Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

「Slaughter School」 その1

PCはFHのエージェント候補生で、養成機関「殺人学園」の生徒となる。卒業試験として、チーム同士による戦闘を行う。(PC対NPCのチーム)。クライマックスの試験で相手チームを全員戦闘不能にした方の勝利となり、卒業。負けた場合、エージェントにはなれない。

このような説明と、キャラクター作成のレギュレーションが書かれたプリントが配られ、まずは共通ハンドアウトの中から作成したいキャラクターを選びます。

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そして、選んだハンドアウトに基づき、リバースハンドアウトが配られます。これに書かれた目標を確認してから、キャラクター作成を行いました。選んだ共通ハンドアウトは以下の通り。

◆:梅宮 ■:零 ▲:雲母 ★:時雨

それでは、セッションの始まり始まり~。録音はキャラクター紹介から始まります。

GM:では、せっかく一番に書いていただいたので、汞さんからお願いします。
雲母:キャラクター名は汞 雲母(みずかね きらら)といいます。コードネームは「重力レンズアインシュタインリング)」。
GM:カッコイイなあ(笑)
雲母:年齢14歳。性別・女。シンドロームはエンジェルハイロウ、バロールのクロスブリードですね。基本RCで攻撃するタイプです。ライフパスは出自「安定した関係」。経験は「夢」。欲望は「理想の実現」。覚醒は「探究」で衝動は「妄想」。(笑)
GM:どんな妄想を持ってるんですか?
雲母:うーんとね、立派なプリンセスになるって妄想(笑)
梅宮:プリンセス…(笑)ってことは、何か粗相をしたら、「そんなんじゃ立派なプリンセスになれないよ!」とか突っ込んでおけば、それっぽいってことですね!
雲母:そんな感じで!頭の中のイメージでは、GO!プリンセスプリキュアの春野 はるかと、アイドルマスターシンデレラガールズの神崎 蘭子を足して2で割らない。
梅宮:わかんない…です
雲母:中2病を患っており、ドレスを着たプリンセス候補生です(笑)
梅宮:勝負服を友達が縫ってくれる、そんな展開ですか…?
雲母:そんな展開かもしれない。社会1ですけど、調達は3あるので。そこそこカネは持ってるので。そこら辺で何とかしてるかもしれません。
GM:はーい。
雲母:基本、攻撃方法は光の弓と黒の鉄槌を使ったレーザー攻撃。そんな感じですね。
GM:はーい。ありがとうございます。次、時雨さん大丈夫?
時雨:えーと、名前が時雨 平(しぐれ たいら)。コードネームはまだ無し。年齢18歳男。一応クラス委員なんですけど、基本的に目立たないというか。裏方に回ってます。
雲母:こう、ビン底メガネかけてるみたいな。
時雨:いや~…どちらかというと、裏から。(それって結局何なのよ?)えーと、出自は。父親がとある政治家の不正を暴こうとしたら、詐欺師で捕まってしまいました。犯罪者の子です。そして、預けられた孤児院は火事で焼失して。
一同:(笑)
時雨:旧友を失っています!そしてその時に私も、気づいたら、オーヴァードになっていました。覚醒は「死」です。
GM:まあ、よくあることですな。
雲母:焼かれて。志々雄 真実ですな。
時雨:(笑)で、経験が「喪失」で、欲望は「喪失」です。失ったものを取り戻したいと。経験と欲望は両方「喪失」です。衝動は「飢餓」です。
GM:喪失したものに飢えてるのかな?
時雨:基本的には、腹減った。になってますけど。とにかく埋めたい。心の穴を。ちなみに、父親は本当に詐欺師です。
GM:あ、そうなんだ。
時雨:後から知りました!
雲母:それは、政治家を強請ろうとして、返り討ちにあっただけじゃねえか(笑)
時雨:じつはその通り!(笑)
GM:ちなみに、雲母の欲望はなに?
雲母:「理想の実現」。プリンセスになるだから。
GM:了解了解。
:なんじゃそら(笑)
時雨:ちなみに、本当の情報も書いておきますと、本名は五月雨 乱(さみだれ らん)、五月雨のように乱を起こすという。コードネームは「うそつき」ということで。年齢もさばよんでます。身長もさばよんでます。性別も違います。
雲母:性別も(笑)
GM:一応聞いておきます。それはクラスのみんなには知られていない情報ですか?
時雨:そうです。あ、で、本当は情報部に所属してます。オルクス、ノイマン、クロスブリード。
GM:はーい。梅宮さんはキャラクター紹介できる感じですか。
梅宮:設定が…できてねえ!設定が話せる人、先どうぞ!
:はい。キャラクター名、零(れい)。オルクス、ウロボロスのクロスブリードで、FHチルドレン。
GM:チルドレンなんだ。了解。
:自分が何者なのか、わかりません。で、ここで「零」と名前を付けられて。
GM:記憶喪失なの?
:記憶喪失というフリをしてます。
GM:記憶喪失のフリ。わかりました。
:…どこまでぶっちゃけて良いのかわからん(笑)裏ハンドアウトのことがありますので。
GM:ああ、まあまあ。サブ目標との兼ね合いですね。わかりました。ちなみに、年齢と性別は。
:15、男。小柄で細身のほうですね。151㎝、43kg。
梅宮:43?男で。すごい。
:…俺ね、20代前半の頃は、50kg超えてなかったんだよぉ!(笑)
雲母:すごい痩せてたんだなぁ。

※男子たちのぶっちゃけ体重トークは割愛させて頂きました。

GM:脂肪率の話はさておき(笑)零はどんなキャラクターですか?
:え?そうですねぇ。特に可もなく不可もなく。(笑)
GM:ああ、わかりました。じゃあ、梅宮さん、決まっていることを。
梅宮:はい。梅宮 龍子(うめみや たつこ)完全にネタな名前ですけど…
GM:全くネタが分からないので大丈夫ですよ。
:いえいえいえいえ!「こ」を「お」に変えてみ(笑)
GM:ああ、はいはい(笑)
梅宮:シンドロームはバロール、ピュアブリード。
:ヤベー、名前のインパクトのせいで、あの人が女装しとる恰好しか思い浮かばん(笑)
梅宮:娘の方にしてくらはい!!えー、出自は、「結社の一員」ていうのがそれっぽいとして選びました。
GM:設定を汲んでくださってありがとうございます(笑)
梅宮:経験は「仲間の死」。たぶん、やりすぎて一人死んだ。
雲母:おい起きろ起きろ!バコンバコン!!(笑)
梅宮:欲望は、「保持」ってなってるんで。これはちょっと、偶然なんですけど、ハンドアウトの裏に関わるかんじです。
GM:ああ、了解了解。
梅宮:覚醒は「忘却」。だんだんと忘れていかざるを得ず。忘れました。家族とかもよく覚えてません。衝動は「飢餓」。
雲母:みんな腹ペコキャラ…。
:「シロウご飯はまだですか」
雲母:あの王様か!(笑)
GM:梅宮さんは何歳なんですか?
梅宮:17という設定です。裏も表もないです。エージェントになってコードネームを貰うんなら、ニューホライゾンズ的な名前がいいな~と思ってます。(バロール→黒星、魔王→冥王星ニューホライゾンズ的な連想)
GM:性格的にはどんな感じなんですか?
梅宮ハンドアウトにもあるように、意識が高い系なんで。「この子、本当にやる気あるの?」みたいに乃花のことを見てる。やる気のなさそうな人に対しては厳しいです。
時雨:あまり意識が高いとこう…クラスの輪を乱しそうな気がする(笑)
一同:(笑)

この後PC間のロイスを決めていくのですが、本筋にはあまり関係ないので省略。

梅宮:あ、言うの忘れてた。私はDロイスで「特異点」というのを持っているので、ここぞという時にものすごい強運を発揮することができます。
GM:じゃあ、その代りトラブルが舞い込んできます。
梅宮:ヤダー!!(笑)
:Dロイスも言っておかなきゃならんのか。「変異種」。
GM:どっちの変異種?
:オルクス!セットアップで判定ダイスです。
雲母:「亜純血」。バロールの黒星の門を取ってます。これで、同一エンゲージ不可のやつでも、攻撃できるようになるんで。
GM:何か他に決めることあったかな~…まあ時間がそろそろヤバイので始めていきたいと思います。オープニング!グランドオープニングには全員登場します。ということで侵食率を上げてください。ではシーンを始めていきます。

レネゲイドウイルス。キミたちが世界の真実を知ったとき、手を差し伸べたのは悪魔(FH)だった。
それぞれの欲望を叶えるため、キミはその手を血で汚す。殺しの技を身に着けるため、送り込まれたのは歪な学び舎。狂った教育課程(カリキュラム)の最後に待ち受けていたのは、クラスメイトどうして殺しあう非情な卒業試験。
ダブルクロス3rd 「Slaughter School」 捧げよ魂、今宵は殺戮の宴なり。

GM:ある日の夕方のホームルーム。帰りの会ですね。教室に、君たちの担当教官・名無 権兵衛。通称名無し先生が入ってきます。

雲母:名無し(笑)
:殺先生じゃなくてよかった(笑)ヌルフフフフ~
GM:では、クラス委員の想重が号令をかけます。時雨はやらないらしいです。では、教官の名無し先生は全員にプリントを配り、「4日後に迫った卒業試験の…」と切り出します。プリントには、卒業試験・チーム対抗戦。そして、Aチーム、Bチームのメンバーの割り振りが書かれています。で、みなさんがAチーム。NPCがBチームになります。ちなみにBチームは石頭 想重、馬走 灯、“影の怪物”、越成 乃花です。名無し先生はこう続けます。「試験の内容は、チーム対抗による集団戦闘。勝利条件は相手チームを全員戦闘不能にすることだ。買ったチームのメンバーは、試験合格で卒業となる。敗者はFHには必要ない。なお、この試験は訓練ではない。本物の殺しあいだ。」といいます。
雲母:FHに必要ない。じゃあUGNに行きます。(笑)
時雨:ちょっと待って。プレイヤーとして聞くんですけど、それは実際に受け入れられた実績はあるんですか?
GM:まあ、人によると思うね。
雲母:UGNからFHに、FHからUGNに移籍するってやつたまに居ますからね。
GM:そして、名無し先生はこう言います。「毎回この試験の前には、不慮の事故や、謎の通り魔によって負傷、あるいは死亡し、試験に参加できない生徒も多い。この意味は分かるな。大っぴらにケンカをしていれば、もちろん我々も介入する。だが、我々の目が届かないこともある。」
:…それ、こっちに対して言っちゃだめだと思うな~
雲母:だめじゃん。つまり黙認するってことでしょ。
GM:それでは、諸君の健闘を祈る。そう言い残して、名無し先生は帰っていきます。彼は背景説明をするだけのNPCなので、特に重要な意味があるわけではありません。別にロイス作っても構わないですけど。逆に言うと安牌なので(笑)
梅宮:安牌(笑)
GM:では、教官が出て行ったあとの教室には、キミたちと重苦しい沈黙が残されます。何か言いますか。
梅宮:…戦闘不能にしたところで、要するに必要ないって言われたってことは、処分されてしまうっていう…?
GM:まあ、どういう風になるかは分かりません。そのまま殺されるってことはあるかは分かりませんが、まあ良くて放逐、悪ければ秘密のままで殺される可能性はあるかもしれませんね。
梅宮:あー。
GM:何もなければ、灯がこう言います。
:これは最後に予想外の課題が出されましたわね。ですが、これはいい機会。汞さん、卒業前に決着を付けましょう。
:…なぜこんなのをライバル認定したんだ(笑)
梅宮:いや、パッと見釣り合っている。他所でやっときゃいいって感じのライバルに見えますね!
GM:まあね(笑)
雲母:それはそうですわね。紅茶が全部アールグレイに見えるような方には負けたり致しませんわ!
アールグレイの何が悪い。紅茶は基本アールグレイですよ!(セッション前のキャラクター説明で、こういうキャラになっていました。)
梅宮:ハッハッハ(笑)
雲母アールグレイはフレイバーティーだから、紅茶本来の味とか分からないじゃないですか(笑)
:…同レベルの争いだね~
一同:(笑)
雲母:すると二人からギッ!!という視線が飛んできます(笑)
GM:そんなやいりとりをしていますと、想重がこう発言します。「じゃあ馬走さんに汞さん、あなたたちは試験を受ける気なの。」
雲母:もちろん。真のプリンセスになるためには、必要な試練ですわ!
GM:君のセリフに続けて、灯もこう答えます。「もちろん受けますわ!皆さん思い出してくださいまし。わたくし達が何のためにこの学園に入学したのかを。」基本的にFHに入る人はですね、何らかの欲望を持っていて、その欲望を持っていてFHの力を利用したり、FHの一員として活動しようとしています。皆さんそれぞれ、譲れないものがあります。
:…思い出せないから、ここに居るんですけど。
雲母:欲望が思い出せない(笑)それ、思い出すのが欲望じゃねえの?
GM:それで思い出したけど、思い出せないってことは、欲望は明らかにしてないんだ。
:うん。
GM:これは教えてもらえるかわかんないんだけど、GMとして聞きますが、その理由は口に出せるの?こっそり教えてもらったほうが良いの?リバースハンドアウトのままですか?
雲母:やっぱり、世界同時革命とか。第3帝国復活とか。それは無理だよな。
:え~、思い出そうと思って頑張っても、思い出せないんじゃん…。(笑)無理して思い出せるんなら、いくらでも真剣になるけどさあ。
GM:じゃあ、欲望云々と言われたら、想重も思い当たるふしがあるのか、「それは私にも願いがあるけれど。時雨くん、あなたはどう思っているの。」という話を振ってきます。
時雨:うー…!?失ったものを取り戻すって、いま取り戻してる状態なのに。また失うの!?って、こう…何も言えないんだけど!?
梅宮:つらい…!
GM:そうですね。想重の言葉に、君は今のところ、言葉を持てなかった。というナレーションが入ります。(笑)じゃあ、“影の怪物(シャドウジャック)”が歌うようにこう言います。ちなみに、“影の怪物”の最近の姿はですね、長い黒髪を持った大学生くらいの線の細い女性の姿をしています。(零の方を見る)
:…?(笑)
梅宮:そ、それはGMと零さんの間でしか見せられない秘密ですか。
GM:ですね。「見せられないよ!」(ジェスチャーつきで)で、“影の怪物”がこう言います。「ああ、運命は何と非情。心を通わせた者同士に殺し合いを強いる。しかし、ジャックにとっては好都合。この悲劇に揺れ動く、みなさんの感情をたっぷりと観察させてもらいますよ。」彼はにっこりと笑います。「試験まで残りわずか。これはとても忙しくなりそうだ。ねえ、零くん?」
:(沈黙)
梅宮:「…」みたいな。
:楽しくなるかは、どうなんだろうね。
GM:そっち系なのね。わかりました。
雲母:そっち系って、よく分からないけど。
GM:みなさんが戸惑っていたりする教室を包む不穏な空気に触れてですね、乃花はオドオドと周囲の様子をうかがっています。
梅宮:(笑いをこらえている)
GM:まあ、楽しいですけどね。面白くしないで!ここは重要なシーンだから!
梅宮:くうー!!(笑)
GM:具体的に言うとですね、梅宮がアクションを起こせるシーンなので!(笑)
梅宮:ちょっと待ってくださいよ、どうしたら良いのかな…(笑)
GM:そんな感じです。彼女は不安そうにしています。
梅宮:これは、あまり動きたくない。
GM:動きたくないですか、わかりました。じゃあ、そんな彼女を眺めているってことで。まあそんな感じで。ということでシーンを切りますね。はい、じゃあ想重が「ひとまず今日は解散しましょう。どうすればいいか考える時間が必要だから。」というわけで、みなさんは解散することになります。
時雨:チーム分けはもう決まってますよね。このAチーム、Bチーム以外にもあるんですか?
GM:あー…そうですね。あった方がいい?
時雨:クラス8人なのかなと思って。
雲母:少数精鋭の少人数クラスかもしれない。
GM:FHが作っている学校ってことなので、普通の学校とは違うので。少人数なのかな~って思ってる。じゃあ8人にしましょう。8人はこの1年、いや何か月、苦楽を共にしてきた仲間です。それが最後の最後で君たちは、ちょっと殺し合いをしてみなよとなった。そんな感じ。
バトルロワイアル
時雨:じゃあ、あの教師を殺せばなんとか…!
GM:そっち行きますか!?(笑)じゃあ、何もなければ、ナレーション入れます。これから起こる悲劇を暗示するかのように、夕日の赤い色で教室は染まっていった。というわけで、シーンは終了します。
:殺先生を再現しようとしたら、経験点は何点要るんだろうね。
雲母:2000点でも足りないような気がするな。

次は情報収集をするよ。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)