が現れて。今まで居なかったような気がしなくもないが。じゃあよろしくといって頭を下げる。
:んふふふ。
GM:「よろしくたのむぞ。」と言って、バタンと倒れます。
:え!?
偵信:倒れるの!?
GM:ワーディングが張られます。結界です。さっきのセリフが聞こえまして、真っ黒な鬼が、いつの間にが道に現れています。狙いはもちろん瑪瑙姫。「検怪異使か。無粋なやつらよ。怨霊ども。やつらを始末せよ」姫君は次の機会に頂くとしよう」彼は退場して、戦闘になりますが。まあ、練習…サポートキャラに必要ない気がするなー。まあいいや。

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GM:エンゲージ同じだった。範囲攻撃で終わりそうな気がする。
物部:範囲攻撃だと!それなら、イニシアチブ一番の私が!
渡辺:武器をサッと構えた。
GMウロボロスじゃん、こいつ!トループのくせに生意気な。
:なんだとー。
GM:行動値12。
偵信:12。早い。
物部:勝った。私は14だ。
GM:はえー!12だから一番だと思ったのに!そんなことはなかったぜ!
:本当に頼りになる!PC3!
物部:バーカバーカ!(小者感がすごい。)それでは行きますよー。〈コンセントレイト:サラマンダー〉、〈氷の塔〉、〈氷の戒め〉。
GM:イベイジョンなので、回避は10です。HPは比較的多め。
物部:えーっと。究極のゼロで判定のダイスが+3なので、ダイス11個。この程度の敵ならこれだけでOK。クリティカル値は7でーす!(ころころ)39。
GM:当たり当たり。ダメージください。よっしゃー!装甲値は0だぜ!(笑)
物部:34点。ふたつともに!
GM:はい。落ちましたよ。HPは32でした。
渡辺これはひどい!(笑)
GM:練習にもならんっ!(笑)
物部:で、氷の柱が突き出てきて、2ついっぺんに氷漬けになってバキーンと。
GM:まあ良いんじゃね?さっきさんざんdisられた分、
渡辺:八つ当たりだ。
GM:自分の実力を見せつけた的なロールをすれば。
物部:そうですねぇ。じゃあ、「どーでぇー?」って感じの顔をしておきましょうか。ドヤァ。
偵信:さすが物部様!
物部:クソッ!!お前は黙っとれ!(笑)
GM:早いよ!(笑)
物部:こいつが何か言う度に、こっちの自尊心が削られていく気がするのだ!!(笑)
:disって良いですか?
物部:また?(笑)
:息子ほどではないが、なかなかやるな!
物部:黙れ小童!って感じなんですけど!(笑)全然褒められて嬉しくないよこんなん!
渡辺:相当な鍛錬を積まれているのだ。と素直に関心しておきます!
物部:はい。(笑)
GM:じゃあ、怨霊が「オロロロ~。」と言って、消えていきます。
偵信:でも、今のはすごく驚いた。(笑)じゃあ、こう付け加えておきます。「さすが物部様。弱い奴には強い。」
渡辺これはひどい。(笑)
物部:ひどい!(笑)
GM:本当にひどい!(笑)
物部:はい!これで私だけ、侵食率が上がりましたよー。ハードワイヤードでRコンバータというのを持ってるので、基本侵食値が気持ち高いんですよー。道満からもらった、怪しいマジックアイテムってことにしておいて下さい。
:今おいくつですか?こっちは42。
物部:今53とか。
渡辺:47だな。
偵信:47。
物部:まだそんなでもないか。

情報収集

GM:ってなところで、次は情報収集のシーンになります!情報収集する人が、シーンに出てきて、ダイス振ってもらえば良いかなって感じで。
物部:はーい。
GM:シーンプレイヤーは、今侵食率が一番低いのは?
:私かも。42なので。
GM:そっちに回すけど、調べられる?
:ですね!一応、社会は2で、コネが2つあるので。
GM:外に調べたいことがあったら、このシーンに出るもよし。いったんシーン変えて、自分のシーンで探してもよし。今調べられるのはこの2つですね。
:「瑪瑙姫について」と「藤原景石について」。
GM:調べたら情報共有して下さいね。N◎VAっぽく。
:情報項目は何になりますか?
GM:噂話と裏社会。
:噂話で振ります。(ころころ)14。抜きました。
GM:女房か誰かから話を聞いたってことで。「官位と職分を利用して、私腹を肥やしておりました。で、景石は病と称して出仕せず、屋敷に引きこもっております。これに追い打ちをかけるように出仕を禁止され、京から追われたという噂も流れています。影鬼が噂になった頃、だれを標的にするか見えると言い出した。事実、その先見は当たっている。次は瑪瑙姫が狙われると言っているらしい。景石の屋敷に、梅紋の黒装束の男が出入りしているのを見たものが居る。」景石の左遷について調べられるようになります。
:私は1回調べてしまったので、あとは誰に回すべきか。
GM:誰かと話をしながら。ここで、お茶を淹れた偵信がやって来るというのは?
偵信:景石の話を聞いてて、母上に話をして。「このような話があるんですね。私は最初、守りと称して、曲者が入ってくるやもと思っておりましたが。あの単純な物部殿と(笑)私の信頼する渡辺殿、二人をよこしてきたということは、多分違うでしょう。」
物部:私、居ない場面なんですよね?(笑)
渡辺:居ないからこういう風に言ってるんですよ。(笑)
偵信:からかえば、からかうほど面白うございますが!根はしっかりした方なので!(笑)
物部:ホメてんだかけなしてんだか…!(笑)
偵信:信頼ができる方です。となれば、この藤原景石、怪しゅうございます。どのような能力を使ってくるやら分かりません。その黒装束の男を、私が調べてみましょう。
:で、式神とかを使って調べるんですね。社会5でコネが全部あるので、+2個ですね。7つで振れますね!
偵信:はい。(ころころ)
GM:情報収集で失敗したらアレなので、バラしても問題ないものは言っちゃおうかと思ってたんだけど、もういいや。こいつは別にラスボスじゃないし、どうなんだろう?
偵信:11です。
GM:景石さんのおうちに現れた男、男と言うか、怨霊は、菅原道真公であると。(笑)
物部:ワーオ!出た!それで梅紋なんだな。
GM:菅公は、景石をそそのかし、恨みや妬み、絶望と憎悪でその心を満たして鬼へとおとしている最中でございます。ぶっちゃけ今、ジャームになっているそうです。
渡辺:ジャームか…。
GM:ただし菅公はそれをやっただけで、後は景石が起こす悪事を笑って見てる状況でございます。藤原家に関係する者は、そうやってまた同士討ち?そんな感じになれば良いんじゃないかなって感じで。ヤツが暴れるもよし。討たれなくてもそれでよし。
:へー、あくどい。
GM:それほど面白い情報でもないから、言っちゃうね。
渡辺:瑪瑙姫のことなんか、調べなくても知ってそうですよね。
偵信:ちょっと気になるのは、お兄さんじゃなくて、瑪瑙姫が狙われたのはなんでかなーって気がします。
GM:どうします?シーン切り替えます?
渡辺:もうちょっと侵食率上げておきたいので、調べに行くかー。
物部:じゃあ、私は社会が低いので。屋敷のどこかで、コネ作りに精を出してるってことで、不在にしておいてください。
渡辺:じゃあ、情報収集してウロウロしておきましょう。どっちに行こうかなー。
偵信:情報共有はどうするんですか?
渡辺:共有するシーンを用意してもいいですけど、面倒臭いので、共有したっていう体にしておけばいいのでは。
GM:ロールプレイのチャンスではあるので、後で話しても良いかなと思います。
渡辺:調べるのは社会だけど、クソ低いなー。
:2つは振れますよ。
GM:大丈夫。失敗したらその時その時!
渡辺:面白そうだから瑪瑙姫について調べるか。(ころころ)抜けた。
GM:じゃあ、瑪瑙姫と仲良くなって、お話しをしているという感じで。「お主のような者が偵信に付いてくれて、鬼に金棒じゃのう。」
渡辺:まさしく鬼に違いない!と苦笑いしておきます!
GM:実はこのお姫様、藤原景石との結婚が決まっておりました。が、実際には事が起きだす前に景石が失脚し、結婚話が白紙に戻った。これは親同士で進んでいた話なので、姫自身はその話を知らない。瑪瑙姫は見目麗しく、性格もよいため、左大臣は入内を画策しております。そのため、左大臣は、姫と景石の結婚話には反対しておりました。そんな落ち目の男にはやれないと。瑪瑙姫自身は、知らない男と引き合わせることに実感をもっておらず、ゆえに結婚や恋愛に対して、夢を見ている部分があるらしい。恋に恋するみたいな。
渡辺:瑪瑙姫はその辺のことをよく知らんのやね。
偵信:左遷のことは、もう知らなくても良いとおもうんですが。
:いやいやいや!
GM:まあ、お察しの通りとしか言いようがないんだけど。
物部:え?
GM:じゃあ、情報収集が成功してないけど言うよ。景石の左遷は左大臣差配です。詳しく調べると、都合よく証拠と証言が集まっていることがわかります。手続きなどに不審な点がいくつかあります。左大臣が、景石を京から追い払うために仕組んだようだ。婚約を破棄させようとしたんですけど、景石が承服しなかったため、13歳の少女に執心したために、彼を罠にはめて失脚させたのである。
物部:それが不満だから、ということですね。
渡辺:かもしれないね。
GM:ということでございます。
:つまり、だれを殴ればいいんだ?
偵信:…景石ですね。
物部:そですね。
GM:というわけでシーン切りますー。シーンプレイヤーPC1に回してみましょうか。PC5のシーンなんですけど、居ないので。そこが一番面白そうなので。

誰も道真とか道長を殴るとか言い出せないあたりが、小市民なのであった。続く。
次回、偵信が黒幕と接近遭遇!

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)