Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

※BL注意「World End Juvenile」 その5

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コンベンションの閉会式から数刻の後。市内の某カラオケボックスに、延長戦のため集合したPCとGMであった。さあエンディング行くぜ。

PC2・荒也と嚆矢のエンディング

水無川:お願いしまーす!
GM:いやそんな期待されるような何かがあるんですか…?
隠瀬院:いや、うちらがエンディングしていくだけですから。
GM:まあ、それは分かるんだけど。どこから取り仕切ったもんかなー。と思いつつ。
荒也:戦闘直後。
GM:戦闘直後から行きます?
雅也:兄貴を泣かすなー!ワンパン。
一同:(笑)

ああそうだった。嚆矢を倒したのは雅也君だった。ラスト、隠瀬院の番!だったんだけど、「アニマルアタックの猫パンチがトドメじゃカッコ悪すぎるから、手番を遅らせます」ってことになったんだった。

雅也:このわからずやがー!ワンパン。
水無川:ていうか、場合によっては、戻れるんですか?嚆矢君。
GM:あ、いやジャームではないので。
荒也:セーフ!セーフ!!
GM:その後の話、やってみます?倒れ伏す嚆矢。見下ろす君。踏む?
荒也:踏みません!だから、そのまま抱きしめますさ!カードがそれだったんで。

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荒也:これで3枚成立!フラグが立ちやした!今まで遠かったなぁ。と。色んな意味で…。
雅也:遠かったなぁ…。
荒也:嚆矢がジャームになっていた場合、死んだこいつをだきしめるっていうパターンもあったんですけど。まず生きててよかった!
雅也:支部長!支部長!俺やったよ~!(笑)
水無川:ヨシヨシ(笑)
GM:じゃあ、「強いな。お前の弟は。」
荒也:そうだろう?俺の自慢の弟だ。
嚆矢:憎く、ないのか?人間たちを。
荒也:「ああ、憎いよ!俺の日常を奪った…」チルドレンだったので、まあ。その辺は賛同してるんですよ。豚が、とかいう話。「俺の日常を奪った人間が今でも憎いよ。でも同時に愛しいよ。俺の弟が。普通に暮らしている人々が。自由を求める、お前が。嚆矢、帰ろう。お前にも、守りたい日常があるんだろう!?お前はまだ戻れるだろう?」
隠瀬院:はたしてそうかな。まともなロイスが残っているのか?
荒也:そこで!「俺が居るだろ!」多分、まだ荒也とのロイスは残していてほしい!明日香ちゃんも居るし!
雅也:ワンパンしたから友情でも…!(笑)
荒也:そう、そう。弟も居るし(笑)トドメがいるなら、明日香ちゃんも持ち出して説得する所存ですが。
GM:じゃあ、長い沈黙の後に、「それもいいかも知れないな。俺はお前たちには甘いからな。」
荒也:「ああ、お前はいつだって甘いやつだよ!今までもそうだったし、これからもそうだ。」未来のこともあるんだと示唆しながら。
GM:じゃあ、強く抱きしめます。
荒也:抱きしめ返しましょう!
嚆矢:少し、考えさせてくれ。このままおめおめと、UGNに戻れるわけではないだろうしな。
隠瀬院:ていうか、UGNの処理班が来るんじゃ。(シナリオ予習して来てる)
GM:まあ、色々後片付けやら何やら、何でしょうね。来ますね。
荒也:逃げた方が良いかな?ディメンションゲートで。
隠瀬院:でもそれをやったら、ただの共犯者…
GM:霧谷さんだったら、問わないと思うけど…UGNに戻って来てくれるんですか、っていう話はあるんでしょうけど。
荒也:その方面で説得する感じでしょうかね?
GM:分かんないよ。でも、犯した罪的にどうするよ?って話もある。罪と罰を持ち出すのもあるんですけど。
隠瀬院:何せ人が死んでますからねぇ。
水無川:だけど、コードウェル博士のせいにも、できなくはない。
荒也:荒也としては死んでほしくないので。その辺はうやむやにして終わっても良いですか?そこは、考え出すと止まらないので…
GM:じゃ、そこで終了。
荒也:最後に一言。「何があっても、俺がお前を守ってやるからな!弟も、明日香も、お前だって!」
GM:じゃあ立ち上がって、軽く頭をコツンと当てて、「生意気なんだよ。荒也のくせに。」
荒也:嚆矢のくせに!
雅也:荒也のくせに!(笑)
GM:ということで、一旦終了~。
雅也:ワァ~!(拍手)
荒也:一番の問題カップルが何とかなった~!良かった~!

シナリオ的エンディング

水無川:とりあえず、霧谷さんへ今回の件を報告したいんですが。
GM:いいですよ。えーっと。「彼は一体、どうなりましたか?」
水無川:荒也君の説得で、出来るなら復帰したいという意思も見られました。…
隠瀬院:ほらほら。頑張れー。
雅也:頑張って、支部長!
荒也:がんばれー。とりあえず、脅す方向で頑張れって言おう。
水無川:(笑)あので…霧谷さ…UGNの…多分、与儀さんも、嚆矢君も迷った末にこういう方法を取らざるを得なかったと思うんです。で、…与儀さんのことを色々調べていくうちに、子供たちを、チルドレンとして育てていく過程で、調整だとか、そういう教育とは思えない言葉が散見されました。
霧谷:それが、昔のUGNのやり方だったのです。私の責任でもあります。
隠瀬院:人道に悖るようなことは、見過ごせませんね。
霧谷:それが必要だった、という事もあります。変わって行かなければいけませんね。私たちも。
水無川:どうか、教育する側も、される側も、…そんな嫌な意味での葛藤を抱かないような、システムをどうか考えてください。と言う風に。私もかつて、身内に、親に教育されていた頃は自分に自信のない閉じこもってばかりの子供でしたが…ある先生に出会って、UGNの…昔は技術屋でしたが、居場所を与えてもらって、昔よりはましになったと思っているんです。今は…年下の、子たちに、支えられながら、…
隠瀬院:ホント支えられてる。
水無川:(笑)本当に、何とか支部長をやっていけてるんです!
荒也:ですな。
水無川:(笑)だけど、嚆矢君が言うように、ある程度の自由な意思があったからこそ、こういうヘタレな大人を支えられるような、子たちになったと思うんです。
霧谷:あなたは、よい出会いをしたのですね。
水無川:だから、UGNと、チルドレンになる子たちの良い出会いになるような、組織になってほしいと思っています。どうか、嚆矢君も、出来る限り、すぐにUGNという居場所に戻れるように、お願いいたします!
隠瀬院:うまい!
雅也:やった!支部長~!
水無川:うぇぇ~!(笑)
荒也:支部長ー!(一同拍手)
水無川:肩に、肩に…!
隠瀬院:肩に力入ってたね!(笑)これはテレビ会議なんでしょう。そういう事で!
霧谷:立派になりましたね。そうですね、ではこれからも、協力をお願いいたします、水無川支部長。
水無川:ありがとうございます!
GM:ってな所で切って…一旦マスターの方にもらって。後ろで藤崎とお話しする。
隠瀬院:出た、出たぞ(笑)
GM:「言ったろう?彼は立派な支部長になるって。」サングラスの藤崎君の方が、「私はそうは思わない。が、少し評価を改める必要があるかもしれないな。」「ではもう少し待ってくれ。すぐ料理が出来る。」みたいな話を。「では先にやらしてもらってる。」「おいおい、ちょっと待ってくれよ…」ビールか何かを二人で飲んでる!(笑)
隠瀬院:家か!
GM:二人とも忙しいんで!(笑)

予告していた藤崎×霧谷もしっかりこなしつつ、次はPC1のエンディングへ…(笑)

PC1のエンディング

GM:じゃあ病室にしましょうか。
雅也:ダイナミックおはようございます。明日香ちゃーん!俺やったよ~!
GM:これが出落ちっていうんだ!(笑)
隠瀬院:何事も無かったかのように!あんな大変なことをやっておきながら!素晴らしい!(笑)
荒也:嚆矢君の顛末のことも教えておいてあげてー。
雅也:了解りょうーい。
明日香:嚆矢を、助けてくれたの。
雅也:あ、嚆矢も、嚆矢に味方してたやつらも、みんな無事!まぁー、この後は、荒兄や支部長がなんとかしてくれるって!(笑)
荒也:ガンバルよ…。
水無川:頭下げ行脚か…。
GM:「そう。良かった。」と言って、あらぬ方向を見ます。
雅也:「どうしたの?」と言って、あらぬ方向に視線を向けます。
GM:特に何もないです。あなたが視線を向けると、ちょっとまた視線を外すように。
雅也:何か他に、気になることでもある?目線を合わせます。
GM:「別にないけど…」赤くなります。
雅也:え、マジ!?熱でもあるの!?先生呼んでこようか!?
GM:じゃあ、キュッと袖の辺りを持って、「ここに、居て?だめ?」
雅也:ああ~。良いよ良いよ!いろんなことがあったもんねー!と言って、背中を撫でます。「じゃあ、明日香ちゃんが気のすむまで、今日はここに居るよ!これからは、俺と一緒に、明日香ちゃんの好きなこと探そうな!」と言います。「本当の自由っていうのはさ、自分で考えて、自分の道を探すことなんだぜ!」
荒也:良いこと言うなぁ。
明日香:コーラを飲むことじゃないの?
雅也:(笑)明日香ちゃんが好きだったら飲めばいいけど、俺、何かたくさんジュース買ってくるからさぁ、飲み比べして好きなモノ選びなよ!それから始めよう!そんな簡単なことで良いんだよ。
GM:じゃあ、うん。と頷いて。「コーラは、甘すぎて、しゅわしゅわするから苦手なの。」
雅也:ハハハ!
隠瀬院:不器用な子やなぁ…!
雅也:じゃあ、適当に俺が美味しそうなもの見繕ってくるからさ、バンバン。
荒也:バンバン。明日香ちゃん吹っ飛びそう…。
雅也:いや、ちゃんと加減はして。「そうだ、それが決まったら、荒兄や嚆矢にも会いに行こうぜ!これからは、皆一緒だ!」
明日香:嚆矢、私の事許してくれるかな…
雅也:ああ、謝ってみてさ、駄目だったら俺も一緒に謝ってやるよ!だ~いじょぶだいじょぶ!
GM:で、嚆矢の方が謝りに来るパターンですね。(笑)
荒也:そうだな…荒也が多分連れてきますから…
雅也:不安だったらさ、慣れるまで俺が付いてるから。大丈夫!
荒也:PC1だ。PC1だ。さすがPC1!
GM:じゃあ、頷いて…胸にすがりつく感じで。ぎゅっと、胸元に収まる感じで。一言だけ。「…好き。」
雅也:おおおおおお!
隠瀬院:来たァァァ!
雅也:え、じゃあ…その時点じゃあ、どの「好き」かは分からないと思うんで…
隠瀬院:こっちが鈍感だったァァァ!
GM:明らかに分かってて!そのうえで、情緒が育つまで待たないといけないんじゃないですか!?
雅也:最初だしなぁ!?出会って2日めで!これはいくら雅也でも考えるんじゃないかと。(笑)
GM:おいおいおい!OKだったら食っちゃうつもりか!(笑)
雅也:「俺も大好き!」と言って、ガバッとやって!バンバンやります。で、この後無茶苦茶構いまくった。

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隠瀬院:出たァァァ!(笑)素晴らしい!!成立しました!3つ目です!
荒也:この後無茶苦茶だ(笑)
雅也:この後、明日香ちゃんも頑張って行くんでしょう!(笑)
GM:まあ、多分、メイビー。途中できっと、自分の性別に気が付くんですね。(笑)
雅也:雅也もちゃんと、男の子だとは知ってるんで。まさかそんなことはないだろうと。でも、セッションを重ねるうちに、「ああ俺ホモでもいいわ」とか思うかもしれない!(笑)
GM:うめぇ!!
雅也:と言う訳で、次回立てて下さいね!

PC3とPC4のエンディング

二人は確かに沢山のカードを消化した。だが、決め手がない。どっちから告白するにしても、まだまだフラグが足りん!というわけで、こんなラストになった。

隠瀬院:とりあえず、みんな支部から帰ったあと。支部で。
水無川:えーっと…今回は、ご協力ありがとうございました!
隠瀬院:いえいえー。(笑)
荒也:頭下げとる…。
隠瀬院:この仕事が終わったから、ここからは出て行かないといけないのかな。
水無川:エッ!?うちの支部…僕と、荒也君と、雅也君しか居ない…!?
荒也:雅也が常駐であるかも謎だぞ。嚆矢を呼びましょうよ。ここへ。保護観察とかの名目で。
雅也:呼ばれて飛び出て何とやら。(笑)
水無川:嚆矢君が来たとしたら、明日香ちゃん…
隠瀬院:居るじゃない。いっぱい。(笑)
荒也:でもチルドレンしか居ない!
水無川:僕に、チルドレンばかり面倒見る自信が無いんですぅー!!
荒也:泣きつく!
隠瀬院:うーん。た、確かにチルドレンと組んで色々仕事したことはあったけど。暫く、ここに居られるよう聞いてみるよ…。
水無川:ありがとうございますぅぅぅ!すみませぇぇん!
GM:これ、あれですかね。ノンケが毒牙にかかる瞬間ってやつですかね。(笑)
隠瀬院:あのー…毒牙をむき出しにしたようなキャラじゃない設定なんですよー…。
GM:え、支部長がインセインを食う流れにしか見えな…
雅也:あっ…!?
水無川:あのぉー…先生。久しぶりに、会って…色々思い出して…先生の存在がぁー…ホントに、大きくて…
荒也:目ぇ逸らしたぞこいつ!(笑)
水無川:先生と出会えなかったら、こんな管理職にすらもなってなかっただろうし…
隠瀬院:うん、見ててすごく頼りない!(笑)
GM:ここに来て、どもり属性がすごく良い感じになってる。(笑)
荒也:(前のセッションでインセインと組んでいたUGNチルドレンの)紅ちゃんが謎の気配を察してるんですが。まずい。いま、あの私につきまとっていた変態が、まずい気がする!
隠瀬院:(笑)
GM:助けてあげたら、そっちの方もまずい気がする!
水無川:えーっとぉ、えーっと…
荒也:助けるのもまずい!
GM:むしろ幸せになるのを、邪魔しているような気がする!(笑)
荒也:放っておこう!
水無川:それで、ちょっと気が付いた…
隠瀬院:わ、分かった!ドアの外で誰か聞いてるなこれ!
水無川:気づい、ちゃったんですけど…僕、先生のこと、好き、…みたいです。(笑)

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GM:言っちまったよおい…
隠瀬院:出た!出たぁー!
荒也:でた。もうここでシーン切っちゃっても良いんでは…。
隠瀬院:うん、そんな気がします!
荒也:暗転!
隠瀬院:じゃ、ここでまたメガネがパリーン。しました。インセインは卒倒した。(笑)
GM:割れたところで、暗転!メガネがこの辺にのっかってて。ダブルクロス3rd…むしろBLクロス1st Edition。「World End Juvenile」これにて終了いたします…。
一同:お疲れさまでしたー!
荒也:ENDしたのはそれ以外の問題だった気がする…。
GM:人間性とか人間性とか人間性とか。
荒也:人間性ですな…。

★感想★

途中のグダグダはさておき、素晴らしかった。とりあえず、みんなのロールプレイが素晴らしかった。次回のセッションは2016年1月17日のOGAで開催されることが決まった。そして、明日香ちゃんを女装させていた変態紳士は、GMの自キャラであることが判明。次は、名前つきのNPCとして登場することも、今日決まった。あと、牧島と誰かがアレでギャーすることも決まった。最後に、GMからPLへの伝言。「オマエラ最高だー!」

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

ちなみに、使われずに捨て札になったシチュエーションカードには、以下のようなものがありました。参考までに。

  • 遊園地に行く
  • 告白する
  • キスする
  • 振る
  • ショートケーキにグラニュー糖とはちみつをぶっかけたようなラブコメ
  • 子供ができる

総セッション時間:3:50:84 +α 書き起こしに要した日数:12日(なんだこの速さ)

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)