Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

第4回 その3「情報が増えてきて困惑する」

前回のセッションから1か月後、第4.5回目のセッションが開催されました。

ベネラ:今日寝落ちした人がおったら、宣言通りアウェイクポーションと称してコーヒーぶっかける。
セミマル:まじか。
GM:先に飲んでますけど。一番最初に眠いって言ったのベネラなんだが。
ベネラ:大丈夫!寝落ちだけはせん!なんせ、今だってバランスボールに座って、尻が痛い。
セミマル:よくわからん!

前回、冒険者の店に戻った段階で強制終了しているので、情報を共有しているシークエンスから再開します。

GM:情報のまとめをしておきましょう。実は、情報のまとめをしておいた方が、話がさくさく進むかなと
アスコルビン:さくさく!(割り込み)
GM:あのー…その辺はベネラがやってくれるということだったんで、おまかせしました。僕がまとめるとさ、情報に指向性が入っちゃうじゃん。誘導したい方向みたいなのが。なのでベネラさんお願いします。みんなが思い出したことを、どんどん言ってくれてもいいよ。
ベネラ:え…えっと、あれでしょ?壁ドンポーズで…
マキシム:みんながドンドン言い出したやん!(笑)
GM:いきなり本人が脱線させるとはな…こりゃ捗るな。
アスコルビン:そもそも、何するんだっけ。
ベネラ:言うと思うたわ。
アスコルビン:祭りに参加する…訳じゃなかったな。なんだっけ。
ベネラ:えー…じゃあ、あらすじ。とーなり町から早馬が来て、人手が足りないからといって、呼ばれて出て行ったうちらだったが、ダラン氏の前で笑い転げるマキシム。
GM:それはプレイヤー発言だと思うな…
ベネラ:からのー、石化された兄ちゃんがいるから、その原因を排除せんことには、祭りがちゃんと開催できるかにゃーみたいな。とりあえず、石化された兄ちゃん見に、行ったベネラとマキシム。石化された兄ちゃんの実家行った、アスコとセミマル。で、ベネラ的に、石化された兄ちゃん見て思ったことは、壁ドンしながら女性を口説くポーズで固まっている兄ちゃん、どうやら一瞬で固まったらしいので、魔法の類で固められたんじゃないっぽい。で、神官も石化を解除する方法は全部試したけど、全然解除には至っとらんということは、何やら強力な呪いの仕業っぽいことがわかりました。(変な節まわしで喋りだすベネラが、まるで片言の外人だった)
マキシム:はい、はい(笑)(ベネラの喋り方がいきなり片言になったのが、相当面白いらしい)
ベネラ:で、商人の家に行った方はどうだったのかにゃーっと。
GM:別行動を取ったんだったね。
アスコルビン:うん、覚えてるよ!(ほんとか?)
ベネラ:うん。どんどんカタコトになっていきましたね。で、商人の家に行った方は、何の情報も得られなかったんで、チクショウチクショウと言いながら冒険者の店に戻ってきたら、マキシム寝落ちみたいな。感じだったよね。
セミマル:ああ、ああ…
アスコルビン:次どこ行くんだっけ。
ベネラ:ロニーが足繁く通っていて、発見現場の裏でもある歌う星屑亭。
セミマル:あー、そんな話になっていた気が。だんだん。
アスコルビン:それだけだったっけ、あと行く場所。
ベネラ:そうだね。夜しか空いてなさそうだし、ここ聞きにいかんと。
マキシム:そんな名前やったんか。
GM:夜しか空いてないってことはないですよ!カフェバーみたいな感じなんで。
マキシム:ネーミングが連想させたんや!
ベネラ:じゃ、行くってことで。
アスコルビン:じゃ、行くってことで。
マキシム:みんなが行くっていうなら。
GM:では、覚えているかはわかりませんが、夜はあと一回行動したら終わりです。
ベネラ:はーい。帰って寝る。
セミマル:そういえばそんな縛りがありましたな。
GM:無理しても良いんですよ。警備員に捕まったりするかもしれませんが。では、歌う星屑亭に君たちは行ってみたってことで。まだ深夜という時間にはほど遠い時間なので、祭りの前ということもあって、町は賑やかです。宿屋歌う星屑亭は、沢山の人たちが往来する表通りと歓楽街との間にあります。周囲は商店が軒を連ねたパスカの街の中でも、最も賑やかな一角です。
アスコルビン:賑やかなんだ。裏通りの怪しい店かと思った。
GM:さっきの描写を思い出してほしいんだけど、表通りと歓楽街との間にあります。
ベネラ:上品なお店なんでしょ。
GM:外見から言ってすぐわかると思うんだけど。ややハイソめな佇まいです。
ベネラ:岡山で例えたら、駅前商店街くらいの位置づけでしょうか。
マキシム:あー。
GM:もうちょっと怪しいんじゃないかな?
アスコルビン:もうちょっと市役所寄りみたいな。
ベネラ:ああ、あっちは怪しいな。高島屋の裏あたりとか、けっこう怪しい感じ。(昔はヤンキーがナンパのために巡回する通りだったとか、そんな感じらしいです)
GM:まあ、ギリギリってとこか。そんな大都会の話はいいんで。建物は2階建てです。1階の奥と、2階に宿泊する部屋がありそうです。外見から分かるのは、こんな感じですね。君たちは、中に入らずに眺めてる状態なんで。まあそんな感じなんで。
マキシム:え、どんな感じ?どんな感じ?
GM:さっき言った通りです!(笑)
アスコルビン:じゃあ、入るか。
マキシム:いきなり入るの?
セミマル:いや、入らんとわからんし。でも現場も見とかないといかんのか。
アスコルビン:ということで入るぜバーン!
GM:では、バーンと入りました!ぎょっとしてみんなが見ます!
ベネラ:すいませんこの人空気が読めないんで!
GM:大きな音を立てて入る人と、大きな声で叫ぶ二人が入るわけね。わかりました。
ベネラ:ええ!?ちょっと待ってちょっと待って!
セミマル:俺はしずしずと…
GM:一人はゆっくり入りました。
セミマル:必要なのか!?その描写!
アスコルビン:えー、じゃあ、カウンターに行って。
ベネラ:ああっ!ハイソな人たちの間ですげー浮いている!イナカモン丸出しじゃあ!恥ずかしい!
セミマル:ていう感じ?
歌う星屑亭の主人:お客さん、この店はそういう店じゃないんで、静かにお願いしますよ。
セミマルサーセン
GM:と、グラスを磨きながら、マスターが相手をしてくれます。
マキシム:そういえば、上品な店やったな…
アスコルビン:とりあえず一杯。
ベネラ:一杯かよ…
マキシム:みんな何頼む?なにする?
セミマル:わたくし、エールで。
アスコルビン:じゃあウイスキーで。
マキシム:じゃあブランデーで。ベネラは?
ベネラ:水を頼んで、あとで誰かに渡す。何か頼まにゃあいけまー。(岡山弁で、頼まないといけないでしょう、の意)
セミマル:何か頼まにゃあいけんな。
GM:じゃあ、一杯ずつ頼んだと。酒場の中は、祝祭を見物するためにやって来た観光客らしい人たちでごった返していますが、騒がしくはなく、落ち着いた雰囲気があります。冒険者の店の酒場でクダをまいているような、騒がしい客はいません。
セミマル:そうか、冒険者の店じゃないんか。
GM:酒場と宿屋はかねていますが、そういった荒くれを受け入れるような、そういうお店じゃないです。
セミマル:一般客向けってことかにゃ?
GM:そうですね。デートに使ったりとか。
セミマル:あら、デート。ほっほっほほん。
マキシム:逆に、武装しているような奴らはおらんのか。
GM:そうだね、そんな物騒なひとはいないね。君たちがどんな格好かを聞きたいけど。
ベネラ:ああ…武器を持って歩いててスミマセン…
GM:完全武装なの?
マキシム:もちろん。アーマー着こんでますね。
ベネラ:私は、パッと見でわからん格好で来てる。
セミマル:まあ、うちもクロースアーマーだし。
アスコルビン:レザーだし。
マキシム:見よこのクレイモア
GM:んー!?んん凄いな。じゃあ、一人ちょっと浮いてる人がいますね。
マキシム:え、だれ?
セミマル:他人のふりします。それでそれで?
GM:じゃあ、お待たせしましたとみんなに飲み物を出そうか。
マキシム:じゃあ、みんなで乾杯しようか!
セミマル:お疲れ~!
アスコルビン:お疲れー!カンパーイ!
マキシム:ちゃりーん。
アスコルビン:ああ~。
セミマル:プハァー!(リアルに飲酒中)
ベネラ:えーと…。
GM:現在、祝祭が近いため、全ての飲食物の価格が、通常の2倍になっております。
ベネラ:水でよかったー!!
マキシム:え、割引じゃないんか!?
セミマル:ちょっと待って!そういうのって、先に言おう!?
アスコルビン:全くだぜ…
GM:あしからず。
セミマル:あしからずじゃねーよ!!まあいいや、飲むよ。っていうか、2倍って、えらいボるな!!
マキシム:高いよな!?
アスコルビン:ボりすぎだ!
ベネラ:あの…本来の目的は…
GM:ではどうぞ、お飲みください。当然、君たちは飲みに来たものだと判断されるので、ちょっと騒がしいけど。でも、マキシムの格好から、変な雰囲気だなと思ってるかな?チラチラ見ながら、君たちを適度にほっといてくれます。
セミマル:ほーい。うちら、何しに来たんだっけ?
GM:はははははは!!
セミマル:あれ?お酒飲んだらもう、いっかな~!って気分だ!

しょうもない飲み会ムードなので割愛します。

ベネラ:みなさん。ちょっとよろしいでしょうか
マキシム:ジャーキーでかんぱーい!
アスコルビン:かんぱーい。
ベネラ:よろしいでしょうかって言っとるんじゃい!ベネラが早くもおこです。何を聞きに来たんだっけかなぁ?
マキシム:え、今プレイヤーがおこだった!?(笑)
ベネラ:石化の件について聞かねばならんでしょうが!
セミマル:石、石…石になったのって、何君だっけ?ジェームズ?
ベネラ:ロニーだっつの!!
GM:どっから出てきたんだジェームズ(笑)
ベネラ:馬鹿野郎!!元ブラック・サバスロニー・ジェイムズ・ディオ様を知らんのかー!!(関係ない)
GM:そういうつながりがあったのか…
セミマル:えーと…石になった坊ちゃんの、行きつけのお店なんよね。じゃあマスターに聞いてみようか。
ベネラ:洗いざらい説明して、情報をすんなり提供してもらうんじゃよ。
セミマル:何から聞こうか?ロニー最近来てた?ってところからかなぁ。
ベネラ:とりあえず、マスターのところに聞きにいていいですか?
GM:みんな一応カウンターに居るものだと思ってたけど。
セミマル:マスター!ヘイヘイ!
GM:そんな軽い店じゃないんですけど、じゃあ目で合図するよ。
ベネラ:自分らーは、冒険者の店から派遣されて来たんですけどー、ちょっと前にここの裏で、石になった兄ちゃんが居ると聞きました。そのお兄ちゃんがよくここに通っていたと聞いていたので、普段どんな様子だったのか聞きに来たんですぅ。と説明します。
GM:じゃあ、そうだねぇ。君らがそんな話をいきなりしだすんだったら、ちょっと席を詰めるようにと合図されるよ。
セミマル:じゃ、どけてっと。
マキシム:狭くなった~。誰かお客さんが来たようだ。
GM:ちょっと薄暗い、ひそひそ話ができるようなところに寄せられて、机をトントンって叩くよ。
セミマル:机をトントン?それはあれかな?支払え的な。
マキシム:そっちか!!
セミマル:そっちか!え、今の俺の持ち金なんぼだったっけ。
GM:じゃあ、セミマルがそんなふうに気が付いたんだったら、セミマルの目を見てニヤっと笑うね。
セミマル:うーん、じゃあOK。とりあえず、まず100、机の上に。
アスコルビン:100!?
マキシム:そんなに?
セミマル:え、でも情報屋でしょ。
アスコルビン:この世界の100はけっこう高い気がする!
ベネラ:うん、高い。
セミマル:日本円に換算すると、×100みたいな感じ?
GM:うーんと…1日の生活費がいくらだ?10か。そんなもんだっけ。
セミマル:じゃあ30!30ガメル、ぽんとおいて見ます。
GM:じゃあ30包んで渡すってことでいい?
セミマル:いや、まだ渡さないよ。30ガメルを、机の上にちょんちょんちょんと積んで、この分よこせと。
マキシム:アイコンタクト同士だ。
セミマル:そうそう。わかるんだろ!?みたいな感じで。
GM:ここで高圧的に出てもしょうがないと思うけど…もらっておくよ。
セミマル:うん!
歌う星屑亭の主人:あー、ロニーのことね。あいつなら、うちの常連客だよ。毎晩のようにやって来ては、手当たり次第に女の子に声をかけていたよ。ほとんど相手にされることはなかったけどな。
ベネラ:かわいそ!
歌う星屑亭の主人:ま、迷惑な客で、うちとしてもあんまり美味しい客じゃないんだけどな。金払いだけは良かったな。
ベネラ:そうすか。
セミマル:金払いはいいけど、良い客じゃなかったんだ。
歌う星屑亭の主人:この店の雰囲気に合わないんだよ、彼は。
セミマル:あー。
アスコルビン:TPOをわきまえろということね。
セミマル:なるほど。KYか。
歌う星屑亭の主人:彼の父親のことは知っているかい?
ベネラ:マドロワ商会。
マキシム:知ってる知ってる。
セミマル:話というか、噂は知ってるよ。有名な人なんよね。一般的な部分くらいは知ってるよみたいな。
歌う星屑亭の主人:彼のお父様は、まあかなり大きな商会を経営しているんだけど、彼自身は放蕩三昧の毎日だったね。
アスコルビン:いいなあ…
セミマル:いいなあ…はいどうぞ。
歌う星屑亭の主人:お父様たちも、そういったやんちゃなお遊びをあんまりよく思っていなかったね。
ベネラ:ま、そうでしょうね。
歌う星屑亭の主人:彼があんな、身も心も頑なになってしまったら。見捨てることもできずに、かなりの大金を出して、今何とかしようとしているそうだね。
アスコルビン:何だ。知ってたんだこのマスター。
歌う星屑亭の主人:そりゃあ、うちの裏であんなことになったらね。少しは気になるじゃない?ね。
セミマル:ね。じゃあマスター、あれかい?うちら以外にも聞きに来た人が居たのかい?
歌う星屑亭の主人:まあ、少しずつ噂にはなっているからね。
マキシム:その度に儲けていると…
ベネラ:そうさなぁ…もうちょっとロニーのことをよく知ってる人が居るかどうか気になるなあ…手当たり次第に女の子に声をかけていたってことは、まあ、今日来ている女の子でも、顔を知ってるやつが居るかもしれないにゃー。
セミマル:おー。そりゃ大事。でもその前にひとつ聞きたい!あのー、ロニーちゃんが石化した日、物音なり、何なり気づいたことは無かったかい?
歌う星屑亭の主人:物音ねえ…まあ見てのとおり、この店は賑わっているからね。
アスコルビン:そうなんだ。
セミマル:裏手でケンカが起きたとしても、そんなに聞こえるようなレベルではないと。
歌う星屑亭の主人:そこまで大きな音が立てば別だが。特に当日気づいたりはしなかったよ。
ベネラ:その日やっぱりお店に来て、女の子に声をかけていた。
歌う星屑亭の主人:そうだね。
ベネラ:何か特別に変わったことが、あったりとかは?
歌う星屑亭の主人:いや。いつものように、声をかけていたし…ああ、そういえば、ここ最近は…
GM:と言いかけて声を止めて、また机をトントンと叩こうか。
マキシム:何でやねん…
ベネラ:仕方ない私が20出す!
セミマル:うん、20で良いと思う。
GM:じゃあ、もらっていい?
ベネラ:どうぞー。
GM:じゃあ、懐にしまい込んで。
歌う星屑亭の主人:ここ数日は、ある女性に入れ込んでいたんだ。
セミマル:ほう!それはどなたかな?
マキシム:(声色を変えて)ちょうどあの向かいの席の…
歌う星屑亭の主人:いや、この場には居ないね。彼が入れ込んでいた相手は、メイリーという名の盲目の吟遊詩人だよ。
ベネラ:あら!
セミマルメイリー、盲目、吟遊詩人。
マキシム:どっかで聞いたことあるな。
ベネラ:こないだ助けた人!
セミマル:知ってる人なの?
ベネラ:こないだ、あの人が誘拐されて。それを助けに行ったから。セミマルはおらんかった。
マキシム:そうだった!
セミマル:あらー。
GM:君らリアルに説明が下手だな!

第2回セッションで、このメイリーという女性が誘拐されたので、その救出に向かっています。

セミマル:え、なになに?このメイリーちゃんは、誘拐されて、それを助けた覚えがあると!
ベネラ:うちらがね。
セミマル:で、俺はそれを聞いてあれか。「な、なんだってー!」的な感じ?
ベネラ:そうだね!まあ(笑)
セミマル:知ってるらしいぜこいつら、マスター!
歌う星屑亭の主人:ほー、そうなんだ。もう顔見知りだったのかい?
ベネラ:そうですな。うんうん。なんか山賊から助け出して。
マキシム:俺は知らないな。誰だそいつ。何となく聞いたことがあるような気がしたが、気のせいだったな。
セミマル:えっ、何?見識判定に失敗した系?
ベネラ:そうかいそうかい。まあ、この人には特別な事情があるんよ…リアルで。
セミマル:ああ、そうなの…。リアルで。
ベネラ:あと、メイリーさんはこのお店によく来ていたんですかっ!?
アスコルビン:話の速度が増した。
セミマル:そうか。口説いてたってことは、このお店に来てたってことじゃいね。
GM:うん…君たちは普通に思い出してくれていいんだけど、彼女はここに寝泊まりしているはずだよ。
ベネラ:あ、そうなんだ!?
アスコルビン:え。知らない。超絶初耳です。
GM:ここに送り届けたんだけど…その辺は忘れてるんだよね。(第2回セッションが開催されたのは2014年8月のことでした…しかもブログ化していないし)
ベネラ:うん。
セミマル:え、じゃあそのメイリーちゃん、居たりする?
歌う星屑亭の主人:居ないね。
アスコルビン:泊まってるってことは居るんじゃね。部屋は何番だ。
歌う星屑亭の主人:ここの2階に宿泊しているよ。
セミマル:ロニー君が石化した日も、メイリーちゃんを口説いとったんか?
歌う星屑亭の主人:まあ、いつものようにしていたようだね。
セミマル:じゃ、その日はメイリーちゃんも居たと。
歌う星屑亭の主人:まあ、そんなに外に出歩く子じゃないからね。
セミマル:盲目だもんねえ。メイリーちゃん今日いる?
歌う星屑亭の主人:さあ。今日は見てないね。
セミマル:それは、泊まってるのに、出て行ったのも見ていないってことでよろしいですか?
歌う星屑亭の主人:ふ~ん。彼女について、そんなに興味があるんだね。
セミマル:ていうか。知り合いらしいから話聞きたいんよ。
GM:これ以上は、お客様のプライバシーにもかかわるからね。といって机を叩こうか。
セミマル:ていうかこいつ、カネ払ったら部屋番号教えてくれるの!?
マキシム:プライバシーがなんぼのもんじゃ!世の中カネや!(笑)
セミマル:世の中カネや!というわけで、お金払っていないお二人、どちらかお支払をお願いいたします!
マキシム:じゃ、俺が俺が!
アスコルビン:俺が俺が!
セミマル:どうぞどうぞ~。
マキシム:早いっしょ!!(笑)そこは巡り巡ってベネラになる予定じゃろ!!(笑)
ベネラ:何でなら!水ぶっかけられてえんか!
セミマル:ひでえ(笑)
マキシム:じゃあ俺が…80ガメルセミマルに託した!(高い)
GM:何を聞くの?
セミマル:じゃあ、もらったうちの50ガメル出して、知りたいことを聞いて行くよ!部屋番号および、今いるか居ないか!
歌う星屑亭の主人:今日は居るか居ないかわからないね。これは本当のことさ。ただ部屋番号なんてものはないよ。一番高い部屋にいるからね。
アスコルビン:VIPルーム!
セミマル:VIPに泊められるようなお姉ちゃんなん?
ベネラ:それはですね。市長さんが、お金を積んで、呼び寄せたから。
セミマル:なるほどね。スポンサーがついてるんだ。
歌う星屑亭の主人:そこの硬そうな人は良く知っているじゃないか。その通りだよ。
セミマル:硬そうな人っていうか、実際硬いんだが。
ベネラ:反対側まで透けて見えるんだぜ。スゲーだろ。
セミマル:うん。素直にすげー。(笑)とりあえず、行ってみる?
アスコルビン:行ってみようか。
ベネラ:あ、水どうしよう…(最初に頼んだやつ)
歌う星屑亭の主人:さすがに、君たちみたいな知らない人を部屋の前に行かせるわけにはいかないんで。用事があるなら呼んで来てあげるよ。
セミマル:ホント?じゃ呼んで来て!
アスコルビン:誘拐されたところを助けた、正義の味方です!
セミマル:あ、ちなみにこの宿、裏口ある?
GM:まあ、あるとしたらカウンターの裏あたりに。
セミマル:なんかマスターが、メイリーちゃんを「なんか変なの来たぜ!」って言って逃がすかなと思って。だってうちら変なのだぜ。どう考えても。あと、メイリーちゃんに名前伝えてね!誰々が訪ねてきてるよって!
ベネラ:あのとき、盗まれた馬といっしょにメイリーさんを連れて帰った正義の味方ですよ!剣のかけらとか持って帰ったよね~。
アスコルビン:命の恩人ですよ!連れて帰りながら無言だと気まずいから、色々話したよね!めっちゃ名乗ってるよね!
GM:とりあえず呼んでくるから…と、従業員に呼びにいかせます。マスターは目の前です。しばらくすると従業員は帰って来て、マスターに耳打ちをします。
歌う星屑亭の主人:どうやら、メイリーさんは外出しているようだよ。
ベネラ:ありゃ…
歌う星屑亭の主人:今日の昼前に、見慣れない男たちが迎えに来たようだね。一人は、グレスと名乗っていたそうだよ。男たちは冒険者風だったそうだ。
ベネラ:なんだとー!冒険者の店のマスターに聞いたら分かるかも知れねーにゃー。
アスコルビン:もう一人の名前は。
GM:うーん、そこまでは。まあ、本人が見たわけじゃないんで。
セミマル:従業員が見たのか…。
アスコルビン:どこに行ったかというのも、全然わからない、と。
GM:うん。
アスコルビン:ていうか、普段盲目でソロでやってるのか。
GM:そういうことを言うなら、マスターが普通に話してくれるけど。片手に杖を携えて、各地を渡り歩きながら、歌声を披露しているんだよと。そのため、最近では、歌い手として少しずつ有名になって来て。市長に、一度聞いてみたいからと呼ばれたという経緯があるんだ。
セミマル:連れ出されたときは、いやいやとかじゃなくて、普通についていく感じ?グレスさんてのは、初見?
GM:らしいよ。
歌う星屑亭の主人:少なくとも、店の者は、見たことが無いと言っていたね。
セミマル:うーん…星屑亭のマスターから聞ける話としては、こんなもんかなあ…
GM:じゃあ、話がひと段落した感じかな。じゃあ君たちがメイリーの名前を出してお話をしていると、後ろからいきなり肩をガッツリ掴まれます。
マキシム:えー!?

次回セッションは1月27日あたりに決まったはいいが、こっちの書き起こしが全然終わってない!!参ったな!仕方ないが続く!

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)