Cobolerの実験場

書きたくなった文章を置きに来る場所

キルデスビジネス「マシン室が爆発したらいいのに」

注意!冗談が分かる人向けです。

今回紹介する標的は、プログラマー時代のわしが妄想していた事とかが元ネタです。

「マシン室が爆発したらいいのに」データ

標的

標的の名前 アサミ
戦闘スタイル サンダーボンバー
特技 労働者、閃く、髪飾り、フォーマル、期待、健康
キラートリック 「恵みの雨」
キラートリックの演出

「社屋に落雷したら、否応なく仕事は中断するもの!
 上手くすると仕事も雨天順延!これが社員の総意じゃー!!」
ゲリラ豪雨を発生させ、雷による停電で仕事を一時中断させる。そして雷を回収人に命中させる。

護衛天使

護衛天使の名前 託宣天使エスキューエル*1
戦闘スタイル ボンバーメッセンジャー
特技 大物、閃く、眼鏡、フォーマル、期待、健康
キラートリック 「TRUNCATE TABLE」
キラートリックの演出

「マネージャ権限で君の存在そのものを消してあげよう!
 滅多にやらない処理だから有難く見ておきたまえ!」

天国の戸籍データベースにアクセスし、回収人のテーブルを不可逆的に削除するSQLを実行する。
テーブルが存在しないためアベンド処理が発生した事を示すメッセージが画面に表示され、
次の瞬間には回収人は大した演出もなく消え失せている。
番組収録中なので、回収人がヘルERから帰ってくるとテーブルは復活するんだけども。

GMの口上

「そろそろ今回の標的を紹介しましょう。魂と引き換えに願いを叶えて貰ったアサミさんです!」
「ステージ奥の巨大モニターに写真が出ます。20代の女性です。キラキラした目が印象的な、オフィスカジュアルを着た女性です。」

「モニターにアサミさんの紹介動画が流れます。アサミさんの願いは『マシン室が爆発すれば良いのに』でした。」

「アサミさんは、六分儀市の国民健康保険システムのメンテナンスやら何やらに携わる、若手のシステムエンジニアでした。ですが遠方からの長期出張、残業に次ぐ残業で心身ともにボロボロ。*2いつしか彼女は、六分儀市役所の『マシン室が爆発すれば良いのに』と願うようになったのです!ちなみに、六分儀市では80年代に導入したレガシーな汎用機が未だに運用されているので、サーバーやら何やらを設置してある部屋の事をマシン室とか電算室と呼んでおります。」

「そして願い通りにマシン室を爆破した彼女は、通常は今まで通りSEとして働きつつ、『ブラックな現場のマシン室・サーバー室を爆破する専門の仕事人』となり、業界の健全化のために活動するようになりました。その結果、世界中のマシン室・サーバー室は軒並み爆発。コンピューター様の奴隷だったSEを開放した彼女は、新しい業界秩序の構築のため、意識高い人材たちと、ユビキタス六分儀市で輝かしいキャリアを築いていっております!あと、今でも仕事人も続けています。」

「そんな意識高いアサミさんですが、価値ある魂の持ち主です。そのため、我々と敵対している、あっち側からの護衛が付いています。護衛の名前は託宣天使エスキューエル。30代中頃の、さわやかな男性です。各種プログラミング言語を自在に操るだけでなく高度情報処理技術者試験の全ての資格を持ち、プロジェクトの要件定義から結合テストまでパーフェクトにこなし、更にオラクルプラチナも取得している、まさに雲の上のSEとでも言うべき人材です。」

ネタ解説

マシン室とは、『ターミネーター2』のラストでダイソン氏ごと爆破したあんな部屋の事です。『ダイ・ハード』にもそんな部屋が出てきますね。いわゆるメインフレームが設置されており、年中室温が25℃くらいに設定されていたりします。これらの部屋にはだいたい磁気テープの保管場所やパンチカード穿孔機の設置場所が併設されていました。*3そういう事がJIS規格で定められていたんです。

演出例

OGA2016年8月例会で使用した標的です。プレイヤーの中に元SEの方が居たので「アサミの気持ちはよくわかる」と言って頂けました。
この時は「二次元の世界に行きたい」という願いを持った回収人が居たため、その回収人と交流した際に
アサミ「ああ、あのゲーム会社のサーバーね!大概なブラックだったから昨日爆破したわ」
回収人「昨日からログインできなくなってるのはお前のせいかぁぁぁぁぁ!!」
こんな感じで交流してました。*4とりあえずアサミは、全ての「仕事したくない人たち」の味方ですが、社屋を破壊した後の事はあまり考えていません。そこらへんのフォローをエスキューエルに任せているようでもない辺りが、すごく適当な標的です。エスキューエル氏はただの凄腕SE天使という設定なので。

なんというかまあ、卓にプログラマーが何人いるかでウケ具合が左右される連中なので、あんまりおすすめではないような気もしますが、紹介しておきます。

*1:託宣天使と書いて、オラクルエンジェルと読む。途端にITなのかオカルトなのかわからなくなった。ちなみに当初は「進捗天使ハカドル」という名前だったのだが、この名前を聞いたPLから「墓に詳しいアイドルかよ!!」と言われた。確かにそんな気がしたので現在の名前に変わった。

*2:大河ドラマ天地人』が放映されていた頃には、こんなシチュエーションで「わしは、こんなとこに来とうはなかった!」と言うのが業界でちょっと流行った気がする。

*3:あるPM曰く、「昔、マシン室の奥のMT庫に泊まったことがあるわ!!」一体どんな修羅場だったのだろうか。

*4:この時の回収人は「俺の嫁が一人だけだと思うな…!!」という調子で強がっていたのが印象的だった。

「Crimson Egg <REPRISE>」 その4

f:id:Coboler:20161104210138p:plain

↑よく見ると、ファイルの中に天羅WARのセッションシートが入っていた。特命転攻生を天羅WARでやる企画、福山と岡山(輪)で2回やって力尽きました。もうちょっと練ってからまた挑戦する。むしろカオスフレアの方が、データ的に特命転攻生に向いてるんじゃないか、という気もしている。

クライマックスフェイズ

GM:クライマックスに入るよー。
高尾:へーい。
GM:そこで、スマホを見ながら「よし来た!」と言っている燈。
山吹:血を吐きながら。…だめだな!コミカルなシーンにしかならない!(笑)
GM:えーっと、それでは、燈が逃げて行った方に走って行くと、辺り一面がワーディングされます。
山吹:おう!
GM:そこに現れたのは、逃げてきたさっきのエージェント・燈と、スーツ姿に剣を携えた少年。「マスターレイス!!やっちゃってください!」「調子いいよな!お前はホントに!!」(笑)
嶋田:「先生!お願いします!」「どぉ~れ!」(笑)
GM:そんな感じですね!
山吹:「なんだこれ?漫才?」とツッコんでみますけど。
高尾:むしろ…なんでマスターレイスが、春日のノリになってんだ。(笑)
山吹:いや、つい!(笑)
GM:そういうキャラにしたんだ。マスターレイスといえば、春日を部下にしていたので。じゃ、クライマックスに入ったから侵食率上げてね。
嶋田:(ころころ)4。おかしい。
守屋:(ころころ)2。
山吹:(ころころ)73になったぞ。わーい。燈ちゃん退場!
GM:退場ー。いや、でも隠れて見てるぞ。最後に重要な役割があるので!
山吹:なんだろう?いい意味で嫌な予感がするぜ!
GM:と言う訳で、正直、4人を相手に戦う事になるとは思っていなかったので、とても緊張している日下部君。
山吹:君!!!(笑)
高尾:なんか、急に可愛くなった!(笑)
嶋田:ショタかべ君ー!(笑)
日下部君:おいお前ら!というか、えーっと高尾大輔!!この腰抜けが!お前、UGNに保護を求めたそうだな!お前のせいで、学校のみんなに迷惑がかかっているんだろうが!一人で出頭したら許してやるって言ったろうが!
嶋田:はぁ!?(笑)
高尾:じゃあ、テメェが何もしなけりゃあ良いんだろうが!!(笑)
山吹:ぶっちゃけた!(笑)
日下部君:だからー!!とにかくその石はうちのモノなんだよ!お前の生殺与奪の権限は全部このマスターレイスのものなんだからな!!
嶋田:何だそのジャイアニズムは!?(笑)
山吹:知らねーよ!(笑)
守屋:石だけ取って渡すとかはできないの?
嶋田:取ると死んじゃうんだよな。
山吹:こわい!
高尾:知らねえよ!俺の平穏を返せ!!(笑)
日下部君:知るかそんなん!アア゛ーッ!めんどくせー!!とにかくお前らみんな転がす!!手加減しないからな!っていうかできねーから!!
高尾:アアーッ!めんどくせー!テメェ転がす!!
日下部君:オウム返しすんなよ!!スピーチジャマーかよ!!(笑)
山吹:うちの文化祭をめちゃくちゃにしてくれたことを、ここで千倍にして返してやる!
GM:「死んで後悔しろこの野郎!!」と言って剣を抜きますよ。わなわな顔が引きつっていく日下部君。怒り、緊張、ルサンチマン等々、彼の負の感情の昂ぶりが伝わってきます。衝動判定を行ってください。目標値は8。
山吹:はーい。
GM:要は、向こうも侵食率はみんなと変わらないです。もとはPCなので。で、ここに来る途中にジェネシフトして、120%まで上げてきました。
守屋:(ころころ)成功。
嶋田:で、2d10侵食率を上げる!(ころころ)89まで行った!
守屋:(ころころ)え、え、え、え、ちょっと待ってこれ!?(笑)
嶋田:20上がった!!?
GM:マジで!?
高尾:20だね!?
守屋:帰ってこれないー!!114!?(笑)
山吹:一人だけ、120手前…!?
高尾:大丈夫!大丈夫!!2倍振りとか色々方法はあるから!
GM:おもしれーなー君!(笑)
嶋田:じゃあ、日下部君が来てごちゃごちゃやっている時、なぜか私だけ高い所からベガ立ちして見下ろしていよう。
GM:なんでやねん!!(笑)ひとりだけカッコいい!
嶋田:我を、崇めよ…!!
GM:知らねーよ!(笑)
高尾:知らんわ!(笑)
嶋田:貴様!知らんのか!(笑)
山吹:ネタが古いんだよオッサン!
GM:と言う訳で、始まるよー。
守屋:はーい…。
GM:こっちの行動値は、10でーす!
高尾:速いなぁ!
嶋田:俺よりは遅い!

イニシアチブは、守屋13⇒嶋田11⇒日下部君10⇒山吹8⇒高尾3です。

GM:では、セットアップからどうぞ。こっちは何もないです。
山吹:無いです。
守屋:じゃあ。マイナーで〈ハンドレッドガンズ〉。
GM:ちょっと待ったー!そこで、〈加速する時〉で割り込む。
山吹:うわぁー!
嶋田:割り込まれた!
GM:こちらは、初手の〈絶対の恐怖〉を使っていきますよ!〈コンセントレイト:ソラリス〉〈抗いがたき言葉〉〈猛毒の雫〉〈ポイズンフォッグ〉〈アウトブレイク〉〈絶対の恐怖〉。ダイスは、11個。
嶋田:回避は難しいなー!
GM:これから、みんなの前でカッコ悪いところを晒していきますよ!そういう予定でデータを作って来ました!
山吹:え、カッコ悪いの!?
GM:え?私は、このシナリオができれば、もう二度と日下部君の出番が無くても良いと思ってた。だから、今までもらった経験点を全部突っ込んできたんよ。自前でな!!
嶋田GMが敵データ作るのには自前の経験点使わなくていいからな!?(笑)
GM:正直そうなんだけど。(ころころ)54。
山吹:肉体が高い人は回避で振ってください!〈妖精の手〉で回していけます。
嶋田:よし!肉体は1点もある!!(ころころ)
山吹:肉体1だよ!
守屋:私も肉体1!(笑)
GM:振ってよ!?それでもワンチャンあるよ!?
守屋:(ころころ)回らなかった!
嶋田:回ったー!!(ころころ)23だった。
高尾:(ころころ)18。
山吹:ちょっとキツイな。
GM:ダメージダイスは、6d+22。Dロイスのおかげで固定値が上がっているんだ!(ころころ)というわけで、55ダメージに、当たった人はダイスペナルティ-6と、邪毒ランク5。
高尾:はっはは!(笑)ひえー。
嶋田:クリンナップに5点のダメージか。
守屋:ダイス-6だったら、振れんくねー!?
GM:『ブレイクアップ』を見ながら日下部マスターレイスを研究した結果が、こんな感じのデータになりました。最初に交渉系でダイスペナルティを与えておいて、2手目からは〈茨の輪〉とかでRC攻撃するスタイル。それでいて毎ターンのクリティカル値が5とかいう鬼畜でした。
山吹:ひえー。
高尾:〈リザレクト〉しまーす。(ころころ)7!
山吹:日下部君にロイスを取って、タイタス昇華。「やるじゃねえか。」
日下部君:だから言っただろうが!
高尾:こっちもロイスを取って、タイタス化します!
嶋田:日下部君にロイスを取ります。執着/憤懣。
守屋:燈のロイスをタイタス化します。復活します。
高尾:復活しただけだとダイスペナルティは消えないのか。
GM:こっちも侵食率が上がって、ダイスボーナスが増えたぞ。
山吹:こわっ!
守屋:マイナーで〈ハンドレッドガンズ〉〈猛毒の雫〉。彼は、装甲はあるんですか?
GM:ありません。残念ながらイノセントブレードを常備化するために、歪なデータになってしまってなぁ…。
守屋:装甲ないなら〈ペネトレイト〉は要らないな。メジャーで〈コンセントレイト:モルフェウス〉〈レインフォース〉で!124!ダイスペナルティ-6で、3個か。
嶋田:タイタスを使ったら、ダイスペナルティは全部消せるんだっけ?
GM:えーっと、不利な効果は全部解消できる。ダイスペナルティはGMが判断するみたいだから、全部解消されるってことで良いよ。
守屋:じゃあ、タイタスを使います。これで9個振れる。(ころころ)なんでこういう時は10が出ないのかな…。(ころころ)23。
山吹:待った。〈妖精の手〉。
守屋:(ころころ)55。
山吹:避けます?
GM:〈言葉の盾〉〈リフレックスノイマン〉で。ダイス11個。
嶋田:避ける気だ。
GM:私の作るキャラはだいたい〈リフレックス〉を持っているんだ!(ころころ)
山吹:言われてみりゃあそうだ。
GM:43かー。当たった!「お前、盾突く気か!!」と言って大声を出す。一瞬相手がビビったかと思ったけど、効かなかったという感じで。
山吹:〈力の法則〉はまだ使えんかったー。もうちょっと待ってください。っていうか、まだタイタス使わなくてよかったじゃん!今気が付いた!
嶋田:侵食率が足りてない!(笑)
守屋:(ころころ)47+18で、65!邪毒はランク4。
GM:まじで?65?ぬー。痛ったー!って感じですけど。邪毒も入ったんですね。
高尾:ランク4は、なかなか痛いな。
GM:こっちはランク5だもん!では次の方。
嶋田:マスターレイスのロイスをタイタス化して、昇華して、バッドステータスを全部初期化します。
GM:やっぱりそうするよな。
嶋田:マイナーで〈ハンドレッドガンズ〉〈オリジン:レジェンド〉。メジャーで〈コンセントレイト:ノイマン〉〈ペネトレイト〉〈コントロールソート〉〈レインフォース〉。
GM:レネゲイドビーイングの特技を入れて来てやがる。確かに〈オリジン:レジェンド〉だろうなぁ。
嶋田:これで、達成値が+2されますので。
GM加藤保憲N◎VAでもいけそうな気がするな。〈血脈:伝説の一族〉とかで。
嶋田:いけるいける!(ころころ)低い。
山吹:〈妖精の手〉!30!
嶋田:(ころころ)37!低いなー。まあしょうがない。
GM:こっちも避けなきゃ。さっきのコンボで!(ころころ)目が腐ってるー。25。
嶋田:よし当たった!4d+5!(ころころ)24点、装甲無視!
GM:装甲無視?残り41かぁ。「クソッ、まだまだ!」と言う訳で、やっとこっちの番!と言う訳で、2手目!白兵攻撃するよ!そっちのエンゲージに移動する。〈コンセントレイト:ソラリス〉からの、〈罪人の枷〉〈急所狙い〉〈コントロールソート〉。もちろん高尾君を狙うよ!
高尾:おーう!さあ来るがいい!
GM:イノセントブレードは命中判定に+2dになるのでーす。(ころころ)
山吹:いま、侵食率いくつです?
高尾:92かな。
山吹カバーリングしましょうか?
高尾:いや、まだ大丈夫!
GM:34!
嶋田:3回回れば!ワンチャン!
GM:ねーよ!(笑)
高尾:行きまーす!(ころころ)はい当たり!(笑)
GM:じゃあ、4d+33。(ころころ)微妙だった。63、装甲有効。ラウンド中の達成値-10。
高尾:オオーゥ。〈リザレクト〉。8以下だったらいいんだけど、(ころころ)5!
GM:ワルい笑顔で挑発する。「賢者の石をー!持たない!作らない!持ち込ませない!マスターレイスと悪い子のお約束だよ!!」(一同笑)
山吹:今回、完全にギャグシナリオだな!?(笑)
GM:決め台詞なんだよ!(笑)
嶋田:本当にお前ケーシー高峰じゃねえのか!?(笑)
高尾:好きで持ってるわけじゃねぇー!!(笑)
日下部君:と言う訳でー、お前がその石を返してくれたら、破壊して粉々にしたうえで、
嶋田夢の島
日下部君:大阪湾に沈めに行くんだよ!!
嶋田:大阪湾かよ!!!(笑)
山吹:後ろの方で、「はいボスー!」とか言っている。
高尾:捨てられるもんなら捨ててみろ!(笑)
嶋田:そ、そうか。これを東京湾に撒いたらゴジラが出てきそうだからなんだな!?(笑)
GM:大阪湾に撒いても、巨大ヒルコになって還って来そうですけど。
山吹:こらこらこらこら!!別の世界の話をすな!(笑)
嶋田ヘドラが出てくるかもしれない!(笑)
GM:そうかもしれない!だがこれがN◎VAだったら、「木更津湖に沈めるぞ」になるでしょう!多分。じゃ、次の人ー。
山吹:はい。「ずいぶんムカついているようだが、こっちからも殴り返してやるよ!」という事で、殴れないけど。〈要の陣形〉〈導きの華〉を使用。全員、次のメジャーアクションの達成値が+8です。
高尾:おおー。
山吹:さっきのがマイナス修正は達成値-2まで打ち消された!「すまん、これくらいしかできん!」
高尾:十分十分!
山吹:と思ったが、ここで〈ランナウト〉を使用。エフェクトレベルを上げられるので、〈導きの華〉のレベルを上げて、達成値を+10にします。なので、〈罪人の枷〉は打ち消し。
高尾:おおー!
山吹:これで侵食率が100を超えた。次の攻撃には〈力の法則〉を乗せます。
GM:わーい…。
嶋田:こっちも100%超えたから、〈勝利の女神〉が使える。達成値が+9できるよ。
高尾:これで、マスターレイスのロイスをタイタスにして使うと、普通に+10なんだよね!
嶋田:タイタスを切るのかね。
山吹:誰のために、君は戦う?
嶋田:誰が~ため~に~戦う~♪(笑)(PC1のカッコイイセリフが出てくることを期待したネタ振りを、ボケで返す人)
GM:さあ次の人!
高尾:俺かぁ。普通に殴ればいいよね!
GM:じゃんじゃん回避するぞ。なかなか達成値が上がらないなぁ。
高尾:マスターレイスのタイタス使います。邪毒の方が怖いので。
GM:はい。
高尾:これで、達成値+10。普通に殴ります!マイナーで〈完全獣化〉〈破壊の爪〉、ほんでもってメジャーで〈コンセントレイト:キュマイラ〉〈獣の力〉。行くよ!
GM:うぇーい!来いや!!
山吹:ヘイカモーン!
高尾:ワァー!!(ころころ)
GM:こちらも緊張とか恐怖の衝動やらで常にわなわなした表情になっておりますので。とは言いつつ、そちらの男性陣より背が低いんだけど。
山吹:可愛いなぁ~。
嶋田:180cmですから!
山吹:「今日もうちのマスターレイスはかわいいっす!」(笑)
GM:〈言葉の盾〉〈リフレックスノイマン〉。タァーッ!!(ころころ)
高尾:46。
山吹:〈妖精の手〉!
高尾:(ころころ)63!
GM:〈言葉の盾」は強いのだ!と思ったけど、全然回らない。
嶋田:そこに〈勝利の女神〉を飛ばして、72!「貴様が入っているのは死門だ!八門遁甲の陣!」
高尾:それ、何語だよ?(笑)
GM:(ころころ)53かぁーッ!!けっこう良い出目なのに!当たり!この達成値の高さ!相手はけっこう怯むはずなんですけどね!?
山吹:ダメージは8dなんですけど、ここで〈力の法則〉します。さらに〈ランナウト〉使用!+6d!
GM:賢者の石を使えばよかったのにー。もう遅いけどね!
高尾:いやいやいや、復活系があったらいやじゃない。(ころころ)103。
GM:もう40点出たら死んでますよ!!吹っ飛んでるよ!でもここは〈蘇生復活〉。根性の残り1点で復活する!「この野郎!4対1でここまで頑張った俺を称えろ!!」
高尾:今のコンボで15点上がったぞ。
山吹:こっちは115になった。「その程度か、マスターレイス!」と煽ってみますけど。
日下部君:お前ら、侵食率が上がるのが怖いんだろう。ここからが本番だ!!
嶋田:あと1点なんでしょ!?(笑)しかも次のラウンドで攻撃できるのか!?(笑)
守屋:っていうか邪毒があるからクリンナップに死ぬよね。(笑)
GM:アアーッ!死んだぁぁぁ!!(笑)
山吹:ああっ、こっちも死ぬー!!このタイミングでタイタス使って復活しなきゃいけないわ!
GM:じゃあ、クリンナップに入ります。1回死ぬんだけど、根性の〈アクアウィターエ〉。
嶋田:持ってた!(笑)
GM:このくらいしないと盛り上がらねーだろぅ!!(一同爆笑)
嶋田:分かるよ!分かってるよ!(笑)
山吹:じゃあ、こっちも倒れます。「お前も根性あるな!」と言って立ちあがります。マスターレイスのロイスをタイタスにして!
高尾:腐ってるけどいい根性してるじゃねーか!!
GM:これはGM発言です。日下部君は、FHの中に居ると色々なしがらみがあって大変生きづらいので、こういうストレスフリーな連中を見てると殺意が湧いて来る!というのが今回の動機です!
山吹:そんな事ないよ!?こっちもお金儲けとかで色々あるんだよ!!(笑)
GM:ストレスフリーな連中に殺意が湧くということは。今の都築京香なんかは、見るからにストレスフリーだから見てるとイライラするんですよ。
山吹:あー、なるほど。
高尾:おかしいなぁ。自由そうなやつが一番ストレス溜まりそうな気がするんだけどなぁ。
嶋田:確かに、自由そうだ。
山吹:まあ、色々あるんでしょう。
GM:と言う訳で、10点回復!
嶋田:ワー、10点で回復した。
山吹:と言う訳で、イニシアチブ1番は彼女です。
守屋:10点しか無いんですよね。装甲ないから、〈コンセントレイト:モルフェウス〉〈レインフォース〉で。
GM:「お前ら見てるとイライラしてくるんだよ!!」半泣き。
山吹:かわいそかわいい!
守屋:侵食率が129!ワァオ!!
GM:そんなになってんの!?すごい!
守屋:攻撃が当たりさえすればいいんだよね。(ころころ)26。
GM:こっちも回避するぜ!ど根性!(ころころ)
山吹:ここは、〈妖精の手〉か…?(チラッ)
GM:あのさあ、こっちの出方伺うの止めようよ!(笑)28!
嶋田:分かった。〈勝利の女神〉を使います。
GM:畜生!避けられたと思ったのにー!
山吹:ありがとうございます!
GM:じゃあ、こっちは「お前は黙っとれー!」みたいな感じで気迫を見せるんですが、〈勝利の女神〉が飛んできたというわけで。
嶋田:もう1回!「お前は死門に入った!!すべては俺の計画通り。」
高尾:あれ、ボスこっちだっけ。(笑)
GM:すごくボスっぽいこと言ってる!!(笑)
守屋:ダメージは4d!
山吹:〈力の法則〉〈ランナウト〉入れます!ダメージダイス+6d。
守屋:ここから更に6d!?(ころころ)10…20…30…
嶋田:もう計算いらんだろう!?(笑)
GM:いらん!死んだわ!(笑)
守屋:だって、固定値が10以上あるもん。死んでるよね!(笑)
山吹:オーバーキル…。
GM:じゃあ、ほぼ0距離で当てられたんだけど、日下部君はまた復活しようとする。でも逃げてた燈がとりあえず頭をガツンと殴って、「あっちでバックトラックさせなきゃなんで、連れて帰りまーす!」と言って、横に抱えて帰ります!
嶋田:メタい!(笑)
高尾:0距離でゲート・オブ・バビロンされてたんか…。(笑)
守屋:ハハハ!(笑)
嶋田:かえって、威力がなくなりそうだな。(笑)
GM:むしろまわりのみんなに当たってそうだよ。(笑)じゃあ、燈は嬉しそうに、
山吹:嬉しそうに「覚えてろよー!」と言って逃げる!うん、嬉しそうだね!(笑)
GM:気絶した日下部君を抱えて帰って行きます!(笑)はい、じゃあバックトラック!
嶋田:先に、Sロイス指定しておいて良い?
GM:おせーよ!!(笑)
嶋田:じゃあ、平将門に。
GM:将門かよ!!(笑)

バックトラックの結果、みんな帰って来ました。

守屋:58なので、帰って来れました!
GM:けっこう下がったね!
守屋:3倍振りしたので!

エンディングフェイズ

また、祭りへ

GM:と言う訳で、戦闘が終わって、エンディングフェイズに入ります。今、どこで戦ってたんだろうね?校門とかかな?
山吹:放送室から逃げて来て、裏庭っていうイメージだった。
GM:じゃあ、そのへんで。戦闘が終わってみて、校庭の方を覗いてみると、文化祭はクライマックスを迎えていた。
高尾:おおー。
GM:危機は去ったのだ。幾人かの被害者は出してしまったが、幸いにも死者は出ていない。今頃は、カウンタートランスで何とかなっている頃でしょう。
山吹:良かった良かった!
GM:と言う訳で、個別のエンディングに入るんですけど。実はあんまり考えてなくて。エンディングになると、なんか力尽きてしまうんですよね…。で、PC123は、同じエンディングなのかなーと…。
山吹:文化祭クライマックスで、集客率のランキングが出てたりするんですよ。
GM:どういう感じなのかな?
守屋:みんな、キャンプファイヤーやってるよね。
嶋田キャンプファイヤーで、ベントラーベントラー
GM:違うだろ!(笑)
嶋田:イア!イア!クトゥルフ!フタグン!!
山吹:別のシナリオがいきなり始まったー!(笑)
GM:多分、ダゴン秘密教団も築地から移転するんでしょうね。(一同爆笑)
嶋田クトゥルフでやるのか!!引っ越しネタを!(笑)
山吹:それは参加したい!(笑)
GM:きっと豊洲にね!で、保健室に寝かされていた辻田さんも、とりあえずUGNが調達したカウンタートランスを使って、目を覚ましました。
高尾:はい。どっかで着替えを探さないと、オレ。〈完全獣化〉したから。
GM:まあ、ボロボロだよね、みんな。
山吹:貧血とかで倒れたって事にしておきましょう。
嶋田:そういうことにしておこう。
高尾:「あー、良かった。」と言って、ジャージを着ているオレ。
真澄:あ、…高尾君、何があったの?
高尾:ああ、貧血じゃね?頑張りすぎなんじゃね?
GM:「そっかぁー…」と言いながら、頭を押さえている。「いま、何時かな?」
高尾:何時だろう?
GM:もう暗くなってるのかな?
嶋田キャンプファイヤーだよな。
守屋:5時とか、6時とか?
高尾:じゃあ、4時半くらいで。
真澄:も、もうそんな時間?そんなに寝てたなんて。私、本当に、やりすぎちゃったのかな。
高尾:ほらほら、立てるか。
GM:まわりのみんなは、居ますか?
守屋:じゃあ、居ます。
山吹:居ることにしましょう。
真澄:山吹君。
山吹:よう、委員長殿。
真澄メイド喫茶は大丈夫?
山吹:「ああ、俺が居たからな。大盛況になったぜ。」自信満々で!あえて、ここは面白いことを言っておきましょう。
真澄:そ、そっかぁ。じゃあ、高尾君のメイド服、見れなかったね。残念だなぁ…。
山吹:確か、まだメイド服あったよな?
守屋:あったわよ。ていうか、キャンプファイヤーで着ればいいんじゃないの?ていうか、ミネのネコミミつけて「にゃん!」って言えばいいんじゃない?(笑)
山吹:じゃあ、ここで指をパチンと鳴らして、高崎を呼び出す!
GM:(着替えを用意したようなジェスチャー)スッ!!(笑)
山吹:よくやった!
高尾:お前らグルかぁっ!(笑)
GM:と、いうわけで…
高尾:なんでだよぉ!?
GM:なんと、フォークダンスにメイド服で参加することになった高尾。君はまたクラスの伝説となりました。これは確実に卒業アルバムに載るね!(笑)
高尾:じゃあ、フォークダンスでメイド服を着ている。「これが、日常ってやつか!!」(笑)
山吹:これが日常でたまるかー!(笑)
嶋田:こんな日常いやだー!(笑)
高尾:これが日常ってやつか、クセになりそう!!
嶋田:ダメだ!帰って来ーい!(笑)

見つめるもの

GM:じゃあ、なんかそんな感じで!では、後日。最後まで見届けた嶋田。
嶋田:場所はまた、神田明神で。
GM:ですね。現れた都築京香に、今回の件を報告することになっている。
嶋田:なかなか楽しませてもらったぞ。プランナー。
GM:キミの報告を聞いた都築京香は、くすりと微笑んで。「彼のやっていることは、ただの逆恨みみたいだった、という事ですね?」
嶋田:ふ、まあ確かに動機としてはつまらんものだった。しかし、この日本という国も、なかなか楽しいものだな。俺の日本壊滅計画を先延ばしにしても良いとさえ思える。
GM:これ…!!(笑)
山吹:なんで、日本を壊滅させたいんだ。
嶋田加藤保憲って、いわゆる「まつろわぬ民」なんです。断絶した血統というか。
山吹:ああ、だから恨みに思ってるのか。
プランナー:まあまあ、それはお手柔らかに。彼は、オリジナルが生きていた時代にはすでに生まれていました。ですが、オリジナルの最期の一日の事も、色々記憶に持っているようなのです。これがどういう事か、分かりますか?
嶋田:?
プランナー:つまり、彼は、複製体として生まれた以降の、オリジナルの記憶もなぜか持っているんです。
山吹:あれ、なんでだろう。
プランナー:これがどういう現象なのかは分かっていませんが、何か面白い予感がするのでしょう。コードウェル博士もそれを期待しているようですね。彼のやっていることは今は無茶ですが、これから先、あなたより先に日本を滅ぼしてしまうかも知れませんよ?
嶋田:ふん。コードウェルのところの子供になど遅れは取らん。
GM:「それは今後のなりゆき次第ですね。」と言いながら、とりあえず去っていくことにしましょう。「そんな計画してたなんて、知らなかったわ。」みたいな感じで。(笑)というわけで、ダブルクロスThe 3rd Edition「Crimson Egg 」終了させて頂きます。ありがとうございました。
一同:ありがとうございましたー。
高尾:記憶を持ったクローンができるって事は、コードウェルのガキの頃のクローンもできるって事だ。
GM:まあ、出来ないことはないでしょうね。
高尾:ショタどうぇる?(笑)
嶋田:ショタどうぇるだ!!(笑)
GM:日下部君はですねー、『パブリックエネミー』掲載のシナリオに登場して、プランナーに会ったんですけど、そこで。日下部マスターレイスは『ブレイクアップ』の最終話でプランナーの頭を潰しているんですけど、私うっかり「あの時の事を覚えているのか」とかそんなことを言ってしまって。「そういえば、これ、知らんはずじゃねーの?」って事に気が付いたんです。でもまあ、なぜか知ってたことにしてしちゃったら、面白いかなーと思いまして。
山吹:誰かがインストールしたとか?
GM:何かよくわかんないんだけど。
嶋田:レネゲイド同士の共感力とかかな?
GM:なのでまあ、そういう設定をチラッと見せるようなシナリオが作れたので、私はこのキャラクターを作れてよかったかなーと思ってます。お付き合い頂きまして、ありがとうございました。
山吹:ありがとうございまーす!

感想

なんというか、全体的にグダグダなのをPC1さんに何とかしてもらったセッションでした…。PC1さん、ありがとう。GMって難しいですね。

日下部君については…こんなん世に出しても良かったんかなと、リプレイ書きながら何度も申し訳ない気持ちになりました。やりたい放題にじゃりボーイなロールプレイができるという点では、楽しいキャラなんですけどね…。まあ、自分のGM力を測るためのリプレイなんで、そこにたまたまこんなキャラが出てきちゃったよという事で…。ちなみに、オリジナルのトレードマークがループタイだったという事で、複製体の日下部君はリボンタイでキャラを印象付けているという設定です。セルフブランディングってやっちゃな。

あと、私はエンディングフェイズを書くのが苦手であるということにも気が付きました。今後もこんなリプレイがちょくちょく上がってくると思います。

総セッション時間:2:55:43 書き起こしに要した日数:25日

「Crimson Egg <REPRISE>」 その3

ここらへんから、ふざけた描写が多くなります。念のためお知らせしておきます。

猫の主人

GM:PC達が話し合っている時に、屋上には人影がありました。双眼鏡を片手に、焼鳥をほおばる女。
嶋田:焼鳥…!?
山吹:ああ!あいつだ!
GM:そして、そこへ飛び込んでくる高崎ミネ。「ナイトメアさぁん!バレたにゃん!連中、UGNとつるんでるにゃん!」そして、"現存する悪夢"。「にゃんだとー!?」
山吹:混ざったー!(笑)
高尾:伝染った!
GM:と言いながらLINEを操作しつつ。「むぅ、ここはついに例のスタンプが役に立つ日が来て…」顔を上げて。「しまったかっ!」
山吹:どういう事?スタンプって。
GM:で、ここからみんなが登場する。
高尾:「…。」開けて、しばらくして。ブン殴ってやろうかっていう覚悟だったんだけど。
GM:そこで、高崎ミネは「うおーーー!早いにゃん!!」(一同爆笑)
嶋田:早いにゃん!?(笑)おーい!!
GM:で、燈、"現存する悪夢"のほうが。「シャノワール!時間を稼ぐにゃん!じゃなくて!お前ら!爆弾がまだ残ってるって事を忘れんなよ!私はそっちをナニしてくる!」と言って退場します。
嶋田:ナニしてくる!?(笑)
山吹:何してくるんだよ!(笑)
ミネ:ひ、ひどいにゃん!
高尾:ガシッ。(頭を掴むジェスチャー
GM:ミネは掴まれました。「あ、あうぅぅ。」という事で…ミネは説得すれば、降伏しますよ。
嶋田:じゃあ、説得しようか!ヌゥ~っと近づいて!「悪いようにはせん。」(笑)
山吹:あんまり説得っていう雰囲気じゃないな!
高尾:じゃあ、すごくステキな笑顔で。「どぉ~しよっかなぁ~?」
ミネ:う、うわばばば…
高尾:さわやか~な笑顔で!むしろ俺たち、全員さわやかな笑顔で!(笑)
山吹:4人で取り囲んでるんだ!
守屋:腕1本無くても生きていけるわよね!(笑)
ミネ:ヒィー!やめて!やめてー!
山吹:「ちょいちょい。高崎さん。」今回、メイド服で活躍してくれましたよね?つまり、UGNとしても、活躍の目はありますよね?
GM:なくもない。
嶋田:UGNに行けば、アルティメイド服がタダで支給されるよ!(笑)
GM:ゆにばーさるの店員か!(笑)
山吹:いまから彼女に拷問されて腕を1本無くすか、それとも俺の勧誘を受け入れて、UGNでこき使われるか、さあどっち?
ミネ:UGNに協力します!
山吹:はい、返事は「にゃん」!
ミネ:にゃん!
嶋田:ひ、ひでぇ!(笑)
山吹:情報を教えてくれる?
ミネ:教えます!
山吹:返事は?
ミネ:…にゃん!!
山吹:ゴメン!つい!(笑)
GM:ひどいー!ミネは、高尾が屋上に一人で来た場合には、マスターレイスのところに連れて行って、フェードメーターという強力な紫外線を発生させて耐光試験評価ができる機械があるんですけど、それの紫外線に10時間曝露させる程度のおしおきで済ませてくれるという程度に聞いていました。
嶋田:ひどい!(笑)

これは、日下部仁のチャームポイントだった「知識:拷問 10」は、複製体の日下部君にも「知識:ごうもん 2」という形で継承されている、という意図の描写です。たぶん、日下部仁の衝動は加虐だったんだと思われる。しかし、これが自傷とかだったら大惨事だなという妄想が捗ります。

GM:さっきの情報収集で分かるように、賢者の石の適合者は容赦なくぬっ転がされる運命にあるよという事が分かります。なので、ミネは「え、あれ、違うの?」という表情です。
山吹:あー、そういう事か。と言う訳で、大人しくしましょうね!ぽん。
ミネ:あうう。
山吹:ちなみに、これからどうする?
高尾:とりあえず、寝といてもらう?
山吹:デコピン1発で許しておいてやれ。お前、キュマイラだろ?
嶋田:それもひどい!(笑)デコピン1発でも吹っ飛ぶぞ!
ミネ:従者をひとつ無力化させるから許してほしい…うぅ…なんだけど、実は爆弾と従者はセットになっているから、両方解除しないと、結局爆発するんだにゃん。
高尾:それ持って来いよ。
ミネ:ええと、校庭のキャンプファイヤーの設備のところに…
山吹:うおーっ!燃やすじゃねーか!最終的にー!
GM:とりあえず、シナリオ的には、猫の方は無力化させられたので、爆弾はみんなで解除してねっていう。
山吹:よっしゃー!キャンプファイヤーだ!急げ急げー!

"マスターレイス"

GM:では、ここでマスターシーンです!何処とも知れない深い闇の中、スマートフォンの通知音が鳴り、一人の少年を照らす。画面に現れたのはスタンプがひとつ、"ボスケテ"
山吹:ハハハハハ!!(ピンポイントでウケてはいた)
GM:それは、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』の名場面を切り取ったLINEスタンプであった。「あいつ!!ふざけんなよ!!?」傍らの何かを持つと、少年は足早に部屋を出て行った。
嶋田:あんまり俺のセンスと変わらんぞ!?(笑)
GM:だから、燈はこのスタンプを使える日を楽しみにしていたんですよ。(笑)
山吹:あいつなら楽しみにしているかもしれん!(笑)しかし屋上はシリアスかと思ったけど、そんなことはなかったぜ!
高尾:だってまだ2時だよ!(リアル時間稼ぎが必要な時間だった)
守屋:にゃん!
山吹:にゃーん!
高尾:にゃん!
山吹:思ったよりみんな、爆弾を解体したり突き止めるのが早かったりしすぎて、色んな事が間に合わなかった的な演出なの?
GM:…いや、ただ単に、みんなはミネのところに行くと思ってたんですよ。
守屋:にゃんにゃん言ってるから?
GM:そうそう。見るからに怪しいから。そしたら、メイド喫茶で爆弾が爆発して、もうちょっと時間稼ぎができる予定だった。
山吹:そうだったんだ!そしたら、もうちょっとシリアスになってたかもしれない?
GM:まあね…。
山吹:マジか!ゴメーン!
GM:いや、良いと思います。これは想定しておくべきことだから…?まあ、PC3がみんなの事を大切に思ってくれたのがうれしかった。
守屋:なんか、ミネとPC3が共闘してるのかなって思ってて。
山吹:ミネとPC3がFHから逃げてるのかと思ってた。あ、ミネにロイスを取っておこう。ポジティブは下僕、ネガティブは何が良いかな?
GM:ひどいな!?みんな、ロイスとか取っておいてね。
嶋田:高崎ミネのロイスを取っておこう。
守屋:私もミネに取っておこう。

最後の爆弾

GM:と言う訳で、この後すぐにクライマックスフェイズに入っちゃうので。とりあえず…燈のデータある?
山吹:いや、あるけど!?あれ、良いの!?
GM:うん。
嶋田:いいの!?って何?
GM:いやあいつ、逃げてるから。出そうと思えば出せるんです。みんなと同じくらいの侵食率で、同じくらいのHPだけど、頑張ればセッションの尺を調節できる!本当は、ミネが戦うハズだったんだけど、しょうがない。(笑)
山吹:こいつ、ガチで組んでるんだけど、大丈夫!?かなりひどいデータだよ。
GM:オッケー!!と言う訳で、始めましょう!
山吹:みなさん、死ぬ覚悟をして下さい!(笑)
GM:では、次のシーンに入ります。屋上を出ると、校内放送が流れ、キャンプファイヤーを囲んでフォークダンスが行われるという放送が流れ、校庭に集合するように呼びかけます。しかし、その声は聴きなれた放送委員生徒のものではなく、さきほど遭遇したFHエージェント、"現存する悪夢"の声であった。校庭で犠牲者をいっきに増やすつもりなのだ。
山吹:まずいまずい。
ミネ:これは、従者とか関係なしで爆弾が爆発するから、丸太が吹っ飛んでエラいことになるにゃん。
嶋田:逆に危険だね!?
高尾:そっちなんだ。(笑)
GM:解除には、目標値7の知識:機械工学の判定が要ります。敵は時間稼ぎをしたいようです。ちなみに、敵のFHエージェントは、放送室に居ることがわかりますよね。
高尾:精神は2でした!
山吹:別れて行きます?ただ、エージェントがどれだけ強いかは、私らには分からないんですよね。でも、〈導きの華〉があるので、達成値が6上げられます。
嶋田:爆弾の方は楽勝だな。まあ、こっちは精神が高いから。いざとなったらロイスを切って達成値を上げるよ。
山吹:良いんですか!?
高尾:放送室へ行くと、マイクに、スマホが置いてある可能性もあるよ!(笑)
嶋田:そういうのもあるなー。最近は技術が発達したなー!(笑)
山吹:どうするかなー。一人で大丈夫ですか?
嶋田:まあ、何とかしてみるよ。
高尾:こっちは放送室だな。
山吹:じゃあ、1:3に分かれていくってことで。放送室って、キャンプファイヤーの場所から見えます?
GM:んー、見れると思う。うちの学校だったら見える。
山吹:〈導きの華〉は射程が視界です。
GM:うわ…。分かったよ!分かったよ!やればいいじゃない!(笑)
守屋:ハハハ!(笑)
山吹:これが口プロレスというものだー!(笑)
嶋田:そういうのもあるのか!(笑)じゃあ、キャンプファイヤーからやっていくか。(ころころ)とりあえず、キャンプファイヤーのところまで、ノシノシ歩いて行きますねー。
GM:PCが校庭に到着すると、幸いにもまだ誰も来ていなかった。何も知らない人々が来る前に、爆弾を解除しなくてはならない。
高尾:まだ、業者の人しか見えないよ。
山吹:業者の人だね!(笑)後から不審者として通報されるかも。
嶋田:とりあえず、判定してみるか。これ、財産ポイントは使えるの?
GM:じゃ、使えるって事で。成功しなかったら困るもん。
山吹:ですねー。
嶋田:素で7だからな!(ころころ)10がある!(ころころ)13!成功!
GM:良かったー!とりあえず、燃やしたら有害物質が出そうなものだから、排除しましょう。って事で。キャンプファイヤー用に組まれた丸太の上に、ゴミと一緒に爆弾がある。誰かがアトラクションか何かだと思って火をつけてしまえば、間違いなく爆発し、その場にいた全ての一般市民が犠牲になっていただろう。
嶋田:わかりました。これを取り出したら、電話1本かけて。屈強な人が持って行ってくれました!(笑)
GM:分かりました!爆弾はなんとか!自衛隊の協力もあり、取り除くことができました。では、一方で。放送室に居た人たち。
山吹:侵食率上げよう。(ころころ)1。
高尾:(ころころ)5。
山吹:放送室の前に来て、3人でスタンバってる感じですかね。
GM:と言う訳で、先方はボスが来るまで時間稼ぎをしたいので、とりあえず居ます。
高尾:じゃあ、ドア開けちゃいます?
GM:ロックとかしてないので、ドアは開きます。燈はセットアップで〈ワイルドグロース〉〈完全獣化〉を使用し、異形の姿に変身します!「太古より黄泉がえりし怪物、現在に現れし異形、これが真の悪夢だ。括目せよ!」
嶋田:異形?
山吹:巨人の腕っていう設定。
GM:と言う訳で、戦闘開始!
山吹:エンゲージは!
GM:エンゲージは、ほとんど離れていない3メートルくらいで離れていることにしましょう。
嶋田:俺は?1ラウンド経ったら出られるとかそんな感じ?
GM:そんな感じです!と言う訳で、燈は内心ビクビクしています。「はやく来てくれボスー!」(笑)と言う訳で、こいつの行動値はなんと、たったの…3です。
山吹:低い!(笑)
GM:だって、ピュアキュマイラだもんよ。低くなるよ。じゃあ、一番速い人からやっていきましょう。こちら、セットアップはさっき〈完全獣化〉したので何もなーし。
嶋田:これ、クライマックスだよね?
GM:いや、クライマックスじゃないよ。ボス出てくるから。
守屋:あうー。(一人だけ侵食率がすごく高い)
高尾:ショタかべ君が出てくるのな。
GM:いうな!(笑)
山吹:みなさん、行動値はいくつですか?私、8。
守屋:13。
嶋田:11。だけどこのラウンドは出られないから。
高尾:早いなぁ~。3しかない。
守屋:じゃあ、一番。マイナーで、〈ハンドレッドガンズ〉〈猛毒の雫〉で、毒を塗りたくってる剣を沢山作りますよー!このへんに!(周囲を指さす)ババババって作り出す!
嶋田:これがゲート・オブ・バビロン!
GM:燈は「きたぁ~!」と思いながら、窓にじりじり近づいていきます!(笑)
山吹:逃げ腰だー!
守屋:あなたを血祭りにしてやるわ!!
高尾:おい待て!狭い放送室でそれか!(笑)
山吹:ああ!当たる!
嶋田:部屋が大惨事だ!!(笑)
山吹:お前、学校の備品は大事にしろ!(笑)
GM:燈も便乗して「そうだ!そうだぞ!」と言って囃し立てる!
守屋:そんなの、後でUGNがどうにかするからいいのよ!(笑)
GMモルフェウスなんだから、お前が修理せいや!って感じだけどな!
高尾:俺、責任は持てないからな?(笑)
守屋:で、メジャーアクション。〈コンセントレイト:モルフェウス〉〈レインフォース〉〈ペネトレイト〉なので、92か。
山吹:侵食率高いな!?
守屋:シーンに登場する時に10を2回ほど出しましたんで!で、ダイスが7個ですね。
GM:ちなみに燈の侵食率は80%なので、まだリザレクトしてきます。
守屋:(ころころ)15。
山吹:待った。〈妖精の手〉を使います。
GM:こっちも回避するぞー!(ころころ)当たったー!
守屋:(ころころ)28。
GM:すみません。〈生命増強〉でHPが30点増えたことにして下さい。(笑)
嶋田:今入ったー!(笑)
山吹:分かりました!そこら辺は好きにやっちゃってー。
GM:だが覚えておいてほしい、GM発言として。こいつはただの時間稼ぎをしているだけだ。
守屋:3dでダメージ。(ころころ)31。装甲無視です。あと〈猛毒の雫〉でランク3の邪毒。
GM:マジでー。「痛ってぇー!でもまだいけるっ!」
山吹:邪毒ランク3!?結構上げたなぁ。
嶋田:えげつねーなぁ。
山吹:次は、8。マイナーで、エンゲージから離れます。範囲攻撃対策だ。メジャーアクションで、〈導きの華〉を使って、高尾の達成値を6上げます。
高尾:+6ね。
山吹:微々たるもんだがな。
高尾:十分十分!じゃあ、行きます。マイナーアクションで、〈完全獣化〉〈破壊の爪〉!9点上がった!
嶋田:〈完全獣化〉、重いな!?
高尾:これで70%!
GM:そっか~!OK!よく見たらこの子、〈復讐の刃〉を持っていたわ!
高尾:オオー…俺も入れようと思ってたのさ。…ダイス13個貸して。
守屋:13!?(笑)
高尾:〈完全獣化〉したらメッチャ増えたわ~!
GM:ああっ、この子、〈完全獣化〉が5レベルあるから、さっき追加で7個も振れてたにゃん!?
山吹:「にゃん」言っとる!!(笑)
高尾:じゃあ、こっちから行くにゃん!(笑)
GM:今回は時間稼ぎなんで、回避するにゃん!だが回避でもダイスは増えるんだ!(ころころ)回った!(ころころ)19か…。
高尾:メジャーアクション行くにゃん!〈コンセントレイト:キュマイラ〉〈一閃〉〈獣の力〉。(ころころ)24。
山吹:〈妖精の手〉!
GM:もう要らんじゃろ!?自キャラ相手にも容赦ねーな!(笑)
高尾:よし。4d+19。(ころころ)34。装甲有効。
GM:分かりました。装甲は何かあったっけこいつ。
山吹:ないよ。
GM:無いっすね!だがあと2点ある。と言う訳で、こっちの番でーす!えーっと、〈破壊の爪〉〈獣の力〉〈神獣撃〉〈コンセントレイト:キュマイラ〉で。ダイスボーナス、肉体8、完全獣化の+7で、17個だな。
嶋田:えげつない!
GM:白兵の固定値はたったの7点。(ころころ)けっこう回ってるんだけど。48。
高尾:回避は無理そうだから、命中でいいや!
GM:「何だよそれェェェ!避けろよ!!」と言って無気力試合を責め立てるぞ!(笑)
山吹:こいつは、本気を出さないやつには厳しいんだよ。
GM:(ころころ)と言う訳で、34。装甲は有効…だよ!
高尾:それはさすがに、1点残ってしまった。
山吹:すごい!(ぱちぱち)
高尾:ぜーはーぜーはー。お互いの顔面を殴った状態だな。
GM:と言う訳で、時計を見ながら。「早く来てくれボスー!」そしてボスは、部下の運転する車でこちらに向かっております。さすがにバスで来るのはカッコ悪いのでやめた。
山吹:なんでバスなんだよ!?(笑)
嶋田:N市高校前~、N市高校前~!(笑)
GM:だから普通の車なんだってば!『ブレイクアップ』の日下部マスターレイスはリムジンに乗ってるシーンとかもあるんだけど、さすがにねえ、今はセルの規模がそんなに大きくないので。という事なんだけど!クリンナップに入ると邪毒の3点が入るので倒れます!〈リザレクト〉!「げふっ!」
守屋:げふっ!(笑)
GM:1d!(ころころ)5点でふっかーつ。だがこれで100%超えたな。
嶋田:でも5点か!1発当たったら死ぬな。
守屋:これは勝てますね!(笑)
嶋田:レフェリーが9までカウントした状態で立ち上がった状態だよな!?
高尾:これ、邪毒だからこっちが何もしなくても、2ラウンド後には倒れるんだよな、この子!(笑)
嶋田:まあ、クリンナップにダメージが入るんだから、あと2回は攻撃できるけどね。
山吹:侵食率は大丈夫?
守屋:侵食率は、今92ですね。
山吹:ロイス取っておいた方が良いよ!?まだ2枠開いてる人とか。
嶋田:あともう1枠はボスに取る予定なんだ。
守屋:じゃあ、燈さんにとっておこうか。感情は、感服で。ネガティブは、憐憫。よくこんなボロボロになっても頑張れるなーっていう感服。(笑)
GM:だいじょーぶ!(笑)じゃあ、さっき通知があった!ボス来た!っていう事にしよう。(リアルに誰かのスマホから通知音が鳴ったらしい)
嶋田:こっちも着いたぞ。エンゲージはちょっと離れたところにしよう。
高尾:今、ガッシャンガッシャンやってるんだよね。
山吹:ワーディングで、気づかれないようにしているんですよ!多分。
GM:セットアップ、こっちは何もないです。
守屋:もう、やっちゃっていいですよね?
嶋田:こっちは侵食率が62しかないから、行動を遅らせてくれてもいいよ。
守屋:じゃあ、「私がやったら可哀想だから!」ってことで遅らせます。(笑)
GM:「ひどい!戦えよ!!」そこは強がるよ!(笑)
山吹:もっと熱くなれよ!っていうキャラなんです!(笑)
守屋:だって、私が攻撃したら、あなたは絶対負けるから!まあ少しでも長生きしたいでしょ?(笑)
GM:ぐ、ぐぬぬー!
山吹:「負けないもん!」と言って強がっております!
高尾:そんなに長生きできないんじゃないかな!?邪毒入ってるから!(笑)
山吹:やだ、燈ちゃん可哀想!でも、これはこれでおいしい!
嶋田:じゃあ、〈コンセントレイト:ノイマン〉〈コントロールソート〉で攻撃。(ころころ)
GM:回避するぞー!(ころころ)あははははぁ…。14。だめだった。当たった。
嶋田:37。4d+5。(ころころ)30点。
GM:じゃあ、当たる瞬間に〈瞬間退場〉を使用して、窓の外にガッシャーン!飛び出していきます。
山吹:「次は覚えてろー!」と叫びます!で、暫く走ったあたりで「ごふう!」血を吐く。
GM:採用!(笑)
嶋田:「行け!式神!」ババババ!まだ追いかけてます。覆いかぶさって襲い掛かるよ!
GM:ぎゃん!(笑)
守屋:剣の雨も降っています!
GM:よし!いい感じに撃退したとことで、ラスボスの登場にしましょうか!
山吹:はーい!

続く。

「Crimson Egg <REPRISE>」 その2

ふたつ目の罠

GM:次のシーンプレイヤーはPC4にしますね。
嶋田:うん。
GM:そこで、従者の本体を探してみようとして、校内を歩いていたキミは、あろうことか社会科準備室という人気のない教室で、猫型従者を発見してしまった。これが爆発すれば、被害が拡大するのは間違いない。キミは小さく舌打ちをして、解体作業に取り掛かる!という事ですが。知覚の5の判定で、これを解除することができます。
高尾:知覚の5。
嶋田:また厳しいやつをー!2しかないんだよなー。
山吹:待った。5未満の場合は?
GM:爆発するよ?登場しても良いですよ。
山吹:感覚6です!
守屋:こっちも感覚6です。
山吹:なので、そっちで挑戦して失敗したら出てきて、カッコよく助けるってのは?
守屋:とりあえず連絡を取って、追いついたわ。みたいな。
嶋田:判定は1回だけ?どうするかなー。
高尾:ちなみに、感覚1の知覚1だー!(笑)
山吹:導きの華があるので、出ても良いですか?
嶋田:うーん、そっちが挑戦する方が確実だから、彼女に出てもらいたい。
守屋:知覚は0ですけど。
高尾:とりあえずおっさん。自衛隊だよな。
嶋田自衛隊だが、俺は爆発物処理班ではない。
高尾:先に言われた!(笑)
GM:普通そうだわ。
守屋:とりあえず、合流しましょう。(ころころ)2。
嶋田:今から爆発物処理班を呼ぶか?ただし、文化祭はおじゃんになるがな。
高尾:クソッ。どうすりゃいいんだよ。
山吹:じゃあそこで。「待たせたな!」と言ってガラッと。
嶋田:待たせたな!?大塚明夫ボイスで!?(笑)
山吹:とりあえず、1回言ってみたくって!(笑)
高尾:…よう。
山吹:「よう、サボリ魔。」と言ってノシノシ歩いて行く。
高尾:じゃあ。「来んな、爆弾があるぞ。」
山吹:「そのくらい知ってる。」と言って、守屋の方をチラッと見る。
守屋:はい。
山吹:ばらせるか?
守屋:こんなの余裕に決まってるじゃなーい!あんたたちなにそんな事もできないのー!?(笑)
嶋田:すごいこと言ってる!(笑)
山吹:真面目な話、〈導きの華〉、要りますか?
GM:6つ振って、5だよ!?普通成功するでしょ!?
山吹:実際、すっごい怖いんだけど!?(笑)
嶋田:まあ、失敗する時はするもんな!
守屋:よし。6個振る。(ころころ)出ました出ました!
嶋田:よし!出た出た!よかったー!
山吹:具体的には、どういう風に解体したの?
嶋田:赤いコードと青いコードを~。
守屋:とりあえず、従者の首をブチッってちぎった!
一同:おい!!(笑)
嶋田:猫の首ブチッかよ!
守屋:血出ないのー?つまんなーい!ハハハ!(笑)
高尾:最後の最後は、赤い血の~とか言いながらコード切ったんじゃないの?(笑)
GM:ひどーい!(笑)そこで、転がった猫の首から。「実は、私には自爆能力があるのですにゃん。全く持ってムダな作業でしたにゃん!はっはっは!」と言って爆発する。
山吹:え!爆発すんの!?
守屋:結局するのー?
GM:と言う訳で、猫は笑い声を上げながら爆発した。辺りには、また新たな赤い霧が発生してしまう。どうやら、この爆弾は猫そのものを無力化させないといけないようだ。本体を探さなければー。
嶋田:本体かー。
高尾:ちっ。霧が広がっているのはこの部屋だけだよね。
山吹:とりあえず、作戦立てないと。いまのうちに情報共有しておくか。猫のことを詳しく、守屋も説明しますよね。
守屋:うん。かくかくしかじかで。
山吹:同じく、Σトランスのことを、まるまるうまうま。と言う訳で、調達が上手く行けば霧を吸ってても助かるよーとか。
高尾:そっかー…それなら。
山吹:本体は、叩くっきゃねえ。
高尾:猫の飼い主を叩くしかねえな。
嶋田:やれやれ。トンでもない事件に巻き込まれてしまったな。まあ、たまには付き合ってやるのもいいか。
GM:で、この人誰?って話になるよね。
山吹:そういえば、こいつ誰?
守屋:さっきから何してんのよ!?
嶋田:「自衛官だ。」身分証明書を見せて。「嶋田二佐だ。」
山吹自衛官と言ったら、ストレンジャーズにすぐ結びついていいんですかね?
GM:良いと思いますよ。
山吹:ストレンジャーズか?
嶋田:それはさすがに言えないな。
山吹:「ふん。まあ、今は協力してくれるようだしな。」ところで、PC的にも、PL的にも聞きたいんですけど。「誰かカウンタートランスの調達のアテはあるか?」って聞いてみる。
高尾:調達10?(笑)
嶋田:ムリムリね!(笑)
GM:社会2だもんな!
山吹:調達が得意そうなPCが居るかと思ったけど、ダメそうだった!
守屋:調達は3ありますけど。
山吹:調達10の判定、今しないと忘れちゃいそうなんで…
GM:みんなで振ってみよう!
山吹:さんせーい。(ころころ)
守屋:振ってみよー。(ころころ)6+3で、だめですねー。
高尾:(ころころ)2だぞー!
嶋田:(ころころ)7!むり!
山吹:財産ポイント1点入れて成功で良いですか?
GM:OK。
山吹:よし!とりあえずこれで調達できたー。
GM:ミドルフェイズ後半、もうちょっと後半で手に入るってことになります。
山吹:「とりあえず、調達の電話を入れておいたから、もうしばらくしたら届くはずだ。被害が出てるみたいだから急いでくれって伝えた。」委員長の事も聞いてますからね。「調達のめどは立ったけど、どっちにしろ爆弾は俺たちでどうにかしないとな。
高尾:さてと…。ふざけやがって。
GM:さて。ここで、過去にも同じような事件が起きてるってことで、その事件について調べられるようになります。情報:UGNまたはFH、裏社会の7。
高尾:7か。
GM:成功した人は、こんな事件が過去にもあったってことを、知ってたことにできる。
高尾:情報:裏社会はある。
守屋:(ころころ)出た!25!
GM:さすがUGNチルドレン!全部知ってました!1~2年ほど前に、FHエージェントの"クルセイダー"という少年が、FHを脱走しK市の環境情報大学付属高校に潜伏していたという事件がありました。彼は、FHで開発されていた対オーヴァード化剤であるカウンタートランスの開発データを盗み出していました。で、このデータを取り返すべく、当時の"マスターレイス"日下部仁が、"エッグマスター"というエージェントを派遣して、文化祭で従者型爆弾を爆発させるという事件を起こしています。
山吹:ふんふん。
GM:その時に色々あって、UGNにもたらされたのが、カウンタートランスの詳細なデータ。それで今回、似たような事件が起こっているので、これを使ったら対応できることが分かるわけです。で、この事件が、賢者の石を巡ってUGNのK市支部と"マスターレイス"日下部仁が戦った事件に繋がっていくと。要するに、前回の事件は『ブレイクアップ』キャンペーンの3話なんですよねーっていう話を、守屋はよく知っていたことになる。
守屋:はい!「っていう事件が昔あったのよー。思い出したわ。」
嶋田:思い出したのよ!(笑)
山吹:遅いわ!ツッコミを入れておく!
守屋:ハハハ!(笑)
山吹:で、前の事件の焼き直しだって言っても、だからどうなんだ?同じ事件を起こしても、邪魔されるって分かってるだけのはずなのに。
高尾:同じやつがやってるとも限んねーし。
嶋田模倣犯の可能性もある。
山吹:なんで模倣するんだろう?わからん。
GM:ぶっちゃけると、たまたまですよ。

日下部君は、多分このへんの記憶が曖昧か、そもそもこの事件の記憶を持っていないんだろうと思われる。事件が終わったころを見計らってヘリコプターでわざわざ現場に出てきたとか、覚えてない。または知らない。そういう設定でこのシナリオを作った。

嶋田:なるほど。把握。
山吹:気にする必要は無いか。
GM:これ以降は、皆さんで話し合いをしてもらって。
守屋:はい。
GM:ホイホイ次に行っちゃうとね、
山吹:あっという間にクライマックス。
GM:そうなんです。この事件の話を聞いて、リバースハンドアウトに若干心当たりが出てきた人が居ると思うので…
嶋田:んふふふ!(笑)
GM:みんなで突っついて行けばいいと思います。
山吹:一度シーンを変えて、守屋と対話をしておこう。って思うんですけど。先にやりたいことがある人、いますか?
高尾:いまのとこ、すぐにはないです。
GM:とりあえず、相手の意志と対抗判定して、勝ったらリバースハンドアウトを公開させることができることにしましょう。
嶋田:相手との判定に勝ったらいいのね!?ふふ!
山吹:守屋。
守屋:何よ。
山吹:話す気ある?
守屋:むー。全員に公開するんじゃなかったら…まあ、まあ。PC1にだけ言うのなら良いですけど、全員に公開してくださいっていうならちょっと。
山吹:まだシーンが必要みたいですし。話すように説得してみても良いですか?
嶋田:ロールプレイで話す気にさせるのね。ほうほう。
GM:どうぞ。

敵の影

山吹:ちょっとやってみようか。ところで、文化祭はどうなっていますか?
守屋:もうむちゃくちゃでしょ!?
GM:めちゃくちゃでもない。
山吹:各地で混乱が起こっているけど、まだ変な感じしかしてないと。
守屋:爆弾が3つ爆発したら、普通はどうにかなってるけど。
GM:なっちゃうんだけど、描写がある。ふと気づくと校内の喧騒は、文化祭のにぎやかさに悲鳴のようなものが混じっていた。というあいまいな状態。
守屋:そんなに広範囲な爆発じゃないってこと?
GM:みたいですね。
山吹:局所的に霧が広がっているイメージにしてた。じゃあ、離しをしてみるか。侵食率を上げよう。(ころころ)
守屋:はい。(ころころ)
山吹:どうしようかな。ほかのところの様子を見に、屋上に上がったりしていると思うんですけど。二人から離れて。
守屋:良いですよ。
GM:あー、屋上ダメ、ゼッタイ。
守屋:ダメ、ゼッタイ!?
山吹:そうなのか。「ところで守屋。」周りを見ながら。
守屋:なによー。
山吹:お前、どうしてこの学校に入って来た?
嶋田:核心を突いて来た!(笑)
守屋:任務に決まってるじゃない。あなたに教える筋合いはないけど。
山吹:そうだな。通常ならそうだ。だが、この学校はいまは普通じゃない。もう事件は起こっちまった。非日常と日常の境目はどんどん崩れて行ってる。
守屋:「そうよね…。それは分かってるけど…」どう言ったら良いかな。「分かってるけど…分かってるけど、私だって、分かんないのよ。この事件と私の任務は関係がある事なのかどうか。」
GM:なるほど、そう来たか。
山吹:分からないなら、逆に情報は開示するべきだな。俺しか知らないこともあるかもしれない。
守屋:「そうね…」これって、山吹とだけの共有はありなんですか?
GM:ありだと思います。
守屋:本当に、どうしたらいいんだか分かんない…?
GM:まあ、公開してみては?
守屋:じゃあ。「いいわ。でも、口外はしないでね。」
山吹:「必要とあらば。」とだけ言って、リバースハンドアウトを受け取ります。…(読んでる)
GM:…なんだ。他のプレイヤーには見せないのか。
山吹:見せた方が良かった?
GM:いや、そうでもないけど。皆にバーン!公開でも良いけど。
高尾:まあ、まだシーンに出てないから。
嶋田:見せない方が良い場合もあるからね!それはプレイヤー判断で。
守屋:向こうのハンドアウトが公開されていないから、なんか言ってもいいんだか言わない方が良いのか、わかんなくて。
山吹:ちょっと質問。高崎ミネって男性でしたっけ?
守屋:にゃんにゃん言ってたよ?
GM:男でもにゃんにゃんいうよ?(笑)
高尾:(野太い声で)にゃん。
山吹:高崎ミネは女性。
GM:そうです。
嶋田ケーシー高峰の親戚かと思った。
GM:違うッ!(笑)
山吹:「ふん。」とだけ言う。高崎ミネについて、情報収集って何かできますか?
GM:そういうの設定してなかった。でもできますよ。情報:噂話、FHの8くらいで。
山吹:情報:噂話は2あるからやってみよう。(ころころ)8が出ました!
GM:それでは。最近オーヴァードになったようで、FHエージェントの"現存する悪夢(リアルナイトメア)"と連絡を取っているらしい。
山吹:ハハハ、そ、そうなんだ!(笑)
GM:うむ。このFHエージェントは、PC1さんのPC、回籠燈(まわりかご ともしび)の事なんです。冒頭に出てきたあの女です。
高尾:ほうほう。
山吹:「じゃあ、その辺の情報は知っているのか?」って訊きます。FHエージェントに連絡を取ってることについて。
守屋:知ってるか知らないか、ダイスで…。
GM:まあ、知らないかもしれないからな!
守屋:情報:UGNの8で。(ころころ)6。
山吹:財産ポイントを入れれば8にできるかな?じゃあ、さっきの情報は知ってたことにできた。"現存する悪夢(リアルナイトメア)"については調べられますか?
GM:調べてみます?調べてみよう。情報:裏社会、FHの7くらい。
守屋:(ころころ)10がある!
GM:出目が良いな!
守屋:でも侵食率でも10出してるから!(ころころ)16!
GM:えー、FHのエージェントの中でも、スロータースクールという養成機関で殺人者としての英才教育?を受けているエージェント。現在は、マスターレイス'11の部下として活動しているっぽい。
嶋田:おお!

要するに、このFHエージェントは「Slaughter School」の2回目のセッションで登場したPCだったのです。燈は《ハートレスメモリー》キャンペーンに登場した源田君の同期でもあったりします。そして、PC4さんは龍子と同期のプレイヤー。世間は狭い。

daitokaiokayama.hatenablog.com

山吹:かなり危険なやつに勧誘を受けているみたいだな。お前は、どうにかしたくてここに来ているんだろう?
守屋:…そんなの、決まってるじゃないのよ。
山吹:「なら、行動するべきだな。」と言って、背を向けて歩き出そうとしますけど。
守屋:まあ、付いて行きます。
山吹:高尾の方に行くべきか、ミネの方に行くべきか。
守屋:むー。高尾の方に行く方が良いと思います。
山吹:じゃあ、先に高尾の方に行きます。
高尾:はい。
GM:じゃあ、シーンを変えましょう。

詰問

山吹:すみません、お待たせしました。そっちで先にすることとかありますか?
嶋田:先に、高尾のリバースハンドアウトを知りたいんだけどなー!
高尾:そうねー!
GM:意志で判定をしてみては?
嶋田:まずはロールプレイを先にやってみよう。とりあえず、出ましょうか。(ころころ)
高尾:さあ、どうしようかなー。(ころころ)ぎゃぼー!(笑)
GMぎゃぼーですか!(笑)
高尾:まだ大丈夫!まだ大丈夫!
嶋田:俺は今54か。
高尾:高い。
山吹:こっちは47。
守屋:59。
嶋田:じゃあ、正面からヌッと出てきて。「お前、何を隠している。」
高尾:おっさんには関係ねーだろ。
嶋田:この事態、いつまでも隠し立てしていると、ますます自体が悪化するだろう。
高尾:顔近づけんな!(笑)
嶋田:顔近かったか!(笑)
GM:分かるよ、分かるよ!(笑)
嶋田:じゃあ、少し離れて。
高尾:何隠しているってなぁ…
嶋田:貴様の成績の事など分かっておる!どうせ全科目で0点だったのだろう!
高尾:うるせー!そこまで悪くねーよ!(一同笑)3教科くらいだよ!
嶋田:3教科は0点かよ!(笑)
高尾:じゃあ。「それを何でおっさんに言わなきゃいけねーんだよ。おっさんの何を信用しろって言うんだよ。」
嶋田:そうか。喋らない気か?ならばお前が俺に関節を極められてひーひー言ってる動画をYouTubeに流してもいいのだな!?(笑)
山吹:そんな動画撮ってたんかい!!
GM:お前の方が炎上するわ!(笑)
高尾:最悪だなそれは…!(笑)
嶋田:俺は目的のためなら手段は選ばない。
GM:ちなみに、PC4さんが自分がここに来た目的を他のPCに明かした場合にも、マスターシーンが入る予定です。
山吹:4!?
嶋田:確かに目的は言ってないわなー。
山吹:PC4はリバースじゃないですよね?
GM:うむ。交渉材料を持って来ればリバースハンドアウトを明かしやすくなるよなと思った。
嶋田:では、俺の目的を話そう。ちょいと、腐れ縁の女に頼まれてな。人を一人消さねばならん。
GM:え!?消すじゃないよ!?
高尾:おいおいおいお前何しに来てんだよ!?
嶋田:あ、違った。
高尾:物騒じゃねーかよ!?(笑)
GM:では、場面がちょっと巻き戻って、神社のシーンになります。
嶋田:そうそう。観察するんだった。

今考えると、PC3が何かを隠している要素をちらつかせる描写が足らんかったと思う。改善せねばと思った。

GM:というわけで、都築京香から説明が始まる。「FH時代の部下だった、日下部仁の複製体の少年がいます。」
嶋田:日下部仁の複製体か!
プランナー:彼とこの間再会した時も、険悪な雰囲気になってしまいました。彼は、どうしても私のことが気に入らないようですね。
嶋田:ふん。
GM:「彼がどんな可能性を持っているか、あなたの目で確かめて来てください。」そういう話を聞きました。以上です。
嶋田:お前は、マスターレイス日下部仁を知っているか?
GM:情報:FH、裏社会で5くらい。
高尾:日下部仁?裏社会はある!(ころころ)でたー。
GM:というわけで、ここでイラストとか紹介しておこう。上級ルールブックにも載っているけど、(『レネゲイズアージ』のパーソナリティーズを見せながら)こっちが最新のイラスト。こんな感じの御仁でございまして。(『ディスカラードレルム』のエンドラインステージのパーソナリティーズを見せながら)こういうのもある。ご覧くださいこの素敵なドヤ顔。
山吹:それ!別世界!
GMエンドラインの方ではまだ生きてるんですよね。まあ、こっちのイラストの方が分かりやすいので。この人は賢者の石の適合者だったんです。ですが色々あって自らが賢者の石になってしまって、『ブレイクアップ』のPC1に食われたと。
嶋田:ほうほう。
GM:深淵に入り込み過ぎて、自分も落ちてしまいました的な、残念な敵キャラとして知られていますが。裏社会では有名人です!バサラ、クロマク、マヤカシ的な。
山吹N◎VAかい!
嶋田:まあバサラでしょうなぁ。
高尾:えー、そうだな。「名前くらいは知ってるな。」
嶋田:日下部仁本人は行方不明になったが、その複製体が居るらしい。それが何かをやらかしている。それを見極めてほしいという依頼があったのだ。
高尾:で、その複製体が誰かって?この中に居るってことか?
嶋田:その可能性は十分にある。
高尾:「はあ、迷惑なこって。」と言いながら。じゃあ、日下部の本体はもう、今はもう良く分からない賢者の石になってるんだよね。
山吹:もう死んでるって思って下されば。
高尾:じゃあ、その複製体ってやつが、賢者の石にご執心ってわけだ。
嶋田:まあ、賢者の石かどうかは分からん。とりあえず、今回の事件の黒幕である可能性が高い。で、そこでだ。お前、あの娘、助けたいと思うか。
高尾:当たりめーだろ。あいつ、何も関係ないんだぜ。
嶋田:おそらくあの娘、あのままではジャーム化する。では、そのジャーム化を止める方法は…レネゲイドを撒いたやつを倒せば沈静化する。
GM:はたしてそうかな?
嶋田:まあ、そういう事にしておく。こっちの話に引き込みたいんで!(笑)
高尾:じゃあ、立ち上がって。「俺が難しいことが分かんねーからって言って、適当な事を言ってんじゃねーだろーな!?まあ敵さんのやりたいことはだいたい分かったよ。要するに…」と言って、脱いで。(スーパーマンの着替えシーンみたいに、胸元を開ける)
山吹:脱ぐの!?
GM:原作サンプルキャラにこだわらんでも。
嶋田:そういう事か!
高尾:脱いで、「連中は、これが…」と言って、ここ(鎖骨の間くらい)に力を入れると、浮き出てくる賢者の石ね。
嶋田:良いね!すてきすてき!(拍手)
GM:イイネ!(笑)
高尾:やべぇ!やべぇ!(笑)
山吹:やっぱりPC3が主人公だったな。
高尾:この賢者の石にご執心ってわけだ。
嶋田:お前、適合者だったのか。
高尾:あんまり見てんじゃねーよ。(一同爆笑)
嶋田:意外に恥ずかしがり屋!(笑)
高尾:見せといていうのも何だけど、見てんじゃねーよ!(笑)
嶋田:それなら、なおさらこの事件には無関係ではいられんだろう。
高尾:とりあえず、敵さんがこの学校を狙ってきたのも、全部全部俺のせいだってこったな。
GM:さようでございます!
嶋田:そういう事だな。
高尾:だったら。ぶっ潰すしかねえよな、連中を。

PC3用リバースハンドアウトの内容は以下の通り。

あなたはかつて、ファルスハーツのある計画の被検体だった。FHを脱走して2年、怖いくらい何事もなく日常に溶け込んでいた。だが事情が変わったらしい。というのも、あなたは賢者の石の適合者であり、賢者の石に固執するFHエージェント、"マスターレイス'11"に追われているようなのだ。あなたのDロイスは《賢者の石》となる。
ちなみに、あなたがファルスハーツでどんなプロジェクトにかかわっていたのかは、知らなくてもいいし、GMに問い合わせて知っておいてもよい。また、あなたがこの2年の間にどんな生活を送っていたのかは、自由に設定してよい。
このハンドアウトは、プレイヤーの任意のタイミングで公開できる。

GM:では、リバースハンドアウトが公開されたって事で良いですね。では、場面が巻き戻って、過去のシーンが始まります。PC3のオープニングの直前です!キミが窓の外を見ながらボーッとしていると、足元から声がします。赤黒い例の猫型従者です。「もしもし、高尾大輔さん、お元気ですかにゃん」。
嶋田:にゃん!(笑)
シャノワールのしもべ:我々FHは、いつもあなたを見張っていますにゃ。どういう事か、わかるにゃん?
高尾:やっぱり、逃げられねーのか。
嶋田:いつもあなたの傍に、ファルスハーツ!
GM:「マスターレイスがお呼びだにゃん。屋上に一人で来たら、おしおき程度で許してやるって言ってるにゃん。」それ以上は何も言わずに、オープニングのシーンに続きます。以上です。という事を思い出しました。
高尾:なんで忘れてたんだ!(笑)「じゃあ、ちょっとケリつけに行ってくらぁ。」
山吹:屋上に、一人で!?
GM:みんな!急いで合流するんだ!(笑)
山吹:じゃあ、屋上に行く途中で待ち伏せしますか。
高尾:え、今屋上にいるんじゃなかったっけ?
守屋:いまなんか違うところ。
GM:だから、屋上ダメゼッタイだったんだよー!
守屋:とりあえず、PC3に会いに行かないと。
山吹:とりあえず、合流しますか。
GM:じゃあ、合流するってことで。
山吹:こっち、侵食率上げます。(ころころ)
嶋田:まあ、一人で行くのもなんだ。俺も付いて行ってやろう。せめて、結末は見届けねばならんのでな。
高尾:相手はこの学校を、人質に取ってるんだ。下手な真似ができるわけねーだろ。
嶋田:お前は、俺を誰だと思っているのだ。陸自の嶋田二佐だぞ。その気になれば何だってできる。
守屋:(ころころ)あっ。
高尾:そういう問題じゃねーんだよ。ていうか、10が出たぞ。
山吹:そろそろ出てきます。階段から降りてきながら、「よう、高尾。どうした、こんなところで。」
高尾:ちょっと、屋上に用事があってな。屋上に知り合いが居てな。
山吹:パーティーに行くんなら、その前に質問に答えてくれ。
高尾:その前に。お前らなんで、屋上に何の用だ?
山吹:校内の見回りだ。
守屋:アンタ、何隠してんのよ!?(一同爆笑)
山吹:ストレートすぎるわっ!(笑)
高尾:直球ストレートだわー!
守屋:なんでこの私が、情報を何も入手できずに、後手後手に回されなきゃいけないのよ!?知ってることを全部話しなさいよ!(笑)
山吹:こっちはアタマ抱えますよ!?(笑)「こいつー!」
嶋田:それは頭抱えるわ!
守屋:なんで私が、うじうじ一人で「え、これは本当に大丈夫なのかしら」とか悩まないといけないの!?
山吹:よし!そろそろ止めるか!(笑)
守屋:アンタのせいよ、ぜんぶ!(笑)
高尾:待て!待って!
山吹:その辺で、後ろからガッと口を押えて止めるよ!(笑)
高尾:マジで意味がわかんねぇ!(笑)何があった!?
守屋:モゴモゴしながら暴れます!まだ何か言いたそうに!
山吹:どう、どう!すまん!まあ、本音を言えば、俺も似たような事を思ってる。お前が何かを隠してるって事は、こいつの情報から分かってる。
高尾:じゃあ、通り過ぎて。後ろを振り向きながら。「ここにFHが出てきたのは、俺が目的なんだとよ。」
山吹:「お前の血か?それとも、エフェクトか?」心当たりがあるものを列挙しますが。
高尾:じゃあ後ろを向いて、
嶋田:やるんか!
GM:やるのか!
高尾:こーやって!脱ぐぞ!そんな趣味はありませんけど!(笑)
守屋:何よ!アンタ急に脱がないでよー!ヘンタイ!(一同爆笑)
高尾:やっぱりさー!やっぱりさー、脱いで見せる相手はオッサンより女の子がいいよね!(笑)
山吹:女性の胸に埋まってるのもロマンですけど!スパーン!と守屋のアタマをハタく!「空気読んでよ!」
高尾:そんなことを言いつつ、胸から出てくるのは賢者の石。
山吹:なるほど。FHがここに来た理由はそういう事か。
高尾:だとよ。
GM:具体的に言うと、『ブレイクアップ』のキャンペーンが行われていた時代に、FHで賢者の石を埋め込まれた実験体の一人だったという事です。で、日下部に食われるために強化されていた実験体の中にも、PC3のように使い切られずに残ったのが居まして。日下部が死んだあとのどさくさに紛れて、逃げ出していたという設定です。
嶋田:なるほど。
山吹:逃げ出したくだりについても、訊いても大丈夫ですか?「そうすると、高崎ミネもお前の仲間か?」
高尾:知らねえよ。さすがに俺は実験体にされてたが逃げただけで、他の連中の事は知らねえ。
山吹:ちょっと、危ないなこれは。
守屋:むー。
山吹:高崎ミネについて、情報収集しても良いですか?
GM:いや、あれ以上の情報はない。
守屋:無い?
山吹:どういう事なの?
GM:普通に今もメイド喫茶で働いてますよ?
山吹:えー!?もう1回リバースハンドアウト見せて!?
GM:過ぎたことを言うと、みんなに高崎ミネに会いに行ってほしかったんだけど。ここでミネは「やばい!UGNとPC3が結託してる!」って分かったので、先に屋上に向かったって事にしますね。
山吹:じゃあ、これはスルーしておきます。これ、もうオープンにしても良いかな?
守屋:良いですよ。

PC2用リバースハンドアウトの内容は以下の通り。

あなたの目的は、高崎ミネとPC3を監視し、所属組織から離反しようとしている意志が認められた場合には説得し、UGNで保護する事だ。ただし、いたずらに深入りし、ヤブをつついてヘビを出すような事は避けるように…とも言われているが。
このハンドアウトは、プレイヤーの任意のタイミングで公開できる。

嶋田:うおー!ハンドアウトに彼って書かれてたから騙された!高崎ミネって、男かと思ってた!
山吹:男でも女でもいい名前っぽかったからなぁ。
GM:そういう訳で、高崎ミネは最後の従者をどっかで爆発させて、頑張って君たちより先に屋上へ行ったよ。ちょっと計画が狂ってしまったので、そういう事にする。
山吹:え、従者が爆発させられちゃったの!?それ、ここを通るんじゃね?
GM:うん、まあ。とりあえず先に行く必要があるので…。想定を違ったので、そういう事にしておく。
山吹:分かった。
嶋田:屋上に行く方法がここ以外にもあるかもしれないし。
GM:それでも良いな。じゃあ、みんなで屋上に向かうことになったんですよね?
守屋:はい。
山吹:高尾は一人で行きたいって言ってましたけど。
高尾:「しょうがねーだろ。学校の連中を人質にされてるからな。」出だしは一人が良いんだよね!(笑)
嶋田:出だしだけね!後ろに隠れているってことにしましょう。
山吹:分かった。じゃあ、壁に寄りかかって、先に進ませるけど。
守屋:邪魔はしないですけど、「これだけは覚えておいてくれる?私の方があなたより強いの。」(笑)
高尾:じゃあ、力なく笑いながら。「べつに弱くても構わねーよ、こっちは。」(笑)
守屋:あなたがヘマして死んでも、その後どうにでもなるんだから。そんなことで悩むのはどうかと思うのよね!
嶋田:ひでー!(笑)
守屋:個人的には、なぐさめてるっていうか、大丈夫だよ!って言ってるつもり!(笑)
GM:そうだ。PC2のリバースハンドアウトが公開されたので、「マスターレイス'11」について調べられるようになります!タイミング悪くてスマン。
山吹:じゃあ、行く前に調べておこう。
GM:情報:UGN、FH、裏社会7と9!
山吹:(ころころ)10がふたつ出ました。19。「マスターレイス'11について少しだけ教えてやる。」
GM:はーい。これねー、たぶん11と書いてラムダって読むんだけどね。わしが空き番号を使って作ったオリジナルのキャラクターなんで。
嶋田:そういや、そういうルールだったな。
GM:かつて日本最強と目されたFHエージェントである"マスターレイス"日下部仁の複製体。ちょっと前までは"玉のうてな"というコードネームで呼ばれていたが、最近コードウェル博士からマスターレイス'11に任命された事がきっかけで"日下部うてな"と名乗るようになった。オリジナルの享年は35だが、こいつの外見年齢は中学生くらい。当時の"マスターレイス"は現在のように何人もいるわけではなく、特定の条件を満たした一人だけが世襲する称号だった。同じく9。とにかく賢者の石を憎悪する。「賢者の石を持たない、作らない、持ち込ませない」のスローガンのもとに(爆笑)適合者は見つけ次第ぬっ転がし、残った石は破壊して粉々にした上で夢の島まで捨てに行くという。
山吹:なんで夢の島なの!?(笑)
GM:ゴミ捨て場だからだよ?えー、都築京香とは険悪な関係だと言われている。というのも、オリジナルは都築京香に堂々と盾突き、さらにFH日本支部を壊滅させた際には一応殺害しているらしいからだ。
嶋田:それが原因で今ロリンナーになったの!?(笑)
GM:違います!
山吹:それぞれロリとショタになった!
GM:別にいいじゃないか!そう思ったんだよ!(笑)
高尾:つまりショタかべ君だ!
GM:なんかひどい!(笑)
嶋田:ショタかべ君だー!(笑)
高尾:ちょっとショタには遅いかもしれんがな!(笑)
嶋田:遅いな!うん!
山吹:…そういう事だ。
高尾:…俺たちの事って、ショタに入るのかな?
GM:もう入んないと思うよ!
山吹:知らんわ!と思いながら。「お前、行ったら死ぬぞ。」
高尾:死なねーよ。どうにかなるさ。
山吹:それからもうひとつ。お前にとって、価値のあるものって何だ。
高尾:そうさなー。窓から下の方を見ると、沢山の人たちが文化祭を楽しんでるわけですよ。「これなんじゃね?」
山吹:それを守るためならなんでもするか?
高尾:他に何もないからな。
GM:ありがとうございます。ありがとうございます!(いいロールプレイを褒め称えている)
山吹:そうか。
守屋:今から努力すれば良いじゃない!
嶋田:はいはい!黙っとけ!(笑)
山吹:黙っておこうな!(笑)
守屋:はい!(笑)
高尾:そうだな。今からその努力してくるよ。
GM:文化祭の裏方を頑張るとかね!
守屋:女装メイド要員ね!
山吹:じゃあ、行ってこい。
高尾:じゃあ、屋上へ向かうドアを開けよう。

ちなみに"玉のうてな"っていう名前は、「趣味の園芸」でたまたま見かけたカッコイイ単語だから選んだ。ググったら出てくるけど、この言葉は立派な建物を表す古語。コードネームが必ず英語っていうルールも無いし、良いんじゃないかと思ったんよ…。*1続く。

*1:ちなみに、"玉のうてな"は、枕草子では粗末な建物を意味する"草の庵"の対義語として出てくる。メンズ「もしもし、こちらに草の庵という女性はいますか」納言「草の庵なんて知りませんが、玉のうてなだったら居ますよ。私のことですけど」的な。

「Crimson Egg <REPRISE>」 その1

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ことのいきさつ

先日のろーどないつで開催したダブルクロスのセッション、「Crimson Egg <REPLISE>」のリプレイです。このシナリオは、2ndのサプリメント『ブレイクアップ』掲載の公式シナリオ「Crimson Egg」を改造ものです。3rdでプランナーが小型化して出てきたというなら、日下部マスターレイスも小型化して出てきたら良いじゃない。という邪悪なアイデアに基づいてPCを作ったものの、活躍の機会が全然無い。だから自分でGMになって、こいつがラスボスになるシナリオを考えたよ!という無駄な行動力の産物です。
どんな複製体が出来上がったかと言えば、それは粋がりたい盛りのじゃりボーイ。頭が悪い発言が目立つものの、シンドロームノイマン!という「それはどうなんだ」なキャラクターとなっております。以降、わしがPCとして作成した日下部仁の複製体の事は、日下部仁オリジナルとの差別化のため「日下部君」と呼ばせていただきます。参加したプレイヤー達からは、「ロリンナー」に対して「ショタかべ君」とか呼ばれちゃった事は言うまでもねえぜ。
一応、この日下部君は『パブリックエネミー』掲載の公式シナリオ「Deadman's Cruise」にセルリーダー枠のPCとして出演した事があり、そのときに共演した子分がおります。その子分がひとり、今回のシナリオのNPC中ボスとして登場します。そして、「Deadman's Cruise」に登場したプランナーとの再会?の際に、わしがうっかり言ってしまった一言がきっかけで今回のシナリオは生まれたような気がしますが、その詳細については後述します。
一応、『ブレイクアップ』キャンペーンのネタバレになる記述も出てきますんで、お気をつけください。あと、参加して下さったプレイヤーの皆様にとっては、マスタリングの拙い部分が勝手にうまく修正されているように感じられるかも知れませんが気のせいです。(これが人に読ませられるリプレイとして編集した成果だ!と言い張るつもり)

キャラクター紹介

GM:とりあえず、自己紹介から始めていきましょう。今回は、皆さん初期+20経験点で作成してもらっています。

PC1 高校生

ロイス:PC3 P:友情/N:不安
カヴァー/ワークス:UGNイリーガル/高校生
キミは出し物として開催されたメイド喫茶に、裏方として参加している。PC3を探していて出会ったのは、"シャ ノワールの忠実な下僕"と名乗る、しゃべる猫。理科準備室で見つけたそれは、あろうことか爆破テロを予告し、自らも爆発した。"シャ ノワール"とは何者なのか?彼の目的は?疑問は尽きない。

山吹:ウィッス!PC1の山吹九重(やまぶき ここのえ)です。よろしくお願いします。基本的に、お金にがめつい。お金大好きな高校生です。小さい頃にお金に苦労していたので、弟がいるんですけど、その弟には苦労させまいと、高校生ながらバイトをしたり、UGNの任務をこなしたり、コツコツ貯金を貯めています。とりあえず、5年以内に札束のプールができるくらいにはお金を貯めるのが目標。
GM:…(複雑な表情をしている)
山吹:なにその遠い目!
高尾:カネの雨が降る…!
山吹:後は、弟を何事もなく無事に大学から卒業させることも目標です。今回のPCは、メイド喫茶で裏方をやっているってことなんですけど、企画・立案したのも、一番儲けが出そうだからってことで、PC1が企画・立案したって事で良いですか?
GM:ああ、いいと思いますよ!絶対儲かるよね!(笑)
山吹:そういうフィクサー系を想像している。絶対儲かるよね!利益になるものを追求したり、好きになっていくキャラクターです。もちろん、PC間同志はちゃんと理由を付けて、協力していきます!エフェクトの方は、ピュアブリードのオルクスの、純支援系です。Dロイスの《申し子》を取って、〈ランナウト〉を取りました。シナリオ中2回だけ、エフェクトレベルを+2して、適用できます。なので、〈導きの華〉3レベルが5レベルになったり、〈力の法則〉3レベルが5レベルになったりします。なかなかえげつないですね。
GM:えげつないですね!
山吹:あと、〈要の陣形〉を取っているので、皆さんに支援ができます。大丈夫です!攻撃はできないけど、購入判定とか情報収集とか、支援で頑張っていくので、よろしくお願いします!

PC2 UGNチルドレン【Rハンドアウト有り】

ロイス:高崎ミネ P:好奇心/N:隔意
カヴァー/ワークス:高校生/UGNチルドレン
今回の任務は、いささか異質だ。所属不明のエージェントがN市公立高校に潜伏しているというのだ。彼に張り付き、彼の動きを観察するのが今回のキミの仕事だ。ターゲットの名前は…

GM:2の人~。
守屋:2です。PCの名前が、守屋都子(もりや みやこ)。17です。一応、UGNチルドレンで、なんか任務があるみたいです。文化祭は文化祭で、「あたし、ちょっと外で呼び込み行ってきま~す!」って言って、任務に出ているっていう感じの人です。
GM:データ的には?
守屋:データ的には、モルフェウスソラリスのクロスブリード。イメージとしては、ゲート・オブ・バビロン。
GM:そんなレインボーみたいな。
嶋田:ああ~!はいはい!(Fateが元ネタだとちゃんとわかる人)
守屋:しかもその武器に、全部猛毒の雫で邪毒がついてきます。
山吹:こわい!
守屋:そこに〈レインフォース〉とか〈ペネトレイト〉とか付いているので。〈レインフォース〉のレベルは5です。(笑)
GM:強い!そこに入れてきたか!
守屋:そんな感じで、威力だけはトンでもない感じです!支援とかは何もできません!
山吹:こっちが支援します!
守屋:コードネームは、「猛毒の血乙女」って感じで。そういう感じで、毒かつ血しぶきがすきな感じの人です。
山吹:血しぶきが好きって、怖いよ!?
守屋:衝動が吸血なんで!(笑)あとは、過去に大勝利を収めたことがあるようなので、若干色々とカン違いしています。「わたし、デキるの!」みたいな。
GM:優秀なんじゃないかな?
守屋:相手の事を「ちょっとこいつ、デキなさそう」って思ったら、下に見るかもしれないです!(笑)
GM:そういう系か!(笑)PC3の方、できてますか?

PC3 高校生【Rハンドアウト有り】

ロイス:辻田真澄 P:感服/N:食傷
カヴァー/ワークス:高校生/任意
クラスメイトの辻田真澄は活発で行動力もあり、誰からも好かれている。そんな彼女の行動力が最大限に発揮される時が来た。文化祭だ。文化祭実行委員に自ら名乗り出た彼女は、やる気のないキミの尻を容赦なく叩いて作業させている。

高尾:はい!大丈夫です!キャラクター名は、高尾大輔(たかお だいすけ)と言います。17くらいかな?の高校生です。身長は、175くらい。男の子です。ワークスは不良学生。カヴァーは高校生にしているので、ちょっと不良めいた、やる気のなさそうな、でもケンカでも強そうな気がする系。
GM:こういう雰囲気のPCが上手なんじゃないかと思っていました!(笑)
高尾:シンドロームは、キュマイラ、ハヌマーンで、やれることは、殴る。以上、終わりです。
GM:いやいやいや!〈完全獣化〉しますよね!?(笑)
高尾:〈完全獣化〉した末に、殴る!
GM:ちなみに、〈完全獣化〉したらどんな感じですか?
高尾:〈完全獣化〉したら、真っ黒な、狼なのか、虎なのか、熊なのか、よくわからない獣になります。
山吹:鵺だね。
嶋田:そんな感じだな。
高尾:簡単に言えば、不良です。両親が居なくて、施設に居たのを義理の両親に拾ってもらって育ててもらっているんだけど、その意に反して不良になっていくという。
GM:んんー!まあきっと戻ってくるよ!
高尾:そんな感じでしょうか。

PC4 ゼノスエージェント

ロイス:都築京香 P:尊敬/N:恐怖
カヴァー/ワークス:任意/レネゲイドビーイング
キミはある日、都築京香から依頼を受けた。なんでも、彼女のファルスハーツ時代の知人が珍しくN市にエージェントを派遣し、裏切者を始末するべく活動しているのだという。直接コンタクトを取っていたずらに刺激することのないよう、キミに代理で観察してきてほしいとのことだ。

GM:じゃあ、PC4!
嶋田:キャラクター名は、嶋田九作(しまだ きゅうさく)と言います。一応、もう一つ名前がありまして、加藤保憲とも言います。表向きの名前は、嶋田九作です。
GM:『帝都物語』ですね。加藤保憲は継承されていく名前だから…
嶋田:襲名制です。ワークスはレネゲイドビーイングB。カヴァーは自衛官です。幹部ですね。(「シン・ゴジラ」の影響)
GM:ストレンジャーズの大物、かな?
嶋田:それでいいと思います。
GM:でも、バレたら大変ですね!「お前は内通者だったのか!」それこそダブルクロスです。(笑)
嶋田:で、年齢は30くらいな感じ。性別は男。身長は180cm、体重は80キロ。
GM:でかい。
高尾:お前までメイド服を着るのかぁ!(笑)
GM:着ねーよ!(笑)お客さん!お客さん!
嶋田:怖いわっ!(笑)シンドロームは、モルフェウスノイマンのクロスブリード。基本的に射撃で戦うタイプですね。
GM:だけど、コンボ名は「行け、式神!」
嶋田:そうそう!だから、お札を投げると、それが鳥みたいになって、相手に襲い掛かるという。
GM:『千と千尋』の、ハクが襲われるシーンみたいな感じかな?
山吹:ああー。
嶋田:ライフパスは、出自:天の眼差し。常に、自分は平将門に見張られている気がしています。
GMダブルクロスじゃないよ、これ。(笑)
嶋田:経験は、秘密。これは『帝都物語』を読んでください。
GM:わ、わかりました。自分とは違うけど、先代の経験は知っていると。
嶋田:あと、日本を破壊しようとしています。覚醒は憤怒。衝動は破壊。
GM:京香タンとはどんな関係ですか?
嶋田:腐れ縁。戯れに、都築京香のプランに付き合ってやろうかな、という感じです。
GM:なるほど。分かりました。では、PC間ロイスを結んでいきましょうか。

PC間ロイス

山吹:じゃあ、1から順番にやっていきましょうか。1から2。何か、血みどろが好きとか、(笑)相手を下に見るとか言っているので、こっちが下に見られている感じしかしないので!ポジティブは感服、ネガティブは隔意。とりあえず感服を表にしておきましょう。たぶん、そうじゃないとやりづらすぎる!
守屋:ハハハ!(笑)
GM:すごいのは分かってるけど、ムカつくよね!って感じだな!
山吹:そんな感じ!こっちも、ビジネスでは負けないと思ってる!
GM:2から3。
守屋:不良とかクソだと思ってるんで。
嶋田:ひどい!(笑)
高尾:じゃあ、関係はポジティブ:クソ、ネガティブもクソで!
守屋:感情がクソとかは無いです!(笑)
GM:それはあれだ…ツンデレ!!
山吹:あ、PC3の事は友人だと思ってますからね!
高尾:ありがとうございまーす!
山吹:同じクラスなのかな?
GM:同じクラスで良いんじゃないですか?
山吹:じゃあ、1から3は同じクラスで良いですか?
高尾:じゃ、それで。お願いします。
守屋:ポジティブは執着で!
GM:じゃあ、3から4!
高尾:3から4。
嶋田自衛隊の幹部です。最低でも佐官ですね!
高尾:幹部だよね!どういう関係にするべきか、徐々に困ってくるよね!
GM:どういう関係?オフで知り合いで良いんじゃないかな。
高尾:オフの知り合いで良いんじゃないかな。なので…僕、補導されました。
嶋田自衛官に補導!?
高尾自衛官にですね、粋がってですね。
GM:ああ、そういう事か!(笑)ケンカを吹っかけて、
高尾:ケンカを止められて、関節とかを極められて。(笑)感服、食傷あたりが良いかな!
嶋田:食傷かっ!何度もやられてるから!?
GM:はい、4から1。
嶋田:普通の高校生だよね。
山吹:普通の高校生だけど、お金にがめつい。
嶋田:お金に執着しているのか。むぅ、こいつ、使えるかもしれん。
GM:やれやれ。あの世までお金を持って行けるわけじゃあないんだぞ。みたいな。
山吹:三途の川の渡し賃くらいにはなるだろう。
GM:その通り。でもそれは、たったの六文しか要らないからなー。
山吹:あえてそれに返して言うなら、渡してやりたいやつが居るからでしょう。
GM:そうだね。キルデスビジネスのスポンサーになるくらいしか、使い道はありませんよ。
山吹:それは普通に楽しそうだな!(笑)
嶋田:ポジティブは有為にして、ネガティブはどうしようかな。
GM:軽蔑とかで良いんじゃないですか?
嶋田:そんな感じだな!じゃあ、有為、侮蔑で。使えるけど、モノにしか執着しない俗物め!みたいな。
山吹:いいよ!俗物で良いんだよ!(笑)

オープニングフェイズ

GM:はーい、それでは。ちゃんと回るのか、私もドキドキしてるんだけど。始めていこうか。まずは!あ…これ、借りますね。(トレーラーを読むためにPLのハンドアウトを借りる人)
守屋:はい。(笑)
GM:「さようなら"マスターレイス"。次のあなたに期待することにするわ」

あれから2年。
「古き世界 崩壊の時」が来て、"プランナー"は独立。
日本のFHは、外国から来た胡散臭い連中に乗っ取られてしまった。

そんな事など無かったかのように、日々は過ぎていく。
でも忘れてはならない。
賢者の石に固執するあいつもまた、姿を変えて云々…
まあそれは自分の目で見て確かめなければ。

ダブルクロス the 3rd Edition
「Crimson Egg <REPRISE>」
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

日常への侵入者

山吹:いぇー!(拍手)
GM:では、マスターシーン!屋上、いかにも怪しいサングラスの女。電話で報告を聞きながら、「ふっふっふっ、よくやった!ボスもお喜びになる!…じゃ、予定通りやっちゃって。作戦開始!」と言って電話を切ります。そして、また着信が入る。「はい、もしもしぃ♪」といって答えます。電話の向こうの声は嬉しそうに、「おい燈(ともしび)!電波暗室の電波吸収体ってスポンジでできてるらしいぞ!あのトゲトゲ!」
山吹:ハハハ!!あいつだー!(自キャラがNPCとして出てきたことを知って笑っている)
嶋田:ああ、あのトゲトゲね。
GM:「はぁ?今忙しいんで、そういう話は後にしてもらっても良いですかボス」すると、わなわなした声が。「なっ…人の…ことを空気が読めないみたいに…だから今どうなってるとか、あいつを見つけたら電話しろとかそういう…」わなわな。「あー、はいはい」さらに続けて。「あとボスじゃない、マスターレイスと呼べ!これで何回目だよお前!分かってて言ってるだろお前!!」(笑)「はーいはいはい!!マスターレイス、ちゃんとわかってますよ~。こちらからは以上でーす!」一方的に通話を切る。
嶋田:分かってますよ!分かってますよ~!分かってますから~!大丈夫大丈夫!!(笑)
GMスマホをポケットに入れ、ドヤ顔でつぶやく。「ふっ。これがお前の憧れた世界。では、それごと壊して差上げよう、裏切者(ダブルクロス)!」と言う訳で、次はプレイヤーのシーンに入って行きます。
山吹:なんか、あいつが難しいことを言ってる!
GM:これはねー、原作のセリフを流用しています。そういうセリフがあったの。
山吹:へぇー。

赤い霧

GM:最初はPC3です。
高尾:はーい。(ころころ)4!
GM:陽光は暖かで眠気を誘う。キミは2階の窓から中庭を見下ろしながらまどろんでいた。ていうか、ボーッとしていたんですね。
高尾:あ゛~い。
GM:と、一人の少女がキミに近づいて来た。キミのクラスの文化祭実行委員である彼女、辻田真澄は肩を怒らせながら、キミに向かって一直線に歩いて来る。しかしキミは、彼女よりも突如その足元にやって来た赤黒い猫に目が付いた。
山吹:おー?
GM:で、実行委員長のセリフです。「なに『ぼ~~~』っとしてんの!今年こそ集客数トップを勝ち取るのよ!」
高尾:えー…何やるんだっけ?
嶋田:何やるんだっけ!?(笑)
GM:「ちょっと何言ってるのよアンタ!?実行委員でしょ!?」(笑)
高尾:俺ェ?そうだっけ?何で俺がやんなきゃいけねーんだよー。って何度も言ってんじゃん!
GM:「こいつ~!」という感じなんだけど。解説があるから説明しておきましょう。N市の高校では、近所の大学の学祭と文化祭が同じ日に開催されているので、集客数を争っているそうです。
山吹:あー、はいはい。
GM:で、その時に足元に猫がやって参ります。
嶋田:この猫は不吉だ!
高尾:じゃあ、「足元見ろよ。」と。
GM:「え、なにこれ…」といぶかしがる間もなく、足元に居た猫が突然破裂した。
高尾:え?
GM:途端に、あたり一面が赤い霧に包まれていく。やがて、真澄の顔色が悪くなっていく。
高尾:おい、おい。だ、だ、大丈夫かよおい。
GM:といって、シーン終了します。
嶋田:メディーック!
GM:衛生兵ー!衛生兵ー!
山吹:猫が爆発したー!どうしよう!

事件の始まり

GM:次!PC2。
守屋:はい。1d10。(ころころ)10!とんでもない!(笑)
GM:文化祭の最中、人でごった返す中をキミの目はとある人物の姿を追っていた。その相手は、高崎ミネ。今回のシナリオロイスの女の子です。今回のキミの任務は、所属不明のエージェントらしき彼女たちを見張ること。だが、キミが任務について2週間。彼女は今のところ、全くもって普通の学園生活を送っていて、PC1のメイド喫茶で「おかえりなさいませ~、ご主人様!」とか言ってます。(笑)という感じです。何かしに行ってみますか?
守屋:何もしないとは思いますけど。
GM:でも彼女は、さっきまで誰かと電話をしていました。誰かと。
守屋:誰かと電話?
GM:今はメイド喫茶やってるけど。
山吹:まあ、後で分かるでしょう。
守屋:「何よアイツー。全然何も起こさないじゃないのよー!全く。」それを見ながら、ぶつぶつ独り言を言っています。「何よメイド喫茶とか。私の方がかわいいんだから!」(爆笑)
GM:だったらメイドに志願しなよ!(笑)
守屋:いや、こっちもメイド服着てますけど!(笑)
GM:そっか!客引きだった!
守屋:「私カワイイからー、呼び込みしたら絶対お客さん来ると思うのー!」って言ってメイド服着て。「メイド喫茶やってま~す!」って!(笑)
嶋田:オムライスに絵描けるのー!(笑)
GM:では、そこに突然破裂音がキミの耳に飛び込んだ。おおよそ、中庭の方角。これは、さっきのシーンの爆発の音です。やがて、そちらの方から赤い霧が視界に入ってきます。
守屋:急いでそっちに、行くかな?行きます。
GM:分かりました。そこで、シーンが一旦終了します。では次、PC1。

しゃべる猫

山吹:はーい。
GM:キミは出し物のメイド喫茶で裏方として働いています。
山吹:じゃあ、何してても大丈夫ですか?
GM:大丈夫です。
山吹:じゃあ、午前中のピークが過ぎ去ったので、パチパチそろばんを弾きながら。「ぐふふふふ。」
嶋田:電卓じゃないのかよ!(笑)
山吹:「午前中の集客がこうなら、午後からの売り上げはこうなる!くふふふふ!」みたいな感じで。
GM:じゃあ、そこで。「山吹君。」という声が。
山吹:「呼んだ?」と言って振り向きますけど。
GM:「高尾君ってどこにいるか知ってるー?お客さんとして来てくれるって言ったのに、全然来てくれないにゃん。」と高崎ミネは言います。
山吹:「にゃん」って言うんだ!?
GM:ああ、猫耳つけてるから。こういう場所には、何人か絶対いると思うんだよ!(笑)
山吹:まあ、居るね!きっと犬耳と猫耳を完備して、あらゆる客層に対応しようとしているんだよ。
GM:ウサ耳も居るな!
山吹:あいつ、まだ来ていないのか?来たらついでに女装メイド要員として採用しようと思ってたのに!
嶋田:女装メイド要員!(笑)
山吹ジョーク要員として!
高尾:要るよね…。(笑)
山吹:くそー、あいつどこ行きやがった。
GM:と言う訳で、探しに行くんですね。
山吹:探しに行こう。「売り上げはここに置いて行くから。何かあったら電話して。」と言ってケータイを持って。
GM:「お願いしますにゃん♪」って感じで見送られる。
山吹:了解したにゃん!
GM:伝染った!じゃあ、君はPC1を探して理科準備室へと赴いた。人気がなさそうな部屋でサボってるイメージがあるからね!
山吹:じゃあ、「ここで寝てたんだがなー。」と言ってガラッと。
GM:そこで不思議なものを発見した。赤黒い猫。
山吹:赤黒い!?
GM:ただし、そこからはコードが伸び、時限式の発火装置につながっている。もしや…。
山吹:ファッ!?
GM:キミがいやな結論に達すると同時に、猫がこう言った。「ご推論のとおり、私は時限爆弾です…にゃ。」
守屋:にゃ!?(笑)
嶋田:時限爆弾なのに、にゃ!?
山吹:時限爆猫みたいな?
シャノワールのしもべ:私は、"シャノワール"の忠実なしもべですにゃ。
嶋田:名前はまだない。
山吹:「猫が猫に仕えているのか?」と言って訊き返しますけど。
シャノワールのしもべ:同じ爆弾がこの学校にあと5個仕掛けられていて、順々に爆発していきますにゃ。
山吹:あと5つ仕掛けられていて、爆発するのか!?
GM:それを遮って。「ちなみに私はすぐ爆発しますにゃ。」喋り終えるとすぐに猫は爆発し、周囲を赤い霧で染めていきます。
山吹:それは手で塞ぎますけど、まわりは血臭いですか?
GM:まあ、オーヴァードには効果がないんですけど、そんな感じ。
嶋田:非オーヴァードにしか効果がないやつか。やばいな。
山吹:逆にやばいな!「ちっ。」と言いながら、立ち上がって、教室を出て急いで走って。
GM:そこでシーン終了。次はPC4!

依頼

嶋田:(ころころ)4!
GM:じゃあ、何をしている場面にしましょうか。
嶋田:待ち合わせってことで、場所は神田明神。将門が祀ってあるからね!
GM:じゃあそこで!キミが拝殿の下のあたりで待っていると、「お久しぶりです、嶋田九作さん」キミに幼い少女が声を掛ける。彼女をキミは知っている。ゼノスのリーダー、"プランナー"都築京香だ。
嶋田:それに対して一瞥して。「来たか。"プランナー"、そのような姿になったとは、貴様も堕ちたものだ」
高尾:むしろ、お前がそういう姿になれ!(笑)
GM:「この方が、相手に警戒心を与えずに済む場合もあるんですよ?」そこは、あまり反応せずに。「今日は、お願いしたいことがあって参りました。私がFHに居た頃の知人が、珍しくN市にエージェントを派遣しています。N市公立高校の文化祭で、裏切者を始末するついでに爆破テロを企てているようです。」
嶋田:ほう。
プランナー:彼は、私がFHに居た頃に、放棄されたプランの副産物です。ですが、予想外の何か持っている可能性があります。私の代わりに、彼を観察してくださいませんか?
嶋田:ほう。つまり貴様の尻ぬぐいを俺にさせとようと?
プランナー:いえ、見るだけで結構です。なりゆきで敵対することになるかもしれませんが、その時はあなたが考えて対応してください。
嶋田:その依頼を受けることで、俺に何の得がある?
GM:「面白いものが、見られるかもしれませんよ?」と言って微笑む。ここはもうシーンを終了してしまおう。観察対象の名前とかも話したんだけど、それはまた後で描写します。
嶋田:じゃあ、プランナーが消えて行ったあと、ここで独白が始まる。「ふっ。やつのプランとやらに、戯れに付き合ってやるのもまた一興。俺の計画も着々と進んでいる。…おっと口が滑った。将門!今度は邪魔をさせんぞ!ムハハハ!」(笑)
山吹:何もんだこの人!
GM:じゃあ、実はその様子を見ていたプランナー。あの人は将門とどういう関係になりたいのかしら…っていうのはともかく。(笑)
嶋田:まあ、いいんじゃないの?(笑)

プランナーにとって、日下部の謀反は予想外だったのか、想定内だったのかは謎ではある。でもまあどっちにしろ、後任がすぐに決まって全然べつの事をやってるし、失敗して放棄したプラン扱いなんじゃねーの。(ある程度の成果が得られたから閉めたとも考えられるが)と思ってそういうセリフにした。

ミドルフェイズ

思わぬ助け

GM:次、ミドルフェイズに入ります。最初のシーンは、続いてPC4です。
嶋田:(ころころ)7。
GM:と言う訳で、キミはとりあえずN市公立高校の文化祭に来ていました。校内をぶらぶらと見て回っています。メイド喫茶とか、そういうチャラチャラした出し物がいっぱい出ているわけです。
嶋田:ふ。これが最近の若者文化というやつか…。
高尾:焼きそばいかがっすかー!
山吹:たこ焼きありまーす!
嶋田:で、そういうのを押し売りされるから、両手に持って歩いてます!(笑)
高尾:肝試しもいかがっすかー!
嶋田:俺の方が怖いかもな?クワァーッ!!(笑)
GM:じゃあ、そうやって見て回っていると、突然の爆発音。
山吹:あー!
GM:というのが、さっきのPC3のところで爆発したやつです。すると、向こうから辻田真澄をかついでくる高尾と遭遇します。
高尾:「どけどけどけどけー!」と言いながら、保健室へダッシュします。
嶋田:む、あれはいつぞやの不良少年か。ちょっと見てやるか。そんな感じで保健室へ向かいます。
高尾:保健室!ガーッ!ガーッ!よいしょー!(扉を開けてベッドに寝かすジェスチャー
GM:彼女は荒い息をつき、うなされ続けている。PC3にも危険な症状に見えました。PC4には、真澄の症状が、オーヴァード化の症状に似ていることが分かる。
嶋田:俺には分かるか。じゃあ、保健室にヌッと現れる。「不良少年。」
高尾:うおっ!!おっさん、何しに来たんだよ!
嶋田:たまたま近くにいて、ここに通りかかっただけだ。それよりも、この娘、どうする。
高尾:さっき、猫みたいなやつが爆発して、…こうなっちまった。
嶋田:こいつはオーヴァードではないのか。
高尾:違うと思うんだけどさ。
嶋田:だとしたら、少々まずいな。これはオーヴァード化の兆候だ。
高尾:マジかよ!?
嶋田:一般人が、非オーヴァードがオーヴァード化する時、ジャーム化する可能性が高い。
高尾:「おっさん、どうすれば良いんだよ!?」と言って胸倉を掴もうとする!
山吹:良いね良いね!(笑)
嶋田:俺に訊くな。俺は医者じゃあない。
高尾:…素直に胸倉掴まれるなよ!?(笑)
嶋田:掴まれても持ち上がりませんから!(笑)
高尾:じゃあ、「チッ。」と言って、手を放して。誰かUGNか何かに連絡つかねーかなと。
GM:おおー。
山吹:じゃあ、ここに登場しても良いですか?
守屋:私も。
GM:ああ、次のシーンから情報収集が始まるので、そこから徐々に集まって行ってくださいって感じです。
山吹:じゃあ、ここは出なくていいか。
嶋田:とりあえず、餅は餅屋だ。オーヴァード関係ならUGNに相談した方が良いな。
高尾:「あんなに楽しみにしてたのによ。」と、窓の外を見てつぶやきましょう。

打開策

GM:分かりました。では次のシーン。ここで、情報収集が始まります。最初のシーンプレイヤーはPC1です。
山吹:先に侵食値を上げます。(ころころ)
GM:原作では、ここでPC2と会いに行ってくださいってことになっているので、
山吹:こっちも会いに行こうと思ってました。
守屋:ちょうどいいですね。
GM:良かった。じゃあそれで。
山吹:と言う訳で、それでオーヴァード関係のことだから、やばい!と思って、PC2に連絡をしに行きますよ。ケータイ持ってます?
守屋:持ってますね。はい。
山吹:じゃあ、連絡して居場所を聞いたんでしょう。じゃあ、裏庭とかそういう目立たない場所に行って、「かくかくしかじか」で良いですか?猫が爆発して、それが校内にあと5つあるらしい!と。
GM:まあ、もう2個は爆発していますけど。
嶋田:ああ、そうか。
山吹:もう1個が爆発したことは知りませんよね?
GM:まあ、そうだね。
山吹:なので、「残りが4つあるはずだ!」と。
守屋:じゃあ。「4つじゃないわよ。さっき中庭のほうで爆発していたから、残り3つよ。」
山吹:げ!残り3つか!(笑)
GM:減って良かった。
山吹:良くねーよ!(笑)知らないところで被害が出てるかもしれない。その被害についての調査をしないと…っていう話をしますけど。情報項目はどんなのがありますか?
GM:分かりました!では、まずは「シャノワールのしもべについて」!情報:UGN、または知識:レネゲイドの7!他には、…これはー、最初の情報項目を抜けたら、出てきます。あとは、PCがリバースハンドアウトを公開したタイミングで発生する感じです。まずはこの1つだけ。
嶋田:リバースハンドアウトかー。
高尾:ほうほうほう。
山吹:情報:UGNの7って、抜けます?
守屋:社会4あるのでー、情報:UGNも1あります。(ころころ)6+1で、7です。
山吹:抜けましたー!ぱちぱち。
GM:じゃあ、情報。この爆弾は、対象をジャーム化することを目的としたもので、人間のレネゲイドを活性化させ、オーヴァード化させる薬、Σトランスを使用している。この爆弾は、機械式の爆破装置にΣトランスを含ませた従者をセットにしたもので、殺傷能力はほとんどない。その代り、爆発すると粉々になった従者がΣトランスを霧状にして、周囲にばら撒く。「Σトランス」情報:UGNと裏社会の7というのが調べられるようになります。
高尾:ほうほう。
山吹:これを、どういうふうに守屋に訊いたんでしょうかね?
GM:たぶん、爆発したとき、周りに重傷な人が何人か居たとかじゃないですかね?それを見て報告してみたと。
山吹:じゃあ、それを聞いて、「ちょっと待ってくれ。」と言って1本電話を入れて、という演出をしつつΣトランスについて調べます!社会6なので6つ振ります。(ころころ)10があった。(ころころ)20!
GM:すごい達成値だな。FHが開発したオーヴァード化薬を以前"エッグマスター"というエージェントが改良したもの。今回は、多分シャノワールのしもべの本体自身の血液で造られていて、気体にして散布することで、それを吸い込んだ者にも効果を及ぼすことができる。実は1~2年ほど前にも同様の事件が起こっていて、その時に得られたカウンタートランスという薬品を使用すれば、従者を無力化、またはオーヴァード化しかけている人間を助けられることも分かります。
山吹:カウンタートランスについても調べられるようになりますか?
GM:いや、調達10で手に入るってことくらいですね。
山吹:なるほど。調達の判定はあとでやってみます。
守屋:調達10で、オーヴァード化している人を助けられる?
GM:そんな感じです。こういう事件が起こっているって話がUGNに行けば、そういう薬品が必要なことも伝わって、対応できる人員とかも派遣されてくるという感じです。
山吹:じゃあ、Σトランスについても守屋に説明して、「調達については俺に任せてくれ。とりあえず、学校内部に何が起こっているか調査しよう。」と提案します。
守屋:そうですねー。「勝手に決めないでよ!まあ私もそう思ってたけど!」(笑)
山吹:「うわぁー…」みたいな目で見てますよ!(笑)「この生意気な女ぁー!」スミマセン!
守屋:ハハハ!(笑)
GM:お互いを思いやる気持ち、大事!(笑)
山吹:さて、このへんでシーンを終わりにするか。あとでそっちに合流しますね。
高尾:いいよー。どうぞー。

こうやって書き出してみると、けっこう駆け足で進んでいるなぁと思った。でもこのセッションが終わるまで、3時間くらいかかっている。要するに途中で頑張って時間稼ぎをしたからなんだけど…。続く。

※全裸注意「ヌーディストの呼び声」 その4

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クライマックスフェイズ

素っ裸ギャル最後の戦い

RL:クライマックスフェイズです。魔方陣の中、ゆっくりと胎動する邪神ヌーディスト。できそこないの工作のようないびつな人型の内側では、素っ裸ギャルたちがゆらゆらと揺れている。
八幡:えー!?
RL:そしてヌーディストの足元には、全裸にイチジクの葉をつけた美少年とボンデージの男がまるで一対の彫像のように立っている。
ベル:上沼は?
RL:当然、邪神ヌーディストの中。
山田:ですよね。全裸で悪目立ちしてるんでしょ?知ってる。(笑)
ベル:じゃあ、鼻血をブッと出しながら!
八幡:も、もう何か…!!
ホワイトアウト:まさかここまで辿り着くとはね。さすがは千早の後方処理課に聖母殿のエージェント、そして僕の見込んだ素っ裸ギャルだ!
カインド:なっ…!ついでのように言わんでほしい!!(笑)
八幡:俺がスルーされてるー!
RL:「だけどもう遅いよ。邪神ヌーディストは、復活を遂げた。完全体まであと少しだ。あと少しで人類は本来あるべき姿を取り戻す。もはや止めるには、この魔方陣を壊すしかない。でも君たちにはそれはできないよ。なぜかって? なぜなら――そう、なぜなら僕は!」彼はその美しさに誰もが感涙せずにはいられないポーズをとる。そしてブラックベルト、「そうだ“ホワイトアウト”、お前は!」ふたり声をそろえて。「美しい……!」
ベル:美しぃ!!
八幡:ハハハハ!!(笑)
カインド:一言言わせて!あなたは間違っている。全人類が素っ裸になってしまったら!脱がす楽しみがなくなってしまう!!(笑)
ベル:そうだよ!ファーザーは僕が脱がそうと思っていたのに!!
RL:ですよねー!!
八幡:だ、駄目だ!バカが二人!
カインド:あと、世の中にはこういう言葉もある。「裸よりエロい」と。(笑)
ベル:着エロを否定するとは何事かー!!
RL:ところで、ブラックベルトはボンデージまだ着てるんだよな!
八幡:この二人は全裸波の効果を受けていないと!?
RL:分からない。なんでだろう?
山田:受けていないんじゃない?もともと。
ベル:キャラ台詞として訊いてみれば良いと思いますよ。「何で服を着ているんですか?」
八幡:言われてみればそうだ。
RL:色々都合があるんだよ!(笑)
カインド:シナリオにそう書いてあるんだよ!(笑)
ベル:これはアレですか!?大邪神カードカワーのせいですか!?
RL:そうかもしれない!だってイチジクの葉っぱつけているのも、そもそも変な話だ!(笑)
八幡:白銀(はくぎん)オサムさーん…
RL:白銀(しろがね)オサム!
八幡:あれ!?あれー!?
カインド:さっきまで直ってたのに!(笑)
RL:それでは、カット進行に入りますか!
ベルホワイトアウト、ブラックベルト、大邪神がゲストなんですか?
RL:うむ。ゲストでOK。
カインド:ちなみに、全裸波って神業の効果なの?
RL:えっとですねー、全裸波は《暴露》で発射されています。
八幡:誰が《暴露》を使ったの?
RL:邪神ヌーディスト
山田:邪神ヌーディストはトーキーなの?
RL:そうです。それでは、今回の特別なルールを説明しておきます。本カット進行において、肉体・精神・社会ダメージを受けたキャストは即座に[全裸]状態となる。[全裸]状態は戦闘不能ダメージとして処理する。なお第3カット目に突入すると、邪神ヌーディストの実体化が完了し、邪神ヌーディストの神業に《天罰》が6個追加されます。
カインド:そりゃ勝てんな!(笑)
RL:だから、3カット目に入るまでに倒してね!っていう。敵を全て撃破したらカット進行終了。
カインド:白銀オサムは神業をひとつも使っていない。ペルソナはカブキらしいので、《チャイ》が1個あるね。で、ブラックベルトに残っているのは《黄泉還り》のみ。
八幡:多分、バサラと、美少年美少年言ってるんで、マネキンかな?
ベル:カリスマじゃないかなぁ。
カインド:ま、出てくれば分かるだろう。とりあえず、手札が悪い。これはどうしようもない。
RL:それでは、ブラックベルトが一番に動きまーす。ブラックベルトが…この手札で攻撃しろだと!?
カインド:ああ、《プリーズ!》を残したいなぁ…。
ベル:やめてー。ていうか、誰か上沼の記憶から僕が男の子だっていう記憶を消してー。(笑)
カインド:えっとねー、無理です!
RL:あ!やれるとしたらこの人!《完全偽装》!
ベル:ああ、俺もよく考えたら出来ることに気づいた。
RL:まさかゴスペるの!?
ベル:記憶を消せばいいんだ!問題は演出だ。
RL:はい、ハートを出して、達人的な空手の技で、服を切り裂きます!山田を狙います!
山田:オゥ!私か!
RL:回避の判定をして下さい。
山田:ハートAの札で。ひらり。「動きが遅い!」
RL:あ!避けられた!次の人。
ベル:そんなに全裸になりたくないんですか!?
山田:この事態を止めに来ているんだから、脱ぎませんよ!?
ベル:みんな、全裸になりましょうよ!?「カインドさんの気持ちが少し分かりました。でも、そのままのあなたで居て下さい。間違っても、もうひとつの顔を出さないで下さい。」
カインド:まあ、出すチャンスを失ったので…。さらわれた瞬間に男になってやろうかと思ったんですが、チャンスが失われたので!ホロリ。
ベル:むしろ正解だったのか!?
RL:うむ!(笑)
八幡:ここで切り札を使っちゃおうかな。白銀(しろがね)から攻撃します。トーキーのスタイルで、精神攻撃をする。「あんたが撮りたかったのは、こんなAVじゃなかったはずだろ!?」ここは情に訴えかけてみようかな。
RL:えーっと、精神攻撃ですよね。
カインド:しかも切り札のキー効果だ。
RL:だめだ避けられない。そうなるとマズいのでー…《チャイ》を使って打ち消す!危ない危ない。
八幡:よっしゃ!切り札をヤツにも使わせたぞ。
RL:はい、次の方。ホワイトアウトは「何をいまさら!」と言って笑っています。
カインド:手札が悪すぎるんだよねー。マネキンで攻撃したかったんだけどなー。えーっと、対象は邪神ヌーディストにします。こいつはさすがに恋愛対象ではありませんので、本気で殺します。
RL:どうぞー!
カインド:可哀想なアヤカシ。服を着ていることの素晴らしさが分からないなんて!(笑)
山田:ブレねぇなー!
カインド:精神攻撃を行います。アヤカシで、夢を見せます。「良い夢を見て眠りなさい!」
RL:クラブなんか無いよぉ!ここは失敗しておいて、《霧散》を使おう。「Rahhhhhhh……!!」
カインド:まあ、そうですよね。邪神だからアヤカシはありますよね。邪神ヌーディストはあと1枚かな。
RL:4番目はホワイトアウトの番だった。それでは、面白い攻撃をしましょう。八幡に対して、バサラの射撃攻撃をします。水雲の元力を操り、水の弾丸を浴びせる。濡れた衣類を雪山で着続けることは自殺行為である!「さあ!これで君たちも全裸になろうよ!」ビシャビシャーッ。
ベル:なるほど。まだ裸じゃないところを狙ったのね。
カインド:絵札が出たから、絵札以上の成功をしないと。
八幡:んー。しょうがない。ジョーカーで避けます。スターン。カゲ的な動きで避けました。「そんなんじゃ、俺には当てられないぜ!」
RL:「くそっ!なんでそんなにすばっしっこいんだ!」という訳でどうぞ。
山田:じゃあ、そこは忍者っぽく降魔刀を投げよう。
ベル:ニンジャ汚い!(笑)服を脱ぎなサーイ!ACが下がりマース!
山田:じゃあ、ヌーディストに向かって射撃攻撃をします。降魔刀を投げます。
ベル:通常のN◎VAではあり得ない動きだ。
RL:ですねー。射撃攻撃だったから…いかん。当たる。ホワイトアウトはここで「《霧散》をもう1回使って下さい!」と言って。
カインド:《プリーズ!》か。
RL:《プリーズ!》を使いました。手札が悪いんだよー。
山田:投げた降魔刀は、服の袖からスッと出しますよ。
RL:どこから出て来てるんだ!(笑)
山田:カゲですから!はい!
RL:次どうぞ!
ベルヌーディストはあと1枚か。何だろう。
山田:まあ、殴ればわかるさ。
ベルヌーディストに対して精神攻撃。「この場はあなたの居る場所ではない!」ということで、聖句を唱えながら。祈りの力は本物なので、切り札を使って21にします。
RL:ゲッ。精神攻撃か。真面目に手札が無いんだけど!?えー、どうしよう。手札ない!くそっ!
カインド:今倒れておいても、その瞬間に《黄泉還り》って言ったら次のターンには生き返りますよ。
RL:そうですねー。クソッ。死んでおこう。
八幡ヌーディストが死んだ!?
RL:倒れたんだけど、ブラックベルトが《黄泉還り》を使います。アアーッ!クソー!
カインド:このカットのヌーディストの攻撃が防げるはず。
RL:ふしゅるるる~。
ベル:さらに二の矢、《神の御言葉》を使用!そこでお亡くなりになりなさーい!
RL:わー!ヌーディストの攻撃すごく面白いのに!見て欲しかった!(笑)
ベル:ちょっと勿体ないと思いつつ!(笑)
RL:ふしゅるるる~。こちらも死に際に《神の御言葉》。まだ服を着ている八幡に~!「脱ギナサ~イ!!」波形全裸光線で全裸思想に傾倒させるぞ!
八幡:ああー!こっち来たー!ぎゃー!
カインド:あー、これは《守護神》って言うしかないよね。あなたは全裸になった上に、精神崩壊した全裸になります!(笑)
八幡:スミマセン!誰か防いで下さい!ホントお願いします!(笑)
ベル:どうしよう?《突然変異》で《タイムリー》をコピーしても防げるけど。見せ場的にどっちが美味しい?
カインド:それはあなたの方ですよ!あなたは邪神を封殺した上に、ファーザーの仇を!(笑)
ベル:じゃあ、もらっちゃうよ。
八幡:じゃあ、服を脱ぎそうになったら、
ベル:大丈夫です!最後の1枚は残っています!(笑)
八幡:パンツ一丁になったんでしょう、多分!
ベル:フンドシ一丁になったんですよ!
RL:え!?フンドシ一丁になったんですか!?
八幡:待って!フンドシ確定!?
ベル:お任せします!ニンジャはフンドシ!!(笑)
八幡:フンドシかもしれない気がして来た!(笑)
ベル:《守護神》。「いま、あなたの心に語りかけています…」これがホントの神の御言葉!ひっどい!!(笑)
八幡:「ハッ!俺はいままで何を…!」ホッ。
RL:じゃあ、八幡は服が残ってしまったんだな!?「ムカつく!こうなったら…」ホワイトアウトが残っていた服を《天変地異》でバーン!!破壊してやる!「往生際が悪い!さっさと全裸になれよ!」
カインド:それは、アウトフィットを破壊するだけで、ダメージは入りませんよね。
RL:うん。(一同笑)
ベル:全裸状態になったら死ぬんだよね!?
山田:それは!それは、データ的に、戦闘不能状態になったら全裸になるってことで、今回はアウトフィットが破壊されて全裸になってるだけだよね!?(笑)
RL:そうです!
ベル:大事大事!敵にとっては大事!(笑)俺たちにとっては、げんなりするだけの精神攻撃でしかないんだけど!
カインド:ゴメンね!防ぐ手段が何もないから!(笑)
八幡:パンツだけは残ってたのにー!
RL:これぞまさしく「パンティ爆発」!!(笑)
山田:《完全偽装》で無かったことにもできるけどね!?(笑)
RL:「こいつムカつく!クグツの方にしておけばよかった!」と言って悔しがっているホワイトアウト
カインド:これで、敵の神業は終わったかな?
八幡:だいたい終わったか。
ベル:後は神業祭りで終わろう!
カインド:はい。じゃあスーパー殺戮タイムだよ!やっておしまい!
山田:降伏するなら命だけは助けるが…
RL:「お前を全裸にするまでは死ねん!!」とブラックベルト。
山田:そうか!(笑)私だけは全裸じゃないよ。着てるよ。クグツだからちゃんとスーツ着てるよ!
ベル:今、八幡の前にはゴッド雪の結晶が被っているのね。
RL:ゴッド雪の結晶!!(笑)
ベル:一人づつ《死の舞踏》して終わりな気がするけど。《不可知》が残っちゃうけど、仕方ない。
山田:とりあえず、首謀者っぽいホワイトアウトはマカブります。
RL:マカブっちゃった…。
ベル:因縁があるのは八幡の方な気もするけど。
山田:因縁はともかく、こっちとしては仕事なんで。

この後、しばらく演出をどうするかの相談が続くが省略。今更だけど、下記のようなマスタリングはどうかと思う。

RL:むぅ。演出がなかなか決まらないなら、ブラックベルトが行くよ。体術を駆使して相手の死角から攻撃し、服を裂く!物理攻撃です。
山田:手札が無いんだよね。じゃあキー効果で回避。
RL:う。
カインド:そこまで嫌だったんだ…。
山田:いやです!
RL:「くそーっ!!」地団太を踏むホワイトアウト。お次そちらです。
カインド:どうする?何なら、先に《死の舞踏》すれば?
八幡:ここでカゲのスタイルで攻撃したくて。じゃあ、吹雪の中、音も無く白銀(しろがね)オサムの背後に忍び寄って、
ベル:そして、相手を全裸にします。(一同笑)
RL:最後の砦、イチジクの葉っぱを!
山田:イチジクの葉っぱを切り裂くのか!
カインド:《不可知》で葉っぱを切り裂く!
ベル:そして《死の舞踏》でトドメを刺す。
八幡:そうか!その手があったか!その演出は迷う!
カインド:だが「僕にとってはご褒美です」とか言い出しそう。(笑)
八幡:このイチジクの葉ってどういう意味があるんですかね?
山田:放送コードに引っかかるからでしょ?(笑)
八幡:ああ~、それでか。股間フラッシュでも良かったのに。
山田:だから、放送コードに抵触するイチジクの葉を取って、退場を願うっていうのは?そういう演出でも良いんじゃないでしょうか?はい。何を言ってるんだ俺は。(笑)
八幡:ここは普通に行こう!「悪いが、アンタの野望は止めさせてもらうぜ!」と言って、
ベル:相手に服を着せます。
カインド:それだ!!(笑)
八幡:じゃあ、《不可知》を使って、ホワイトアウトに服を着せます!
RL:どこから服を出した!?
八幡:さっき脱いだやつだ!(笑)ちょっとダボッとしているあたりが萌えを演出する!と言う訳で、服を着せたけど、どうなります?
RL:「ウォァーッ!!」と言って、急いで脱ぎ始めようか!
八幡:そこで《死の舞踏》!戦闘不能にします。
ベル:竿とボールを切り離して、戦闘不能に。
八幡:それは無い!それは無い!!(笑)
RL:とりあえず、倒れた!「一体何が起こったんだ!?」みたいな感じで。
山田:と言う訳で、白銀は倒れてしまいました。
RL:くそーっ!!お前らー!(笑)
カインド:私は行動を放棄しますよ。特にやる事が無いので。あとは任せたー。フレーフレー。
RL:「真面目にやれー!」と言う訳で、次はブラックベルトの番だよー!
カインド:しまった!早まってしまった!割り込む!
山田:《不可知》で背後に回り込みます。「残るはお前一人だけだけど、まだやるかい?」と降魔刀を突き付けながら訊いてみます。やるんだったら、普通にマカブるけど。
RL:マカブる!?という訳で、普通に攻撃をしよう。達人的な空手を繰り出し、服を裂きたいんだけどー。「クソッ。ここはホワイトアウトの仇を取るまで俺は死ねんのだー!」と言いながら。
山田:じゃあ《死の舞踏》。
RL:「おうふ。」と言いながら倒れる。
ベル:ブラックベルトのブラックベルトを切り裂いて、「お前はもはやブラックベルトではない。」と言い始める!お前とホワイトアウトの絆は切れたのだ!(笑)
山田:ねーよ!
RL:あの二人はどういう関係だったんだろうなぁ。分かりました!(笑)「僕の夢が……美しい全裸の世界が……!」と言いながら、ホワイトアウトは斃れます。
八幡:お前の思想は早すぎたんだ!
カインド:誰にとっても早すぎるわ!(笑)
ベル:早い早くないの問題じゃないよ!(笑)
山田:そんな時代は来なくていいよ!(笑)

エンディングフェイズ

冬山と毛布と私

RL:と言う訳で、次エンディングフェイズです…!!「冬山と毛布と私」。
ベル:冬山と毛布と私。
山田:部屋とワイシャツと私。
RL:シーンプレイヤーはPC2、マネキンです。
カインド:私か。
RL:千早の救助部隊によって素っ裸ギャルたちも保護され、山頂では思い思いの格好で毛布を羽織っている。
ベル:「ファーザーだめです、見ちゃだめですー!」と言ってピョンピョンしている。(笑)
カインド:そこは良いから!私とナツミのシーンだから出て来ないで!(笑)
RL:キミの隣にいるナツミもまた、毛布に包まれて暖かなコーヒーを飲んでいた。その顔はどこか清々しく、憑きものが落ちたかのようだ。「あー、あったかーい……」
カインド:「良いことあるさ!」って言います。(笑)
ナツミ:そうだね。あたし、どうかしてたんだと思う。あの人に、もう一度あたしのこと見てほしかった。ただ、それだけだったんだ。
カインド:世の中、男はそいつだけじゃないから大丈夫!
RL:「そうだよね。世界には何十億人も男が居るんだもんね…。」と言って、笑いながら。「カインドちゃんはすごい人だね。あんな状況から世界を救ったんだ。」
カインド:いや、何もしてないよ!?(笑)
RL:「え!?そうなの!?でも、あたしも、強くなりたいんだ。だから、もしよければ……まず、友達になってくれないかな?」と言って手を差し出す。
カインド:じゃあ、良いよ。その手を取って、「じゃあ、喜んで!」って言います。
RL:で、そういう関係になるんですね。トモダチという。
カインド:え!?(笑)何も言いませんよ!
ベル:え、何トモダチ?
八幡:全裸トモダチ?
ベル:そんなトモダチのジャンルがあったのか!?
カインド:ここでは何も言いませんよ!ここはきれいな雰囲気で終わるんで大丈夫!
RL:分かりました!
山田:ああ、このシーンが終わったら知らない。(笑)

もらってあげなよ

RL:次、シーンプレイヤーはバサラ。だから…
ベル:ば、ばれてしまった。どうしよう。でも上沼に寄って行って、「大丈夫ですか?」と。
RL:キミの手元には邪神召喚の魔導書が帰ってきた。被害者たちもじきに回収が終わるだろう。最後に残された問題は…正気を取り戻してから、茫然と体育座りをしたまま毛布にくるまり、虚空を見つめている上沼の扱いだ。(笑)
カインド:そういえば、性別は元に戻らないよね!?
RL:戻らないですね。
八幡:戻らないんだ!?
RL:B&Gはマイナーアクションで性別を変更できる変異器官なんですけど、もちろんそんな事は知らないので。
ベル:傍によって、「ファーザー。」と声を掛けます。そういえば、こっちも全裸なんだよね。で、ファーザーに、そっとシスター服(途中で入手していたらしいアイテム)を渡します。プレイヤーが超絶ドヤ顔で。(笑)
山田:ファーザーじゃなくなりました!(笑)
RL:じゃあ、「オアーッ!!」と叫びながら山岡を背負い投げして走って逃げる上沼。(笑)
ベル:ど、どうしてですか!!服を着て下さい!(笑)大丈夫!今のファーザーならきっと似合いますよ!
カインド:全然嬉しくねぇー!(笑)
RL:完全に取り乱してめそめそする上沼。「一体あの時何が起こった?どうしてこうなった!?」
ベル:良く分からないんですが、女性の体にされたんですよ。女性になってもファーザーは素敵です。
上沼:これは一体どうなってるんだ。千早に損害賠償を求めれば良いのか!?
ベル:ど、どうしようルーラー。どこに落としどころを持って行けば良いんだ。
RL:後で誰かが《タイムリー》を使ってどうにかしてくれるんだと思ったんだけど。
ベル:ハッ!!
カインド:一応、目の前で使われたから、《タイムリー》できるよ。
ベル:できるんだけど、彼の記憶を消せばいいのか、それとも。このままの方が面白いので、すごい悩む俺がいる。(一同笑)
八幡:で、今ファーザーは錯乱してるんだよね。
山田:だいぶ錯乱して、むしろ精神崩壊してるんじゃね?みたいな雰囲気。
カインド:じゃあ、私が出て行きましょうか。モザイクがかかった何かを差し出しながら、「あなたが落としたのは金の…ですか?」(一同爆笑)
RL:(机を叩きながら)意味が分からないよ!!(笑)
八幡:落としたんだろうけどさ!(笑)
ベル:とりあえず、優しく声をかけるよ。「とりあえず、落ち着いて下さい。」と言って、落ち着く?
八幡:どうどう。
ベル:まあ、次のシナリオまでには自然に治るよね。
カインド:変異器官はヒルコにしか常備化できないからね!(笑)
RL:とりあえず、そのうち元に戻るけど、今は取り乱してるってことで続けましょう。
ベル:ところで、僕が男の子だっていうことは、上沼にはバレているんですか?
RL:最初から知っている可能性はあるな。知っているけど、知らないフリをしているとか。
ベル:性的な目で見ているからね!
山田:銃把を当てたりしているからね!
ベル:いやいや!あれはヤオヨロズ24ですよ!それは置いといて。背中にキュッと顔を押し付けて。「僕はあなたの傍に居ても良いですか?」って訊く。
RL:「それは構わないが…一体どうしてくれるんだ!?一体誰に責任を取らせるんだぁ!!」半泣き。
ベル:とりあえず、帰りましょうよ。教会に。
RL:じゃあ、それでとりあえず、納得はしていないけど帰って行くことにしましょう。
ベル:記念にちょっとだけ、触っても良いですか?
RL:スパーン!と頭をハタく。(笑)という事で、色々紆余曲折ありましたが、リプレイではサクッとまとめておきましょう…。
八幡:ご褒美頂きましたー!(笑)
ベル:ホカホカ。
山田:で、聖母殿に帰ったあたりで薬の効果が切れるんでしょ?
RL:ですね!(笑)
ベル:やっぱり、ファーザーには生えていないと!

天才の遺したもの

RL:長くなってスミマセン。次はトーキーのシーンです。後日、撮影スタッフと出会うシーンです。事件が終わって少し経った後、キミは撮影スタッフの一人と偶然出会った。せっかくなのでと手近な店に入って飲み交わす。撮影スタッフ「いやー、それにしても白銀さんがテロリストだったなんて今でも信じられませんよ。彼は本当に得難い才能でした。」彼は落胆している様子です。
八幡:いや、俺たちに出来ることはまだあるはずだ。あの時のスタッフを集めてくれないか!?
ベル:あれ!?そっちの方向へ行くか!?(笑)まあ、そうなるか!
八幡:あの時のスタッフを集めて、残ってたデータを収集しようと思ってて。
RL:「よくぞ言ってくれました!実は今度、白銀さんの遺した企画を有志で実現しようって話があるんです。どうです? 一口乗りませんか?」
八幡:もちろん!こちらからもぜひお願いしたい!
山田:《暴露》で、白銀っていう才能が居たんだよっていう事実を、世界に知らしめるとか?
カインド:ていうか今思ったんだけどさ。邪神ヌーディストの《暴露》はどうにもなってないよね。
RL:うん。どうにもなってない!(笑)
山田:多分、これは私が《完全偽装》する話でしょう。
ベル:そうしてくれればいいんじゃないかな?
八幡:邪神の方のカバーは任せた!白銀(しろがね)オサムという才能の方はこっちに任せろ!
RL:「テロなんかやめてこの世界で生きていけば、彼は伝説になれたかもしれないのに……」という感じで、最後はクグツのシーン。
ベル:ていうか、邪神に洗脳されたことは、《完全偽装》でどうにかなるの!?
山田:どうにかなるの、これ!?

今度はルルイエだ

RL:次、最後のシーン。千早重工社長室。
カインド:社長は全裸じゃないの?
ベル:君が入って行ったところで、イスに座った裸ネクタイの社長が出迎えてくれるんだな!(笑)
山田:待って!待って!エンディングが始まる前に、《完全偽装》を使って、放送コードを入れます!(笑)
RL:分かりました!(笑)
ベル:社長の前にはスーツの画像が合成された!(笑)進めて下さい!
RL:と、という訳で、脱ぎ始めた人たちはハッと我に返って、「何をやってたんだ!?」ってなるわけですね!
ベル:見たかったぁ…。雅之の裸ネクタイ…。
RL:見たかったかもしれないけど!(笑)雅之は君の報告を聞いて、満足げにうなずいた。「そうですか……ご苦労様でした」
山田:とりあえず、300人は全員無事。かつ、今回の事件は無かったことになりました。万事丸く収まりました。
雅之:ありがとうございました。ところで、千早ドリームプラス社からあなたへ正式に仕事のオファーが来ています。
カインド:は?
雅之:なんでも、次の意欲作である『素っ裸ギャル600人で深海探検』に、是非安全管理アドバイザーとして参加してほしいとか。
八幡:ハハハハハ!!(笑)
山田:…社長。休暇を頂いてよろしいでしょうか。
RL:「18時間の休息ののち、すぐに向かってください。」キミの戦いは終わらない…。シーン終了。(笑)シーンタイトルは、「今度はルルイエだ」でした。
山田:ルルイエ!!?(笑)
八幡:ぜひとも同行させてくれぇ!
山田:君が発案した企画なんじゃないの!?(笑)なんてひどい!!
RL:と言う訳で、トーキョーN◎VA THE AXLERATION『ヌーディストの呼び声』終了させて頂きます。ありがとうございました。
一同:ありがとうございましたー。
ベル:お疲れ様です!
RL:死ぬかと思ったぁ…!
八幡:こっちも笑い死ぬかと思った。

感想

以下、セッション後の感想戦の模様です。

RL:感想を一言づつどうぞ。
山田:ひどいシナリオだった。カッコ褒め言葉。(笑)
RL:ルーラーから言わせてもらうと、事前に何回も読み込んで頭に入れているシナリオなのに、口に出して読んだ瞬間に、笑いが止まらなくなったんですよぉ!!
ベル:ある意味、安くて良いなと思わんでもないが!(笑)
RL:素晴らしいです。素晴らしいです!
八幡:ハンパねーシナリオだなぁ…笑いに関して。
RL:私は笑いの沸点が低いんだよ!!(笑)
ベル:そんなルーラーを見ていて、みんな楽しめたから良いんじゃないかな?(笑)
山田:うん。それについては同意。
RL:はい。(笑)ところで、全裸波を浴びた人たちのシーン、実はまだまだあるんですよ。(シナリオを見せる)
ベル:…これ全部読み上げても良かったんじゃね!?(笑)
RL:いやー、もう居ない人とかもいるんで。
山田:ケント・ブルースって死んだんじゃないの?
RL:そこなんですよー。これも面白いですけど。
カインド:とりあえず、クーゲルのやつが一番ヒドイな!(笑)

ベル:PC2がなぁ…あんまり輝かない。最初の、素っ裸で落ちてくるシーン以外、美味しいところが無いのは痛いなぁ。
RL:確かに。
八幡:PC3は、かなり美味しいシーンがエンディングに残っていた気がする。
RL:PC3が一番オイシイんよね。ヒロイン居るし。
ベル:普通に考えると、ヒーロー枠?
カインド:まあ、あれかな。PC3はいわゆる敵と知り合い枠。後で白銀オサムが実は悪いやつだったことが判明するので、目立つといえば目立ちますな。
ベル:普通に考えると、PC1にしてもいい気がする。でも、シナリオの傾向としては、クグツと邪神ヌーディストが居ないと、話にならないかなぁ。普通のシナリオだとPC3がPC1になって、邪神と戦うお話になるんだろうな。
RL:PC3の本来のエンディングは「キミが何かイイ感じの言葉をかけると、彼女は涙に濡れた顔を輝かせて抱きついてくる。毛布が空に舞い、シーン終了。」だった。
ベル:あんまり変わらないねぇ。(笑)
八幡:ひっぱたかれてましたね。
ベル:まあ、性別を逆にしてみただけっていう。俺、上沼にそのうち受け入れられそうで怖いわ。
RL:うん、怖いな!(笑)
カインドハンドアウトの構造を見ると、ひょっとするとアレかもしれん。作った人が、特定の人間をターゲットにして作ったシナリオなので、それでこういうハンドアウトの順番なのかもしれない。PC2とPC3はヒロインが付いているんだから、PC3が1でもおかしくない話なので。PC1はどう考えても依頼枠なので、PC3とか4とか、普通ならもうちょっと後ろの方なんじゃないかな?それが、わざわざ1になってるってことは、ひょっとして誰か特定の人をターゲットにしていたのかな、と。
RL:なるほど、その可能性はある。
八幡:こういう、AV専門のPC1が居たと。
RL:意味がわかんねーよ!!(笑)
山田:そういう訳じゃないだろうけど!(笑)

ベル:PC2さんは。
カインド:いや、まあ、どうしようかなぁ。今更だけど、PC2は女サムライでも良かったんじゃないかなと思った。
RL:うん。最初に言っておけば良かった。でも、こんなに面白いキャラが出てきてしまったら、何とも言えなかった。
カインド:いや、推奨スタイルがマネキンだったから、そういう風に作ってきたんだけど。ヒロインにヒロインをぶつけてもねぇ。っていうシナリオだったから。
RL:しょっぱなの、「おっぱい揉む?」が面白すぎました。
八幡:大丈夫?おっぱい揉む?(笑)
山田:あれは面白かった。(笑)
カインド:あと、ナツミさんとはもともとトモダチが良かったなぁ…。

RL:PC4さん、どうでした?
八幡:いやー、こんな、AVAV言えるシナリオが世の中にあるとは。
カインド:いやいやいや!普通は言わないよ!?(笑)
八幡:いやー、でもトンデモとかヘンテコを肯定しまくれるキャラを作れたのは、単純に楽しかった。ただ、この中でメッチャ浮いてね?PC4。とは思った。
山田:そうか?
カインド:普通じゃない?(笑)
八幡:あと、白銀(しろがね)さんとあんまり接点なくて悲しかった。
RL:あー、なるほど。
八幡:というのはまぁ、シナリオの都合上仕方ないかなとは思った。エンディングで、それっぽいことが出来たのは嬉しかったな。俺たちの白銀(はくぎん)オサムはこれからだ!という事で。
RL:白銀(しろがね)オサム!(笑)
八幡:ウワァーッ!!私、漢字バカです!
RL:ち、違うよ。きっと何か別のものだよ!(笑)
ベル:うん。そんな気がするな。(笑)

最後に

書き起こし完了に際しまして…私のゲームマスター力はまだまだ過ぎるなとつくづく思わされました。
あと、今回のリプレイは書き起こしからすぐ掲載せず、約1日ほどかけて推敲した後掲載していたのですが…この方が文章がシェイプアップできて良かったと思いました。

最後に、このリプレイの書き起こしを許可してくださった作者の@yagami_88dai様に感謝の気持ちを表明しつつ、この場を締めくくらせて頂きます。ありがとうございました!

このシナリオは、下記サイトから全文をダウンロードすることができます。

Neuro/CrowD -トーキョーN◎VA THE AXLERATION 投稿型シナリオ共有サイト-

総セッション時間:2:47:44 書き起こしに要した日数:18日

※全裸注意「ヌーディストの呼び声」 その3

素っ裸ギャルを求めて三千里

RL:機材のアドレスを見つけてそこに向かったというなら、次のイベントになります。
カインド:そうします?
山田:まあ、とりあえず、情報がないのでこちらとしては、向かうよね。
RL:キミたちは、雪の中にうずもれて気を失っている男たちを発見した。その近くでは、機材らしきものも転がっている。間違いない。撮影スタッフたちだろう。
カインド:あら、じゃあ一応一人ひとりの顔を確認しながら、「ダーリンが居ない。」って言います。
八幡:ダーリン?
カインド:チラッ。(笑)
八幡:え、ダーリンってこっちなの!?俺かぁ。わーい。(笑)
カインド:ハニーの方が良いかい?
八幡:ダーリンで!
山田:まあ、せやろうな。
ベル:良いじゃないか!両方で!
八幡:良くねーよ!
RL:スタッフが気がついたようです。「う、うーん。ここは?」
ベル:後ろも前も可愛がってもらえよ!
RL:「あれ、カインドちゃん。あれ、君だけ?他のみんなはどこ行ったの?ていうかこの人誰?」
カインド:それはどうします?私はあまり口にしない方が良いかなって思って、チラッとそっちを見ますけど。
山田:ああー、えーっと。
RL:査察部の者ですって言っておけば?
カインド:いやいや査察部の者とか言わないよ!一応ここは気を効かせてあげたのに~!
ベル:単刀直入に「千早の後方処理課の者です」って名乗る!(笑)
RL:末端のグループ会社だから知らないかもよ。(笑)
山田:えーっと、とりあえず千早の人間だ。色々な事情があってここにやって来たんだが…遭難したと聞いてな。とりあえず救助に来た次第だが。
RL:「ああー…すみません。えーっと…」すまなさそうにしているスタッフ。
カインド:私のハートもレスキューされちゃいました!
山田:しれっと何言ってんだお前。
RL:「さ、さすがカインドちゃんだね!えーっと、実は、こうなった理由よく覚えてないんです。たしか今後の日程の打ち合わせのために、白銀さんに全員集められて…その後どうしたのか、全然思い出せない」
ベル:そうだ!神業を使われたんだよ!
山田:いやいや!そんなメタいこと言わんでも(笑)
RL:「……あれ、そういえば白銀さんはどこへ行ったんだろうね?もう少し進んだ先に、少し開けた場所があるんです。当初の撮影日程ではそこにキャンプを作る予定でしたから、もしかしたら白銀さんもそこにいるかも」という事で、[キャンプ予定地のアドレス]を入手しました。
ベル:ここに出たいんだけど、登場判定必要だっけ?
八幡:出たいって言ったら出れる。
ベル:じゃあ、出る。
RL:分かりました。印象判定とかしたい人がいたらどうぞ。
ベル:じゃあ、足を怪我したので、上沼におんぶをねだろうとしたんだけど、さらっと京也君がしてくれたので。ファーザーはおんぶしてくれそうにない気がしたの。
RL:お、おう!(笑)
八幡:じゃあ、スタイル判定とかは無しで良いや。背負って出てきます。
ベル:お姫様抱っこでも良いですよ?
八幡:女性だと思ってるんで、ひょいっと。ん?なんかこの体格の女性にしては重くね?と一瞬思う。
ベル:酷いことを言われました。(笑)
八幡:言ってなくて!ふと思っただけ!
ベル:とりあえず、淫魔のお株を奪うようにダーリンに抱かれて登場してみたかっただけです!(笑)
八幡:「おーい、誰か居るかー!?」と言いながら。ざっくざっく。
山田:あ、来た。
カインド:こう言いますよ。「ダーリン、良かった。ところで、そっちの美味しそうな子と美味しそうな人は誰?」
RL:おいしい!?(笑)
山田:おいしいって言った!
八幡:「こら!誰でも食うな!」と言いながら。降ろして良いですか?
ベル:あ、うんうん大丈夫。降ろしてもらって、「もう大丈夫です。」顔見知りで良いんですよね。じゃあ、「カインド。」と言って、戦慄します。
八幡:戦慄!?
山田:ん?知り合いみたいだな。
RL:山岡とカインドを交互に見る上沼。そしてハッとする。
ベル:「ファーザー、気を付けてください!あれは見てはいけないものです!」と言って、ジャンプしながら目を隠そうとする!(一同笑)「あれを見たら、色々大事なところが穢れます!」
RL:ハハハ!(笑)
八幡:カインドに上着を1枚貸しましょう。「何でお前、一人ではぐれてたんだ?」
カインド:うーん、それはですね。話すと長くなるんですが、高い所から落ちました。(笑)
山田:短いな!
ベル:ワンセンテンスじゃねーか!(笑)
カインド:しかも、だからどうしたんだっていう内容。
八幡:短ッ!しかも残り299人どこに行ったんだー!
カインド:それは私にも分からない。具体的に言うと、私だけはぐれて崖から落ちたところを、こちらの彼に助けてもらいました。
八幡:ああ、ありがとうございました。
上沼:そちらの彼は?
カインド:私のトモダチになる予定の山田太郎さんです!
ベル:えーっと、気を、気を付けてくださいね!これは、えっと、
山田:ん、ああ。大丈夫。知ってる。
ベル:京也さん、どれくらいカインドについて知っているんですか?さっきダーリンとか言ってたんですけど。
八幡:ああ、大丈夫。あいつが勝手に呼んでるだけだ。
カインド:ひどい。
八幡:でも、大体の人はダーリンでしょ?
カインド:うん、そうだよ。(笑)
山田:だいたいの人はダーリンでハニーでしょ?
八幡:そうだ。ハニーにはなってない。なってない。
RL:尻は無事であると。で、全員が合流できたのか。
ベル:とりあえず、「ユーやっちゃいなよ。」としか言いようがない!(笑)
八幡:情報共有したい。あと、情報項目のこと。白銀オサムとホワイトアウトがダイヤなんですけど、こっちはダイヤがありません。
山田:ダイヤだけ無いんだ。
カインド:すみません、私の手札がスペードなので。何かに失敗しないと、判定が回せないんですよ。
RL:とりあえず失敗しておけば良いのでは。
ベル:スタイル判定で回していく感じで行こうぜ。
カインド:じゃあ。今更ですけど、印象判定を行っても良いでしょうか。
RL:どうぞ。
カインド:ベルに対して。「お姉さんですよー、怖くないですよー。」と言って、印象判定をして失敗します!(笑)
ベル:やっぱり、怖い化け物です!あんなのに付いて行ったら、骨まで食べられちゃいます!
RL:上沼は色々と察した。
八幡:こっちも察した。
カインド:そして、スペードを出してスペードを引く!(笑)
RL:よくあるよくある!
ベル:でも、きれい!(笑)
山田:じゃあ、こっちもベルに対して名刺を出しながら自己紹介しようかな。クグツですから。
ベル:千早の社員さんですか。
山田:で、かくかくしかじか、こういう者です。と言ってクグツのスタイル判定をして失敗します。
RL:名刺が切れてたんだ。
山田:名刺切れてた!(笑)あるいは、こいつカゲじゃね?みたいなことがバレても良いのかもしれない。
ベル:裏工作員なのかもしれない!違うわ。この事態を収拾に来た後方処理課なのかもしれない!…俺も太郎さんにカリスマとして接します。ええ、超偉いシスターっぽい感じで。偉くはないけど。
RL:ああ、なるほど。
山田:シスターなんだな。偉いのかな?
ベル:偉くは無いです。エロいけど。
山田:字が違った!
RL:教えてエロい人~!じゃあ、そんな感じで次のシーンにしますか。

素っ裸ギャルのいない12月

RL:シーンプレイヤーはクグツです。しばらく進むと、スタッフたちの言っていたとおり、林の開けた場所が見つかった。その中央に、ひとりの美しい少年が立ちつくし、何をするでもなく空を見上げている。
カインド:監督ですか?
RL:そうです。「……君たちは? どうしてここへ?」
八幡:あ、八幡がさっき見てたって事はバレてる感じですか?
RL:いや、多分バレていない。
八幡:「白銀(しろがね)さんこそどうして?あっちにスタッフの人が倒れてて…」とか、こっそり魔術書を受け渡している所を見ていたとかは、おくびにも出しませんよ!「ギャルとはぐれて…助けに来てくれた人が居て…かくかくしかじか。」
ベルホワイトアウトが盗んでいったっていうのは知ってて良かったんだっけ。
八幡:確か、さっきバサラ組と合流した時に、聞いたと思うんですけど。
ベルホワイトアウト自体については、調べてない。
山田:うん。手札が悪かったから。
ベル:地雷踏みに行ってもいい?
RL:どうぞ。
ベル:「実は、ホワイトアウトという怪人が盗んでいった魔導書を探しているんです。そうですよね、ファーザー。」と言って、全部喋る攻撃で!
白銀:はいはい…そうか、君たちは聖母殿からの追っ手だな。
カインド:いえ、私たちはただのスタッフと出演者なんですけど!
八幡:いえ、自分は白銀(はくぎん)さんの…ウワァー!(笑)
RL:またー!(笑)
八幡:白銀(しろがね)!白銀(しろがね)、「自分は白銀(しろがね)さんのただのファンです!」
カインド:ファンなんだ。(笑)
白銀:そうか――そして君がうわさに聞く、後方処理課だね。なるほど、予定以上の早さでここまで追ってくるはずだ。だけどここまでだよ。名を偽り、300人の素っ裸ギャルを動員できるまでの実績をただひたすらに積んできたのは全てこの時のため。計画の邪魔になる要素には、退場してもらわなくちゃならない。
八幡:な、なんだって!
ベル:じゃあ、あなたが300人もAV嬢を連れてきたのはこの計画のためだったんですか!
白銀:…その通りだけど。
ベル:っていうのは、そっちが言わなきゃいけない台詞だった気がするな。(笑)
八幡:何言ってるんですか白銀(しろがね)さん!あなたはあれだけ素晴らしいAVを作って来たじゃないですか!
RL:…と言ったところで、ふいに少年の姿はかき消え、後には一枚の呪符だけが残される。それと同時、周囲の雪が勢いよく天へと吹きあがる。雪中から純白の毛並みの狼たちが現れ、キミたちに牙を剥いた!
ベル:ぎゃあ。
八幡:な、なんか急にN◎VAっぽくなった。
山田:うん。まあN◎VAだからね?(笑)今遊んでるのはN◎VAだからね!?
RL:今日は1回もダイス振ってないじゃろ!?今日はN◎VAなんだよ!(笑)
ベル:いや、なんちゅーか。企画物のAVゲームに来たっていう…(笑)もっと違う、固有名詞があるゲームの気がして。
RL:と言う訳で、ワーウルフに襲われます。
カインド:はーい。
RL:登場しているキャスト全員に生命の能力判定、ないしは肉体戦闘や運動に関するスタイル判定を行って下さい。
ベル:はい。生命は成功しました。
八幡:とりあえず字札出せばいいんですよね。じゃあハートの字札で成功っす。
山田:成功の段階で何か変わりますか?
RL:特になにもありません。
カインド:普通に判定するか。じゃあハートの8。
山田:ハートで。
RL:みんな、ハートの札を出した。
カインド:そして、ハートの札を出してハートの札を引く。(笑)
RL:とりあえず、全員でワーウルフをボコって、何とか勝ちました。
八幡:今のは、生命の判定するだけなんですね。てっきり戦闘に入るのかと思った。
RL:時間的には、ミドル戦闘なんだけど。
カインド:それでいいんじゃないの?手札によっては致命的な可能性もあるんで。
山田:手札が合わなくて死ぬっていう可能性も出て来なくもない。
RL:そうなんですよ。それそれ。という事で、完全武装しているバサラ組なり、クグツなり、三脚でぶん殴ったトーキー。
八幡:いや、カタナで判定したから…!
RL:カタナだったか!(笑)
山田:そりゃ、三脚を刀に見立てて。
八幡:確かに、一流の剣士は棒状のものなら何でも武器にするっていうけどー!
RL:そして、カインドは何を使って判定したのかな?
カインド:普通にハートで殴りましたよ。
八幡:寝技?
カインド:いや、ヒルコの力を使って普通に殴りました。
山田:ヒルコだった!
RL:こいつ、すごいパワーだ!という事で、全員にボコられたワーウルフは、呪符に戻りました。
カインド:こう言います。「AV女優はなぁ、体力ないとやってられないんだよ!!」(笑)
山田:確かにな!
八幡:この状況で生き残っていることを考えると、どう考えても体力はあるよね。
RL:何かの本で読んだんじゃが、風呂場で一途に練習する姿はアスリートのようだっていう話もある。
八幡:何の練習だよ?
RL:それは秘密だ。
カインドワーウルフを殴った後に、「ダーリン、こわーい!」と言って抱きつきますよ!
八幡:「俺はお前が怖いよ!!」(笑)素手でワーウルフ殴る女の子は怖いわ!
RL:ヒルコだからねー。
ベル:(席を外していたが、ここで戻ってくる)みんなカッコよくやってるのね。俺もカッコよく演出させてもらいますよ!具体的に言うと、俺のロールプレイリソースを使いますよ!「よろしく!」(一同笑)
山田:まあ、そうだと思った!
ベル:ファーザーがかっこよく!元力剣でズバンズバンとやっつけていきますよ!ウホー!超かっこいい!!俺の脳内映像で楽しんでおりますが、見せられなくてごめんね!(笑)「ありがとうございます!」と言って抱きつきます!
RL:はい!(笑)
ベル:戦闘で興奮したのか、ちょっとヤオヨロズ24の銃把が当たりますよ!
上沼:えーっと……痛いです。
ベル:ゴメンなさい!護身用に持っていた銃のグリップが当たっちゃって!
RL:あ、あぶない…!(笑)「ちゃんとしまっておいて下さい…。」はい!じゃあ情報収集とかしたい人!
カインド:ハハハ、ダイヤが全く無いんだ。
八幡:全くない!
ベル:じゃあ、ホワイトアウトを抜くよ。字札で良い?
RL:はい。これは普通の成功でOKです。真教浄化派の能天使。大理石のような肌に黄金のような髪の、美しい少年。【邪神ヌーディスト】を召喚しようとしている。【“ブラックベルト”】と呼ばれるもうひとりの能天使を引き連れている。【ナツミ】という女性をそそのかし、『素っ裸ギャル300人で冬山登山』の…撮影に参加していた…クッ…(笑)えーっと…
ベル:なんだろうね。題名を読むたびにボルテージが上がっていくわ。(笑)
RL:えー、女優たちを、遭難を装って葛城山中の魔方陣まで誘導させている。
ベル:ブラックベルトってのは?
RL:ハートで。
八幡:あ、ハートあります。字札で良いかな?
カインド:それなら私が。こっちはハートが全然要らないんだ。あと手札を回したいんだ。ハートの絵札を使うよ。
RL:はい。
カインド:そしてまたハートが来る!グハァー!まじかー!
山田:よくある話だ。
RL:真教浄化派の能天使。全身ボンデージ姿の男性で、空手の達人である(チャクラ◎)。
ベル:ですよねー。
RL:“ホワイトアウト”の美しさに絶対の忠誠を捧げている。
八幡:絶対の忠誠。
RL:ちなみに、白銀オサムの劇的成功は、白銀オサムがホワイトアウト本人だっていう話だ。
カインド:まあ、今までの情報から言うと、ホワイトアウト=白銀オサムだって分かりますよね。

素っ裸ギャルはどこへ行った

RL:と言う訳なので、次はルーラーシーンになります。「素っ裸ギャルはどこへ行った」
八幡:どこへ行ったんだほんとに。
RL葛城山山頂。そこにそびえる葛城神社の境内に、巨大な魔方陣が描かれている。魔方陣の内側には、虚ろな目で立ち尽くす無数の素っ裸ギャルたち。ナツミの姿もまた、その中にあった。
 そして赤い鳥居の上に立って、それを見下ろす少年が一人。大理石のような肌、黄金のような髪、そして全身を覆う純白のマント。白銀オサム、いや、真教浄化派の能天使ホワイトアウト”は、その端正な顔をゆがませ、傍らに控えるボンデージ姿の男性を怒鳴り付ける。
「どういうことだよ“ブラックベルト”! 足りないじゃないか! この素っ裸ギャル、299人しかいない!」
「まさか……確かに300人いることを確認したはず」
「うるさい!」
「あふん」
「言い訳なんか聞きたくない! 今すぐ最後の一人を連れてこいよ! ここに素っ裸ギャルを連れてこいよ! 素っ裸ギャルだよ、早く!」(一同爆笑)
ベル:3回言った!(笑)そんなに大事か素っ裸ギャル!
RL:「ま、待ってくれ“ホワイトアウト”」
「ダメだ! だったらこの魔方陣完成させて召喚できるようにしてくれよ!」
「――分かった。今すぐに行ってこよう……だが“ホワイトアウト”、その前に一つだけ」
「何さ」
「憤るお前も――美しい」
「な、何言ってるんだよ……バカ」
ベル:何このカップル!?(笑)
山田:何このバカップル!?(笑)
RL:舞台裏判定したい人、どうぞー。
カインド:ありがとうございます。一応、魔導書とかについて調べるよ。スペード!
RL:はーい。成功したって事で。
カインド:ダイヤ来た!ダイヤ来たけど!
ベル:何かを調べて失敗した扱いにしておこう。
RL:はーい。次のシーン行きます。
山田:私はこの手札で良いかな。

手に入れろ素っ裸ギャル

RL:「手に入れろ素っ裸ギャル」。
ベル:素っ裸!素っ裸!
RL:次のシーンプレイヤーはバサラ、PC3です。
ベル:はーい。
RL:ここが重要なシーンです。
ベル:やったぁ!
八幡:重要なの?
RL:「見つけたぞ!」闇の奥から響くような声。黒いボンデージ姿の男が雪を巻きあげて現れ、視認できないほどの速さで手刀を振るう。《不可知》を使用します。
八幡:なに!?
RL:刹那の空白ののち、山岡の分厚い防寒着はバラバラになって崩れ落ち、その場には一糸まとわぬ姿の彼が残された。
ベル:キャッ。
カインド:山岡に!?私じゃなくて!?
RL:うん。
カインド:何で!何で!?
八幡:《不可知》が山岡に使用された!?
RL:カインドはブラックベルトから見えなかったのでは。
ベル:たまたま目についたほうに行ったのね。
RL:うむ。
ベル:いかん、ファーザーの目から隠れねば。
カインド:じゃあ、体を隠してあげるよ。
ベル:しゃがんだところを、さらに隠してくれると。
ブラックベルト:貴様、男か!
カインド:仁王立ちして、隠してあげるよ。
ベル:ファーザー、聞いてる?
RL:見てますよ?
ベル:見てんのかよ!
RL:だから!そこで剣を抜いて構えますけど!謎の注射器を構えたブラックベルトは、ここで「仕方ない!」と言って《タイムリー》で、B&Gを何と上沼に使用します。
八幡:ええーっ!?
カインド:B&Gって、アウトフィットなんだけど。
RL:そうです!だが大丈夫だ。
ベル:B&G相当の《タイムリー》を使って、処女にした上沼を連れ去ります!
RL:上沼は白目を剥いて泡を吹いて気絶します。
八幡:ええー!?(笑)
山田:お、おう!(笑)
RL:「RLの自キャラで白兵攻撃に元力を組み合わせた時の固定値が19点あるカタナだか知らんが、今はエキストラに過ぎん!」と言う訳で、PCの女子には目もくれずに、連れて行こうとします。
山田:あれ!?あれ!?
RL:「お前こそ最後の素っ裸ギャル! 我らの悲願のため、共に来てもらおう!」と言って、すごい勢いでバサバサッと手刀をふるうと、例によって服が崩れ去って、女体化した上沼が素っ裸になるんですけど、その体には厳つい魔法の文様が描かれたディバインタトゥーが。
カインド:こっちはワナワナしておきます。(笑)
ベル:「すてき!」って言います。
八幡:な、何か色々アレだ!
RL:「よくやったよ“ブラックベルト”!」虚空から響く声と同時に、吹雪が竜巻となって上沼とボンデージの男の姿を覆い隠します。
ベル:(えなりかずきのような口調で)しょうがないよぉ。上沼は犠牲になったんだ。キャストとエキストラという壁の間で!(笑)
八幡:これ、妨害不可?
ベル:妨害すると、俺たちが不利になるので、しない方が良いかと。(笑)
山田:最初に《不可知》って言われたので、神業じゃないと防げないし。
ベル:そして、お前のスタイルはタタラ、カゲ、チャクラと知れた!でもこいつ、チャクラ以外の神業使っちゃってね?
山田:うん。
カインド:そして、《不可知》って言われた瞬間に、こっちは防御する手段が無いんだわ。
八幡:確かに。
RL:と言う訳で、以降は上沼の行方がリサーチ可能になります。
カインド:ワナワナしています。おかしい。PC2でマネキンというヒロイン枠なのに、何もされなかった!どうしてくれよう!わなわな!(笑)
ベル:2枠はシナリオヒロイン枠なんだけど、3枠でうっかりヒロイン枠を作った私のせいね!(笑)
八幡:本来のシナリオではPC2がさらわれる?
ベル:PC2じゃなくて、PC3のヒロインがさらわれるの。で、その役割は、男になった。じゃあ男でどうやってヒロインするの?そこは《タイムリー》で性転換すれば良いよね!っていうアイデアによって今回の事件は起きた!(笑)

セッション開催の2週間ほど前、このシナリオのハンドアウトを見ながらベルの中の人と話をする機会がありました。どうにかして上沼をこのシナリオに出したいな~という話になり、結果こんなふうに改造する事になりました。
シナリオ原本では、①PC3のバディであるレティシアがブラックベルトによって素っ裸にされた後、②ホワイトアウトが《天変地異》を使用して吹雪をおこし、③それに乗じてブラックベルトがレティシアを連れ去る…という展開になっています。今回は、ブラックベルトが神業を2回使っているため、ホワイトアウトの神業は使わずにシーンを終わらせました。

山田:お、おう!(笑)
RL:なので、ここで本来はボンデージの男、ブラックベルトのスタイルはカタナ、カゲ、チャクラだったんですけど、カタナをタタラに変えて運用させて頂きました。
八幡:そうだったんだ。
ベル:どんな願いもかなえてくれるブラックベルト、すてき!
山田:それで防御神業2枚なのね。なんか少ないなと思った!
ベル:でもさぁ、確かにこの2枠のうっちゃって感はどうなんだろうか!?
RL:うん、そうなんですよ。なんでだろう?
八幡:元シナリオでもPC2放置?
ベル:ダメな気がする!(笑)面白いけど!
カインド:私の存在意義は一体何なんだろう!?って思っちゃうんですよ。ナツミとイチャイチャするために存在しているのかな?トモダチ枠なのかなぁ?
山田:トモダチになった枠なんじゃない?
カインド:トモダチだった枠が良いなー!と思いつつ!そこまでは読み切れなかったので!(笑)
RL:多分、PCと合流した時に一人だけ素っ裸っていう美味しいキャラだったんだよ。で、今一人素っ裸が増えました。
ベル:男だけどな!
山田:せやな!
RL:男ですよ。そこにヤオヨロズ24が付いているんですよ。
ベル:えー、ヤオヨロズ24は僕だよ。多分、ファーザーは、もっとマグナムだよ?(笑)デリンジャーだったらどうしよう!バズーカでも困るけど!(笑)
八幡:そのファーザーは今、女になってるんだよなー。どうしよう、これ。
ベル:胸はおっきいですか!
RL:…考えてなかった。山引きして決めてくれ。数字がでかいと大きいって事で。
ベル:クラブの5…微妙だなぁ…。あ、手札から判定して良いですか?
RL:ダメだよ!(笑)何判定になるんだよこれ!?
ベル:ごめん、やっぱいいや。あんまり噛みつくネタではない。(笑)
山田:まあ、でも、ほら。クラブの5だから多分、形はきれいよ、きっと。感情に訴える形だと!(笑)
ベル:ハハハハ!アタマおかしいんじゃないすか!?(←人の事は言えないと思う)
八幡:山岡の好みだったんじゃないですか?
ベル:大丈夫!ファーザーだったら何でも好みだよ!愛してますから!
八幡:ファーザー、ファーザー、ファーザーの行方は何で判定しますか?
RL:スペードです。
カインド:うーん、誰か手札を回したい人、居る?
ベル:あのねー、ものすごく皆に申し訳ないことをして良い?俺はファーザーの事なら何でも知っていると言いたいためだけに、エースを使う。
RL:ハハハハ!(笑)
山田:良いよ、良いよ。むしろロールプレイのために!愛に溢れて良いんじゃないですか?
RL:頼もしいんだか!どうなんだか!(笑)
カインド:こっちも判定して良い?手札を回したいんだ。
RL:ああ、どうぞー。
カインド:よし!
RL:上沼は葛城山山頂にさらわれました!
ベル:キャラのロールプレイ的に、絶対成功したいところでは、やっても良いと思うよ。まわりに断ってから。(笑)
RL:な、なんだろう。マヤカシ的な何かで分かりました。
八幡:おー、すごーい。カッコイイ。
ベル:私のエニグマ的な何かが教えてくれました。何か決めてないんだけどね。
八幡:そんな事を、素っ裸で言ってるんですか?
RL:マッパですわ。
八幡:マッ…!(笑)

PC3さんが先日「追跡、撲滅、いずれも…マッパ!! 仮面ライダー~~~マッパ!!」というネタを入れようとして忘れていたという話をしていました。という事を追記しておきます。

カインド:まあ、しょうがないから毛布を分けてあげるよ。あるよね。300人分。
山田:300人分くらいあるし、多分キャンプ地にはドサドサ落としてあるし。
八幡:じゃ、スタッフの人たちにはそこにテントを張って待っててもらおう。
RL:そうですねー。
ベル:あのー、装備というか、アイテム的な何かを購入するには、やはりダイヤの判定ですか?
RL:何か、ほしいものがあるの?
ベル:ルーラーにすら、秘密で欲しいものがある!個人的な事情で!
RL:は、はい。
山田:購入判定は要らないんじゃないの?
RL:んー、自分から能力判定を宣言するのはダメなのよ。マヤカシのスタイル判定で、聖母殿で手配していましたって事にするならOKだけど。
山田:購入判定もないし、持ってきてましたって事で良いんじゃないの?
RL:そうそう。キャストは何を持っていても良いって書いてある。
ベル:じゃあ、とあるモノを入手しましたって事で良い?

素っ裸ギャルは世界を救う

RL:分かりました。楽しみにしておきます。では、次のシーン行きますよ。全世界の空にスクリーンが投影され、そこに“ホワイトアウト”の姿が映し出される。
カインド:ルーラー、気を強く持つんだ!
RL:そこで《暴露》が使用されます。その背後では、半透明のゲル状の物体が徐々に数十メートルの巨大な人型へと成長している。内側には、目を閉じて人形のように浮かぶ素っ裸ギャルたちの姿。厳つい魔術的なタトゥーに覆われた上沼の裸体がその中で悪目立ちしていた。
八幡:んん!?(笑)
RL:その中でもはっきり見て取れたと。ホワイトアウトが語り出す。

全ての人々に告げる。今こそ人類が、本来の姿に戻る時が来た。今この世界には、多くの貧困と悲しみが満ちている。

どうかあなたのすぐそばにいる隣人を見てほしい。その人はあなたより不当に富をむさぼってはいないだろうか?あるいはあなたより不当に辛い仕打ちを受けてはいないだろうか?

人は誰しも彼女たちと同じように裸で生まれてくるのに、なぜ運命は分かれて行ってしまうのか。

僕はそんな、全ての差別を、全ての格差を認めない。人はみな平等に、生まれた時のままの姿であるべきなんだ!

そう、救世主は仰った。『俺たちゃ裸がユニフォーム』と――人類よ、覚醒せよ!

RL:“ホワイトアウト”が白マントを脱ぎ去り、全裸にイチジクの葉だけの格好でギリシャ彫刻のようなポーズを決める。
カインド:ですよねー!(笑)
RL:それと同時に、邪神ヌーディストの巨体から、全世界へと向けて全裸波が放たれた。
山田:何だこの頭の悪い展開は!(笑)
ベル:期待した通りなので、文句は無いのですが!(笑)
RL:ここから各地で全裸波を浴びた人たちのシーンです!
カインド:ああー!(笑)
RL:稲垣光平と真璃花・ブロックマイアー。「久々に胸が熱くなってきやがったぜ……! げはは、今宵もショータイムの始まりだ!」と言って服を脱ぐ。「あぁ、稲垣様、やはり貴方は最高です♡」
ベル:くっ!(笑)
RL:メロディとファンたち。「風がメロディにささやきます。ありのままに自分をさらけ出せと」「S・U・K・O・S・I、少しも寒くないよォー!」…これはアナ雪ですね。
山田:せ、せやな!(笑)
RL:河渡白夜とキース・シュナイダー。「俺が太陽なのはストリートの希望だからじゃないぜ。みんな一緒に脱ぎたくなるからさ」「OH、グレイト! グレイト! コレハニンポーデスカ?」
八幡:待って!待って!(笑)
ベル:連鎖で増えていくな。(笑)
RL:ケリーとカーロス。「あの、カーロスさん。私、なんだかおかしいんです。体が熱くって……もう、服を着ていられない……」「ハハ――火星じゃ日常茶飯事さ」(一同爆笑)
山田:どんな火星だよおい!!(笑)
RL:今ケリーってどうしてるのかな?よく知らんのですけど。最後に。“青の魔導師”占いじじい。「ふぉっふぉ。わしがレオニダスと呼ばれておったころを思い出すわい」
八幡:世界がだめだぁー!!(笑)
ベル:そこで『300 <スリーハンドレッド>』なのね!?ひっどぃ!(笑)

続く。

BLセッションをするときは、必ずプレイヤーの地雷についてリサーチするんやで。せんかったら死ぬで。(ブログ主からのメッセージ)